【2024年最新】おすすめ電子カルテサービス比較3選|導入メリット・選び方!
日々の業務の中で、このような課題を感じていませんか?
- カルテの管理が煩雑になっている
- 看護師や事務員への指示の伝達ミスや転記ミスが発生している
- 他の医療機関への情報共有に工数がかかっている
これらの課題をお持ちの方は、電子カルテサービスの活用がおすすめです。
「SaaS導入推進者が選ぶサイト第1位」のボクシルが、おすすめ電子カルテサービス比較3選を厳選しました。各サービスの詳しい資料は下記ボタンから無料でダウンロードできます。電子カルテサービスが気になる方はぜひご活用ください。
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電子カルテとは
電子カルテとは、病院で患者の情報を記入するカルテの電子版のことです。
医療の現場では、紙媒体のカルテを利用しているところがまだまだ多く、電子カルテの導入に対して積極的でない病院もあります。理由としては導入コストや、オペレーションの変更に不安が残るからです。
一方で、電子カルテはカルテ庫やスペースを確保する必要がないため、カルテの管理が効率化されます。また、すぐに情報を検索できるため、情報管理の面でも活用の幅は広くあります。
近年は導入しやすいクラウド型の電子カルテサービスが増えてきたこともあり、導入を検討している医療機関が増えてきているようです。
電子カルテの選び方
電子カルテを選ぶ際は、次の流れで確認しましょう。
- 電子カルテの導入目的を確認する
- 電子カルテの機能を確認する
- 電子カルテを導入する際の注意点を確認する
- 電子カルテの料金・価格相場を確認する
電子カルテの導入目的を確認する
電子カルテの導入を検討する際は、まず導入目的を明確にしましょう。主な導入目的は次のとおりです。
導入目的 | 詳細 |
---|---|
情報を一元管理したい | 患者の基本情報や診療履歴、検査結果の閲覧ができる電子カルテがおすすめ |
医療チーム間の情報共有がしたい | 複数医療機関とのデータ連携できる電子カルテがおすすめ |
データ解析と研究ができるようにしたい | データ解析ができる電子カルテがおすすめ |
電子カルテの機能を確認する
電子カルテでできること、利用できる機能は次のとおりです。上記の導入目的・課題をどのように解決できるか記載しているため、必要な機能を洗い出しましょう。
【基本的な機能】
機能 | 詳細 |
---|---|
基本情報管理 | 患者の氏名、生年月日、性別などの基本情報を管理する機能 |
診療記録 | 診察内容や処方、検査結果などの診療情報を記録する機能 |
アレルギーや既往歴の管理 | 患者のアレルギーや既往歴などの健康情報を記録する機能 |
予約管理 | 患者の予約状況や来院履歴を管理し、予約の確認やスケジュール管理を行う機能 |
電子処方 | 電子的な処方箋を発行する機能 |
検査結果の閲覧 | 検査結果を記録・閲覧できる機能 |
【特定の課題・用途・業界に特化した機能】
機能 | 詳細 |
---|---|
複数医療機関とのデータ連携 | 病院やクリニック間での情報共有を支援し、連携する医療機関間で患者情報を共有する機能 |
データ解析 | 医療データを解析し、治療の効果や傾向を把握する機能 |
連携する医療機関と情報共有したい場合は複数医療機関とのデータ連携機能、カルテのみならず予約の管理までしたい場合は予約管理機能があるサービスがおすすめです。
電子カルテを導入する際の注意点を確認する
電子カルテを導入する際、失敗しないために次の項目も確認しておきましょう。
確認事項 | 詳細 |
---|---|
セキュリティ対策 | 患者の医療情報は個人情報保護に関する法律や規制に準拠する必要があります。適切なセキュリティ対策を講じ、情報漏えいを防止することが重要です。 |
システムの安定性と信頼性 | システムの安定性と信頼性は患者情報の正確な管理に欠かせません。信頼性の高いベンダーを選び、十分なテストや評価を行うことが大切です。 |
データのバックアップと復旧 | システム障害やデータの消失に備え、定期的なデータのバックアップと復旧策を確立することが必要です。 |
サポート体制 | ITの専門知識に不安がある場合は、サポート体制が整ったシステムを選びましょう。 |
他のシステムとの連携 | 他システムとの連携を図ることで、より電子カルテの真価を発揮するため、院内のシステム構成をもとに考えることで、より使いやすいものになります。 |
クラウド型かサーバー設置型か | クラウド型電子カルテは導入コストが安い・他システムとの連携がしやすい・万が一のときに復元しやすいなどのメリットがあります。一方でサーバー型電子カルテは導入コストはかかるものの、セキュリティ面に優れている・カスタマイズしやすいなどの特長があり現状に合わせて適切な方を選ぶ必要があります。 |
電子カルテの料金・価格相場を確認する
電子カルテの料金・価格相場は導入するシステムや提供される機能、利用者の規模や契約条件によって異なります。一般的に、クラウド型の場合は月額利用料がかかり、オンプレミス型の場合は導入費用や保守料金が発生します。
- クラウド型:月額数万円から数十万円程度
- オンプレミス型:導入初期費用が数百万円から数千万円程度、保守料金は月額数万円から数十万円程度
ただし、機能やセキュリティ対策、サポート体制なども考慮する必要があるため、料金のみで選ぶのではなく、自社のニーズに合ったシステムを選定することが重要です。複数のベンダーやプランを比較し、最適な電子カルテシステムを導入することをおすすめします。
電子カルテのメリット
電子カルテの具体的なメリット3点を解説します。
管理が楽になる
電子カルテの導入によって収納スペースや探す手間の削減ができるので、カルテそのものの管理が楽になります。
電子カルテはすべてパソコンで情報を管理できるため、物理的な収納スペースを確保する必要がありません。それに加え、情報を一元化してまとめられるので、カルテを手作業で探す手間もかからず、管理面の作業を大幅にカットできます。
業務スピードの向上
カルテに関する業務そのものの効率化も期待できます。
電子カルテは、患者さんのカルテに記入する作業を電子化するだけでなく、紹介状や診断書などの作成にも役立ちます。医療の現場で必要になる文書のテンプレートがいくつか用意されているため、それらを利用することにより、1から作成する必要がなくなり、 業務スピードの向上が期待できます。
記載ミスを防止する
電子カルテの中には記載ミス防止機能がついているものもあります。
手書きのカルテでは、誤字脱字とった記載ミスや、文字の特徴による読み間違いが起こることがあります。しかし、電子カルテであれば、パソコンへの入力になるため情報が読みやすく、記載ミスを防止することにもつながります。
電子カルテを活用して効率の良い業務を行いましょう
なかなか医療の現場ではITの導入に積極的でないケースが多いですが、今後業務を効率化していくためにはIT化は必須です。
最初の導入では、少し戸惑うことはあるかもしれませんが、電子カルテサービスを導入することによる得られるメリットや効果は非常に大きいため、ぜひこれを機会に電子カルテを活用して、業務の効率化を進めてみてはいかがでしょうか。