【2024年最新】おすすめ統合ID管理システム8選|機能・料金をまとめた比較表をプレゼント
適切にID・パスワードを管理できていますか?
実は、情報漏洩の原因として最も多いのは外部からの不正アクセスではなく、内部からの犯行によるものです。2012年12月の事例で、元保険会社職員が削除されていなかった自身のIDで保険会社の機関システムへ3年にわたり不正アクセスを繰り返し、情報を流していたという事例があります。
このように管理しきれなかったIDが原因で情報漏洩する事件が後を絶ちません。重大な事故が起きてしまう前にID管理システムでセキュリティ対策を進めましょう。
「SaaS導入推進者が選ぶサイト第1位」のボクシルが、おすすめID管理システム8選の資料と機能・料金プランをまとめた『比較表』を用意しました。導入を検討している方は、『比較表』を使って自社に合うツールを探してみてください。
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統合ID管理システムとは
統合ID管理システムとは、ID・パスワード・アクセス権限を一元管理してくれるシステムのことです。ID管理業務が効率化するほか、情報漏えいリスクを減らす効果も期待できます。
統合ID管理システムのメリット
統合ID管理システムのメリットは次のとおりです。
ID管理業務の効率化
各システムでIDやパスワードを設定していると、システムごとに処理をしなくてはならず、手間がかかりがちです。統合ID管理システムを使えば、一つの動作ですべてのシステムに反映されるため、管理の手間が省けます。利用者の利便性向上
利用者側も複数のシステムに対してひとつのIDとパスワードを入力するだけで済むので、利便性がアップします。セキュリティ強化
統合ID管理システムでは、IDの発行や削除なども行うため、各IDの管理がしやすくなります。不正アクセス防止や情報漏えい対策になるのもポイントです。
統合ID管理システムの選び方
統合ID管理システムを選ぶ際は、次の流れで確認しましょう。
- 統合ID管理システムの導入目的を確認する
- 統合ID管理システムの機能を確認する
- 統合ID管理システムを導入する際の注意点を確認する
- 統合ID管理システムの料金・価格相場を確認する
統合ID管理システムの導入目的を確認する
統合ID管理システムの導入を検討する際は、まず導入目的を明確にしましょう。主な導入目的は次のとおりです。
導入目的 | 詳細 |
---|---|
IDを一元管理したい | ID管理に特化した統合ID管理システムがおすすめ |
アカウント管理を自動化したい | プロビジョニング機能搭載の統合ID管理システムがおすすめ |
特権ID管理もできるようにしたい | 特権ID管理機能を搭載した統合ID管理システムがおすすめ |
統合ID管理システムの機能を確認する
統合ID管理システムでできること、利用できる機能は次のとおりです。上記の導入目的・課題をどのように解決できるか記載しているため、必要な機能を洗い出しましょう。
【基本的な機能】
機能 | 詳細 |
---|---|
ID管理機能 | 対象システムのIDを一元管理できる機能 |
ユーザー情報の取り込み | CSVファイルやLDAPサーバーなどから情報の取り込みが可能な機能 |
ワークフロー機能 | アカウント登録をワークフローで行える機能 |
ライフサイクル管理 | 異動や退職などのライフサイクルに応じてIDの登録や変更、アクセス権などを適切に管理できる機能 |
パスワードリセット機能 | 利用者が自身でパスワードリセットを行える機能 |
【特定の課題・用途・業界に特化した機能】
機能 | 詳細 |
---|---|
多要素認証 | ワンタイムパスワードや生体認証など、複数の認証方式を組み合わせてセキュリティを向上できる機能 |
アクセスコントロール | ユーザーのアクセスを制限してセキュリティを強化できる機能 |
シングルサインオン | 1回の認証で、連携する複数のアプリケーションへのログインが可能になる機能 |
ログ管理機能 | 操作や認証の履歴を出力できる機能 |
プロビジョニング機能 | アカウントの追加変更、削除などを人事異動や入退社などの状況に応じて自動で行える機能 |
ID棚卸し機能 | 棚卸しのプロセスを自動化し、業務を効率化できる機能 |
特権ID管理機能 | ログ記録機能や申請・承認機能などで特権ID管理を安全に行える機能 |
アカウント管理を自動化したい場合はプロビジョニング機能やID棚卸し機能、特権ID管理も行いたい場合は、特権ID管理機能を搭載したサービスがおすすめです。
統合ID管理システムを導入する際の注意点を確認する
統合ID管理システムを導入する際、失敗しないために次の項目も確認しておきましょう。
確認事項 | 詳細 |
---|---|
多言語対応 | 社内に外国人従業員がいる場合やグローバル企業の場合は、多言語に対応しているツールを選ぶとよいでしょう。 |
拡張性 | 将来的にユーザー数が増える可能性もあるため、ID管理を行うときだけでなく、今後どのように拡張していく可能性があるのかを最初の段階で考慮しておきましょう。 |
セキュリティレベル | 高度なセキュリティを保持して情報漏えいリスクを低減したい場合には、多要素認証やアクセス制限などでセキュリティ強化できるものを選びましょう。 |
導入形態 | ツールの形態には、オンプレミス型・クラウド型などの種類があります。形態により導入コストが大きくことなるため、適した形態を選びましょう。 |
管理の対象範囲 | サービスにより対象システムが異なるため、あらかじめ一元管理の管理対象について確認しておきましょう。 |
統合ID管理システムの料金・価格相場を確認する
統合ID管理システムの料金は、月額従量課金タイプか月額固定費用タイプで異なります。必要な機能と要件が搭載されているサービスの料金を確認しましょう。
月額従量課金タイプの場合、初期費用料金が発生するほか、1アカウントあたり400円程度の月額料金がかかります。利用にあたり、最低ユーザー数を設定している場合があるため、注意が必要です。一方で、月額固定費用タイプは、初期費用4万円程度、月額費用は8万円程度が相場です。技術サポートはオプションで追加料金になることがあります。
統合ID管理システムでセキュリティ対策を
IT業界の市場拡大やテレワーク推進の影響により、ID管理システムを導入する企業は増えてきています。
ID管理システムはサービスによって認証方式やセキュリティの強さ、サポート体制に違いがあります。システム導入で失敗しないためには各サービスの情報収集を念入りに行い、料金や機能、セキュリティの強さを比較することが重要です。まずは、これまで紹介した選び方を参考に、『比較表』を使って自社に合うサービスを絞り込んでみましょう。
各サービスの導入実績や特徴、よくある質問などがまとまった資料は下記ボタンから無料でダウンロードできます。導入前の下調べにご活用ください。