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1年で“離職率10%減”を実現、ドライバーをつないだSNS - 「TUNAG」導入事例

最終更新日:(記事の情報は現在から619日前のものです)
ドライバーは勤務時間の大半を1人で過ごします。そこから生じるコミュニケーション不足が高離職率の要因でした。社内SNS「TUNAG」を導入したところ、わずか1年で離職率が10ポイントも低下。「BOXIL SaaS AWARD 2023」導入事例セクション物流業界部門1位に選出されたSaaS活用事例を紹介します。

事例概要

株式会社スタメンが提供する、「TUNAG」の活用事例です。

TUNAG - 株式会社スタメン

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TUNAG
導入事例セクション | BOXIL SaaS AWARD 2024
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サービス導入企業

  • 企業名:株式会社ダイセーセントレックス
  • 業種:輸送/交通/物流/倉庫
  • 従業員規模:101~200人
  • 所在地:愛知県
  • 設立年:1968年

受賞部門

「BOXIL SaaS AWARD 2023」導入事例セクション物流業界部門1位

※対象
物流業に関連する企業の生産性向上に貢献した事例を対象とする

導入前の課題

食品や日用雑貨の配送事業を行う株式会社ダイセーセントレックスは、高い離職率に悩まされていました。また、事業の要であるドライバーとの情報共有も大きな課題です。

ドライバーが陥りがちなコミュニケーション不足、それが招く高い離職率

社員の多くはドライバーであるため、出勤したらすぐに事務所を出て配送業務に従事します。勤務時間の大半は1人だけで業務を行っていて、ほかの社員と会話する機会はありません。顔を合わせる社員すら、限られている状態です。

こうしたコミュニケーション不足は、それ自体が問題であるうえ、高い離職率の要因といえるでしょう。

情報共有する方法を模索中

コミュニケーション不足の対策として、対面形式のドライバーミーティングは実施していました。しかし、物流業界は人手不足が続いており、ミーティングに参加できるドライバーも限られてしまいます。

補助的な対策として、紙の社内報での情報発信に取り組んでいます。こちらも社員全員が最後まできちんと読み切るわけでなく、効果は限定的です。

効果的に情報共有する方法が必要とされていました。

導入による効果

情報共有を促進する新たな手段として、デジタル化を強化したいとの方針もあり、社内SNSプラットフォームの「TUNAG」を導入しました。

相互理解が深まり、離職率が10ポイント低下

会社やほかの社員のことを知ってもらおうと、「今月の◯◯な人たち」「クルーインタビュー」などの紹介コンテンツを発信。さらに、交流を促せる「フォトコンテスト」といった取り組みにも挑戦しました。

こうしたコンテンツは、コミュニケーションのきっかけになったようです。さらに、初対面であっても「なんとなく知っている」「なんとなく仲間である」という意識も芽生えました。

具体的な成果としては、社員の相互理解が深まった影響か、27.9%あった離職率が1年で17.3%まで下がったのです。

無理なくスマホで情報にアクセス

TUNAGには、スマートフォンでアクセスします。ちょっとした空き時間、荷待ち時間、休憩時間に自然とコンテンツを楽しめる、物流業界の働き方に適した都合の良いツールです。こうして、ドライバーの負担を増やすことなく、広報誌やミーティングという既存のルートに加え、デジタルという新しい情報接点を増やせました。

その結果、「社長のつぶやき」「リーダーインタビュー」などの情報が現場に到達しやすくなり、不満や不安の解消につながりました。

運用データの分析でさらなる改善へ

TUNAGを運用する中で、「在籍3年未満のクルーのログイン率が高い」などのデータが得られています。

これを受け、ログインする人に向けた情報発信の質向上を図り、人事によるクルーのインタビューをTUNAGで共有しました。すると、他クルーに対する関心向上、管理者から寄せられるクルーの高評価など、良い循環が発生しています。

また、2022年に入ってからログイン率の低下と投稿数の減少がみられました。

そこで、役員による発信が定期的に行われるよう対策し、ログインすれば何か新しい情報が得られる、コンテンツを楽しめる、という状況を作りました。この対策により、ログイン率が改善し、全体的な投稿数も増加しています。

運用データを分析し、日々改善をはかっています。

効果をもたらした機能

  • 空き時間にスマホで従業員紹介や社長の発信を気軽にチェックできる「タイムライン」
  • 重要事項をプッシュ通知やバッジで目立たせられる「会社からのお知らせ」
  • 経営陣から思いや方針を、テキスト・画像・動画で発信できる「社長メッセージ」

参照)株式会社スタメン「物流業界ならではのコミュニケーションや離職率の課題を改善 – 株式会社ダイセーセントレックスのTUNAG活用事例」https://tunag.jp/ja/contents/case-study/25622/, 2023/2/10確認

BOXIL SaaS AWARDとは

「BOXIL SaaS AWARD(ボクシル サース アワード)」は、SaaS比較サイト「BOXIL SaaS(ボクシル サース)」を運営するスマートキャンプ株式会社が、優れたSaaSを審査、選考、表彰するイベントです。年1回、SaaSの日(※)を記念し発表しているほか、Spring、Summer、Autumn、Winterの四半期ごとにも、優れたSaaSを表彰しています。

「BOXIL SaaS AWARD 2023」では、エントリー式で審査する「導入事例セクション」と、データを元に定量評価する「BOXIL SaaSセクション」「BOXIL EXPOセクション」「BOXIL SaaS質問箱セクション」の計4つのセクションを設けています。各セクションの選考基準に従い、部門ごとにもっとも評価の高いサービスを部門1位として選出します。さらに部門1位の中から総合1位を選出し、その証として「Best SaaS in Japan」の称号を付与します。

「BOXIL SaaS AWARD 2023」公式サイトはこちら
「BOXIL SaaS AWARD 2023」導入事例セクション受賞サービス一覧はこちら

※スマートキャンプが独自に定めた記念日で、毎年3月4日です

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