サーバー仮想化とは | どこよりもやさしく解説
そもそもサーバって?
まずはサーバの仮想化の以前に「サーバーって?」という方のために解説。
サーバとはクライアントから受けた情報や要求を処理し、処理結果を返すコンピュータシステムを指します。
つまり人間の体で例えると脳の役割を果たしています。
目の前にボールが飛んできた場合、視覚(クライアント)が発する情報を脳(サーバー)で受けて体(クライアント)に「動け!」と指示を出す。これがサーバの仕組みです。
じゃあサーバーの仮想化って?
人間の脳は本来の能力の数%しか活用できていない、いわば”超”低コストパフォーマンス器官です。
そしてサーバーも脳同様に本来の能力に対し十数%の能力しか活用しきれてません。
そこで残りの数十%を効率的に使おうというコンセプトのもと開発されたのがサーバの仮想化であり、サーバーのコストパフォーマンスを高める唯一の方法となります。
基本的に一つのサーバーで動作するアプリケーションは同様に一つとされていますが、サーバーの仮想化を用いることにより複数のアプリケーションを同一のサーバで動作でき、余っていた数十%の能力をフル活用できるのです。
ゲームをしながらまったく同時進行で食事をすることは不可能ですよね?しかし千手観音のごとくそれを可能にするのがサーバの仮想化なんです。
サーバーの仮想化のメリットデメリットは?
サーバーの仮想化のメリットデメリットを以下にまとめてみました!
メリット
従来は一つのサーバーに対し一つのOS&アプリケーションのみを動作していたので、新たなソフトを導入する際はそれに伴い新たなサーバが必要となっていました。
しかし、サーバーの仮想化により同一のサーバで複数のアプリケーションが動作できるためコストの削減につながります。
さらにサーバの仮想化によりストレージ(容量)を容易に拡張できるため、従来よりも膨大な量のデータが保管できるのもメリットの一つです。
近年注目を浴びているクラウドコンピューティングと呼ばれるサービス(GmailやGoogleMapなど)は、サーバの仮想化により支えられているといっても過言ではありません。
デメリット
一つのサーバーで一つのアプリケーションが動作している場合、システムのバックアップを取る際はサーバを停止すれば対象のアプリケーションのみが停止していました。
しかしサーバーの仮想化により一つのサーバで複数のアプリケーションが動作しているので、サーバを一つ停止すると複数のアプリケーションが停止してしまうという問題が起きるため運用にはかなりの専門的知識を有します。
さらに仮想サーバはセキュリティー面でぜい弱性があり、サーバの仮想化に特化したセキュリティーを構築する必要があります。
以上がメリットデメリットであり、一長一短ありますがやはりメリットの方が大きく捉えられているが実情です。
まとめ
今回サーバの仮想化を出来る限りわかりやすく解説してみました.。なんとなくでも理解していただけると幸いです。
今後より深い部分での解説もしていきたいと思うので、是非参考にしてみてください!
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