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電子カルテの費用相場 - コストを抑えるためのポイント | 価格にかかわる要素

最終更新日:(記事の情報は現在から171日前のものです)
この記事では、電子カルテの費用の目安や費用に影響する要素を紹介しています。電子カルテの導入費用を抑えるポイントを解説。導入する電子カルテを探している方はぜひ参考にしてみてください。

電子カルテの費用相場

電子カルテの費用相場は、オンプレミス型の場合に初期費用が200万〜500万円ほどです。クラウド型の場合は初期費用が10万〜30万円、月額費用が1万〜5万円程度です。またこれらの費用とは別に、オンプレミス型の場合には自社に設置するサーバー代で月数万円がかかります。

オンプレミス型 クラウド型
初期費用 200万〜500万円(ライセンスや導入サポートの費用) 10万〜30万円(導入サポートの費用)
月額費用 - 1万〜5万円(ライセンス費用)
その他費用 月数万円(サーバーの保守運用にかかる費用) -

なおオンプレミス型とクラウド型のいずれにおいても、パソコンやタブレットといったデバイスがない場合にはそれらハードウェアの購入費用も必要です。

オンプレミス型は自社サーバーにインストールする形態

オンプレミス型は、サービス提供会社から購入したソフトウェアを自社のサーバーへインストールするタイプです。導入時の初期費用は高いものの、長期的にはトータルコストを抑えられる場合があります。また、セキュリティやデータの管理を自社で行えるため、セキュリティポリシーに適した運用が可能です。しかし、運用や保守の負担が大きくなるため、規模の小さな医療機関には向きません。

クラウド型はインストール不要でブラウザから使う形態

クラウド型は、サーバーを自社で保有せず、インターネット経由にてサービスを利用するタイプです。導入時の初期費用を抑えやすいのが特徴。また、サービス提供会社が随時アップデートしてくれるため、法改正への対応も一任できます。反面、何年も使うと金額によってはオンプレミス型に費用対効果が劣るケースも。くわえて、セキュリティやデータ管理が外部に委託されるため、サービス選定時には注意が必要です。

電子カルテの導入費用を決める要素

オンプレミス型かクラウド型か

電子カルテの導入費用は、前述したようにクラウド型かオンプレミス型かで大きく異なります。ただ最終的な費用より、いつ時点での支払いが求められるかの方が選定時には重要でしょう。オンプレミス型は初期費用として数百万円がかかるため、中小規模の医療機関では導入が難しいです。反対にクラウド型の場合は、継続してかかるコストが費用対効果に見合うのか確認すべきです。

レセコンとの一体型か連携型か

電子カルテの費用は、レセコンとの一体型か連携型かによっても差があります。一体型の場合、システム統合が簡単でコストを抑えやすいものの機能拡張しにくいかもしれません。一方の連携型は、他のシステムとの連携が求められるのを活かして、必要な機能を追加しやすい利点があります。すでに導入済みのシステムとあわせて比較しましょう。

周辺システムとの連携

電子カルテを導入する際には、レセコン以外のシステム連携も大事な要素です。医療機関で使用されている他のシステムとの連携がスムーズであれば、データの一元管理が容易になります。今後導入したいシステムも視野に入れて調査しましょう。

カスタマイズの内容

電子カルテの導入費用を決めるうえでは、どのようなカスタマイズをするのかに注意を払いましょう。カスタマイズが必要な場合には、追加の費用が発生します。しかしカスタマイズによって、後の業務を進めやすくなるかもしれません。予算との兼ね合いで、設定を依頼するか内製するか検討しましょう。

ライセンス数

電子カルテの費用はライセンス数にも影響されます。施設の規模やサービスの料金形態によって、どのくらいの費用がかかるかは異なります。比較的見積もりを出しやすい箇所ではあるので、問い合わせた際に相談しておきましょう。

サポートの内容

電子カルテを導入する際には、サポート内容も重要なポイントです。導入時の初期設定、導入後の使い方説明、障害発生時の対応など、どのようなサポートをどの程度してもらえるのか確認しましょう。サポートの内容や頻度によっては別途費用がかかるため、それも含めて問い合わせるのがおすすめです。

周辺機器の購入費

電子カルテの導入には、周辺機器の購入費も必要です。たとえば、タブレットやプリンターなどの周辺機器が必要な場合はそれらの購入費用も考慮すべきです。必要な機器は事前にリストアップしておき、予算に組み込んでおきましょう。

電子カルテの費用を抑えるポイント

目的を明確にし機能を厳選する

電子カルテを導入する際には、まず導入目的を明確にしましょう。目的が明確であれば機能やサポートを比較しやすくなり、価格を抑えて導入できます。また環境にあわせた要件も書き出しておきましょう。従業員の人数、サポートの要否、既存システムとの連携なども整理しておくのをおすすめします。

相見積りを取ることは比較にも交渉にも重要

電子カルテを比較するにあたっては、複数のサービス提供会社から相見積りを取りましょう。相見積りをすることで、各ベンダーの提案内容や価格を比較して、適切な選択をしやすくなります。また、相見積りをすることでサービス提供会社間の競争を促し、価格交渉の余地が生まれます。

活用できる補助金・助成金を探す

電子カルテの導入や運用の費用を抑えるためには、活用できる補助金や助成金を探すことも重要です。自治体や厚生労働省などが提供する補助金や助成金を活用することで、導入費用の一部を補填できる場合があります。さまざまな補助金制度を把握し、適切な申請手続きを行って導入費用を節約しましょう。

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費用対効果を考えて導入しよう

電子カルテを選ぶ際には、費用だけでなく費用対効果に注目しましょう。電子カルテにはさまざまな種類があるため、使い勝手を見比べたり他機能の有無で比較したりするのがおすすめです。電子カルテは無料プランや無料トライアルを提供している傾向にあるため、導入前に試験運用しましょう。

電子カルテのうち最適なサービスを選ぶには、ニーズや予算に合わせて、複数のシステムを比較検討することが大切です。

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