サイボウズLive終了間近!代替ビジネスチャット何使う?無料プラン登場LINE WORKSアプリと徹底比較[PR]
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サイボウズLive終了間近!代わりに何使う?
ふだん、仕事での連絡にはどんなツールを使っているでしょうか。電話やメールはもちろん、SMS(ショートメッセージ)、LINEなどのSNSを活用している場合もあるでしょう。
いま、多くの企業で導入が進んでいるのがビジネスチャットツールです。ところが、無料プランを申し込んでみたものの画面操作が難しくて使いづらく結局導入を見送ったり、多くはPC(パソコン)で使いやすいよう設計されているためスマホでは見づらかったりと、実際には導入できていない事例もたくさんあるのではないでしょうか。
また無料の情報共有ツールとして長らく使われてきたサイボウズLiveが、2019年4月にいよいよ終了します。代わりに何を使うか未だ悩んでいる人もいるでしょう。
LINE WORKSに無料プランが登場
LINE WORKS(ラインワークス)は仕事で使える機能を備えたビジネス版LINE。富士キメラ総研「ソフトウェアビジネス新市場2018年版」によると、有料ビジネスチャットでは国内シェア1位(2017年度実績)を獲得しており、中小企業はもちろん大企業でも導入されています。
これまで有料プランのみでしたが、無料で使えるフリープランが登場。費用をかけずに導入できるようになりました。
LINE WORKSとサイボウズLive、スマホアプリの使いやすさを徹底比較
ではLINE WORKSの無料プランではどういった機能が利用できるのでしょうか。サイボウズLiveアプリと比較しつつ、実際のスマホアプリ画面も使いながら説明します。
比較する項目は「導入スピード」「トーク画面」「カレンダー機能」「お知らせ共有機能」「セキュリティ設定」の5つです。
1.導入スピード
まずは導入スピードについて。一般的なビジネスチャットツールは、主に管理者が全従業員分のアカウントを取得・登録したうえで、各自が個別にアプリをダウンロードしなくてはなりません。個人経営の会社や、ITサービスに詳しい管理担当者を置けない会社などでは管理コストがかさみ、業務を圧迫しかねないでしょう。
サイボウズLiveもLINE WORKSも、管理者によるアカウント発行は不要です。QRコードの読み取りや招待メールから、チームやグループに参加できます。
たとえばLINE WORKSだと、従業員はアプリをダウンロードし、管理者が表示したチームのQRコードなどから、いつも使っているLINEのアカウントでLINE WORKSにログインします。またLINEアカウントを使いたくない人もLINE WORKS用のアカウントを作ればOK。アプリをダウンロードすればすぐに使えるのです。
さらにLINEと操作性が似ているため、LINE WORKSは導入後に従業員全員が使えるようになるまでのスピードも圧倒的に速い。かつプライベートのLINEアカウントをほかの社員に教えなくてよいので、プライベートとビジネスでLINEを使いわけたい人にもピッタリです。
2.トーク画面
続いて、日々のコミュニケーションでもっとも使うだろう「トーク画面」を比較します。
まずはトークの一覧画面。サイボウズLiveでは「チャット」と呼んでいます。サイボウズLiveは指定メンバーで会話する「ダイレクトチャット」と部署やプロジェクトなどのチームで会話できる「テーマチャット」にわかれています。
対してLINE WORKSは、LINE同様すべてのトークが一覧で表示されます。同じ部署の人を集めたグループトークや、プロジェクトなど任意のグループも作成可能。また表示順序は「新着順」「未読優先」などにカスタマイズでき、自身の使い方にあわせて変更できます。
次に個々のトーク画面(チャット画面)を比べると、サイボウズLiveは時系列でコメントが並びます。LINE WORKSは左側にほかの人の投稿、右側に自分の投稿が表示されます。
LINE WORKSではLINEと同じようにスタンプも利用できます。無料の音声・ビデオ通話を使えたり、通知のオンオフを設定できたりするのも、LINEと同じです。より使い慣れた画面でコミュニケーションできるのは大きなメリットです。
3.カレンダー機能
仕事を進めるうえで欠かせない、スケジュール調整・共有のためのカレンダー機能を比べましょう。
サイボウズLiveは画面左上のメニュー内から「マイカレンダー」を、LINE WORKSは画面下部のメニューバーに表示されているカレンダーマークを押すと、カレンダー画面を開けます。
サイボウズLiveは「予定を登録する」、LINE WORKSは緑色の+ボタンを押すと予定作成画面が開きます。どちらも画面の指示に従って項目を埋めていくだけで予定を登録できます。
仕事では、会議など複数メンバーが関わるスケジュールが多々あります。サイボウズLiveではマイカレンダーだけでなく、グループボックスの「イベント」からも全員が共有する予定を追加でき、登録した予定はマイカレンダーに反映されます。
LINE WORKSでは、個人の予定をまとめて見られるマイカレンダーに加え、チーム/グループカレンダーも閲覧できます。同僚の予定や自分が関与していないスケジュールも確認できるので、メンバーの動きを確認するのにも便利でしょう。
4.お知らせ共有機能
全社的に、あるいはチームメンバー全員にお知らせを共有したいとき、サイボウズLiveではグループボックスメニューのなかにある「掲示板」、LINE WORKSでは「ホーム」が使えます。
サイボウズLiveで掲示板へ投稿するときは、まず緑色の+ボタンを押して「トピック」を選びます。あとは画面の指示にしたがって必要事項を入力していくだけ。登録すると掲示板タブに作成したトピックが表示されます。
LINE WORKSの掲示板はデフォルトで「お知らせ」「自由掲示板」「ニュース、情報共有」が用意されています。いずれも後から掲示板の名前や閲覧メンバーなどをカスタマイズでき、新たな掲示板もつくれます。LINE WORKSはホームにも既読確認機能がついているので、未読の人に再度通知を送ることもできます。
5.セキュリティ設定
仕事で使用する以上、セキュリティの管理は重要な課題です。とくに多くの顧客情報を取り扱う店舗などではより重視されるでしょう。
サイボウズLiveもLINE WORKSも許可されたユーザー以外がアクセスできないようにするなど基本的なセキュリティ対策が施されています。LINE WORKSはさらにISO27017など高度なセキュリティ関連の認証を取得しており、より安心して導入できます。
その他の機能比較表
下記はその他の機能などを、LINE WORKSとサイボウズLiveで比較しまとめました。
LINE WORKS | サイボウズLive | |
---|---|---|
既読確認 | ○ 個人単位で確認可能 |
○ |
LINEユーザーとのチャット | ○ | × |
トークグループ/チャンネル数 | 無制限 | 無制限 |
利用者数制限 | 100名まで | 300名まで |
共有ストレージ | 5GB | 1GB |
無料音声通話 | ○ | ○ |
無料ビデオ通話 | ○ | × |
チャット内ノート | ○ | × |
管理者機能(ユーザー削除) | ○ | ○ |
管理者機能(ログ管理) | ○ | × |
国際認証取得 | ISO 27001, 27017, 27018 SOC 2, 3 | ISO 27001 |
LINE WORKSならではの3機能
無料ビジネスチャットツールのなかでも、サイボウズLiveとLINE WORKS無料プランのスマホアプリの使いやすさを比較してきました。サイボウズLiveと比べ、LINE WORKSは「LINEと似た画面で使いやすい」「スマホ表示に最適化されている」のが大きな特徴だといえるでしょう。
加えて、LINE WORKSならではの機能として、「一般LINEユーザーとつながれる」「いざという時にも使えるアンケート機能」、また上級編「Botで自動応答・自動投稿」の3機能を紹介します。
1.一般LINEユーザーとつながれる
たとえば販売店で勤務している場合、顧客と直接LINEでやり取りをする機会もあるでしょう。仕事のためとはいえ顧客に個人のLINEアカウントを教えるのは、抵抗がありませんか?会社としてもやり取りを全く把握できないため、セキュリティやコンプライアンス面からも心配です。
LINE WORKSでは、LINE WORKSのアカウントで顧客のLINEアカウントとつながれます。従業員が個人アカウントを使わずに済むうえ、アカウントの表示名を店舗内/社内で統一できるというメリットも。万が一、従業員が辞めてしまってもほかの従業員がやり取りを引き継げるので、店舗にとっても安心です。
2.いざという時にも使えるアンケート機能
LINE WORKSにはアンケート機能とういものがあります。テンプレートが豊富に用意されており、会食日程・メニューの調整、イベント参加の申し込み、満足度調査などが利用可能。結果は自動で集計、必要に応じてグラフ化して表示され、スマホで確認できるため手間もかかりません。
テンプレートはトークなどと組み合わせて安否確認にも活用できます。実際、2018年9月に発生した北海道胆振東部地震の際には、連絡開始から10分以内にメンバーの75%の安否確認が完了、朝8時には全員の安否確認が完了したという事例もあったそうです。スマホからストレスなく使えるLINE WORKSならではの強みでしょう。
3.【上級編】Botで自動応答・自動投稿
Botとは、プログラムが質問に自動で答えてくれたり、リマインダーなどとして活用できるシステムです。LINE WORKSのトークではさまざまなBotを使えます(無料プランでは10個まで)。
使用方法は2種類、「自分で開発する」「企業が提供するサービスを利用する」があります。初心者は後者の「企業が提供するサービス」を取り入れる方が使用しやすいでしょう。
たとえば、乗換案内サービスの「駅すぱあと」のLINE WORKS用Botがあります。トークルーム内で駅すぱあとのBotに乗りたい駅と降りたい駅を伝えると、乗換案内や運賃を返答してくれます。LINEにも同様の機能を持つ企業・ショップのアカウントがたくさんあるのでおなじみではないでしょうか。
Bot導入にはやや専門的な知識が必要なため【上級編】としていますが、便利な機能なので目的に合わせて取り入れてみてください。
LINE WORKSはサイボウズLiveの有力代替スマホアプリ
各種スマホアプリやビジネスチャットツールが広まるなかで、職場での情報共有方法も変化しつつあります。多くのビジネスチャットが登場する一方で、長らく使われてきた無料情報共有ツール・サイボウズLiveが2019年4月についに終了することもあり、代替ツールを探している人もいるでしょう。
そんななか、ビジネス版LINE「LINE WORKS(ラインワークス)」に無料プランが登場しました。スマホアプリの使いやすさをサイボウズLiveアプリと比べたところ、基本機能は網羅されたうえでスマホに特化されているので、代替スマホアプリとして有力候補なのは間違いなし。
また、無料のビジネスチャットツールを探していた人、仕方なくLINEを仕事で使っていたけれど本音ではプライベートとビジネスを使いわけたい人にも、LINE WORKSはおすすめです。
LINE WORKSは、使い慣れたLINEと似た使い勝手なのでストレスがないうえ、個人のLINEアカウントでもログインできるためLINE WORKS専用アカウントを企業の担当者が作成する必要もありません。従業員にとっても、企業にとっても、導入が圧倒的に楽なのです。
気になった方はまずは無料で使い始めてみてはいかがでしょうか。
※編集部追記(2020年7月10日):設定変更にともない記事を更新しました。掲載内容は公開当時のものです。