IVR(自動音声応答システム)のシェア・市場規模 一番選ばれている人気サービスはコールナビゲーター

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IVR(自動音声応答システム)のシェア率を独自アンケートで調査しました。シェア率の高いサービスはなぜ選ばれているのか、選ばれているサービスの特徴などをボクシル編集部の視点で解説しています。

IVR(自動音声応答システム)の比較表とサービス資料

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IVR(自動音声応答システム)のシェア率

BOXILの調査による導入したIVR(自動音声応答システム)TOP8

IVR(自動音声応答システム)の導入に携わった1,492人を対象にBOXILが独自アンケート※1を実施し、導入したIVR(自動音声応答システム)を尋ねました。
シェアが最も多かったのは、コールナビゲーターで6.57%。
その後にZendesk が6.17%、Smart desk W が5.90%、CallCall-IVR(コールコール)が5.50%、DHK CLOUD が5.36%、ソクコム が5.16%、BIZTELコールセンター が4.96%、じゃんじゃんコールが4.56%と続きます。これら8社で全体の44.18%を占めていました。

※調査概要:インターネット調査にてIVR(自動音声応答システム)の導入に携わった全国20〜60代の1,492人へ実施。本調査の期間は2025年6月13日~17日。本アンケート結果は小数点以下任意の桁を四捨五入しており、合計が100%にならない場合がある

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口コミ・ユーザー満足度も必ずチェックしよう

IVR(自動音声応答システム)の選定では、実際の導入企業による口コミやユーザー満足度も重要です。自社に合ったサービスかどうか、現場の意見・評判をもとに比較することが大切です。

IVR(自動音声応答システム)の導入事例を詳しく見る

IVR(自動音声応答システム)の市場規模

BOXIL編集部が2024年2月に実施した調査をもとに、IVR(自動音声応答システム)の市場規模を算出※1しました。2023年のSaaS型IVR(自動音声応答システム)の市場規模は、およそ1,797.1億円だと算定できます。また、導入を検討しているユーザーの動向や導入予定時期をもとに算出すると、2024年の市場規模は1,937.3億円に到達する見込みで、2025年の市場規模は2,039.9億円規模に成長すると予測できます。

IVR(自動音声応答システム)の市場規模

※調査期間 2024年2月16日〜2月27日 スマートキャンプで実施した「SaaSの利用実態調査」をもとに、1社あたりの利用金額と法人数から算定。

IVR(自動音声応答システム)市場の成長率は?

同調査では、まだIVR(自動音声応答システム)を導入・利用していないコールセンター・カスタマーサポート業務担当者(架電業務に従事する方)に対して、導入予定も調査しました。その結果、「時期は未定だが利用検討中」という方も多く、今後数年でおよそ5〜10%程度市場は成長するでしょう。

導入予定時期回答数割合
時期は未定だが利用検討中185.7%
半年以内には利用開始予定72.2%
1年以内には利用開始予定30.9%
2年以内には利用開始予定20.6%
現時点では未定・利用予定はない28690.5%

IVR(自動音声応答システム)市場の成長の要因としては、顧客がより迅速な問題の解決を求めるようになったため、人手不足でも自動である程度問い合わせの種別を判別できるIVRへの注目が高まっていることが挙げられます。

IVRはチャットボットやSNSといった従来の問い合わせと比較して、より対話形式で対応できるため顧客が何もしない待たされる時間が少ないことが特徴です。また、近年のIVRでは、AIによる学習と合成音声でより自然な対応ができることが広く認知されたことも市場拡大の要因です。

しかし、いまだに従来型のシンプルなIVRを使用している企業も多く、乗り換えを検討しているユーザーが少ないため市場の成長率としては低いのが現状です。

IVR(自動音声応答システム) シェア率TOP8の口コミ・満足度解説

シェア率の高い8サービスがなぜ多く導入されているのか、BOXILに寄せられた口コミやサービスの特徴をもとに解説します。

コールナビゲーター

コールナビゲーターは、電話による問い合わせや予約、注文などの業務を効率化するIVR(自動音声応答システム)です。シェア率トップの理由として、24時間365日の電話対応が可能で人手不足解消に貢献する点や、柔軟なカスタマイズ性の高さが挙げられます。

顧客の音声を正確に認識し、適切な応答や振り分けが可能で、企業規模を問わず導入しやすい料金体系も特徴です。電話業務の自動化により人的リソースを他の業務に回せるため、生産性向上に寄与するサービスとして支持を集めています。

Zendeskは、世界で導入実績のあるクラウド型カスタマーサービスプラットフォームです。電話やメール、Web、SNSなど多様なチャネルからの問い合わせを一元管理でき、IVRソフトウェアで電話の自動応答や転送も可能です。

ZendeskのコンソールでIVRシステムを簡単に作成でき、応答メッセージの作成・録音に加えて、CXのカスタマイズも容易です。IVRは機能の一部ながら、より広範囲で顧客からの問い合わせ対応業務を効率化できるため、対応漏れや二重対応の防止、担当者間の引き継ぎをスムーズに行いたい企業に適しています。

Smart desk W

株式会社Wiz
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Smart desk Wは、IVRと受電代行を組み合わせた電話受付代行サービスです。IVRにより電話を事前に仕分け、応対が必要な電話のみオペレーターが対応するため、従量課金となる受電代行件数を減らし低コスト化を実現します。

IVRや電話代行のほか、自動ガイダンス、ボイスレター機能、SMS送信、見える化レポートなど充実した機能を提供。オペレーター対応の電話内容を外部ツールに連携したり、時間帯着信やIVRルートの内容をレポートしたりでき、電話業務の見える化にも貢献します。24時間365日の受付に対応し、時間外の受電内容は音声ログやレポート送信が可能です。

CallCall-IVR(コールコール)

CallCall-IVR(コールコール)は、電話業務をDX化するクラウド型IVRサービスです。最新のAI技術を活用した高度な音声認識機能を搭載し、最大110言語に対応。顧客と自由に話した内容を認識・テキスト化できるため、従来のように用件をメニューから選んでもらう必要がありません。

Chatwork、Slack、TeamsなどのビジネスチャットツールやCRM/SFAとの連携も容易で、着信内容や顧客情報をリアルタイムに通知・登録し対応状況を一元管理できます。また、電話口の顧客にWebサイトURLをSMSで自動送信する機能で、電話からWebへのスムーズな誘導も実現。経験豊富なスタッフによる伴走型サポートも提供しています。

DHK CLOUDは、同時着信300回線以上に対応したIVR(自動音声応答システム)です。課題に応じたパッケージ導入、カスタマイズIVR、ユーザー側で構築・編集可能なノーコードIVRの提供に対応し、注文や再配達などの受付業務、オートコールによる督促業務などの受発信業務に対応しています。

音声認識による対話形式での受付が可能で、プッシュ操作だけでは難しい顧客対応も実現。受付内容のテキスト化とSMS送信により、顧客による確認と専用リンクからの修正にも対応しています。月額5万円から導入可能で、定型業務の難易度や予算に合わせた選択ができます。

ソクコムは、カスタマイズ性が高く自社の運用に合わせた設定が簡単にできるIVRサービスです。専用の管理画面をWebからいつでも操作でき、電話番号の追加、利用人数の変更や着信スケジュールの設定など、さまざまな設定を自由に行えます。通話料や発着信履歴などの明細もユーザー管理画面から確認可能です。

PCとインターネット環境だけで03(固定番号)や0120(フリーコール)、050番号での発着信が可能で、リモートワーク中のスタッフへの同時着信や内線転送にも対応。電話やSMS、FAX、メールといったコミュニケーションツールを駆使して多数の顧客へ一斉に利用でき、テレワーク推進企業にも適しています。

BIZTEL コールセンターは、インターネットとPCのみで利用できるクラウド型コールセンターシステムです。従来はオフィスにPBXなどの機器設置が必要だったコールセンター機能をクラウドで提供し、面倒な工事や設備導入は不要なため在宅勤務やテレワークに最適です。

1席から利用可能な座席課金プランや300席以上の大規模コールセンター構築プランなど多様な選択肢があり、自社開発の国産サービスとして高品質な通話音声を実現。音の途切れや時間差が生じにくく、24時間365日のサポート体制も整備。CRMやSFA、MAシステムとの連携も可能で、音声認識によるテキスト書き起こしやAIによる要約、ボイスボットなどの先進機能も活用できます。

じゃんじゃんコール

じゃんじゃんコールは、かかってきた電話を自動応答機能や録音機能で対応する着信特化型INBOUNDサービスです。資料請求業務、受注業務、問い合わせ業務などを無人化でき、大幅な業務効率の改善につながります。WEB管理画面を利用することで、複数台のパソコンから同じ情報を共有・閲覧でき、電話で登録した情報とWEBで登録した情報が連動してデータが蓄積されます。

24時間365日の対応が可能で、リピーターの増加による売上向上や業務効率化によるコスト削減が期待できます。資料請求フォローが必要な住宅メーカーや学校法人、一時的な電話増加が見込まれるキャンペーン企画、受注業務の無人化を目指す企業などに適したサービスです。

シェア率だけでなく機能や使い勝手でも比較しよう

IVR(自動音声応答システム)を選ぶ際には、「自社の電話対応業務の課題」「必要な自動化のレベル」「既存システムとの連携性」「カスタマイズ性」「コスト」などを総合的に検討することが重要です。

特に、音声認識の精度やAI機能の有無、外部システム連携の柔軟性、オペレーター対応との併用可否、分析・レポート機能の充実度など、自社の電話応対業務の効率化にマッチする機能を持つサービスを選びましょう。複数のサービスを比較検討し、実際のデモや無料トライアルを活用して使い勝手を確認することをおすすめします。

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IVR(自動音声応答システム)選び方ガイド

IVR(自動音声応答システム)選び方ガイド

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