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2017-08-31

ASPとは | メリット・デメリット・SaaSやクラウドコンピューティングとの違い

ASPとは、インターネット経由でアプリケーションサービスを提供する事業者です。ASPは、ISPやSaaS・クラウドコンピューティングとどう違うのでしょうか。この記事では、そんなASPのメリット・デメリットを紹介します。
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ASPという言葉をご存じでしょうか。ITのアプリケーションを提供する方法の一つで、今後多くの企業で利用が見込まれています。

ASPと似た言葉に、「SaaS」や「ISP」というものもあり、混同している方もいらっしゃるかもしれません。そこで今回の記事では、ASPの意味と、そのメリット・デメリットを紹介します。

ASPとは

ASPとは、アプリケーションサービスプロバイダの略語になります。アプリケーションを、インターネットを通じて、サービスとして提供する事業者のことをいいます。

クラウド型のアプリケーションが増えたことで、このASPの企業は増加傾向にあり、今後もその流れは続くものと予想されます。

利用者は、ブラウザなどを利用して、インターネットなどのネットワークを経由して、遠隔地からASPのサーバーにアクセスします。そして、そのサーバー内で動作する各種アプリケーションソフトの機能を利用します。

ASPとSaaS・クラウドコンピューティングとの違い

ASPとSaaSの違いについてはよく混同されがちですが、実際は異なります。ASPは、サービスを提供する事業者を意味するのに対し、SaaSは提供されるソフトウェアそのものを指します。便宜上、ASPによって提供されるサービスのこともASPと呼ばれることが多く、そのためASPとSaaS
が混同されるケースがあるようです。

SaaSという言葉は、1990年代後半に米国で定義されました。一方、ASPという言葉は、SaaSの登場以前から存在していたものでしたが、結果としてSaaSに取って代わられることになりました。

その背景として、SaaSにはASPと比較した際の優位性がありました。それは、カスタマイズ性やユーザビリティの高さ、マルチテナントの利用によるサービス提供コストの安さなどです。そのため、米国発のSaaSが世界的に売上・シェアを伸ばしていったのです。

SaaSやクラウドサービスに関してより詳しく知りたい方は、以下の記事もぜひご覧ください。

今さら聞けないSaaSとは | PaaS・IaaS・ASPとの違いを比較 - クラウド用語の基礎知識 | ボクシルマガジン
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ISPとは

ISPも、ASPとよく混同されがちです。ISPは、インターネットサービスプロバイダーの略称になります。こちらは、インターネット回線などを提供する事業者を意味します。ISPの回線を通じて、ASPのサービスを利用できると考えても良いでしょう。

ASPのメリット

ASPの登場以前、ソフトウェアの提供はパソコンへのインストール型が一般的でした。それを踏まえ、ここではASPのメリットを3つ紹介します。 

メリット(1)コストが削減できる

ASPのイニシャルコストは、インストール型のソフトウェアに比べ、安いケースがほとんどです。これにより、企業は使い勝手の良いソフトを、安価に利用できます。また、月々のコストも一定であることがほとんどで、予算の見通しも立てやすいです。

メリット(2)簡単に利用できる

基本的には、特別な設定は行わず、インターネットにつながればすぐに利用できるのが特徴です。また、UIも従来のインストール型のソフトウェアに比べ優れているものが多いため、使っていくうちに操作できるようになるでしょう。

メリット(3)管理システムが不要

サーバーはネットワーク経由で遠隔地にあるクラウドサーバーを利用します。自社でオンプレミスのサーバーを立てる必要がありません。初期設定や管理の手間が省かれるのは、管理者にとって大きなメリットでしょう。

ASPのデメリット

一方、ASPを利用する際にデメリットもあります。デメリットは以下の3つになります。

デメリット(1)カスタマイズができない

UIのカスタマイズや特別機能を付与することはできません。どうしても、自社の業務フローに対して、カスタマイズを行いたい場合は、ソフトウェアベンダーやシステムインテグレーターに一から構築してもらう必要があるかもしれません。

デメリット(2)ネットワークが混雑すると動作が重たくなることがある

インターネット経由で利用するため、これはASPでは避けては通れません。インストール型のように、再起動して、アプリケーションが動くようになるということもないので、注意が必要です。

デメリット(3)外部のサーバーを利用する

サーバーが外部になるため、他社と共有して利用するようになります。もちろん、お互いの利用状況などは分からないようになっていますが、セキュリティの都合上、外部サーバーへのアクセスを避けたかったり、データを外部に保存したくなければ、ASPの利用は難しいかもしれません。

ASPは今後さらなる拡大が予想されます

ここまで、ASPの概要と、SaaSとの違いについて紹介しました。ASPのメリット、デメリットについてもご理解いただけたかと思います。

今後、回線が高速化されたり、クラウドサーバーの処理速度が向上すれば、ASPの利用はさらに拡大するでしょう。また、企業でタブレットの利用などが進めば、そこで利用されるアプリケーションはSaaSになる可能性が高いです。どのようなASPがあり、どのようなSaaSが提供されているか、今後も注目してみてください。

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