SaaS導入した経営者100人に聞いた テレワーク向けSaaSに想定以上の費用がかかるワケとは?
SaaSを導入した経営者105人が回答
インターネット調査「SaaS導入の費用に関する意識調査」は、ITによるトータルソリューションを提供する株式会社アクト(東京都文京区)が、テレワークでのSaaS導入の実態を探る目的で実施しました。
調査に先立つアンケートで、テレワーク化によってSaaSの自社導入が促進されたと回答した経営者が調査対象で、105人から有効回答を得ました。
その結果、回答者105人のうち、41.8%が1〜2サービス、20.0%が3〜4サービスを使用していると回答。5〜6サービスは4.8%、7サービス以上は10.5%となりました。
単純比較はできませんが、IT総合情報サイト「キーマンズネット」が実施した調査では、SaaSの導入数は「0(使っていない)」が26.4%に上った一方、「4~6」が21.7%、「7~」が13.2%となるなど、利用者の約5割は4サービス以上のSaaSを使っている実態が判明。
これを踏まえると、4サービス以上のSaaSを使う割合がおおよそ4割に上ったアクトの調査は、類似調査と近い結果を示していることがわかります。
「想定以上の費用がかかった」という経営者の割合は
SaaS導入について想定以上の費用がかかっているかという問いでは、10.5%が非常にあると回答したほか、36.2%がややあると回答しました。一方で、37.1%が特にないと答えています。
テレワーク導入に伴うSaaSは、チャットツールやWeb会議ツール、勤怠管理ツールなどがあります。SaaSの多くはサブスクリプションや従量課金制サービスであるため、個々のサービスの費用はそれほど高くありませんが、ツールの利用料は、企業側が全額負担するのが一般的です。
ホワイトカラー職の従業員が多い企業では、全額負担によってサービスの費用が相当額に上るところもあり、このような回答結果が得られたと考えられます。
想定以上の費用がかかった理由は?
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