ネットショップ運営とは?ノウハウから代行サービスまで徹底解説

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- ネットショップ運営とは
- 実店舗とネットショップの違い
- ネットショップの種類
- パッケージソフト
- レンタルショッピングカート
- モール
- 専用システム構築
- ネットショップ運営を始めるにあたって
- 必要なもの
- 大体の経費
- ネットショップ運営のノウハウ
- ターゲットと商品の確定
- リピーターの確保
- 価格設定の厳格化
- 集客率の増加
- ソーシャルメディアを利用した説明
- ウェブ接客の導入
- ECサイトを構築できるサービス
- BizWorkers
- makeshop
- EC Intelligence
- ネットショップ運営代行サービス紹介
- AnyX
- ECサポートPRO
- ネットショップ運営のコンサルティングサービス紹介
- STARONLINE合同会社のECコンサルティング
- メルカート
- RIVASOL(LINE公式アカウント制作・運用代行サービス)
- ソーシャルサービスを活用してターゲットを明確に
- BOXILとは
ネットショップ運営とは
ネットショップ運営とは、インターネット上でお店を持ち、モノを売っていく商売です。「モノを売る」点では実店舗と同じように見えますが、実際は開業準備からお店の運営まで、実店舗とは大きく異なります。
実店舗とネットショップの違い
実店舗とネットショップの大きな違いの一つは、開業時の準備資金がそれほどかからない点にあります。
実店舗を持つ場合は、店舗物件を購入または賃貸し、お店の外装や内装も適したものに改装します。これらの物件取得費用や改装費用でまとまった資金が必要になります。
一方、ネットショップの場合は、商品を表示し受注を受けるためのシステムの導入費用があれば、開業できるため実店舗を構えるよりも準備資金を押さえられます。
また、実店舗の場合は、出店した地域周辺の住民が主要顧客となりますが、ネットショップの場合は、全国・全世界に顧客が存在します。
ネットショップの種類
ネットショップのシステムは、大きく分けて次の4つの種類があります。
- パッケージソフト
- レンタルショッピングカート
- モール
- 専用システム構築
パッケージソフト
パッケージソフトとは、ネットショップ構築に必要な基本的な機能をあらかじめ備えたソフトで、レンタルサーバーを借りて、ネットショップを構築する際に利用します。
レンタルショッピングカート
レンタルショッピングカートは、ネットショップ運営のためのショッピングカートや受注管理システムをインターネットを通じて提供するサービスです。
モール
モールは、楽天市場やヤフーショッピングのように多数のネットショップを集めたインターネット上のデパートのようなもので、そこに出店することでネットショップを開けます。
専用システム構築
専用システム構築とは、法人向けのサービスで、好きなようにカスタマイズしてネットショップを作れるサービスです。
このECサイトを構築できるサービスについては、この記事の下部で掲載しています。
ネットショップ運営を始めるにあたって
必要なもの
ネットショップ開業にあたって必要なものには、「サービス事業者と契約が必要なもの」と「自身で準備しなければならないもの」の2種類に分けられます。
サービス事業者と契約が必要なものには次のようなものがあります。
- レンタルサーバー
- ホームページのドメイン
- ショッピングカート
- 決済システム
- メールシステム
- 受注管理システム
- 顧客管理システム
- 商品・在庫管理システム
自身で準備しなければならないものには、次のようなものがあります。
- パソコン・スマートフォン
- プリンタ
- デジタルカメラ
- 各種ソフト
- 梱包用資材
大体の経費
ネットショップ開業にあたって必要な経費をリストアップすると次のようになります。
- 場所代:賃貸費用
- 光熱費
- 電話回線
- ネットショップHP作成代金
- ネットショップレンタルカート代
- 商品仕入れ代
- 決済代行費用:クレジット会社・コンビに支払い会社・代金引換払い代行会社
- 宅配業者契約費用
- コピー機・用紙
- 梱包資材代
- 社用車
- 税理士顧問費用
取り扱う商品によって必要な額は変わってくるので、注意が必要です。
ネットショップ運営のノウハウ
ネットショップ運営は、インターネットの普及によって変遷してきました。
インターネット普及当初には、ヤフーショッピングやヤフーオークション、楽天市場といったサービスが登場しました。当時はそれらのサービス上でショップを出せば、それなりに稼げていました。
2000年代後半からはスマートフォンやSNSが普及し、ネットショップもヤフーや楽天を利用しなくても簡単に出店できるようになりました。
いまや、ネットショップは消費者にとって身近な存在ですが、ネットショップ運営側としては競争が激しくなり、適切な運営をしなければ簡単につぶれてしまうような状況にあります。
ターゲットと商品の確定
ターゲットとする顧客と取り扱う商品は絞り込む必要があります。
一見すると「顧客の幅が狭まるから売上が落ちるのでは…?」と思いこみがちです。
しかし、インターネットではさまざまな用語で検索されることから、顧客のターゲットや取扱商品を幅広く設定するよりもピンポイントでターゲットを絞り込むことで、消費者のニーズを確実に捉えられます。
リピーターの確保
たとえ一度商品を購入してくれた人でも、毎回自社サイトで買ってくれるとは限りません。何も対策をしなければ、他のショップへ流出してしまいます。
顧客の流出を防ぐ対策は、売上アップの方法でもあります。リピーター育成の一般的なやり方には、メールマガジンやニュースレターの発行があります。
メールマガジンとニュースレターはよく似ていますが、メルマガは読み物の色合いが強く、まだ購入したことのない登録者にも送るものです。ニュースレターは、既存客に対して「ニュース」を中心にお知らせをするちょっとした新聞のイメージです。
価格設定の厳格化
販売価格の設定も注意が必要です。安易に値下げをして利益率を下げてしまっては、もったいないですよね。
また、値上げについても同様です。何の理由もなく値上げしたのでは逆に売上が落ちてしまいます。
納得して値上げした価格でも購入したくなるような特典が必要になります。オマケをつけたり、魅力的なサービスを付加したりするなどの方法で、ただ値上げしただけと思われないような工夫が必要です。
集客率の増加
ネットショップはインターネットで集客を行うので、インターネットの集客対策はとても重要です。
インターネットの集客としては「SEO対策」がありますが、Web技術に詳しい人以外ではなかなか難しいものです。
しかし、SEO対策の一環として重要なことは、ハイクオリティなコンテンツの提供です。
質の高いコンテンツを継続的に提供することで、顧客とコミュニケーションをとれる機会が多くなり、長く付き合える関係性を築けます。
そして積み重ねによって検索エンジンからの評価も高くなりSEO対策にもつながるのです。
ソーシャルメディアを利用した説明
FacebookやTwitter、Instagramなどのソーシャルメディアの活用も有効です。
これらのソーシャルメディアは手軽に始められて、顧客と直接的にコミュニケーションを取りやすいメリットがあります。
また、ソーシャルメディアは、投稿内容の共有やお気に入り登録ができるので、どのような投稿内容なら顧客が周囲の人にも広めたくなるのかを知れるのも大きなメリットです。
ウェブ接客の導入
ウェブ接客とは、「Webサイトでも実店舗と同様に個々のユーザーごとにおもてなしの接客を行うこと」です。
実店舗の場合、必ずお客さまがご来店されたら「いらっしゃいませ」にはじまり、未会員の人には「今会員になると今回のお買い物から10%割引いたします」、何か商品を探していると「何かお探しですか?よろしければご案内いたします」などの接客対応がなされます。
このような個別のコミュニケーションを、そのままWebサイト上でも実施していくものです。
次の記事からウェブ接客ツールを選んで、活用してみてください。

ECサイトを構築できるサービス
ECサイト運営の前に、「まずECサイトの構築から悩んでいる」方に向けてこちらでECサイト構築サービスについても紹介しています。
BizWorkers - 合同会社KOSKee
- 要件にあった担当者をアサイン
- 特定の業務のみの依頼も可能
- 1時間あたり1,800円〜と低価格
BizWorkersは、即戦力の在宅ワーカーへ業務を委託するオンラインアシスタントサービスです。Webページのデザインや制作をアシスタントへ依頼し、サイト構築にかかる工数を削減。本業であるECサイトの運営に専念したい企業におすすめです。テキストや画像の修正、バナーの作成といった運営にかかわる業務も依頼できます。
makeshop - GMOメイクショップ株式会社
- 導入実績11,000社以上※、10年連続流通総額No.1※
- セット販売やまとめ買い割引、クーポン機能など豊富な販売促進機能
- 通販検定保持者約80%※在籍の無料電話サポート
makeshopは、集客や運営などのサポートを受けられるECサイト向けCMSツールです。TOPページや商品ページは100種類以上※のテンプレートを利用でき、レイアウトやリンク、文字サイズなど細かい箇所を編集可能です。
スマートフォン端末に適した画面を自動表示したり、専用サイトを編集したりできます。キャリア決済やID決済など複数の決済方法を設定可能です。
※makeshop公式サイトより(2023年3月閲覧)
EC Intelligence - 株式会社シナブル
- EC特化型のマーケティングツール
- 1つのツールで施策実行から結果確認、改善までカバー
- 施策評価やレポート作成も簡単
EC Intelligenceは、検索ツール・レコメンドツール・Web接客・CRMツール・BIツールなどの機能を1つにまとめたEC特化型のマーケティングツールです。売上向上に必要なデータ収集や分析・施策立案、施策の実行、検証・改善が、1つのツールで完結。効率よく商品ページにユーザーを誘導する機能も充実しており、レコメンドやかご落ちも自動で配信します。
メールやLINE、SNSなどのチャンネル横断型のシナリオも1つの管理画面で設定可能です。施策実行までの時間を短縮し、結果も1画面で確認できます。また、さまざまな施策レポートも1つの管理画面で作成できます。少人数で多くのマーケティング施策を実行し、売上アップを目指せるツールです。
ネットショップ運営代行サービス紹介
AnyX - AnyMind Japan株式会社
- Amazonや楽天市場などの複数ECチャネルを一元管理
- モール運営やECサイト運営を代行
- ECビジネスの海外展開を現地メンバーがサポート
AnyXは、EC運営をサポートしてくれるECマネジメントプラットフォームです。運営に必要なデータを自動取得し、モールごとの売上や在庫状況、物流、広告費などを集約管理できます。
モールごとの戦略設計やページ、広告配信などの最適化、越境ECをサポートするプランを提供しており、カスタマーサポートや商品発送なども委託可能です。
ECサポートPRO - 株式会社ブランジスタ
- 企業に合わせたOne to Oneサービス
- 企業ごとにWebディレクターが1名担当
- 400社1,000サイト以上の実績
ECサポートproは株式会社ブランジスタの提供するEC・ネットショップ運営代行サービスです。企業ごとにディレクターが1人付いてもらえるため、サイト課題に合わせた提案に強みがあります。商品登録や受注などで、本来実施すべき施策に時間割けない・300万円前後から売上が伸びないといったECサイト運用企業におすすめではないでしょうか。また、楽天やYahooなどECモールのサポート実績も1,000サイト以上と、支援ノウハウが豊富な点も嬉しいですね。
【制作業務例】商品登録・商品ページ作成・特集ページ作成・スマートフォンページ・メルマガ作成・広告運用など
【コンサル例】モールSEO対策・販促提案・キャッチコピー変更・定例打ち合わせ
ネットショップ運営のコンサルティングサービス紹介
STARONLINE合同会社のECコンサルティング - STARONLINE合同会社
- 分析結果をもとに、売上に結び付く戦略を立案
- 数値の変化を確認しながら施策の実行と改善を継続
- 豊富なコンサルティングの経験あり
STARONLINE合同会社のECコンサルティングは、ネットショップの分析から課題抽出、戦略立案、実行、改善までをサポートするコンサルティングサービスです。アクセスやコンバージョンの分析結果をもとに、集客改善や売上向上を実現するための戦略を立案します。Webサイトや映像、広告などの制作は外部パートナーにディレクションして対応。週1回のミーティングで数値を確認し、戦略の実行と改善を繰り返します。
メルカートは、EC事業スタートアップの中小企業向けクラウドECサービスです。事業フェーズや商材に合わせ、サイトを構築してくれます。サイトオープン時はもちろん、機能活用による成長施策支援など継続的なサポートがあります。
顧客を購買履歴や傾向をもとにセグメントでき、分析や条件を掛け合わせた施策を実行可能です。分析やCRM、コンテンツマーケティングに必要な機能を搭載し、専門スタッフによる施策提案や改善の運用サポートを利用できます。
※1:メルカート公式サイトより(2022年10月閲覧)
※2:メルカート公式サイトより(2022年10月閲覧)
RIVASOL(LINE公式アカウント制作・運用代行サービス) - 株式会社RIVASOL
- EC事業向けLINE運用コンサルティング
- 商材に合わせた初期構築を代行
- 顧客情報に応じたステップ配信を自動化
RIVASOL(LINE公式アカウント制作・運用代行サービス)は、EC事業に特化したLINE公式アカウントのコンサルティングサービスです。LINE公式アカウントと拡張機能Lステップを組み合わせた運用をサポートしてくれ、構築や配信の代行、月次コンサルティングを利用できます。
Lステップ利用により収集する顧客情報を詳細化でき、アンケートによる顧客のグループ分けや顧客情報に応じたステップ配信を自動化可能です。商材やキャンペーンなど、目的にあわせた配信やリッチメニュー更新などをサポートしてくれます。
ソーシャルサービスを活用してターゲットを明確に
ネットショップ運営は、インターネットやスマートフォンの普及、メルカリなどの新しいサービスの登場によって、競争が激化しています。
ネットショップ運営も、実店舗の運営も、「ターゲット顧客を明確にして絞り込む」ことは重要なポイントです。
そのうえで、どのようにすればターゲット顧客にショップを知ってもらえるか、必要な情報を届けられるかについて対策が必要です。
近年は、ECコンサルティングや運営代行サービスも登場しています。解決できないような問題は、それらを活用してみるのも1つの打開策となるでしょう。
BOXILとは
BOXIL(ボクシル)は企業のDXを支援する法人向けプラットフォームです。SaaS比較サイト「BOXIL SaaS」、ビジネスメディア「BOXIL Magazine」、YouTubeチャンネル「BOXIL CHANNEL」、Q&Aサイト「BOXIL SaaS質問箱」を通じて、ビジネスに役立つ情報を発信しています。
BOXIL会員(無料)になると次の特典が受け取れます。
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BOXIL SaaSでは、SaaSやクラウドサービスの口コミを募集しています。あなたの体験が、サービス品質向上や、これから導入検討する企業の参考情報として役立ちます。
BOXIL SaaS質問箱は、SaaS選定や業務課題に関する質問に、SaaSベンダーやITコンサルタントなどの専門家が回答するQ&Aサイトです。質問はすべて匿名、完全無料で利用いただけます。
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