AI契約書レビューサービス比較9選 リーガルチェックの効率化機能と選び方

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AI契約書レビューサービスの導入は、リーガルチェックの自動化と法務業務の効率化を叶える有効な手段です。一方で、各製品によって強みとする対応言語やチェック精度、機能のカバー範囲には明確な違いがあるため、自社の運用に合わせた慎重な比較が欠かせません。

本記事では主要9選を徹底比較し、選び方や費用、メリット・注意点を解説します。法務の属人化を防ぎ、最適なツールを選定するための判断材料としてご活用ください。

【30秒でわかる】AI契約書レビュー導入のポイント

・AI契約書レビューサービスは機能範囲によって2タイプに分かれる(▼比較表を見る
・契約数が多いなら月額固定制のクラウドリーガル、変動がある場合は従量課金制のマネーフォワード クラウドAI契約書レビューがおすすめ
・レビュー後は、必ず自分で最終的な法的判断を行う

契約書レビューシステムには多くの種類があり「どれを選べばいいか」迷いますよね。後から知ったサービスの方が適していることもよくあります。導入の失敗を避けるためにも、まずは各サービスの資料をBOXILでまとめて用意しましょう。
【料金・機能比較表つき】契約書レビューシステムの資料をダウンロードする(無料)

※掲載料金は税区分の記載を含め、各社公式サイトの表記に基づいています。

目次

AI契約書レビューサービスとは

AI契約書レビューサービスとは、締結前の契約書に対してAI(人工知能)がリーガルチェックを実施し、契約におけるリスク可視化、修正・追記すべき条項などをフィードバックしてくれるサービスのことです。

弁護士監修のデータを用いるもの、独自に学習させたモデルを用いるもの、生成AIを活用するものなど、技術的なアプローチはさまざまです。

なお、AI契約書レビューサービスと弁護士法第72条(非弁行為の禁止)との関係を懸念する声もありますが、2023年8月に法務省が公表したガイドラインでは、ユーザー自身が最終的な法的判断を行うことを前提としたサービス提供は同条に抵触しないという考え方が示されています。

導入を検討する際は、各サービスがこの前提に沿った設計になっているかを確認しておくと安心です。

※出典:法務省「弁護士法(その他)」(2026年5月7日閲覧)

契約書レビュー業務の現状と課題

契約書のチェック業務では、下記のような課題を抱える担当者が多いのではないでしょうか。

  • 本来は丁寧に実施すべきレビューを、急ぎの依頼により数時間で処理せざるを得ない
  • チェックリストを活用しても担当者の経験・知識の範囲に依存するため、見落としをゼロにすることが難しい
  • レビュー品質が特定担当者のスキルに依存し、異動・休暇・退職時に組織として機能しなくなる

契約書レビューにおいては、見落とした項目が、損害賠償の範囲や知的財産の帰属をめぐる数百万円規模のトラブルに発展するケースも珍しくありません。かといって人員を増やすことも、すべてを外部弁護士に委託することも、コストの面から現実的ではないでしょう。

AI契約書レビューサービスは、こうした品質とコストを両立し得る有効な選択肢の一つです。

ChatGPTなど汎用AIとの違い

汎用AIでも契約書の内容を読み取り、リスクを指摘することが可能です。契約書チェックの補助に活用している担当者も増えているでしょう。

ただし、企業の実務に継続的に組み込むことを前提とした場合、利便性には大きな差が見られます。

比較項目汎用AIAI契約書レビュー
日本法への対応一般的な法律知識は保有弁護士が監修し、法改正にも随時対応
セキュリティ機密情報の管理は利用者側での確認が必要契約書データを学習に利用せず、ISMS等の第三者認証を取得済みの製品が多い
業務への統合コピー&ペースト作業が発生し、既存の承認フローへの組み込みが難しいWord連携・電子契約サービス連携など、業務フローに直接組み込める

汎用AIは契約書の概要把握や叩き台の作成に有効です。一方、組織として継続的にレビューを実施する体制を整えたい場合や、セキュリティ要件が厳しい環境での利用、稟議の根拠として記録を残す必要がある場面では、専用ツールとしてAI契約書レビューサービスの利用が適しているでしょう。

AI契約書レビューサービスの機能

AI契約書レビューサービスの機能は、大きく3つに分けられます。契約書の内容をチェックする「レビュー機能」、条文の修正や作成を補助する「作成・修正支援機能」、そして締結済み契約書を蓄積・管理する「管理機能」です。

AI契約書レビューサービスの機能

契約書のリーガルチェック (AI・自社基準)

主な機能詳細
自動AIレビュー機能契約書をアップロードするとAIが自動でリーガルチェックを行い、不利な条文や欠落条項、抜け漏れなどを指摘してくれる機能
自社基準レビュー機能独自の確認項目や修正方針などを登録することで、自社のポリシーに沿った契約書レビューを支援する機能
条文比較機能自社のひな形や過去のレビュー済み契約書と比較し、条文内容の差異や条項の抜け落ちを指摘する機能
条文検索機能キーワードを入力して、自社のひな形や過去の契約書から条文を検索できる機能
英文契約書レビュー機能英文契約書翻訳機能や英文契約書特有条文のレビュー機能

リーガルチェックはAI契約書レビューサービスの主要機能です。契約書をアップロードすると、AIが条文を解析し、下記のような観点から問題点を指摘します。

  • リスク条項の検出:自社に不利になり得る条文(損害賠償の無制限化、知的財産の帰属など)をハイライト表示
  • 抜け漏れ条項の指摘:契約類型ごとに必要な条項が欠落していないかをチェック
  • 修正案の提示:指摘箇所に対して代替条文の例を提示

加えて、多くのサービスでは「自社基準レビュー」と呼ばれる機能を備えています。自社のひな形や審査基準をあらかじめ登録しておくことで、「自社では損害賠償の上限は必ず設定する」「秘密保持の期間は3年以上にする」といった独自のルールをAIに反映させることができます。

担当者が変わっても同じ品質でチェックできるため、レビュー品質の属人化を防げるメリットがあります。

契約書の作成・修正支援

主な機能詳細
ひな形・テンプレート契約類型ごとのひな形を呼び出し、ゼロから作成する手間を省く
差分比較相手方から届いたドラフトと自社ひな形を並べて比較し、変更箇所を自動でハイライト表示
バージョン管理修正のたびに版を自動保存し、「どの時点でどう変わったか」を追跡できる
表記揺れチェック条番号のずれや表記揺れを自動検知・修正。形式面の確認作業を大幅に削減できる
Wordアドイン機能Word上で契約書レビューサービスを利用できる機能

AI契約書レビューサービスは、契約書のレビューだけでなく、作成・修正の段階を補助する機能も充実しています。

特に差分比較機能は、相手方から修正版が届いたときに「どこが変わったか」を一目で確認できる点で実務的な効果が高いです。メールで複数回やりとりするうちに変更箇所を見落とすリスクを減らせます

契約書の管理・データベース

主な機能詳細
契約書のデータベース化締結済み契約書をクラウド上で一元管理
更新期限アラート契約の有効期限や自動更新日が近づくと通知が届き、更新漏れによるトラブルを防げる
類似契約書のレコメンド新しいレビューを行う際に過去の類似案件が提示され、履歴を参考にしながらレビューできる
AI-OCR機能AIが文書内のテキストを自動で読み取り、デジタルデータとして変換

AI契約書レビューサービスは、締結後の契約書を蓄積・管理する機能が備わっている製品もあります。レビュー機能とセットで活用することで、組織全体の契約業務を一元化できます。

契約書の管理を別のツールやExcelで行っている場合、レビューと管理が分断されることで情報が散逸しがちです。この機能をレビュー機能と組み合わせることで、査から締結・管理までを一つのシステムで完結させられます。

AI契約書レビューサービスのタイプと比較表

AI契約書レビューサービスは、機能の範囲によって大きく2つのタイプに分けられます。まずはどちらが適しているかを確認し、比較検討すべきサービスを絞り込みましょう。

AI契約書レビューサービスのタイプと比較表
タイプ中心機能おすすめの企業
契約書レビュー・チェックに特化したタイプリスク検出、修正案提示、差分比較、自社基準レビューなど法務担当者の審査負荷を下げることが当面の優先課題で、まずスモールスタートしたい企業
契約業務を包括的にサポートするタイプ(CLM)レビュー機能に加え、台帳管理、更新期限アラート、外部システム連携など契約件数が多く、締結後の管理や部門間のやりとりも含めて契約業務全体を整備したい企業

契約書レビュー・チェックに特化したタイプ

契約書のリスク検出・修正案提示・差分比較など、契約書の内容を審査する機能を中心に設計されたタイプです。法務担当者が契約書を受け取ってから締結直前までの判断業務を支援することを主な目的としています。

契約の締結後の管理や電子署名機能は持たないか、外部サービスとの連携で対応するものが多いです。法務部門の人員が少なくレビューの負荷が高い企業や、既存の電子契約サービスは導入済みで、レビュー機能だけを補強したい企業におすすめです。

※「ー」は要問い合わせ

▼契約書レビュー・チェックに特化したタイプのサービスを詳しく見る

契約業務を包括的にサポートするタイプ(CLM)

契約書のレビューに加え、作成・承認・締結・管理・更新までの契約ライフサイクル全体を1つのシステムで完結させることを目的としたタイプです。CLM(Contract Lifecycle Management)とも呼ばれます。

AI-OCRによる台帳の自動作成、権限設定、外部システムとの連携など、法務部門が組織横断的に契約業務を運用できる機能が充実しています。契約書の審査だけでなく、締結後の管理・更新期限の追跡・台帳作成まで一元化したい企業におすすめです。

比較項目 LegalOn LegalOn OLGA OLGA
初期費用
月額費用
弁護士監修
修正例の提案
差分比較
条文検索
表記揺れチェック
自社基準レビュー
テンプレート
電子契約締結 ※別モジュール連携 × ※外部連携可能
スキャン
AI-OCR
契約書管理台帳の作成
権限設定
英語対応
外部連携システム Slack、Microsoft Teams、メール 等 Salesforce、クラウドサイン、Docusign、Slack、Microsoft Teams、メール 等

※「ー」は要問い合わせ

▼契約業務を包括的にサポートするタイプ(CLM)のサービスを詳しく見る

AI契約書レビューサービスに関してよくある質問

AI契約書レビューサービスの比較・導入に関して、よくある質問と回答をまとめました。

  • Q.口コミ評価の高いサービスはどれですか?
  • Q.無料で使えるAI契約書レビューサービスはありますか?
  • Q.電子契約の締結機能があるサービスはありますか?
  • Q.契約書管理機能が充実しているサービスはどれですか?

口コミ評価の高いサービスはどれですか?

BOXILの口コミ総合評価において5件以上の口コミがあるサービスのうち、特に評価の高いサービスは下記のとおりです。コストパフォーマンスの良さやトラブルの減少、レビュー工数の削減の観点で高く評価されています。

サービス名評価口コミ(一例)
LeCHECK(リチェック) LeCHECK(リチェック) 4.0・自社基準の契約書チェックが可能
・リーズナブルに使用できる
▶︎口コミを見る
LAWGUE LAWGUE 4.5・書類探しにかかる時間が少なくなった
・契約書の内容にかかるトラブルの発生件数も減少
▶︎口コミを見る
OLGA OLGA 4.4・法務担当者のナレッジを落とし込める
・契約審査の効率化と品質向上に繋がった
▶︎口コミを見る

※口コミ評価は2026年5月7日時点

無料で使えるAI契約書レビューサービスはありますか?

LawFlowは、1ユーザーのみ利用可能でチェック数が無制限の無料プランが用意されています。ただし対応している契約書は「秘密保持契約」と「業務委託契約」の2種類のみとなり、保存上限は0通(クラウド上への保存不可)といった制限があるため注意が必要です。

無料トライアルを提供している製品は多いものの、いずれも期間に制限があります。基本的には有料利用を前提に検討することをおすすめします。

電子契約の締結機能があるサービスはありますか?

下記の製品は電子契約の締結も可能です。

契約書の審査から締結までを同一システムで完結させたい場合は、クラウドリーガルLawFlowが選択肢になります。

電子契約システムのおすすめ製品は下記記事で紹介しているので、導入を検討している方はこちらもご参考ください。

契約書管理機能が充実しているサービスはどれですか?

契約書管理機能が充実しているサービスとしてはGMOサイン契約レビューパックLegalOnOLGAが挙げられます。契約書管理台帳の作成や更新期限の追跡までカバーしたい場合は、これらの製品が選択肢になるでしょう。

また、契約書管理は専門システムで対応することもおすすめです。下記では契約書管理システムのおすすめ製品を紹介しているので、こちらもご覧ください。

契約書レビューサービスのBOXIL資料請求数ランキング

2026年3月の1か月間に、BOXILユーザーから資料請求された契約書レビューサービスをランキング形式で紹介します。

1位2位3位4位5位
クラウドリーガルLeCHECK(リチェック)LAWGUEBoostDraftクラウドサイン レビュー
口コミを見る口コミを見る口コミを見る口コミを見る口コミを見る

TOP10を見る

2026年3月の1か月間に資料請求されたサービス1位は「クラウドリーガル」でした。次点で「LeCHECK(リチェック)」「LAWGUE」「BoostDraft」「クラウドサイン レビュー」が続きます。

これらの上位サービスは、ドキュメントエディタ(特にMicrosoft Word)との親和性が高いことが共通しています。Wordとの連携や独自の高機能エディタ機能に強みを持ち、担当者が普段の作業環境を変えずにシームレスに業務を進めることが可能です。

※資料請求数が同率の場合、口コミ数が多く、情報が充実しているサービスを優先的に表示しています。BOXILを利用する皆さまにとって比較選定しやすいサービスを広く紹介する方針に基づき、上記の表示順を採用しています。

AI契約書レビューサービスの費用

AI契約書レビューサービスの料金は、サービスによって体系が大きく異なります。予算を検討する前に、まず自社の月間レビュー件数・利用人数・必要な機能の範囲を整理しておくと、比較がスムーズになるでしょう。

料金体系の種類(月額固定・従量課金・個別見積もり)

AI契約書レビューサービスの料金体系は大きく3つに分かれます。

料金体系特徴該当サービス
月額固定利用量にかかわらずコストが一定クラウドリーガル(55,000円〜/月)
LawFlow(16,500円〜/月)
従量課金レビュー件数やID数に応じてコストが変動マネーフォワード クラウドAI契約書レビュー(30件〜/月)
BoostDraft(端末数×月額)
個別見積もり利用人数・機能・カスタマイズ要件によって変動クラウドサイン レビュー
LeCHECK(リチェック)
LAWGUE
LegalOn
OLGA

月額固定型は毎月のコストが読みやすい反面、利用量が少ない月も同額が発生することには注意が必要です。毎月のレビュー数が多い場合は月額固定制のサービス月によって変動がある場合や量が少ない場合は従量課金制のサービスが適しているでしょう。

費用対効果の考え方

AI契約書レビューサービスの費用対効果は、現在の契約書レビューにかかっているコストと比較することで判断できます。参考として、以下の2つの観点から試算してみてください。

比較観点試算の方法
外部弁護士への委託費用・外部法律事務所への依頼費用は1件あたり数万円程度
・AIツールで標準的な契約書の審査を内製化することでの差分が削減効果になる
社内の工数月間レビュー件数×1件あたりの所要時間×担当者の人件費(時給換算)が、ツールの月額費用を上回れば費用対効果があると判断できる

なお、見落としによるトラブルのリスク低減も、費用対効果を考える上で欠かせない視点です。外部委託費用の削減だけでなく、修正漏れによる損害賠償リスクの回避という保険的な側面も考慮しましょう。

ただしこの効果は定量化が難しいため、まずは上記2つの観点で試算した上で、無料トライアルなどを活用して実際の使い勝手を確かめることをおすすめします。

\機能・料金比較表つき/

AI契約書レビューサービスの選び方

サービスによって対応できる契約書の種類・精度・セキュリティ要件・料金体系は大きく異なります。機能の充実度だけで選ぶのではなく、自社の業務課題や運用体制に照らし合わせて判断しましょう。

AI契約書レビューサービスの選び方

契約書の種類やチェック業務の範囲に対応しているか確認しよう

サービスによって対応できる契約書の種類や言語は大きく異なります。

業務委託契約・秘密保持契約(NDA)・売買契約といった一般的な類型は多くのサービスが対応していますが、ライセンス契約・フランチャイズ契約・金融関連契約など専門性の高い類型は対応していないケースもあります。扱う契約書の種類を洗い出し、対応できるかどうかを確認してみましょう。

サービス名対応している契約書の種類AIレビューの詳細
クラウドサイン レビュー和文契約書、英文契約書に対応内容のチェック
LeCHECK(リチェック)・和文契約書、英文契約書に対応
・業界特化パッケージ(化学メーカー向けの秘密保持契約、売買基本契約、製造委託基本契約)も提供
内容のチェック+形式・体裁のチェック
マネーフォワード クラウドAI契約書レビュー要問い合わせ内容のチェック+形式・体裁のチェック
LAWGUE契約書の類型によらず、あらゆる文書に対応可能内容のチェック+形式・体裁のチェック
クラウドリーガル取引先から提示された契約書のレビューに対応内容のチェック(弁護士への依頼も可能)
BoostDraft契約書の類型を問わず、あらゆる文書に対応形式・体裁のチェック
LawFlow秘密保持契約、業務委託契約、不動産売買、システム開発、労働契約書、就業規則など43類型の契約書に対応内容のチェック
OLGA要問い合わせ内容のチェック+形式・体裁のチェック
LegalOn多言語の契約書に対応内容のチェック

※出典:LawFlow(ローフロー) 「AI契約書チェックで法務を効率化」(2026年5月7日閲覧)

弁護士監修やリーガルチェック精度の高さを重視しよう

AIが指摘する内容の根拠として、弁護士の監修が入っているかどうかは重要な確認ポイントです。本記事で紹介しているサービスの多くは弁護士の監修が入っており、監修内容の例としては下記が挙げられます。

  • LeCHECK:各分野を専門とする弁護士が監修したAIによるレビュー支援や、弁護士作成のひな形を利用可能
  • マネーフォワード クラウドAI契約書レビュー:各分野を専門とする弁護士が監修したレビュー支援AIを搭載
  • クラウドリーガル:弁護士が作成した契約書テンプレートを利用できるほか、厳選された弁護士に直接レビューや相談を依頼可能
  • LawFlow:弁護士が開発し、元裁判官が監修したAIによるリスク検出・解説機能を提供

弁護士監修が入っていることで、「なぜこの条項がリスクなのか」という指摘の根拠が法的知見に基づき、AIが単にパターンマッチングで検出するだけでなく、修正の方向性や代替条文の提示にも一定の法的合理性が担保されます。

ただし、実際のリーガルチェックの精度の高さはカタログスペックでは判断しにくいため、無料トライアル等で指摘の質と網羅性を確かめることが確実です。

セキュリティ要件を満たすか事前にチェックしよう

契約書には取引先の情報や金額・条件など機密性の高いデータが含まれます。導入前に下記の点を確認しておくことをおすすめします。

  • アップロードしたデータがAIの学習に使われないか
  • ISO27001(ISMS)やSOC2などの第三者認証を取得しているか
  • 通信・保存データの暗号化に対応しているか
  • IPアドレス制限や多要素認証など、アクセス制御機能があるか

社内のセキュリティポリシーや情報システム部門の要件と照らし合わせた上で、ベンダーに確認しましょう。

▶︎サービス資料をダウンロードし、セキュリティ要件をチェックする

外部システムと連携できるかで業務効率が大きく変わる

契約書レビューのツールは単体で使うだけでなく、既存の業務フローに組み込めるかどうかが定着率に大きく影響します。

たとえばWordアドインに対応していれば、ファイルをアップロードする手間なくWord上でそのままレビュー結果を確認できます。また電子契約サービスや稟議システムとの連携があれば、審査から締結までをシームレスに処理できます。

外部システムとの連携に優れたサービスとしては下記が挙げられます。

使いやすさ・レビューのしやすさも導入判断のカギ

機能が充実していても、操作が複雑であれば業務効率は上がりません。特に営業や事業部門からの依頼を受けてレビューを行うケースでは、依頼者側の操作のしやすさも重要です。

トライアル時には、契約書のアップロードから結果の確認・修正作業までの一連の流れを実際に操作しましょう。画面の見やすさや指摘内容のわかりやすさまで確認することをおすすめします。

\ 稟議や社内提案にも使える!/

AI契約書レビューサービスおすすめ比較7選(レビューに特化)

契約書のリスク検出・修正案提示・差分比較など、契約書の内容を審査する機能を中心に設計されているサービスを紹介します。

クラウドサイン レビュー

  • 専門弁護士の知見と法律文献を学習させたAI搭載
  • 登録した自社のひな形により自社基準でのチェックが可能
  • 国際取引特有のリスクチェックにも対応

クラウドサイン レビュー は、契約書をアップロードするだけで、リスクチェックから修正案の提案まで自動化できるAIレビュー支援サービスです。弁護士監修のAIが、不利な条項や欠落条項の指摘、修正や追加すべき文案を提案します。

和文の契約書ひな形はもちろん、英語ネイティブ弁護士による英文の契約書ひな形も搭載しており、国際取引特有のリスクを踏まえたチェックにも対応可能です。指摘した背景の解説も確認できるので、指摘の採用可否についての判断も容易に行えます。

料金プラン

  • シンプル:月額30,000円~
  • スタンダード:月額59,000円~
  • プロフェッショナル:要問い合わせ

※詳細、初期費用については要問い合わせ。

クラウドサイン レビューの操作画面

【AIによるリスクチェック(日本語・英語対応)】

【修正箇所の確認(文章比較)】

【弁護士作成のひな形の利用が可能】

LeCHECK(リチェック)

株式会社リセ
2025下半期 資料請求数ランキング1位
  • AIが契約書を自動レビュー
  • 契約書をデータベース化
  • 専門弁護士監修の法改正に対応したひな形つき

LeCHECK(リチェック) は、法務担当者が少ない企業をサポートするクラウド型AI契約書レビューサービスです。搭載されたAIが契約書を自動レビューし、欠落条項の指摘や各条文の重要度チェック、リスク判定などを実施します。

機械翻訳もできるため、英文契約書のチェックにかかる工数を削減できます。契約書をデータベース化し、契約期限も管理しやすくノウハウとして蓄積できます。また、専門弁護士が監修したひな形も付いており、法改正にも適宜対応できるのが強みです。

料金プラン

  • 要問い合わせ
  • 無料トライアル:あり

  • リスク箇所を識別する弁護士監修のAIを搭載
  • 個社ごとのレビュー基準にもとづいたリスクチェックをサポート
  • Word画面上でのAIレビューや修正が可能

マネーフォワード クラウドAI契約書レビュー は、ブラウザから契約書ファイルをアップロードするだけで利用できるAI契約書レビューサービスです。複雑な設定不要で、重要な条文の抜けやリスクなどをチェックでき、表示される条文案や解説をもとに修正を進められます。

また、弁護士が作成した契約書のひな形をダウンロードでき、法改正にも対応しています。契約書に関する疑問点や判断に迷う内容は、弁護士の解説やノウハウをキーワードで検索可能です。

料金プラン

要問い合わせ

マネーフォワード クラウドAI契約書レビューの操作画面

【AIによるチェック優先度のランク分け】

【各分野の弁護士が監修した条文解説】

【コピーして利用できる参考条文例】

LAWGUE

FRAIM株式会社
2025下半期 資料請求数ランキング1位
  • 関連契約や条項をAIが自動発見
  • 確認ポイントの抽出や修正文案の自動生成が可能
  • 契約経緯のナレッジを一元管理

LAWGUE は、契約書をはじめとした書類の作成、レビューに役立つサービスです。独自AIを搭載し、条番号やインデントのずれの自動補正、表記揺れのアラート表示などが可能です。

類似条項の検索や比較も行え、過去文書やひな形との比較による欠落条項の抽出にも対応しています。契約書の編集作業やコメントを一元化し、契約経緯を社内ナレッジとして蓄積できる点も特長です。企業や官公庁、金融、法律事務所などさまざまな組織で活用されています。

料金プラン

要問い合わせ

LAWGUEの操作画面

【AIが自動的に意味内容ごとのパーツに分解してデータベース化】

【意味内容が類似したパーツ文章や欠落しているパーツ文章を自動的にAIがサジェスト】

クラウドリーガル

Molton株式会社
2025下半期 資料請求数ランキング1位
  • AIと弁護士が融合し契約書レビューから法務実務まで対応
  • オンラインで弁護士に気軽に相談、基本1営業日以内に回答
  • 法務知識に不安がある担当者でも、プロに任せることで課題を解決

クラウドリーガル は、AI技術と弁護士/専門家サービスを融合した新しい企業法務アウトソースサービスです。弁護士による事業特性を考慮した契約書レビューを、基本1営業日以内に提供します。

スマート契約書作成や多様な法務/労務相談など、幅広い課題に対応できる点が特長です。法務知識がない担当者でもオンラインで弁護士に気軽に相談でき、リーズナブルな価格で専門家チームによるサポートを受けられます。

料金プラン

  • ブロンズ:月額11,000円〜
  • シルバー:月額55,000円〜
  • ゴールド:月額110,000円〜

  • 契約書の形式面の作業に特化したMicrosoft Wordのプラグイン
  • 文書データの外部送信なしで利用可能
  • 日文と英文の契約書に対応

BoostDraft は、Microsoft Word上で動作する法律専門家向けの総合文書エディタです。クラウドを介さず、文書データの外部送信なしで利用可能なため、セキュリティリスクを低減できます。

法律文書特有の各種自動プルーフ、参照/定義語のポップアップ、条項ズレの指摘・一括修正、色分けによるアンダーライン・ハイライトなど契約書の形式面での作業の自動化が可能です。契約書作成時の確認作業や細かい修正にかかる時間を削減したい企業におすすめです。

料金プラン

要問い合わせ

BoostDraftの操作画面

【Microsoft Wordで動作が完結】

【参照ポップアップ表示】

  • 弁護士が開発し、元裁判官が監修
  • 秘密保持契約から雇用契約までデフォルトで43類型の契約書に対応し、和文・英文・中文のチェックが可能
  • 「お気に入り機能」や「文書比較機能」により、自社基準での比較・差分チェックが可能

LawFlowは、弁護士によって開発された、無料から手軽に始められるAI契約書レビューサービスです。AIによるリスク検知や欠落条項の指摘、幅広い契約書対応、自社独自のお気に入り条項との比較チェック機能を備えています。

これまで法務に十分なリソースを割けなかった企業や、契約書チェックの抜け漏れに不安を抱える企業、コストを抑えつつチェック業務を効率化したい企業におすすめです。

※出典:LawFlow(ローフロー) 「AI契約書チェックで法務を効率化」(2026年5月7日閲覧)

料金プラン

  • スターター:0円
  • スタンダード:月額16,500円(税込)
  • エンタープライズ:月額33,000円(税込)

AI契約書レビューサービスおすすめ比較2選(契約業務を包括的にサポート)

契約書のレビューに加え、作成・承認・締結・管理・更新までの契約ライフサイクル全体を1つのシステムで完結できるサービスを紹介します。レビュー業務だけでなく、契約にまつわる業務全体を効率化したい企業におすすめです。

LegalOn

株式会社LegalOn Technologies
  • 法務相談案件の管理や契約管理など法務業務を統合支援
  • リスクの洗い出しから修正案の提示までサポート
  • 多様な類型、立場の契約書、規約などの参考ひな形を搭載

LegalOn は、法務業務を1つのプラットフォームで統合支援するリーガルテックプラットフォームです。契約書レビューはもちろん、ダッシュボードに情報を集約し、対応すべき事案や確認事項を管理できます。

契約書のリスクチェックのほか、過去に締結した契約書との比較も行え、類似する契約書の自動提示、紐づけも可能です。弁護士監修のAIにより、チェック項目の洗い出し、校正、編集までサポートします。

料金プラン

要問い合わせ

LegalOnの操作画面

【契約リスクチェック】

【校正サポート】

OLGA

GVA TECH株式会社
  • 弁護士監修の一般基準と自社基準によるAIリスクチェックに対応
  • 契約の進行管理や事業部とのやり取り、レビュー、契約書管理を一元化
  • 数百種類以上のひな形を提供

OLGA は、法務案件に関する依頼から管理までを一元管理できる法務オートメーションプラットフォームです。あらかじめ保存された取引の背景データをもとに、自社基準に従ってリスクや形式のチェックを行えます。

弁護士監修による一般的なリスクチェックにも対応しているので、法律の改正などがあった場合も安心です。単語ごとに説明を追加したり、契約書ごとにチェックすべき内容を整理したりできます。現場での運用や過去対応も反映可能です。

※出典:GVA TECH「AI契約レビュー | 法務オートメーション『OLGA』 」(2026年5月7日閲覧)

料金プラン

  • アカウント費用(月額)+初期費用+オプション費用

※詳細は要問い合わせ

OLGAの操作画面

【契約にまつわるすべての情報を一元管理】

【AIレビュー・新旧文書比較を標準搭載】

AI契約書レビューサービスのメリット

AI契約書レビューサービスを導入することで得られるメリットは、担当者個人の負担軽減にとどまらず、組織全体の契約業務の質と効率にも影響します。

契約書チェックの負担軽減

AI契約書レビューサービスは、契約書をアップロードするだけでAIがリスク条項と抜け漏れを自動検出し、修正案まで提示します。従来であれば担当者が一文ずつ確認していた作業の初動部分をAIが担うことで、レビューにかかる時間を大幅に短縮できます。

時間的な余裕が生まれることで、担当者は定型的なチェック作業よりも判断が必要な業務に集中できるようになります。

契約締結までのコスト減

契約書レビューにかかるコストは、法務担当者の工数と外部弁護士への委託費用の2つに大別されます。AI契約書レビューサービスを活用することで、この両方の削減につながります。

  • 法務担当者の工数:初動チェックをAIが担うことで、1件あたりの確認時間を短縮できる
  • 外部弁護士への委託費用:標準的な契約書の審査を内製化することで、外部への依頼件数を絞ることができる

工数やコストをゼロにすることは難しいものの、導入しない場合と比較した際に大きな削減効果をもたらします。

ノウハウが蓄積される

AI契約書レビューサービスによる修正内容や履歴は、システム内に蓄積されていきます。「この条項はなぜ修正したのか」「この契約類型ではどの条文に注意すべきか」といった経験値が組織の資産になることで、次のような効果が生まれます。

  • 新しい担当者でも過去の判断を参照しながらレビューを進められる
  • 担当者の異動や退職があっても、レビュー品質が維持されやすくなる
  • 自社基準レビュー機能と組み合わせることで、チェックルールを継続的に改善できる

個人の経験値に依存していた契約書審査が、組織全体のナレッジとして機能するようになる点は、長期的に見て大きなメリットでしょう。

AI契約書レビューサービスの注意点

AI契約書レビューサービスを導入する際には次のような注意点も把握しておきましょう。

対応する契約書の種類が限られている

AI契約書レビューサービスは、複雑な契約書や特殊な契約書には対応していない場合があります。また英文契約書のレビューに対応しているサービスでも、対応言語や準拠法の範囲はサービスによって異なります。

自社で扱う契約書の種類をあらかじめ洗い出し、トライアル時に実際の契約書で動作を確認しましょう。

ビジネス的な判断ができない

AIは契約書の条文を法的な観点から解析しますが、その契約がビジネス上どれだけ重要か、相手方との力関係上どこまで修正を求めるべきか、といった判断は行えません。

たとえば「損害賠償の上限額がない」という指摘をAIが出したとしても、その条件で締結すべきかどうかは取引の背景や優先度によって変わります。AIの指摘はあくまで法的リスクの洗い出しを補助するものであり、ビジネス判断の文脈に落とし込む作業は人間が担う必要があります。

AIの出力に誤りがある可能性もある

AIが契約書を解析する際、条文の文脈を誤って解釈するケースや、複雑な条件が組み合わさった条項の問題を見落とすケースがあります。反対に、問題のない条項をリスクとして指摘する可能性もゼロではありません。

AI契約書レビューサービスはレビューの精度と速度を高めるツールですが、出力結果をそのまま鵜呑みにするのではなく、法務担当者が内容を確認した上で判断することが前提です。AIの出力結果を確認する体制と責任の所在をあらかじめ明確にしておきましょう。

AI契約書レビューサービスでコンプライアンスの徹底を

AI契約書レビューサービスには、契約書のリーガルチェックにかかるコストを抑えられる、契約書の更新やテンプレートの管理が簡単に行えるといったメリットがあります。契約書関連の業務を効率化したい企業やコンプライアンスを徹底したい企業におすすめのサービスです。

AI契約書レビューサービスを導入する際は、次のポイントに注意して選ぶことをおすすめします。

  • よく使う契約類型に対応しているか
  • 自社ポリシーに合わせられるか
  • 修正例の表示方法
  • サポート体制

ぜひ本記事で紹介したサービスの料金や特徴を比較し、自社に合ったAI契約書レビューサービスの導入を検討してください。

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