これさえ見れば完璧!契約書訂正方法の基本ルールをおさらいしよう
契約書の訂正、経験ありますか? 意外と知らない訂正方法!
契約書を書く機会は人生において、そうないのかもしれません。しかし、契約書を全く書くことがないという人生も考えられないと思います。就職する時や住宅を購入するときも契約書を書きます。中には契約書を書く機会が多い仕事に就いている方もいらっしゃるでしょう。
契約書を書くときは2者、双方が契約書の中身を精査し、最後に記名捺印を押します。この時、契約書自体に間違いがあり、訂正の必要も出てくる場合があります。
今回は、この訂正方法について再確認しましょう。
誤字や脱字における訂正方法について!
契約書の訂正方法①:誤字、脱字の訂正方法とは?
まず、訂正箇所に2重線を引き、訂正内容を近くの空白に書き加えます。そして、契約当事者が訂正箇所の付近に署名押印と同じ印鑑で押印することになります。この際、契約当事者が多い場合や、空白が狭い時、厄介となります。スペースがないときはここでの押印は省略することができます。
欄外には、削除文字数と追加訂正文字数を書き加えます(例:〇字削除、〇字加入)。そして、先ほど訂正箇所に押した印鑑と同じもので押印します。この時、文字にかかるように押印することが習わしですが、かかってなくても契約書の効力は失われません。さほど気にしなくて良いでしょう。この時は、契約者全員の押印は必要です。
契約書の訂正の仕方②:契約条項を除外する訂正方法とは?
契約条項を全文除外する場合は2重線を引くことにこだわりを持つ必要はないでしょう。誤字脱字の訂正とは異なり、かなりの範囲となり、失敗や見た目も悪くなる恐れがあるからです。
欄外に例えば、「〇条全文除外」と書いて、近くに押印するようにしましょう。押印の方法は前述と同じように契約者全員の押印が必要です。可能であれば、文字にかかるように押印し、不可能であればさほど、気にする必要はありません。
契約書の訂正の仕方③:契約条項を追加する方法とは?
契約の場において、新たに付け加えなければならない、条項が出てきたとします。こういった場合、元々、契約書に条項が追加できるよう余白が設けられている場合はその欄に追記しましょう。
余白が設けられていない場合においては別紙を追加して、そこに追加する契約条項を記載して、契約書と一緒にとじます。そして、契約書と別紙にまたがるように押印してください。契約者が多い場合その人数分の押印が必要です。この契約書と別紙をまたがるように押す押印のことを「契印」といいます。
できる人はみんな知ってる!契約書を訂正する方法まとめ
いかがでしたか。契約書を書いたことがなかった人も、書いたことがある人も、この度の記事を読んで正しい訂正方法を再確認、学べたと思います。「誤字脱字の訂正方法」「条項の削除」「条項の追加」この3つを押さえておけば、契約書の訂正で困ることはないでしょう。
しかし、一番大事なのは契約書に間違いや漏れがないことです。契約書を作成する機会がある場合には確認を怠らないようにしましょう。
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