おすすめUTM製品10選比較!機能や導入メリット・システムの選び方
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- UTMとは
- UTM製品の必要性
- UTM製品の主な機能
- UTM製品の比較ポイント
- 導入形態
- セキュリティ機能
- 対象ユーザー数
- スループット
- 他製品との互換性
- サポート体制
- UTM製品のタイプ
- クラウド環境のセキュリティ強化に適したタイプ
- 自社運用に適したタイプ
- 運用を委託できるタイプ
- クラウド環境のセキュリティ強化におすすめのUTM比較
- DIT Security
- DARKTRACE Enterprise Immune System
- MRB-Cloud
- 自社運用に適したUTMを比較
- Sophos Firewall
- SonicWall ワイヤレス ネットワークセキュリティ
- 運用を委託できるUTMを比較
- おまかせサイバーみまもり
- FortiGate Cloud
- Palo Alto
- MSS for UTM
- NTTスマートコネクト
- UTM製品・サービスの導入メリット
- 包括的なセキュリティ管理
- コスト削減と運用の簡素化
- リアルタイムの脅威検知と防御
- UTMでセキュアなネットワーク環境を構築しよう
UTMとは
UTM(統合脅威管理:Unified Threat Management)は、ネットワークセキュリティの強化を目的とした包括的なソリューションです。
ファイアウォール、アンチウイルス、VPN(仮想プライベートネットワーク)、侵入検知システム(IDS)、侵入防止システム(IPS)など、複数のセキュリティ機能をひとつのプラットフォームに統合しています。
これにより、企業や個人はネットワーク全体を一元的に管理・保護できます。
UTM製品の必要性
UTMはセキュリティ対策を実現できる一方、リモートワークやクラウド利用の拡大によって社内と社外の境界が曖昧になり、境界型防御だけでは不十分といわれるようになりました。
このような背景から、近年「UTMは古いのではないか」といった声が出ることもあります。
ここで注目されているのが「ゼロトラスト」という考え方です。ゼロトラストは「すべての通信を信頼せず、常に検証していく」ことを前提とするセキュリティモデルです。
UTMは外部からの脅威をブロックする入り口防御として依然有効であり、ゼロトラストを実現するための要素のひとつとして活用できます。
しかし、UTM単体ですべてをカバーできるわけではないため、他のセキュリティ製品と組み合わせることが推奨されます。
特に有効なのが、UTMとEDR(Endpoint Detection and Response)の併用です。
UTMが外部からの不正アクセスやマルウェアを防ぎ、EDRが内部に侵入した脅威を監視・隔離・復旧することで、多層的な防御体制を構築できます。
業務形態や求めるセキュリティレベルに応じて、UTMと他の製品を柔軟に組み合わせることが、現代における効果的なセキュリティ対策につながるでしょう。
UTM製品の主な機能
UTM製品は、主に以下の機能を搭載していることにより、外部からのウイルスや攻撃からの防御を図っています。
UTM製品の主要機能には、次のようなものがあります。
| 機能 | 詳細 |
|---|---|
| ファイアウォール | UTMの代表的な機能で、ネットワークを外部の不正アクセスから守る障壁 |
| アンチウイルス | ネットワークの出入口で不正なファイルや悪質なウイルスをブロックし、感染を防ぐ |
| アンチスパム | ブラックリストを利用してさまざまなスパムメールやフィッシングメールをブロックできる |
| IPS | 攻撃や不正アクセスを検知した瞬間に、自動で遮断して被害を防ぐ |
| IDS | 不審な挙動をすばやく察知し、対応までの猶予を確保する |
| ウェブフィルタリング | WebサイトのURLを判別して、有害なサイトや悪意のあるサイトに閲覧制限をかける |
| アプリケーション制御機能 | アプリケーションのネットワーク内への侵入を防ぐために、事前に使用が許可されたアプリ以外を禁止する |
UTM製品の比較ポイント
UTM製品を比較する際には、導入形態やセキュリティ機能、対象ユーザー数など、さまざまな比較ポイントがあります。比較の方法について紹介します。
導入形態
UTM製品の導入形態は主に2種類です。それぞれの特徴と、どのような企業に向いているか紹介します。
アプライアンス型
- 社内の各拠点でUTM機器を管理できる
- 障害が発生しても影響を拠点のみに限定できる
- ネットワーク全体をUTM配下に置けるため高度なセキュリティ環境を提供
アプライアンス型は、ハードウェアとして社内ネットワークに設置する形式です。UTMを経由して接続される端末は、機器に搭載されたセキュリティ機能で保護されます。
接続台数には制限があり、推奨台数を超える場合は機器の買い替えが必要になるでしょう。
拠点数が少なく、専任のIT担当者が常駐している企業や、金融・医療など機密情報を扱う企業に向いています。また、障害時の影響範囲を限定したい場合にも有効です。
クラウド型
- 物理的な機器の設置が不要
- 管理負担が軽く、運用が容易
- 拠点や利用台数が増えても柔軟に拡張可能
クラウド型UTMは、クラウドサービスとして提供されるため、初期導入や運用の負担が少なく、リモートワーク環境や分散拠点にも対応しやすいのが特徴です。
インストールや設定だけで利用でき、インターネット接続さえあればセキュリティ機能が有効になります。
リモートワークを導入している企業、拠点が分散している企業、専門のIT担当者が少ない中小企業に最適です。拠点拡張や利用人数増加に伴う柔軟なスケーリングも可能で、成長中の企業にも向いています。
現代においてはクラウド型が主流で、基本的にはクラウド型の導入がおすすめです。
ただし、アプライアンス型にも「拠点数が少ない場合にコストを抑えやすい」「障害が起きても影響範囲を限定できる」などのメリットがあります。
拠点数や運用体制、利用期間などを踏まえ、ニーズに合った選択をすることが重要です。
セキュリティ機能
UTM製品を選ぶ際は、必要とするセキュリティ機能を明確にすることが重要です。
たとえば、ファイアウォールやアンチウイルス、侵入検知・防御、Webフィルタリングなど、企業のネットワーク環境や扱う情報の機密性に応じて必要な機能は変わります。
また、UTMだけでは対応しきれない脅威や高度な検知機能が求められる場合には、他のセキュリティ製品との併用を検討することも有効です。
必要なセキュリティ要件を整理したうえで、UTM製品単体で十分か、それとも他製品と組み合わせる必要があるか判断することが、効果的な導入のポイントです。
対象ユーザー数
UTM製品は、想定されている対象ユーザー数に応じてパフォーマンスが最適化されています。そのため、実際に利用するユーザー数が想定値を超えると、セキュリティ機能が十分に働かなくなる可能性があります。
導入時には、現在のユーザー数だけでなく、将来的な増員も考慮して、余裕をもった対象ユーザー数に対応した製品を選ぶことが重要です。
スループット
スループットとは、UTMが単位時間あたりに処理できるデータ量を示す指標です。この数値が高いほど、多くのデータを高速に処理できます。
快適なネットワーク環境を維持するためには、ネットワーク規模や同時接続数、トラフィック量に応じたスループットを持つ製品を選ぶことが重要です。
なお、スループットの単位として一般的に用いられる「Mbps」は1秒間に転送できるデータ量を示し、「Gbps」はMbpsの1,000倍の速度です。
たとえば、1Mbpsであれば、1秒間に1メガビットのデータを送受信できることを意味します。
| 送信(上り) | 受信(下り) |
|---|---|
| メール、チャットの送信:1Mbps | メール、チャットの受信:1Mbps |
| 画像データの投稿:3Mbps | Webサイトの閲覧:1~10Mbps |
| 映像データの投稿:10Mbps | 動画視聴、Web会議:10~30Mbps |
| バックアップ・クラウド同期:20~50Mbps | 大容量ファイル受信(CADデータなど):20~50Mbps |
他製品との互換性
UTMを導入する際は、既存のネットワーク機器やセキュリティ製品との互換性を確認することが重要です。
ファイアウォール、アンチウイルスソフトなどと併用する場合、設定や通信の干渉が起きないか事前にチェックしておく必要があります。
互換性の高い製品を選ぶことで、導入後のトラブルを避けられるほか、既存システムと連携した効率的なセキュリティ運用が可能です。
サポート体制
UTMは、導入後の運用や障害対応が非常に重要な製品です。そのため、サポート体制が充実しているか確認することも欠かせません。
具体的には、電話やチャットでの問い合わせ対応、24時間365日の障害対応、ソフトウェアアップデートやセキュリティパッチの提供状況などを確認すると良いでしょう。
UTM製品のタイプ
UTM製品には、大きく分けて3つのタイプがあります。それぞれの特徴を紹介します。
クラウド環境のセキュリティ強化に適したタイプ
クラウドサービスの利用が中心の企業や、リモートワーク環境を前提とした業務形態に適したUTMです。ネットワーク全体のセキュリティを強化しながら安全に業務できます。
物理機器の導入が不要な場合が多く、初期コストを抑えやすいところが特徴です。小規模企業やIT管理者が少ない中小企業でも導入しやすいでしょう。
自社運用に適したタイプ
社内にIT管理者やネットワーク担当者がいる場合に向いたUTMです。
物理アプライアンス型やオンプレミス型のUTMを自社で設置・運用することで、ネットワーク全体を細かく制御できます。
設定や運用を社内で完結できるため、独自のセキュリティポリシーに沿った柔軟な運用が可能です。特に、複数拠点がある中規模企業や、社内に専門的なIT人材がいる企業におすすめです。
運用を委託できるタイプ
運用の負担を軽減し、IT管理者が少ない企業でも安全なネットワーク環境を維持できるマネージド型のUTMです。
24時間365日の監視やログ分析、セキュリティ対策の自動更新などにも対応しています。運用面を専門業者に委託することで、社内のITリソースを削減できる点が魅力です。
特に、専門的なセキュリティ人材が不足している企業や、日々の管理を省力化したい企業に適しています。
クラウド環境のセキュリティ強化におすすめのUTM比較
クラウド環境のセキュリティ強化におすすめのUTM比較を紹介します。
| 導入形態 | 従業員規模 | セキュリティ機能 | |
|---|---|---|---|
| DIT Security | クラウド | 幅広い | ファイアウォール、IPS/IDS、Webフィルタリング、改ざん検知、ログ監視、ぜい弱性診断など |
| DARKTRACE Enterprise Immune System | クラウド | 公式情報なし | AIによる振る舞い検知、自動応答、ネットワーク可視化、異常検知など |
| MRB-Cloud | クラウド | 公式情報なし | ファイアウォール/アンチウイルス/行き先検知機能、スパムメール判定機能、Webフィルタリングなど |
DIT Security - デジタル・インフォメーション・テクノロジー株式会社
- 総合的なセキュリティ対策
- Webサイト改ざんの検知機能
- 攻撃を未然に防ぐクラウドWAF
DIT Securityは、さまざまな点から対策するトータルセキュリティソリューションです。
予防、検知、防止、診断と幅広いセキュリティ対策を強みとしていますが、なかでもより特化しているのが「改ざんの検知機能」です。
既存のセキュリティ製品とは大きく異なり、仮に防御が突破され改ざんのような攻撃を受けたとしても検知して、一瞬で元の状態に戻し実害をゼロにすることをコンセプトとしています。
また、特許を取得しているロジック型検知エンジンを利用しており、検知率は高く誤検知率は低い、防御精度の高いサービスです。
DARKTRACE Enterprise Immune System - 株式会社サムライズ
- 事前の定義設定が不要で導入の手間が少ない
- 人間の免疫システムを応用
- 新種、亜種の脅威も検出して防御
DARKTRCE Enterprise Immune Systemは、攻撃パターンへの対応に対する課題の解決の糸口として、人間の免疫システムをサイバーセキュリティに応用しています。
ネットワークに接続された機器の挙動を管理し、通常と異なる動きを検知することにより、未知の脅威による被害を視覚化することを可能にする自己学習型の製品です。
MRB-Cloud
MRB-Cloudは、株式会社アンペールが提供するクラウド型サービスです。テレワーク環境を含むさまざまなネットワーク環境でのセキュリティ強化を目的としています。
ウェブルート社の脅威インテリジェンス「BrightCloud®」との連携により、常に最新のセキュリティ情報をもとにした防御が可能です。既知の脅威だけでなく、新たな攻撃手法にも迅速に対応できます。
特に、テレワークや複数拠点を持つ企業にとって、柔軟で効率的なセキュリティ対策を提供します。
自社運用に適したUTMを比較
自社運用に適したUTMを紹介します。
| サービス名 | 導入形態 | 従業員規模 | セキュリティ機能 |
|---|---|---|---|
| Sophos Firewall | アプライアンス | 機種により異なる | ファイアウォール、IPS/IDS、Webフィルタリング、アプリ制御、メール保護など |
| SonicWall ワイヤレス ネットワークセキュリティ | アプライアンス、クラウド管理 | 公式情報なし | ファイアウォール、IPS/IDS、Webフィルタリング、アンチウイルスなど |
Sophos Firewall - 株式会社ジャパンコンピューターサービス
Sophos Firewallは、クラウド連携も可能なUTM製品です。
アンチウイルス、アンチスパム、Webフィルタリングなど幅広い機能を搭載し、人工知能「Sophos Sandstorm」により高度な脅威にも対応します。
必要な機能だけを選んで導入できる柔軟性も魅力です。直感的なダッシュボードで管理できるため、ITリテラシーがそれほど高くない企業でも運用しやすく、日々のセキュリティ管理負荷を軽減できます。
SonicWall ワイヤレス ネットワークセキュリティ - ソニックウォール株式会社
- 高速性能
- 安全なネットワークの構築
- 監視と管理の簡略化
SonicWall(ソニックウォール) ワイヤレス ネットワークセキュリティは、802.11ACワイヤレス性能の向上を軸にしたネットワークセキュリティサービスです。
高速性能をもちつつ、設定と管理を劇的に簡略化しているので導入時の負担の少なさが特徴です。
ワイヤレストラフィックをスキャンしてランサムウェア、暗号化された脅威、フィッシング攻撃などの脅威を排除します。
運用を委託できるUTMを比較
運用を委託できるUTMを紹介します。
| サービス名 | 導入形態 | 従業員規模 | セキュリティ機能 |
|---|---|---|---|
| おまかせサイバーみまもり | アプライアンス | 公式情報なし | 監視・ログ管理・ぜい弱性対応支援・運用代行など |
| FortiGate | アプライアンス | 機種により異なる | ファイアウォール、IPS/IDS、Webフィルタリング、アンチウイルス、アンチスパムなど |
| Palo Alto | アプライアンス、クラウド管理 | 公式情報なし | アプリ識別、IPS、URLフィルタ、サンドボックス、ログ保管など |
| MSS for UTM | アプライアンス | 500名以上 | アンチウイルス、ファイアウォール、IPS/IDS、Webフィルタリングなど |
| NTTスマートコネクト | クラウド | 公式情報なし | ファイアウォール、IPS、アンチウイルス、ログ管理など |
おまかせサイバーみまもり - NTT東日本株式会社
- UTM機能+復旧支援サービス
- 不正通信を検知、ブロック
- 通信状況をモニタリング
おまかせサイバーみまもりはNTT東日本が提供するサービスです。社内ネットワークを見守り、有事の際には復旧支援もしてくれます。
情報セキュリティ対策、ランサムウェア対策として利用でき、従業員100人以下のオフィスにおすすめです。不正な通信を検知しブロックしてくれるほか、通信状況をモニタリングしてくれます。
また、モニタリング状況は月1回レポート配信してくれるので、自社に必要なセキュリティ対策を明らかにできます。
FortiGateは、UTMの主要機能をすべて備えた次世代ファイアウォールです。
従来のポート番号やIPアドレスによる通信制御に加え、アプリケーションレベルでの制御も可能。ハードウェア・ソフトウェア・サービスを自社で開発・提供しており、高度なセキュリティ対策を実現できます。
ぜい弱性耐性サービスとして、ぜい弱性情報をメールで通知後、対応済みのファームウェアへのバージョンアップ作業代行を提供するサービスもあります。
Palo Alto
Palo Altoは、高度なセキュリティ機能を備えたUTM製品です。通常のセキュリティ対策に加え、ログ保管、月次レポート、稼働監視、障害対応などの運用をリモートで専門SEが実施します。
専任のセキュリティ担当者がいない場合や、インターネット環境の運用・管理に人手をかけたくない企業でも安心して導入できるのが特徴です。
UTMの細かな設定や保守・障害対応までしべて専門家に任せたい企業に特に向いています。
MSS for UTM - SBテクノロジー株式会社
- マルチファンクションによる相関分析
- 迅速な初動対応で拡散・拡大を阻止
- すべてのアラートを監視・分析
MSS for UTMは、ソフトバンク・テクノロジーのセキュリティ監視センターからUTM製品を24時間365日体制でセキュリティ専門アナリストが監視するサービスです。
ひとつのインシデントに対して単一機能ログ分析で留めずに、各機能のログを横断的に分析するため、高い精度を誇ります。ソフトバンク・テクノロジーの既存MSSメニューと組み合わせることで、攻撃者に乗っ取られたPC端末内部の悪意ある動きを分析して調査・対処まで可能です。
リスクレベル関係なくすべてのアラートを監視・分析対象としているため、常に徹底したセキュリティ対策を実現します。
NTTスマートコネクト
NTTスマートコネクトは、ログ管理やインターネット接続、高度なセキュリティオペレーションを利用できるのが特徴です。
国内UTM市場でトップシェアを誇るFortinet社の「Fortigate」を採用しており、シグネチャやセキュリティ設定を柔軟に調整可能です。
セッション情報や利用状況をリアルタイムで可視化できるため、問題の把握や対処もしやすいでしょう。
ユーザー自身で柔軟に設定・更新できる管理ポータルも提供されているため、運用しやすい点も魅力です。
UTM製品・サービスの導入メリット
UTM製品・サービスの導入メリットは次のとおりです。
- 包括的なセキュリティ管理
- コスト削減と運用の簡素化
- リアルタイムの脅威検知と防御
包括的なセキュリティ管理
UTM製品は、ファイアウォール、アンチウイルス、IDS/IPS、VPNなどの複数のセキュリティ機能を一元管理できます。
これにより、セキュリティポリシーの一貫性が保たれ、管理の手間が大幅に削減されるでしょう。
コスト削減と運用の簡素化
複数のセキュリティ製品を個別に導入するよりも、UTM製品をひとつ導入する方がコストを抑えられます。
また、ひとつのインターフェースから管理できるため、運用が簡素化され、IT担当者の負担が軽減されます。
リアルタイムの脅威検知と防御
UTM製品は、リアルタイムでネットワークを監視し、サイバー攻撃や不正アクセスを即座に検知・防御が可能です。
これにより、迅速な対応が可能となり、セキュリティリスクを大幅に低減できます。
UTMでセキュアなネットワーク環境を構築しよう
UTM製品は、企業や個人がネットワークセキュリティを強化するために不可欠なツールです。多機能なセキュリティ対策をひとつにまとめることで、効率的な管理と高いセキュリティレベルを提供します。
あわせて意識したいのが、UTMを単独で使うのではなく、ほかのセキュリティソリューションと組み合わせて利用することです。
特に、UTMと異なる性能を持つEDR(Endpoint Detection and Response)との併用は効果的です。UTMが外部からの攻撃を防ぐ「入口対策」を担う一方で、EDRは端末内部での不審な挙動を検知し、侵入後の脅威に対応できます。
両者を組み合わせることで、侵入前と侵入後の両面からセキュリティを強化し、多層的な防御体制を実現できるでしょう。
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