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NPSが3年で400%アップした丸亀製麺がマーケティング戦略を公開!麺職人の誇りが生む顧客のKANDO(感動)体験とは
最終更新日:(記事の情報は現在から42日前のものです)

丸亀製麺 取締役の南雲 克明(なぐも かつあき)氏がBOXIL EXPOに登壇。NPSがわずか3年で400%アップした丸亀製麺独自のマーケティング戦略と、それを支える"KANDO"の理念について話します。
熟練の職人が目の前で釜茹でするツルツルもちもちのうどん。 本格的な讃岐うどんを初めて知ったのは丸亀製麺がきっかけだった、という方も多いのではないでしょうか。
国内外に1,000店舗以上を展開する丸亀製麺が成長を続ける秘密は、うどんの美味しさはもちろんのこと、その独自のマーケティング戦略にもあります。
この記事では3年でNPSを400%アップさせた丸亀製麺が、その愛される理由を創りあげたマーケティング戦略を紹介します。
※本記事は、丸亀製麺の取締役・マーケティング本部長の南雲克明(なぐも かつあき)氏が「BOXIL EXPO 営業・マーケティング展 2024 春」にて講演した内容をまとめています。

講演者:南雲 克明(なぐも かつあき)
トリドールホールディングス 執行役員 / KANDOコミュニケーション本部長 / (株)丸亀製麺 取締役・マーケティング本部長早稲田大学大学院商学研究科卒、MBA(経営学修士)取得。コナミスポーツ、サザビーリーグ(東京・渋谷)などBtoC(消費者向けビジネス)の事業会社において様々なブランドのマーケティング責任者を歴任。2018年、トリドールホールディングス入社。22年より現職。独自のメソッドで“感動(KANDO)”を起点に、感性とデータサイエンス両側面から持続的に選ばれる確率を高める「感動ドリブンマーケティング」を推進。ビジネスと企業価値をグロースさせ続けるマーケティングの革新と拡張に取り組む
トリドールホールディングス 執行役員 / KANDOコミュニケーション本部長 / (株)丸亀製麺 取締役・マーケティング本部長早稲田大学大学院商学研究科卒、MBA(経営学修士)取得。コナミスポーツ、サザビーリーグ(東京・渋谷)などBtoC(消費者向けビジネス)の事業会社において様々なブランドのマーケティング責任者を歴任。2018年、トリドールホールディングス入社。22年より現職。独自のメソッドで“感動(KANDO)”を起点に、感性とデータサイエンス両側面から持続的に選ばれる確率を高める「感動ドリブンマーケティング」を推進。ビジネスと企業価値をグロースさせ続けるマーケティングの革新と拡張に取り組む
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麺職人の数に比例してNPSが3年で400%アップ
丸亀製麺のすべての店には麺職人が在籍しています。
麺職人とは、社内の「麺職人制度」に合格したうどん打ちのプロフェッショナル。
全国に1,775人の麺職人がいますが、合格率は約30%、二つ星を獲得しているのはわずか10人と非常に狭き門。(※2024年12月末時点。社員を含む)
また、半永久的な制度ではないため、称号獲得後も日々の研鑽は欠かせません。

社内での積極的な制度推進により、2019年に約200人だった麺職人は2024年には1,600人を超えるまでに。
麺職人の増加に比例して、丸亀製麺のNPSも直近3年で400%以上アップしました。
NPSとは「Net Promoter Score(ネット・プロモーター・スコア)」のことで、「丸亀製麺を人にどれだけおすすめしたいか」を点数化したもの。
麺職人の増加に伴い、丸亀製麺のファンも増加したといえます。
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