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副業とは?兼業・Wワーク・複業の違いと意味

最終更新日:(記事の情報は現在から2226日前のものです)
現在ではインターネットが普及したことによって、副業の種類がとても増えました。副業を始めるにあたって注意すべき点や税金について解説します。また、副業によく似た言葉である兼業、Wワーク、複業との違いについても紹介します。

副業とは

国税庁の民間給与実態統計調査結果によると、会社員の平均年収は以前に比べて下がってきています。
そのような背景もあり、現在では本業の他に副業を始める方も増えてきました。

本記事では、副業について解説し、副業にはどのような種類があり、始めるうえでどんな問題が起こるのかについて紹介します。

副業禁止

副業はだれでも始めることはできますが、企業によっては会社規定により副業を禁止にしているケースもあるので、注意が必要です。

副業を禁止にしている企業は多く、万が一、副業を会社に秘密で始めてバレた場合には、最悪解雇になってしまうケースもあるため、副業を始める前には会社の就業規則を確認する必要があります。

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副業を隠す難しさ

会社とまったく違う場所であったり、給与が手渡しでの支払方法であったりすればバレないと考える方がいますが、基本的に副業はバレます

給与の支払い方法などに関係なく、給与に対しては税金がかかってしまうため、税金の問題により会社にバレてしまうことがほとんどです。そのため、会社に秘密で副業をすることは難しいということを理解しておきましょう。

最近の傾向

まだまだ副業を禁止する企業もありますが、最近では働き方改革によって副業を認める企業も増えつつあります。そのため、会社員=副業禁止という考え方はすでに時代遅れであり、現在では掛け持ちやWワークという新たな働き方も増えています。以下では、副業によく似た言葉である「兼業」「Wワーク」「複業」について詳しく紹介します。

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「兼業」「Wワーク」「複業」の違い

副業とよく似た言葉で間違えられやすい「兼業」「Wワーク」「複業」の違いについて紹介します。

理解されていない副業との違い

兼業とは、自分の行っている仕事とは別にそのほかの業務に携わることをいいます。副業と似ていますが、副業の場合には雇用契約はありませんが、兼業の場合には雇用契約があるという違いもあります。

Wワークとは、副業という意味で使われるケースもありますが、正社員として働いていない人が掛け持ちでアルバイトをするときなどに使われます。

複業とは、二つ以上の仕事を行っていることを意味しており、どれも「副」とは言えないメインの仕事を複数していることをいいます。
フルタイムでの雇用形態で働く方にとっては、複業をすることは困難ですが、就労形態を使い分け、二つ以上同じ労力をかけて仕事をしているのであれば、それは複業といえます。

副業に関する税金の問題

副業を始めようと考えているのであれば、税金についての知識を持っておく必要があります。副業に関する税金の問題について紹介します。

確定申告が必要な収入

基本的には、副業で得た収入が年間20万円以上ある場合は確定申告が必要です。しかし、所得から経費を差し引いた収入が20万円以下になる場合には、確定申告は必要ありません。そのため、副業で利用した経費のレシートや領収書を保管しておく必要があります。

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自治体への確認

所属している自治体によっては、副業の収入が20万円以下でも住民税の申告が必要な場合もあるため、自分の所属する自治体への確認が必要です。また、アルバイト形態で副業をする場合には、収入の金額にかかわらず確定申告をしなくてはいけないので、注意してください。

無知識は脱税の原因

これまで自分で税務処理をしたことがない方にとっては、確定申告や住民税の申告について理解していない方も多いのではないでしょうか。税金についてのルールを理解しておらず、知らない間に脱税をしていたということも少なくありません。そのため副業をするのであれば、最低限の納税の知識を身につけて意図しない脱税が起こらないようにしましょう。

freee(フリー)など、フリーランスや個人事業主向けの確定申告ソフトは、確定申告を経験したことがない方や、面倒な書類作成が苦手な方でも、フォームに沿って入力するだけで簡単に作業が完了できます。

「クラウド会計ソフトシェアNo.1(2016年8月デジタルインファクト調べ)」の会計ソフトであるfreee(フリー)は、税額診断をすることで確定申告が必要かどうかも簡単に判断できます。

>>>副業の確定申告が簡単にできる会計サイトfreeeをチェック

副業の種類

一言で副業といっても、その種類はさまざまです。以下では、副業の種類についてそれぞれ簡単に紹介します。これから副業を始めようと考えている方は、ぜひ自分にできそうな副業がないか探してみてください。

クラウドソーシング

クラウドソーシングは、仕事を発注したい方がプラットフォームで募集をかけ、それを見た個人やフリーランスの方が仕事を受注するという仕組みです。これは個人が募集されている仕事に対して応募ができるので、自分のスキルや経験に見合った仕事を選べます。

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アルバイト

これはアルバイトを募集しているところに応募し、雇用形態をアルバイトとして始める副業です。本業をしている方にとっては時間の制約があるので、夜遅い時間であったり、休日でのアルバイトになったりしてしまう可能性が高いです。

アフィリエイト

自分で資産サイトを運営し、そのウェブサイトを通じて商品を紹介するアフィリエイトも副業の一つです。これはすぐに売り上げにつながるというものではなく、サイトを作りこみ集客をしなくてはいけないので、サイト運営の知識やマーケティング能力が必要です。

せどり

せどりとは、古本や家電などを安く仕入れて転売するビジネスのことです。一時期流行った手法として、ブックオフなどの古本屋で本を安く仕入れ、アマゾンやオークションサイトなどで転売するという手法がありました。

ネットオークション

今自分が手元に持っている使わない商品を、ネットオークションに出品して稼ぐ方法もあります。

せどりのように物を仕入れて、オークションに出品するという方法もありますが、在庫を抱えるリスクを負いたくない方は、まずは自分の持っているものを出品することから始めてみましょう。

ポイントサイト

ウェブのスキルや先行投資ができない方にとっては、ポイントサイトは無料で始められることができるのでオススメです。

ポイントサイトでポイントを貯めることによって、現金や商品と交換ができるので、特別なスキルを必要としません。その分、報酬は少ないですが、隙間時間にできるため主婦に人気を集めています。

アンケートモニター

市場調査を行う会社などがアンケートモニターを探していることがあります。これらはアンケートに答えるだけで報酬がもらえるため、主婦や学生に人気を集めています。しかし、ポイントサイトなどと同様に特別なスキルを必要としないため報酬は比較的低めです。

株式投資・FX

あなた自身がお金を運用したいという考えがあるのであれば、株式投資やFXがオススメです。あくまでこれは資金に余裕のある方向けであり、生活費などを使ってまでやることはオススメできません。

写真販売

写真を撮る趣味があるのであれば、あなたが撮影した写真を写真販売サイトで売ることもできます。現在では、日本最大手写真販売サイトであるPIXTA や、海外大手写真販売サイトのiStockなどで販売ができます。

YouTubeへの動画投稿

最近ではYouTuberという職業が認知されてきたこともあり、だれでもYouTubeへ動画を投稿し、マネタイズができるようになりました。もし動画などを撮ることが好きな方や、動画の編集が得意な方はチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

副業への正しい理解

副業はだれでも簡単に始められるため、もし現在の本業での収入では足りないと感じている方は始めてみてはいかがでしょうか。

しかし、一方で副業に関連する税金問題や会社との兼ね合いの問題は必ず発生するので、事前にどのような問題が起こるのか?ということを理解しておくことが必要です。ぜひこれを機会に副業について正しく理解し、副業を始めてみましょう。

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