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基幹システムとは?ERPや情報系システムとの違い・注目ERPを比較

最終更新日:(記事の情報は現在から200日前のものです)
基幹システムとは、企業がビジネスを行う際に根幹となる業務を管理するシステムです。BOXILでは基幹システムの特徴や種類などの基礎知識、導入メリット、ERPや情報系システムとの違いをわかりやすく解説します。基幹システムの選び方のポイントやおすすめのERPも比較紹介しています。

本記事では、基幹システムの種類や機能といった基礎知識から、ERPや情報系システムとの違いについても解説します。後半では、おすすめのERPシステムもピックアップして比較紹介しています。ぜひ導入検討の参考にしてください。

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基幹システムとは

基幹システムとは、企業がビジネスを行う際に根幹となる重要な業務を管理するシステムのことで、販売管理システムや生産管理システム、在庫管理システム、会計システムなどが該当します。

基幹システムは、製品の生産から販売、納品、請求書発行などの業務効率化が可能です。これらの基幹システムの機能をひとまとめにしたシステムが、ERPです。

基幹システムの定義

まずは、基幹システムの定義を引用して説明します。基幹システムは「基幹系システム」とも呼ばれますが、本記事では表記を統一するために基幹システムとします。

基幹系システム 【mission-critical system】 基幹業務システム
 
基幹系システム(mission-critical system)とは、企業や官公庁などの情報システムのうち、事業や業務の中核に直接関わる重要なシステムのこと。または、全社で共通して利用される、その組織全体の基盤の一部となるシステム。
(出典:「IT用語辞典」より引用)

ミッションクリティカル(mission-critical)とは、任務や業務の遂行に必要不可欠な要素のことです。ミッションクリティカルなシステムとは、障害により停止した場合に大きな社会的影響を与えるシステムのことで、金融機関や交通機関、大企業の基幹システムなどが該当します。

基幹システムは、文字どおり企業活動の「基幹」になるため、システムが動かなくなると企業活動が止まってしまうことになります。よって最低限、何があっても停止しない可用性や、高度なセキュリティが要求されるシステムです。

ERPとの違い

ERPとは何か、定義を引用して説明します。

ERP 【Enterprise Resource Planning】
 
ERP(Enterprise Resource Planning)とは、企業の持つ資金や人材、設備、資材、情報などさまざまな資源を統合的に管理・配分し、業務の効率化や経営の全体最適を目指す手法。また、そのために導入・利用される業務横断型の業務ソフトウェアパッケージ(ERPパッケージ)のこと。
(出典:「IT用語辞典」より引用)

ERPも、企業経営を効率化する手法であることから、基幹システムの一つといえます。ERPと基幹システムの大きな違いは、ERPは基幹システムを一つのパッケージに統合しデータを一元管理することで、情報を分析し経営戦略に活用できる点です。

ERPについて詳しく知りたい方は、次の記事や動画をチェックしてください。

>>ERPとは | パッケージとの違いはこちら

基幹システムの種類

基幹システムは、より具体的な機能に分けると、次のような種類のシステムに分類されます。各システムの詳しい説明記事は、次のリンクから確認してください。なお、業種によってはこれらのシステムは増減する可能性があります。

上記の基幹システムのいずれかが止まってしまうと、「製造ができない」「請求書が出せない」「会計処理ができない」など、企業活動が継続不可能な状況に陥ってしまいます。

サイバー攻撃やランサムウェア攻撃で、基幹システムがダウンしたり、データが暗号化されて利用できなくなったりして、サービス停止に追い込まれる事例を思い浮かべるとイメージしやすいかもしれません。

つまり基幹システムは、もし止まってしまうと「企業活動が停止する」ことが一番大きな特徴です。そのため、システムが止まらないような可用性とセキュリティが最も重要な要素となります。

そして、これらの基幹システムを統合し情報の一元化を図るシステムがERPです。

【関連記事】
ERPパッケージとは
ERPの比較
ERPの導入事例
ERPのシェアや市場規模

基幹システムの導入メリット

企業が基幹システムを導入するメリットは次のとおりです。

  • 経営情報の管理・可視化
  • 業務の効率化・標準化
  • データの統合管理
  • コンプライアンスの強化

それぞれのメリットについて詳しく説明します。

経営情報の管理・可視化

変化の激しいビジネス環境ではリアルタイムに情報を管理し、可視化することが重要です。基幹システムを導入すると、売上状況や債務状況、在庫などの経営に関する状況を可視化できます。情報を可視化することで、正確な情報へのアクセスが容易になり、意思決定の迅速化と正確性の向上が実現可能です。

販売データ、生産状況、財務情報などのリアルタイムのデータ分析やレポート作成により、経営層や管理職は、より迅速かつ的確な判断を行えるようになります。

業務の効率化・標準化

業務の効率化も基幹システムの大きなメリットです。基幹システムにより、企業内の異なる部門間で使用されるデータを一元管理することで、データの重複や不整合を防止できます。在庫管理システムであれば、営業部門と生産部門で共有される在庫データを常に最新の状態に維持できるため、正確な生産計画や在庫管理が実現できます。購買システムと連携すれば、仕入れの際に自動で数値が更新され、さらなる業務効率化も可能です。

基幹システムを導入することで、属人的になりがちな定型業務や経理処理のフローなどを会社全体で自動化・標準化し、従業員間のバラつきをなくして安定した業務品質が期待できます。新しい人材の教育や異動があった際にも、業務の引き継ぎがスムーズに実行可能です。さらに、取引先や製品情報などの重要なデータが一元管理されることで、データの安全性も向上します。

データの統合管理

企業活動における生産〜販売、受注、会計といった一連の業務データは連動していることが望ましいです。総合型の基幹システム(ERP)を導入すれば、経営に関する情報(ヒト・モノ・カネ)を一元的に管理し、効率化と生産性向上が図れます。

一連の業務データが連動していれば、リアルタイムな経営状況の把握が可能になり、迅速な意思決定が実現できます。どこで問題が発生しているのか、どういった影響が出ているのか、経営に関する課題を早期に発見して対策を講じたり、経営戦略の立案と実行をより効果的に行えたりできるようになるでしょう。

コンプライアンスの強化

基幹システムにより、企業の業務プロセスを自動化し、一元的に管理することで、法令遵守のためのルールやポリシーが適切に遵守されるようになります。企業が法令遵守に関するリスクを軽減し、企業の信頼性を保つことにつながります。

基幹システムは、業務データをリアルタイムで監視し、異常や違反があった場合には即座に対応可能です。データの透明性と追跡性を確保できるため、内部監査や外部監査が容易になり、法令遵守の証明も実現できます。また、セキュリティ対策が強化されるため、情報漏えいや内部不正のリスクも低減できます。


より詳しい基幹システムのメリットは、次の記事で解説しているので参考にしてください。

ERPのメリット・デメリットは?データ一元化で得られる強み
企業の業務データを一元管理し、ビジネス戦略の構築に活かせるERPの特徴と、導入のメリット・デメリットを解説します。...
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基幹システムと情報系システムの違い

情報系システムとは、社内コミュニケーションや情報共有の円滑化に利用されているシステムのことです。

情報系システムは、基幹システムと比較して、仮に止まったとしても「不便ではあるが直ちに業務停止にはつながらない」システムといえます。情報系システムの主なものとしては、次のようなツールが挙げられます。

上記のように情報系システムに該当するものとしては、主に社内コミュニケーションツールです。情報系システムが止まってしまうと、「連絡が取れない」「商談状況がわからない」といった困った状態にはなりますが、企業活動自体は維持できるでしょう。

基幹システムと情報系システムの違い一覧

基幹システム 情報系システム
主なシステム ERP、生産・販売・在庫管理、人事・会計システム グループウェア、スケジュール管理ツール、社内SNS(ビジネスチャット)
利用範囲 全社的 部門単位
性質 止まると業務が停止する 止まっても直ちに業務停止にはつながらない
用途・目的 経営情報の管理、業務の標準化 社内の情報共有・コミュニケーション

基幹システムの導入手順

基幹システムを導入する際の手順は、次のとおりです。

  • 導入目的を明確化する
  • システムを選定する
  • テストと検証を行う
  • フィードバックを取り入れ改善する

導入目的を明確化する

基幹システムを導入するにあたって、一番重要なのは目的の明確化です。基幹システムは業務の効率化に効果的なツールですが、導入前に業務にどのような課題を抱えているのか、どのように解決したいのか明確にすることで、最適な基幹システムを導入できるでしょう。

システムを選定する

導入目的が決まったら、基幹システムを選定します。基幹システムを実際にシステムを使うのは現場のスタッフです。IT管理部門に任せきりにせず、無料トライアルやデモを通じて、従業員の声や要件を十分に考慮し、システムが業務に適合するかどうかを確認しましょう。また、将来の拡張性やカスタマイズ性も考慮して選定することをおすすめします。

テストと検証を行う

基幹システムを選定したら、実際の運用前にテストを行い、動作を検証します。運用後は業務への影響が大きくなるため、テストを通じて、システムの動作や処理に問題がないか、品質が確保されているかを確認することが重要です。

フィードバックを取り入れ改善する

基幹システムの運用がはじまったら、どのくらい改善効果が出ているのか定期的に確認しましょう。業務にどの程度改善がみられるか、改善がみられない場合はどのような課題があるかを把握し、継続的に運用改善に取り入れていくことが大切です。

基幹システムの運用を開始する際には、システムの利用手順が解説されたマニュアルを用意し、必要に応じて研修やトレーニングも行いましょう。業務フローの変更によるトラブルを防ぎ、スムーズに導入を進められます。

クラウド型基幹システムが注目される理由

近年は、クラウド型の基幹システムを導入する企業が増えています。主な理由としては、次のようなものが挙げられます。

  • 低価格
  • 中小企業でも導入可能
  • テレワークに対応できる
  • セキュリティの向上
  • 最新のサービスが使える
  • BCP対策が可能

低価格

従来のオンプレミス型基幹システムは、高額な初期費用とランニングコストがかかるため、導入ハードルが高い課題がありました。

一方、クラウド型基幹システムは、初期費用が抑えられ、従量課金制といった柔軟な料金体系を選択できます。また、ベンダー側で用意されたクラウド環境を利用できるだけでなく、運用保守まで任せられるため、運用のための社内リソースも不要です。そのため、クラウド型基幹システムは、業種や規模を問わず多くの企業で導入しやすくなっています。

中小企業でも導入可能

オンプレミス型基幹システムは、導入にあたって複雑な作業や専門知識が必要です。それに対して、クラウド型基幹システムでは、導入手順が簡素化されており、専門知識がなくてもすぐに導入できます。また、ベンダーによるサポートが充実しているため、中小企業やスタートアップ企業でも安心して導入可能です。

また、基幹システムのいくつかは、「IT導入補助金」の対象となっています。IT導入補助金とは、中小企業・小規模事業者のDX(デジタルトランスフォーメーション)による生産性向上のための、ITツール導入を支援する補助金です。このIT導入補助金を活用することで、クラウド型基幹システムを導入する中小企業が増えていると考えられます。

IT導入補助金について詳しく知りたい方は、ポータルサイトを参照してください。

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テレワークに対応できる

クラウド型基幹システムは、テレワークに対応できることがメリットの一つです。社外からのアクセスが難しくテレワークを導入できなかった企業も、クラウド型基幹システムを導入すれば、オフィスへの通勤の必要なく業務が行えるようになり、テレワークの導入が可能になるでしょう。

自宅や外出先など、オフィスにいなくても作業が可能になることで、効率や生産性アップにもつながります。

セキュリティの向上

基幹システムは機密性が高く、セキュリティ面が重要視されます。しかし、クラウド型基幹システムであっても、ベンダー側で強固なセキュリティ対策を実施しているため、基本的に安全に利用が可能です。

暗号化やアクセス制限など、どのようなセキュリティ対策を実施しているのか、第三者による認証も含めて確認し、安心して利用できるシステムを選ぶことをおすすめします。

最新のサービスを利用できる

常に最新のサービスを利用できることもクラウド型基幹システムのメリットです。クラウドサービスはベンダーが保守管理を行っているため、自動でソフトウェアが更新され、常に最新のサービスを利用可能です。

また、インボイス制度や電子帳簿保存法のような法改正があった場合にも、プログラムが自動でアップデートされ、最新の法令に対応してくれます。

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BCP対策が可能

クラウド型基幹システムは、BCP対策としても有効です。BCPとは「事業継続計画」のことで、災害のような有事の際に、被害を最小限に抑えながら事業を継続するための計画を指します。

クラウド型基幹システムを導入すれば、システムのデータは安全性の高いデータセンターに保存されるため、たとえオフィスが被災してもデータを失いません。また、冗長性を確保したデータのバックアップが自動的に行われているため、サイバー攻撃やランサムウェアなどのインシデントから復旧するための、DR(ディザスタリカバリ)対策としても有効でしょう。

基幹システム・ERPの選び方

基幹システムやERPを選ぶ際には、次のようなポイントに留意して比較検討するとよいでしょう。

  • システム形態で選ぶ
  • 業務に対応したシステムを選ぶ
  • スモールスタートができるシステムを選ぶ
  • 安定運用のためのサポートは十分か
  • セキュリティは万全か

システム形態で選ぶ

基幹システムの形態には、オンプレミス(パッケージ)型とクラウド型があります。オンプレミス型は自社サーバーにパッケージソフトをインストールして利用する形態で、クラウド型はクラウド環境でシステムを利用します。それぞれメリット・デメリットがあるので、把握してシステムを選んでください。

SaaSとIaaS、オンプレミスの違い

SaaSとIaaS、オンプレミスの特徴

業務に対応したシステムを選ぶ

基幹システムの種類と機能は多岐・多様にわたります。販売管理や在庫管理の業務なのか、生産管理や会計システムもしくは人事労務管理なのか、どのような業務を効率化させたいのかを明確にして基幹システムの対象分野を比較して選びましょう。

基幹システムの導入では、スクラッチ開発かパッケージ導入を選ぶかもポイントです。スクラッチ開発は自社に最適化したシステムを構築できます。パッケージでもカスタマイズ可能なケースがあるため、カスタマイズ性についても確認しておくとよいでしょう。業務に合わせて必要な機能をカスタマイズして追加できるシステムであれば、機能不足や使い勝手を心配せずに運用できます。

また、基幹システムのなかには、業種や業界に特化したシステムを展開しているサービスもあります。業界独自の商習慣や業務フローに対応しているので、スムーズな運用が期待できるでしょう。

スモールスタートができるシステムを選ぶ

必要な機能だけを選べ、スモールスタートができる基幹システムを選べば、初期費用を抑えてシステム導入できます。導入後に、ベストプラクティスを蓄積しながら機能やスケールを拡大することで、費用対効果の高いシステム運用が実現できます。

安定運用のためのサポートは十分か

基幹システムには前提として、システムダウンしないこと、ダウンタイムを最小限に抑えることが求められます。人材教育サービスを含めた運用保守サービス、システムを定期的に診断してトラブルの発生を未然に防ぐサポートサービスなど、安定運用のためのサポートがあるベンダーを選ぶと安心です。

セキュリティは万全か

基幹システムは、社員や顧客の個人情報、社内の機密情報などを扱うため、情報漏えいや流出が起こると大変なことになります。暗号化や厳密なID管理、内部統制の強化、サイバーセキュリティ対策、バックアップ体制に注力しているシステムを選ぶようにしましょう。第三者機関による認証も参考にするとよいでしょう。

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※ダウンロード可能な資料数は、BOXILでの掲載状況によって増減する場合があります。

おすすめのERP13選を比較

複数種類の基幹システムをまとめて利用できるERPのおすすめを比較紹介します。基幹システム以上に広い範囲の業務をまとめて効率化できるため、基幹システムとあわせて導入を検討しましょう。なお、ERPの選び方についてはこちらの記事を参考にしてください。

freee統合型ERP - フリー株式会社

  • 販売・人事労務・会計を統合したクラウド型ERP
  • カスタマイズ不要でシンプルで使いやすい
  • 案件ごとデータを一元化し経営判断に利用

freee統合型ERPは、freee販売・freee人事労務・freee会計を統合したクラウド型ERPシステムです。一度入力した情報が自動連携されるので、情報の転記ミスや漏れがなくなり、数字のチェックに取られていた手間が大幅に削減されます。

案件ごとの知りたいデータがさまざまな切り口でグラフや図形で可視化され、粗利や利益がすぐに把握でき、経営判断にも役立ちます。案件別の見積書・発注書・請求書などの書類を、入力した情報をもとに簡単に作成可能です。インボイス制度や電子帳簿保存法などの法改正にも素早く対応できます。

料金プラン・価格

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SmileWorks - 株式会社スマイルワークス

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BOXIL SaaS AWARD Autumn 2024 Good Service
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  • 必要な機能を選択利用できるカフェテリア方式
  • 販売データと給与データを会計の仕分けに自動連携
  • 会計連動でプロジェクト別損益計算書を自動抽出

SmileWorks(スマイルワークス)は、販売管理や給与計算、財務会計などの基幹システムを統合管理できる中堅・中小企業向けクラウドERPシステムです。

受発注データや請求データなどを直接取引先とやり取りできるEDI機能や、プロジェクト別収支管理機能などを利用できます。基本機能に必要な機能を選択追加できる標準プランのほか、専用サーバープラン、インボイス制度対応に特化した特別プランを提供しています。

料金プラン・価格

プラン名 初期費用 月額利用料
標準プラン 30,000円(税抜) 10,000円〜(税抜)
Enterpriseプラン 1,500,000円(税抜) 200,000円〜(税抜)
インボイス特別プラン 0円 3,000円〜(税抜)

※従業員数20名までの事業者向けプラン

Biz∫(ビズインテグラル) - 株式会社NTTデータ・ビズインテグラル

  • 経費精算や会計、販売などの機能を業務単位で導入可能
  • 業界別テンプレートにより業界特有の要件にスムーズに対応
  • グループ全体の経営情報を可視化

Biz∫(ビズインテグラル)は、必要な業務モジュール単位で導入できる純国産のERPパッケージです。製造や小売、メディアなどの業種、企業規模を問わず導入されており、機能の段階導入や導入後の拡張に対応しています。

複数の会社での利用を前提とした設計のため、グループそれぞれの会社とシステムインフラを共同利用でき、単体会計とグループ会計を一元管理できます。多言語、多通貨に対応し、シェアードサービスやグローバル拠点での利用が可能です。

料金プラン・価格

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Oracle NetSuite - 日本オラクル株式会社

Oracle NetSuite
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  • 全世界37,000社以上の導入実績を誇るクラウドERP
  • 企業経営に必要な業務アプリケーションを一元管理
  • リアルタイムBIで「経営の今を見える化」

NetSuite(ネットスイート)は、全世界37,000社以上の導入実績を誇るクラウドERPです。財務会計および顧客管理、Eコマースなど、企業経営に必要な業務アプリケーション機能を単一のシステムで管理できるため、業務プロセスの一元化が可能です。

業務全体の最適化を通して、成長戦略や経営改革を支援する「経営」にフォーカスした業務基盤を実現します。経営に必要なすべての機能が一つのソフトウェアで統合されているNetSuiteは、さまざまな経営指標をリアルタイムに反映するBI(ビジネスインテリジェンス)を標準装備しています。「経営の今」を現在進行形で「見える化」可能です。

料金プラン・価格

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※出典:日本オラクル「クラウドERP、財務会計、CRM | NetSuite (ネットスイート)」(2024年3月1日閲覧)

EAST2 - 株式会社キューキエンジニアリング

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  • 中堅・中小企業向けプロジェクト原価管理型ERP
  • 要件に沿ったカスタマイズ開発
  • さまざまなシステムと連携可能

EAST2は、中堅・中小企業向けのプロジェクト原価管理型ERPシステムです。「引合受注管理」「作業管理」「勤務管理」といった管理機能が充実しており、対象業務に応じて一部機能からでも導入が可能です。また、受注組立生産方式の開発によって、企業の固有業務へ細かく柔軟に対応できます。経理給与ソフト、グループウェア、タブレットシステムなどとの連携により、シームレスな業務運営を実現します。

料金プラン・価格

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ZAC - 株式会社オロ

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  • 案件・プロジェクト型ビジネス特化のクラウドERP
  • 経営予測・状況を常に把握
  • 市販の財務会計サービスと連携

クラウドERP ZACは、管理会計や経営モニタリングの機能を持った、案件・プロジェクト型ビジネスに特化したクラウドERPシステムです。

売上・仕入れ・外注費・勤怠・経費を一元管理するので、プロジェクト収支を可視化でき、利益がひと目で把握できます。また、さまざまな管理会計レポートを出力でき、リアルタイムに経営数値をモニタリングできるので、正確な経営判断や経営管理が可能となります。

請求や支払管理をシステム化しているので、入力ミスや請求漏れがなくなり、業務が効率化できるでしょう。

料金プラン・価格

プラン名 初期費用 月額利用料
100,000円 要問い合わせ

※無料デモあり

Reforma PSA - 株式会社オロ

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  • 紙で行ってきた申請・承認を電子化
  • 「販売管理業務」と「購買管理業務」をひとまとめで管理
  • プロジェクトの情報を一元管理し、リアルタイムで更新・把握

Reforma PSAは、クリエイティブ業のための案件管理システムです。日々の業務に電子ワークフローを導入することにより、作業の見える化、業務のスピードアップ、ミスの防止が期待できます。

業務フローにもとづいて、請求・見積・精算書などのすべての帳票を作成でき、売上・利益レポートもボタン1つで出力可能です。また、リード(引合)情報の管理もできるので、未来の売上や収益見込みも把握できます。導入コストも抑えられるので起業してすぐに使えるシステムです。

料金プラン・価格

プラン名 初期費用 月額利用料
販売ライセンス 無料 1人あたり6,000円(税抜)
購買ライセンス 無料 1人あたり2,000円(税抜)
勤怠ライセンス 無料 1人あたり300円(税抜)
経費ライセンス 無料 1人あたり300円(税抜)

※最低利用料金は月額30,000円(税抜)、最低利用期間は6か月間

※無料デモあり

MA-EYESnc - 株式会社ビーブレイクシステムズ

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  • システム開発業に特化したクラウドERP
  • インボイス制度・電子帳簿保存法対応
  • リアルタイムなプロジェクト予実把握

MA-EYESncは、案件から工数管理、入金支払までシステム開発業に必要な業務を一元管理できるクラウドERPシステムです。システム開発業特有の商習慣に合わせた機能を備えており、豊富な導入経験を活かした機能設計で、低コストで質の高い開発業務管理を実現します。

また、契約条件とプロジェクトごとの作業時間から、請求額や支払額を自動で計算する機能も搭載しているため、担当者の業務効率化が可能です。プロジェクトごとに設定した予算に対して、工数登録や経費、外注費など日々の業務実績を登録することにより、リアルタイムで予実を可視化できます。

料金プラン・価格

プラン名 初期費用 月額利用料
0円 60,000円〜

※無料デモあり

SAP Business ByDesign - SCSK Minoriソリューションズ株式会社

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  • 中堅・成長企業向けSaaS型クラウドERP
  • シンプルな操作で社内の業務効率化
  • ビジネスの成長を目的に構築された機能

SAP Business ByDesignは、財務や人事、顧客管理やプロジェクト管理など、多くの業務プロセスと情報を一元管理できるERPシステムです。

Webから利用できるクラウド型のシステムのため、インターネット通信とパソコンやタブレット、スマートフォンなどの端末があれば、時間や場所を問わず使えます。リモートワークや複数拠点で活用する場合でも、動作がリアルタイムで反映され、分析により即座に収益化の向上や業務改善につながります。各機能はビジネスの成長を目的に構築されているのでシンプルな操作性です。管理業務を効率化し、ビジネスに集中できる環境を実現します。

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GEN - GEN株式会社

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  • ノンプログラミングで自由にカスタマイズ
  • だれもが使いやすい操作性と拡張性
  • 業種に合わせた7つのクラウドERP

GEN(ジェン)は、バックオフィス業務を効率化する中小企業向けの国産クラウドERPです。

AI技術がノンプログラミングでのカスタマイズを可能にし、管理体系の変化や帳票の仕様変更も柔軟に対応できます。管理レベルは高く、運用ハードルは低くなるように複雑な仕様を一掃したことに加え、使いやすい操作性で多くのユーザーが満足する高い定着度を実現しました。現在は7つの業種にフィットするクラウドのERPを提供していますが、その他の業種でも利用が可能です。

料金プラン・価格

プラン名 初期費用 月額利用料
GEN PRODUCTS(メーカー向け) - 24,300円(税抜)〜
GEN TRADING(商社向け) - 23,500円(税抜)〜
GEN WEAR(アパレル向け) - 23,800円(税抜)〜
GEN KITCHEN(化粧品&食品向け) - 23,800円(税抜)〜
GEN PROJECTS(クリエイティブ向け) - 23,800円(税抜)〜
GEN SUBSCRIBE(サブスク向け) - 23,200円(税抜)〜
GEN CRAFTSMAN(工場向け) - 23,800円(税抜)〜

※月額利用料:基本料金20,000円(税抜)+アカウントごとの課金

※無料トライアルあり

iDempiere - 株式会社ネオシステム

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  • 低コスト経営ができるERP
  • 必要な機能を標準装備
  • 多言語、多通貨対応のグローバルシステム

iDempiere(アイデンピエレ)は、低コストで導入可能なオープンソースのERPパッケージです。企業経営に必要な、販売・在庫・購買・顧客・会計管理まですべての機能を標準搭載しています。また、機能を部分的に使うことも可能です。

オープンソースのためライセンス費用は無料で、他のERP・基幹システム製品と比較して非常に安く導入できるのがポイントです。世界中で利用されており、プラグイン構造の拡張性・開発の柔軟性も高く、企業に合わせてカスタマイズ実装ができます。

料金プラン・価格

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SAPのERP「2027年問題」とは

最後に、IT管理者や情報システム担当者が注目している、SAPのERP「2027年問題」について紹介しておきます。

SAP「2027年問題」とは、世界中の企業で基幹システムパッケージとして使用されているERP「SAP ERP 6.0」の標準サポートが、2027年で終了する問題です。(2020年2月に2025年から延長)

SAP主要ERP製品年表

この世界的に高いシェアのあるSAP社製品を使用している企業は、同社の最新ERPである「SAP S/4HANA」に移行するか、他社のERP製品に切り替えるといった判断を迫られています。

「SAP S/4HANA」は先進的な機能を備えるERPで、オンプレミス、クラウド、ハイブリッドから構築基盤を自由に選択できます。ただし、「SAP S/4HANA」を含む基幹システムの移行や切り替えは簡単でなく、コストと時間を要するうえ、失敗すれば企業は大きな代償を払うことになりかねません。

SAP「2027年問題」の対象となる企業は、移行先システム選定、クラウドへの移行、データ移行の方法などを、発生するダウンタイムを考慮しながら、最適解を導き出す必要があります。

基幹システムの導入で失敗しないために

基幹業務を効率化してくれる、基幹システムやERPを紹介しました。基幹システムにはさまざまな種類のシステムがあり、用途や目的に応じて検討するシステムが変わってきます。基幹システムの導入で失敗しないためにも、事前に必要な機能や選び方のポイントを把握しておきましょう。

気になるシステムがある場合は資料請求をして、他サービスとの料金や機能の違いを比較してください。

基幹システムを選ぶ際には、次のポイントに注目しましょう。

  • システム形態で選ぶ
  • 業務に対応したシステムを選ぶ
  • スモールスタートができるシステムを選ぶ
  • 安定運用のためのサポートは十分か
  • セキュリティは万全か

また、システム紹介のなかでも触れているように、基幹システムの寿命や老朽化などによって、クラウド型基幹システムに移行する動きも強まっています。

クラウド型基幹システムをまとめて比較したい方は、無料でダウンロードできる一括資料請求がおすすめです。

基幹システムの関連記事

ボクシルではその他にも、基幹システムに関する記事をいくつか紹介しています。ぜひ参考にしてください。

【2024年】ERP比較22選!タイプ別サービスと比較表
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