銀行業界向けグループウェアの比較12選!導入メリット・おすすめサービス
顧客の預貯金額から個人情報まで、銀行業界では漏えいがけっして許されない情報を扱います。銀行業界では、これら機密保護の観点に加え、縦割りの「サイロ化」になりやすく円滑なコミュニケーションを取りづらいのが課題です。
このような状況を解消し、業務効率の改善と生産性向上を実現するのがグループウェアです。本記事では、銀行業界のグループウェア導入事例をもとに、具体的な導入メリット、おすすめのサービスを紹介します。
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- グループウェアの主な3つのメリット
- グループウェアの主な2つのデメリット
- 銀行においてグループウェアを導入する際にポイント
- シェア上位のグループウェア比較表
- シェア上位のおすすめグループウェア比較
- サイボウズ Office
- desknet's NEO
- Garoon
- Microsoft 365 (旧称 Office 365)
- Google Workspace
- 銀行業界におすすめのグループウェア2選
- J-MOTTOグループウェア
- WaWaoffice for Workspace Organizer
- 銀行業界におすすめのビジネスチャット4選
- Chatwork
- ChatLuck
- InCircle
- WowTalk for ビジネスプラス
- 【番外編】銀行業界に役立つおすすめサービス
- Buddycom
- 横断的な情報共有が銀行業界の効率化を実現
- BOXILとは
グループウェアの主な3つのメリット
機密情報を多く扱う銀行業界では、セキュアな環境で柔軟なコミュニケーションを実現するグループウェアは、最適なツールとなり得ます。業務効率化や情報共有の観点から、3つのメリットを紹介します。
- リアルタイムでのアクセスが可能に
- 情報共有がしやすい
- ペーパーレス化
リアルタイムでのアクセスが可能に
リアルタイムでの情報共有が可能になるばかりでなく時間と場所を問わないアクセスが可能です。これによって、情報伝達のロスが排除され業務効率化を実現します。
情報共有がしやすい
掲示板機能やスケジュール管理によって、情報共有が簡単に行えるだけでなくお互いの行動を容易に把握できます。チャット機能で気軽な会話を行うことにより、新たなアイディアの創出に期待でき、社内ナレッジの蓄積にも役立ちます。
ペーパーレス化
事例で紹介したとおり、社内マニュアルや規定をファイル共有することにより、ペーパーレス化も実現します。書類の保管場所を気にすることなく、コスト削減が図れるほか、文書の共同編集による効率化も実現します。
グループウェアのメリットについてはこちらにてより詳しく解説しています。
グループウェアの主な2つのデメリット
メリットだけではなく、デメリットももちろん存在します。グループウェアの主な2つのデメリットについて説明していきます。
許可が必要な場合も
社内SNS機能を持たないグループウェアでは、管理者の許可なしにグループ作成をできないデメリットがあります。しかし、これは社内SNS機能を持つグループウェアの導入、別途社内SNSを導入することで解決可能であり、機能的な面でのデメリットはないといってもいいでしょう。反面、オペレーションやマネージメントの面での難しさは存在します。
定着が難しい
円滑なコミュニケーションと情報共有を実現するグループウェアでは、大前提として利用者全員が有効活用する必要があります。そのため、「業務内容にマッチしていない」または「使い勝手が悪い」といったツールを選択してしまうと定着した活用が望めず、使われないツールとなる危険性があります。目的と使い勝手を念頭においたツール選択と、定着させていくマネジメントが望まれます。
銀行においてグループウェアを導入する際にポイント
銀行は巨大なシステムの元に成り立っているビジネスですが、現場でのオペレーションは手作業・紙ベースで効率化されていないこともあります。こういった無駄なコストを削減しコミュニケーションを円滑にするグループウェアの導入時には、次の2点を意識を比較しましょう。
業務プロセス自体も並行して見直す
グループウェアを導入する際は並行して業務プロセス自体の見直しも実施してください。たとえば、グループウェアの導入によって業務をペーパーレス化を推進し年間1億円のコスト削減に成功した北陸銀行したが、そのために業務の棚卸し、非効率な業務のグルーピングを実施しました。あえて店頭業務担当者を業務見直しのチームから外すことで、どうしても紙の資料が必要だと判断しがちな固定概念を払拭、年3割のペーパー削減に施工しました。
ローコード開発ができる人材育成
ローコード開発とはアプリケーション開発の際にほとんどソースコードをかかずにシステム開発ができる手法のことを指します。ローコード開発により業務に必要なアプリを現場が開発し、それをグループウェアで共有することにより加速度的に銀行の業務改革が期待できます。
すでにりそな銀行、百五銀行と言った銀行がこのような取り組みを進めており、営業店の仕事内容も徐々に変化していくかもしれません。
シェア上位のグループウェア比較表
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※ダウンロード可能な資料数は、BOXILでの掲載状況によって増減する場合があります。
シェア上位のおすすめグループウェア比較
情報基盤として活用されるグループウェアのなかでも、特にシェアの高いツールを厳選して紹介します。なお、より多くのグループウェアと比較したい方はこちらでチェックできます。
サイボウズ Office - サイボウズ株式会社
- だれでも簡単に使える
- スマートデバイス・アプリ対応
- 強固なセキュリティを実現
サイボウズ Officeは、長い歴史と圧倒的な導入社数を誇るグループウェアです。スケジュールやワークフローなど、必要な機能は標準で搭載しており、スマートデバイスにも対応。オプションで共有タスク管理、クレーム管理、安否確認、商談進捗管理、社内Q&Aといった専用の業務用アプリケーションを作成可能です。
desknet's NEO - 株式会社ネオジャパン
- 25以上のアプリケーションで必須機能を網羅
- スマートフォンやタブレットでも快適操作
- 5人のオフィスから数万人の大規模まで
desknet’s NEO(デスクネッツ ネオ)は、組織内の情報共有とコミュニケーションの改善に役立つ25以上のアプリケーションを標準搭載した、Webグループウェアです。数人規模から数万人規模までの多くの企業へ最小限のコストで成果をもたらします。
スケジュールやインフォメーション、ウェブメールといった基本的な機能に加え、ワークフローや社内ソーシャル、グローバル設計に対応した機能を標準で搭載し、日本の商習慣にもマッチしています。
- 経営に直結する指標を一元管理
- 時代に合わせて進化したグループスケジューラー
- 組織横断型のプロジェクトを支援
サイボウズGaroonは、全社の情報を集約して共有し、チームの力を最大限に高めるクラウドベースのエンタープライズ向けグループウェアです。これまで使ってきたグループウェアからの移行にも対応しており、サポートが必要な場合にはデータ移行プランも依頼可能です。
プロジェクト進行に必要なディスカッション、共有ToDo、ファイル共有を集約し、個人のスケジュールを登録・管理できるのはもちろん、会議室など施設の予約、他のユーザーの予定を確認できます。
Microsoft 365 (旧称 Office 365) - 日本マイクロソフト株式会社
- マルチデバイスに対応
- IT管理の手間を大幅に削減
- 災害や事故に強い、安全で安心な環境
Microsoft 365は、WordやExcelなどのOfficeシリーズをはじめ、グループウェアとしての機能が一体になったオールインワンサービスです。料金プランが豊富なのも特徴で、必要な機能を適正価格で導入できます。WordやExcelをスマートフォンにて操作可能な点も強みといえます。
また、クラウドサービスとなるため、常に最新版にアップデートされており、システム管理者が行うバージョンアップやセキュリティ更新プログラムの適応など、煩雑な管理の手間は不要です。
Google Workspace - 株式会社サテライトオフィス
- ビジネス用に設計されたサービス
- 小規模企業から大企業まで対応
- 14日間の無料トライアルあり
Google Workspaceは、法人向けのクラウドグループウェアサービスです。ドキュメントの共同編集、ビデオ会議、チャットなど、ビジネスに最適な機能を備え、インターネットの接続環境さえあれば、さまざまなデバイスで時間と場所を選ばずに業務ができます。そして、安全性の高い社員間のオンラインコミュニケーションを実現します。
また、独自のドメインが利用でき、1アカウントあたり30GBのメール容量を確保、画像や添付ファイルを快適に保存可能なため、メールのサイズを気にする必要がありません。
次の記事では、グループウェアの市場規模・シェアについてより詳しく解説しています。
銀行業界におすすめのグループウェア2選
シェア上位のグループウェア以外にも、充実した機能で銀行業界にもおすすめできるツールがあります。そんなグループウェアを厳選して紹介。
J-MOTTOグループウェア - リスモン・ビジネス・ポータル株式会社
- 1ユーザー月額150円から25機能を提供
- 4,000社※導入のノウハウを持つサポート体制
- 高度な運用環境と万全のセキュリティ対策
J-MOTTOグループウェアは、desknet's NEOの容量を抑え、安価なサービスをクラウド環境で提供するグループウェアです。ビジネスに役立つ25種類のアプリケーションを標準搭載しており、導入してすぐに最大の効果を発揮し、セキュリティ対策やサポート体制も万全、中小企業を中心とする4,000社、14万人のビジネスパーソン※が活用しています。
特に徹底した不正アクセス防止対策、信頼性の高いデータセンター運用、二重化構造を採用した低障害設計は、法人にとって最適のサービスといえます。
※出典:リスモン・ビジネス・ポータル「J-MOTTOグループウェア」(2022年2月3日閲覧)
WaWaoffice for Workspace Organizer - 株式会社アイアットOEC
- 簡単な操作でだれでも活用できる
- さまざまなタイプの企業に適応
- 充実の運用面フォロー
WaWaOffice for Workspace Organizerは、企業内LANを活用して情報共有やコミュニケーションの効率化をはかるグループウェアです。もちろんクラウド環境を活用し、導入コストを大幅削減できるASPも提供、 グループウェアWaWaOfficeを中心に、オプションのワークフローWaWaFlow、簡易データベースWaWaD-Be、営業日報管理WaWaFrontierを連携させられるほか、既存のシステムとの連携もCSV経由で行えます。
シンプルな画面で直感的に操作が可能なことから、だれでも簡単に使用でき、中小企業からグループ会社まで最大3,000人まで利用可能です。
銀行業界におすすめのビジネスチャット4選
「コミュニケーション基盤は築きたいけれども、活用しきれないほどの多機能は必要ない」、というニーズには、より手軽にコミュニケーションが可能なビジネスチャットが最適かもしれません。
そのような方に向けて、銀行業界におすすめのシンプルなビジネスチャットを厳選して紹介します。
- 効率的に情報共有できる
- チャット、音声会議、Web会議が可能
- タスク管理ができる
Chatwork(チャットワーク)は、クラウド会議室、チャット、タスク管理機能、ビデオ・音声会議、ファイル共有、メンション、検索など、仕事の円滑化・効率化を支援するコミュニケーションツールです。
マルチデバイス対応はもちろんのこと、パソコンにカメラとマイクをつなげることでもビデオ会議が行え、アプリによってiPhoneからでも参加可能です。
依頼したタスクを可視化し、業務管理を徹底することで、もれのない効率的な業務を実現します。
- メールより速い情報共有
- 共同作業がはかどる
- 自社専用の環境で安全・安心
ChatLuckは、現場の情報共有と共同作業を効率化し、企業の生産性を向上させるビジネス向けWebチャットツールです。
チャット機能のほかにも、タスク管理、社外コミュニケーション、メール連携、ファイル添付、既読・未読、検索に対応、共同作業に必要な機能を網羅しています。
ビジネスで重要になる管理・セキュリティ機能も万全の体制を整えており、すべての情報を自社専用の環境で管理、いつだれが何をしたかもすべて追跡できます。
InCircle - AI CROSS株式会社
- 1ユーザあたりが低コスト
- 法人対応のセキュリティ
- 柔軟なカスタマイズ性とAIボット
InCircleは、警察の証拠復旧の技術から生まれた、セキュリティ面を大幅に強化したビジネスチャットです。
日本で最も早くAIチャットボットの開発にも取り組んでおり、働き方を改革するコミュニケーションプラットフォームとして、規模を問わず、多くの企業に活用されています。
業務効率を大幅に改善し、売上アップとコストダウンを実現する日本発、世界に展開するビジネスチャットです。
WowTalk for ビジネスプラス - 株式会社NTTドコモ
- 誰でも簡単に操作できるUI
- 法人利用に耐えうる非常に高いセキュリティ
- 柔軟な機能カスタマイズ
WowTalk for ビジネスプラスは、シンプルで直感的に操作しやすく、グループトークによる社内コミュニケーション活性化を実現するビジネスチャットです。
グループトーク、タイムライン、無料音声通話、メンバーリスト管理、ファイル送受信、タスク管理機能を持ち、iOS、Android、パソコンのマルチデバイスにも対応、外出先や緊急時など、時間と場所を問わないアクセスが可能です。
【番外編】銀行業界に役立つおすすめサービス
- 音声、映像、テキストのやり取りを同時保存
- 会話をリアルタイムにテキスト化
- 位置情報や行動履歴を確認可能
Buddycomは、国をまたいでグループ通話できる利用継続率99.5%※のコミュニケーションアプリです。会話は音声と文字で同時保存されるため、議事録や報告書などの作成時に役立ちます。会話を個別設定した言語へ同時翻訳でき、テキストも翻訳可能です。
ユーザーの現在位置をマップ表示でき、災害時に開放される公衆無線LANサービスでも利用可能です。映像を共有しながらグループ通話できるため、平時から非常時まで幅広い機会での情報共有に役立ちます。
※Buddycom公式サイトより(2022年6月時点)
横断的な情報共有が銀行業界の効率化を実現
企業規模が拡大するにつれてコミュニケーションが滞ってしまうのは、銀行業界に限らず、あらゆる業種で起こり得ることです。
しかし、金融中心の経済構造が進展しグローバル展開が活発となるなか、銀行業界は円滑なコミュニケーションがどこの業界よりも求められているのかもしれません。
こうした状況を解決するのにグループウェアは最適のツールであり、組織を横断した情報共有を実現することによって、ワークスタイルの変革さえも期待できます。
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※ダウンロード可能な資料数は、BOXILでの掲載状況によって増減する場合があります。
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BOXILとは
BOXIL(ボクシル)は企業のDXを支援する法人向けプラットフォームです。SaaS比較サイト「BOXIL SaaS」、ビジネスメディア「BOXIL Magazine」、YouTubeチャンネル「BOXIL CHANNEL」を通じて、ビジネスに役立つ情報を発信しています。
BOXIL会員(無料)になると次の特典が受け取れます。
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