10年後には売上100億円を達成するつもりだった、でも急がない経営を
【インタビュー】
株式会社WELLNEST HOME 代表取締役社長 芝山さゆり氏
教師から専業主婦となり、2008年に株式会社インパクトを設立。2012年には株式会社低燃費住宅の専務取締役に就任。2017年代表取締役に就任。独自の教育論でグループリーダーの育成から新人教育まで幅広く担当。全国のお母さんを支援するウェブサイト「お母さんの心得」も運営。
日本の住宅は機能性に乏しい、それを変えたい
株式会社WELLNEST HOMEは「日本の家づくりのあるべき姿」を目指して創業した企業です。創業者の早田宏徳は左官屋の家系に生まれ建築業に携わるなかで、日本の住宅メーカーの効率重視、コスト重視な住宅づくりに疑問を持ち、2007年にドイツに渡ります。
日本の住宅は「冬は寒く、夏は暑い」のが当たり前ですが、ドイツの住宅は気密性と断熱性に優れて1年を通じて快適な温度と湿度が保てます。日本の暮らしに合った高機能な住宅作りを早田はドイツで学び、その後全国の工務店向けにコンサルティングを行い始めました。
そして、2011年の東日本大震災による原発事故でエネルギーに対する考え方も大きく変わり、当時コンサルティングをしていた東日本の工務店も壊滅的な打撃を受けたために、「日本の住宅性能を底上げ」するべく立ち上げたのが、前身となる株式会社低燃費住宅です。
私たちが提供する住宅は一般的な住宅メーカーに比べて数倍の断熱材を使います。壁はダブル断熱を採用し、断熱材だけで20cm以上の厚みがあり、屋根と天井には一般的な住宅の1.5倍以上の断熱材を使っているので、外気温の影響を受けにくく「冬は暖かく、夏は涼しい家」を実現しています。
柱など躯体の木材には、人体に無害の薬剤を加圧注入した特殊な木材を用いています。これは木をシロアリと腐れから守るもの。また、躯体構造で結露を起こさないよう湿度を調節するためカビ・ダニの発生を防ぎます。木を腐らせないことで100年持つ家を実現したのです。
WELLNEST HOMEの家は、優れた超気密・超断熱性能で一年中温度25℃前後、湿度50%前後を省エネルギーで保ちます。33坪ほどの住宅ではエアコン1台で年間の光熱費を8万円程度に抑えることも可能です。快適性能はぜひモデルハウスでご体感ください。
WELLNEST HOME、花小金井のモデルハウス
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