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PRMツールおすすめ比較!機能や料金・選び方のポイント

最終更新日:(記事の情報は現在から21日前のものです)
BOXILでは、PRMツールのおすすめを、料金や機能・選び方のポイントとともに紹介します。導入のメリットやデメリットも解説するので、ぜひ参考にしてください。気になるサービスがあれば、資料請求や問い合わせをしてみましょう。

PRMツールとは?

PRMツールとは、代理店ビジネスの売上を最大化させるために、ビジネスパートナーとの良好な関係を構築、維持するための管理ツールです。販売者やサプライヤーなど、商品・サービスの間接販売に関わるパートナーを一元的に管理するツールとして近年注目され始めています。

PRMツールを導入すれば、ビジネスパートナーとの情報共有がスムーズになり、業績管理や営業管理なども可能になります。

海外ではすでに多くのPRMツールがリリースされていますが、日本国内ではまだ認知されておらず提供ベンダーは少ないのが現状です。業界・業種によらず、パートナーとの関係が売上に直結する企業は多いので、今後さらに提供会社や導入する企業は増えていくでしょう。

PRMツールの選び方

PRMツールを選ぶ際には、次のポイントを考慮しましょう。

  • PRMツールの導入目的を確認する
  • PRMツールの機能を確認する
  • PRMツールを導入する際の注意点を確認する
  • PRMツールの料金・価格相場を確認する

PRMツールの導入目的を確認する

まずは何のためにPRMツールを導入するのか、目的を明らかにする必要があります。そのうえで、必要な機能を網羅したツールを選択しましょう。主な導入目的は、次のとおりです。

導入目的 詳細
パートナーの情報を詳細に管理したい 情報管理がしやすいPRMツールを選択する。
パートナーの状況に応じて、柔軟に機能を拡張したい カスタマイズ性に優れたPRMツールを選択する。
他のツールやシステムと連携したい 連携機能に優れたツールを選ぶ。同じベンダーがリリースしているツールならば、スムーズな連携が可能。
ITツールに不慣れな社員でも使いこなせるようにしたい サポート体制が充実しているベンダーのツールを選択する。

PRMツールの機能を確認する

PRMツールの代表的な機能も押さえておきましょう。

機能 詳細
パートナー管理機能 各パートナーの専門分野や連絡先、販売地域、所在地といったの基本情報や、契約内容・活動履歴・取引実績・業績・マーケティングファンド(MDF)などの情報をまとめて管理できるパートナーポータル機能
案件管理機能・企業データベース機能 パートナーごとの案件情報や進捗状況を整理・管理する機能で、アプローチリストを作成をすることで同じ顧客に対してアプローチしてしまうといった事態を防止できる。
リード管理機能 パートナーとリード情報を共有したり、リアルタイムで追跡できる機能。リード情報の一元管理だけでなく、リードの自動割り当てや優先順位付けなどが行える。
プロジェクト管理・タスク管理機能 プロジェクトの進捗やタスクを一元管理できる機能。
インセンティブ管理 パートナーの業績・実績にもとづいてインセンティブや報酬を決定する機能。
請求管理機能 金額の異なる顧客からの請求の管理ができる機能。
トレーニング・営業支援 パートナーに営業活動を最適化してもらうために、学習コンテンツや勉強会、ワークショップなどを開催できる機能。
情報共有機能 パートナーを含めて、必要な人員がチャットで任意に営業情報をやりとりできる機能。競合分析や価格の情報だけでなく、営業資料・ロゴ・新製品情報・プロモーション情報といった情報、パートナー側からは顧客のニーズや市場感などのフィードバックを受け取れる。
パートナー開拓機能 新規のパートナーを開拓できる検索機能。
オンボーディング自動化 新規パートナーに向けてオンボーディングを行う機能。パートナーに合わせたオンボーディングの実施やあらかじめ用意した内容を表示してくれるツールも。
データ分析機能 パートナーの成果を評価をするための各種分析機能。販売予測や売上などの推移、契約締結率、ROIなどのパフォーマンスを分析可能。パートナーに共有した情報に対するアクティビティやログが取得可能なツールも。
データ連携機能 SFACRMなどのシステムとスムーズにデータを連携できる機能。

パートナー管理機能により、強みや地域を把握することで最適なリード情報を振り分けられるため、代理店営業の成果を最大化しやすくなります。

また、新規パートナーを開拓したりオンボーディングを実施したりなど、代理店営業を成長させるために必要な機能も搭載されていることが多いです。

PRMツールを導入する際の注意点を確認する

PRMツールを導入する際、失敗しないために次の項目も確認しておきましょう。

確認事項 詳細
パートナー側の操作のしやすさ パートナー側に操作や作業が発生する可能性があるため、相手にとっても使いやすいツールを選びましょう。
機能の拡張性・カスタマイズ性 状況の変化に応じて、スムーズに機能の拡張やカスタマイズができるかも注目すべきポイントです。
セキュリティ体制 パートナーの情報を含め機密情報も取り扱うため、万全なセキュリティ体制を構築できるかも重要なポイントです。
サポート体制 ベンダーのサポート体制は十分か、問題やトラブルが発生した際に迅速に対応してもらえるかも確認しておきましょう。

PRMツールは社内だけでなく、パートナー側にも入力や操作の作業が発生します。よって、他のツールと比較してとくに使い勝手を重視して選択する必要があります。機密情報を取り扱うため、セキュリティ面もとくに重視しなければいけません。

PRMツールの料金・価格相場を確認する

PRMツールにかかるコストは、他のツールと同様に導入費用と月額費用がメインで、必要に応じてオプションで費用がかかります。海外ベンダーの製品が多く一概に相場を示すのは難しいものの、月額5万円程度から利用できるツールが多いようです。

ただし、多くのPRMツールの料金に関してはベンダーに確認する必要があります。気になるツールがあるならば、まずは料金を含めて詳細を問い合わせしてみましょう。

PRMツールおすすめ比較

PartnerProp - 株式会社パートナプロップ

PartnerPropは、各パートナーとの営業活動や契約・チャット内容など、さまざまなデータを収集できるPRMツールです。契約や育成・営業・コミュニケーションといった、パートナーと良好な関係を築くのに重要な要素を数値化し、システム上で管理できます。

パートナーの営業進捗を個人単位で確認・分析できるのに加えて、資料の権限管理や閲覧ログの追跡など、セキュリティに関する機能も充実しています。情報をデータベースとして運用できるので、営業戦略の立案にも役立つでしょう。高機能のパートナーポータルを構築できるので、情報共有もスムーズになるでしょう。

CoPASS - deex株式会社

CoPASSは、契約内容や案件が管理できるだけでなく、自動集計でパートナー報酬なども管理できるPRMツールです。PRMツールの提供ベンダーでは珍しい国内企業なので、日本人ユーザーがわかりやすい画面や操作感になっているのが特徴です。

パートナーごとの実績を期間や商談数・成約数などのさまざまな軸で分析できるダッシュボードにより、パートナーの成果を確認できます。

また、蓄積されたパートナーデータに基づいて親和性の高い新規パートナーを開拓できるため、代理店営業の規模を拡大したい企業におすすめで

Salesforce Sales Cloud PRM - 株式会社セールスフォース・ジャパン

Salesforce Sales Cloud PRMは、世界中で人気のCRMプラットフォーム「Salesforce」が提供している、多機能のPRMツールです。リセラーや販売代理店・仲介業者などを同一のプラットフォームで管理し、販売の効率化と売上アップを実現できます。

簡単に作成できるテンプレートとドラッグ&ドロップにより、パートナーごとに情報管理基盤を構築できるのが特徴で、効率的な情報共有と業務運営を実現します。カスタマイズ性が非常に高いのも特徴で、状況の変化に応じて、柔軟に機能の追加・調整が可能です。無料トライアル版もあるので、この機会に利用してみましょう。

ハイウェイ - 株式会社ハイウェイ

ハイウェイは、販売パートナーとの営業連携を強化できる代理店管理クラウドで、情報共有とコミュニケーションの活性化に寄与します。パートナーポータルで最新資料やドキュメントなどを、代理店にスムーズに共有可能で、パートナーごとに権限管理や閲覧ログの取得が可能です。

フィード機能により、お知らせの配信や営業関連情報などの一斉周知もできるので、パートナーが多いほど重宝するでしょう。案件管理や共同プロジェクト管理に関する機能も充実しています。無料デモ版が利用できるので、操作性を確認してみてください。

PartnerSuccess - パートナーサクセス株式会社

PartnerSuccessは、代理店営業で業績を伸ばす仕組みを構築できるツールで、営業関連データをパートナーサクセス上に集約できます。代理店担当者に対しても、リアルタイムで情報共有ができるので、各種ファイルやメール・案件の共有が可能です。

閲覧ログ機能や案件ステータスの管理機能も実装しており、データにもとづいた課題の解消や戦略の構築もできるので、社内のデータ基盤として運用するのもよいでしょう。無料デモ版が利用可能なうえに、ベンダーの代理店戦略支援コンサルティングサービスも受けられます。

Impartner - Impartner Inc.

Impartnerは、アメリカ発の有名なPRMツールで、パートナーとの提携を前提とした設計で、広くカスタマイズ可能な機能が多く実装されています。環境に合わせたプラットフォームの構築や、柔軟な取引管理が可能で、海外ベンダーの製品ながら、管理画面がわかりやすいのも特徴です。

パートナーのパフォーマンスを分析できる機能もあり、これまでの販売実績や販売施策の効果を評価し、アプローチの改善につなげられます。コンバージョンや収益の予測機能も利用可能です。

Allbound - Allbound, Inc.

Allboundは、パートナーとの関係を強化し、最適な連携体制を構築できるツールです。パートナーの販売業務やサポート業務を一元的に管理が可能で、ライブラリ機能により販売・マーケティングに関する資料や、さまざまなツールをシステム上で共有できます。

商談の進捗状況も一目で把握できるので、スムーズにアプローチを改善でき、社員の業務生産性の向上にも役立ちます。Zoomをはじめ世界的な有名企業に数多く導入されており、日本でも導入事例が増えている状況です。

impact - Impact Tech, Inc

impactは、あらゆるパートナーとの業務を管理できるプラットフォームで、情報共有の円滑化とコミュニケーションの活性化に寄与します。プラットフォーム上でメッセージをやりとりでき、戦略的なパートナーシップの実現に役立つ機能も数多く実装されています。

また、プラットフォームを活用して新たなパートナーの発見も可能で、そのままリクルートして契約ができるのも特徴です。細かい条件の設定や委託管理もできるので、フリーランスの採用管理ツールとしても活用できるでしょう。不正行為を防ぐ機能も充実しているので、セキュリティ面も万全です。

Oracle PRM - 日本オラクル株式会社

Oracle PRMは、仕入れ・販売のパートナーとの関係を構築・維持するためのソリューションで、機能性とカスタマイズ性に優れているのが特徴です。自社の環境や業界特有の要素を加味しつつ、必要な機能とモジュールを任意に組み合わせて運用できます。

他のツールでは調整が難しい部分でも対応可能なケースが多く、共有のダッシュボードを通じてリアルタイムの情報共有が可能で、問い合わせの管理機能も有しています。ベンダーへのリクエストでデモ版が利用できるので、まずは使い勝手を確認してみましょう。

Zift One - Zift Solutions

Zift Oneはパートナー管理に加えて、リードの管理やマーケティング施策の実行に至るまで、幅広く活用できます。PRMとMA(マーケティング・オートメーション)を組み合わせたような機能構成で、同一のプラットフォームで多くの情報を管理でき、環境に合わせて柔軟なカスタマイズも可能です。

またリードの発掘から販売までのフローを管理でき、豊富な分析機能により、有効なインサイトを得られます。マスタマイズしたポータルにより、社員のみならずパートナーの生産性も向上できるでしょう。リクエストによりデモ版の利用もできます。

Channeltivity - Channeltivity, LLC.

Channeltivityはパートナーの管理や募集・トレーニングなどの機能に加えて、チャネルマーケティングに利用できる機能が豊富に実装されています。パートナーポータルは自由にカスタマイズが可能で、任意にコンテンツを追加できるため、社員はもちろんパートナーにとっても情報共有がしやすい環境を構築可能です。

SalesforceCRMをはじめとしたCRMとの連携もスムーズで、取引データをやりとりや、パートナーへのリードの配布などもできます。PRMツールに多い海外ベンダーのサービスですが、セキュリティ性能が高く、顧客データをしっかり保護できます。

PRMツールを利用するメリット

PRMツールを利用するメリットは、ビジネスパートナーの情報管理を効率化できる点や、情報共有を円滑化できる点、データドリブンな意思決定が可能になる点などがあります。メリットを詳しく解説します。

ビジネスパートナーの管理を効率化

PRMツールはその名のとおり、PRM(Partner Relationship Management)を効率的に実践するための支援ツールであり、ビジネスパートナーの管理の手間を軽減できます。パートナーごとに活動履歴やパフォーマンスの管理が可能で、相手の行動を正確に把握できるのがメリットです。

それぞれのパートナーに対して、最適なフォローや情報提供が可能になるため、信頼関係の構築と売上の向上に役立ちます。独自のトレーニングを提供できるツールも多いので、生産性アップにも活用が可能です。

ビジネスパートナーとの情報共有の円滑化

社員間のみならず、ビジネスパートナーとの情報共有が円滑になることも、PRMツールのメリットです。パートナーポータルを中心に、必要な社員や取引先の相手が必要な情報をリアルタイムで入手できる環境を構築できます。

商品やサービスの情報をスムーズにパートナーに伝えられるのに加えて、パートナー側からも市場の情報や顧客の動向などを確認できるので、精度の高い意思決定が可能になるでしょう。チャット機能により、システム上で取引先と自由にコミュニケーションできるものもあります。

データドリブンな販売戦略の構築・実行も可能に

自社の情報とパートナーの情報を一元的に管理することで、データに基づいた戦略の構築・実行がしやすくなります。リード・営業管理機能を実装しているPRMツールも多く、海外ベンダーの製品を中心に、MAツールに該当する機能を有するものも少なくありません。

パートナーを絡めた営業やマーケティング戦略の構築がスムーズになり、高度な情報分析により有効なアプローチを打ち出せるようになります。

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PRMツールを利用するデメリット

PRMツールを利用するにあたっては、次のような点に注意しましょう。システムの導入コストのみならず、運用にかかるコストにも注目する必要があります。パートナーとの信頼関係の構築にも注力しましょう。

システムの運用コストが増大する

社内の管理システムに加えて、取引先の管理も加わるため、システムの運用コストが増大してしまう企業は少なくありません。すでに十分な情報管理体制を構築している企業であれば、パートナーの管理が必要でもうまく対応できるでしょう。

しかし、現時点で十分な体制ができていないならば、まずは社内の情報管理体制を強化しなければいけません。PRMツールはパートナーの情報管理も求められるため、万が一にも情報が外部に漏えいしないように、注意する必要があります。

情報共有の範囲を決めたり、情報の共有権限設定が柔軟にできるツールを選んだりするようにしましょう。

パートナーとの信頼関係の維持に工夫を要する

PRMツールは多くの場合、パートナーにも情報を入力してもらったり、システムの使い方を覚えてもらったりする必要があるので、信頼関係の維持に注力しなければいけません。きちんとツールの必要性や有効性を説明し、できる限りのサポートをすることが大事です。

パートナーのサポートの十分なリソースを割けない場合、信頼関係を損なうおそれもあります。ベンダーの支援も活用しながら、きちんと対応できるように体制を整えておきましょう。

PRMツールでパートナーと良好な関係を構築しよう

PRMツールはパートナーの情報をまとめて管理でき、スムーズな情報共有の基点となります。CRMやMAツールに該当する機能を実装した製品も多いので、パートナーの成績アップのみならず、社内の業務効率化や意思決定の精度向上に役立ちます。ツールを選定する際には、次のポイントを意識しましょう。

  • 導入目的に合ったツールか
  • 必要な機能が網羅されているか
  • パートナーにとっても操作がしやすいか
  • 拡張性やカスタマイズ性に優れているか
  • 強固なセキュリティ体制が構築できるか
  • ベンダーのサポート体制は十分か

なお、PRMツールとの相性がよいMAツールに関しては、こちらの記事で解説しています。参考にしてください。

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