中小企業向け勤怠管理システム12選 - タイプ図解 | 価格・機能比較表
勤怠管理システムには多くの種類があり「どれを選べばいいか」迷いますよね。後から知ったサービスの方が適していることもよくあります。導入の失敗を避けるためにも、まずは各サービスの資料をBOXILでまとめて用意しましょう。
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※勤怠管理システムの課題、選び方の箇所のみ監修
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- 中小企業向け勤怠管理システムのタイプ(図解)
- 中小企業の勤怠管理における課題
- 労働基準法改正への対応遅れによるリスク
- 人手不足でバックオフィス業務が逼迫
- 勤怠管理システムとは
- 勤怠管理システムのメリット
- 勤怠管理システムの機能
- 中小企業の勤怠管理システムのシェア No.1は「マネーフォワード クラウド勤怠」
- 中小企業の勤怠管理システムの料金
- 勤怠管理システムの費用相場 - 初期2万円,年額5万円 -
- 低価格帯なら月額100〜300円/人
- 中小企業向け勤怠管理システムの料金・機能比較表
- 中小企業向け勤怠管理システムの選び方
- 独自の就業規則で対応できるか
- 管理者も現場も使いやすいか
- 給与計算ソフトと連携できるか
- 運送業,建設業,飲食業などに特化しているか
- 人事労務の機能も拡張できるか
- 中小企業向け勤怠管理システム4選【システム連携に強い】
- マネーフォワード クラウド勤怠
- ジョブカン勤怠管理
- ジンジャー勤怠
- freee勤怠管理Plus
- そのほかシステム連携に強い勤怠管理システム
- 中小企業向け勤怠管理システム3選【サポートが充実】
- KING OF TIME
- MINAGINE勤怠管理
- 楽楽勤怠
- そのほかサポートが充実した勤怠管理システム
- 中小企業向け勤怠管理システム5選【低価格】
- HRMOS勤怠
- スマレジ・タイムカード
- キンコン
- レコル
- CLOUZA
- そのほか低価格で利用できる勤怠管理システム
- 勤怠管理システムの導入ステップ
- ステップ1:社内課題の明確化
- ステップ2:要件定義
- ステップ3:サービス比較
- ステップ4:無料トライアル
- ステップ5:本導入
- 勤怠管理システムのよくある質問
- テレワークや特定の打刻方法に対応できますか?
- 勤怠管理システムを導入すると労務担当者の負担はどれくらい減りますか?
- 労働基準法改正へシステムで本当に対応できますか?
- 中小企業でもスムーズにシステムを導入できますか?
- 無料で使える勤怠管理システムでは不十分なのでしょうか?
- 勤怠管理システムの比較ならBOXIL
【関連記事】
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>【大企業向け】勤怠管理システムの選び方とおすすめサービスをチェックする
>【小規模企業向け】勤怠管理システムの選び方とおすすめサービスをチェックする
中小企業向け勤怠管理システムのタイプ(図解)

各勤怠管理システムをすぐに知りたい方は、下記のリンクから記事の後半に移動できます。
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中小企業の勤怠管理における課題
中小企業が抱えている勤怠管理における課題は次のようなことが挙げられます。
労働基準法改正への対応遅れによるリスク
2019年の働き方改革関連法施行により、企業は裁量労働制の従業員を含めたすべての従業員において、客観的な方法で労働時間を把握することが義務となりました。また、残業時間の上限規制も厳しくなり、猶予期間を設けられていた中小企業においても2020年4月からは月100時間未満、かつ複数月平均80時間未満、かつ年720時間未満と厳しくなりました。
これらの法改正へ対応できていない場合には、労働基準法違反に問われるリスクがあります。労働基準法第119条では、違反した場合に「6か月以下の懲役または30万円以下の罰金」に処される可能性が明記されており、適切な勤怠管理を怠ることは法的な罰則につながりかねません。
人手不足でバックオフィス業務が逼迫
深刻な人手不足も、中小企業の勤怠管理における大きな課題です。全国6,013社の中小企業を対象とした日本商工会議所・東京商工会議所によれば、人手が「不足している」と回答した企業は65.6%にも及ぶとの調査結果があります。
限られた人員でバックオフィス業務を遂行せざるを得ず、勤怠データの集計作業やチェックが特定の担当者に集中し属人化してしまうケースも多いでしょう。その結果、担当者の負荷が重くなり、ミスが生じたり担当者不在時に業務が滞ったりするリスクが高まります。

例えば、紙やExcelによる管理では、労働基準法の細かい設定ができないため、集計ミスによって実際の労働時間が正確に把握されないケースが目立ちます。その結果、残業時間が適切に算出されず、未払い残業や、逆に過払いが発生してしまうケースもございました。
他にも、従業員が退職を申し出た際に、勤怠記録や有給休暇の残日数の不備を理由に「残業代が支払われていないのではないか」「有給が取れなかった」という労使トラブルに発展し、最終的に会社が大きな負担を被った事例もあります。
こうした問題は、日頃から勤怠管理を正しく行い、労働時間を「見える化」することで、未然に防ぐことが可能です。逆に、勤怠管理が曖昧だと、労働時間の記録や証拠が会社に残らず、トラブルが発生した際に、会社に不利に働きやすいです。企業のコンプライアンスを守り、従業員にも安心感を与えるには、勤怠管理にしっかりと取り組むことが不可欠だと考えます。
勤怠管理システムとは
勤怠管理システムとは、従業員の出退勤時刻や労働時間、有給休暇などの勤怠情報をデジタルに記録・管理するための仕組みです。従来の紙のタイムカード打刻やExcelでの管理と異なり、記録・集計の自動化によって転記ミスを削減し、正確で効率的な労務管理を実現できます。
勤怠管理システムのメリット

管理者側は労働基準法をはじめとした法改正に対応しやすかったり、内部統制を強化できたりします。従業員側は打刻漏れを未然に防げるほか、各種ワークフローを簡単に申請できます。コンプライアンスの徹底や就業規則の複雑化によって多岐にわたる要件を満たすには、勤怠管理システムが欠かせません。
勤怠管理システムの機能

勤怠管理システムには出退勤だけでなく、休暇管理、残業時間管理、シフト管理など労務の多様な業務をサポートする機能が搭載されています。なお、給与計算ソフトとの連携や、労務管理システムへの刷新によってさらに全体最適を図れる可能性もあるので、念頭に入れておきましょう。
>労務管理システムの選び方とおすすめサービスを見る
「SaaS導入推進者が選ぶサイト第1位」のボクシルが、数ある勤怠管理システムの中からおすすめサービスをピックアップしました。さらに、各サービスの料金・機能をまとめた『比較表』もプレゼント!導入前の下調べにぜひお役立てください。

※ダウンロード可能な資料数は、BOXILでの掲載状況によって増減する場合があります。
中小企業の勤怠管理システムのシェア No.1は「マネーフォワード クラウド勤怠」
BOXILのアンケート※によると、従業員1〜299名の企業においてシェアの最も高かった勤怠管理システムは「マネーフォワード クラウド勤怠」で20.5%、次いで「ジョブカン勤怠管理」が12.8%、「ジンジャー勤怠」が11.5%でした。

※調査概要:インターネット調査にて勤怠管理システムの導入に携わった全国20〜60代の1588人へ実施。そのうち、「お勤めの企業の従業員規模を教えてください。」の設問にて、「1〜9人」「10〜49人」「50〜99人」「100〜299人」のいずれかを回答した849人を対象に、「導入した勤怠管理システムを選択してください。」の回答を集計。本調査の期間は2025年1月7日〜9日。本アンケート結果は小数点以下任意の桁を四捨五入しており、合計が100%にならない場合がある
>勤怠管理システムのシェアや市場規模を詳しく見る
>勤怠管理システムの資料請求数ランキングを見る
中小企業の勤怠管理システムの料金
中小企業の勤怠管理システムの費用相場は、次のとおりです。
勤怠管理システムの費用相場 - 初期2万円,年額5万円 -
BOXILが、勤怠管理システムを導入している企業のユーザー601名へ独自アンケートを実施した結果、小規模〜中小企業(従業員1〜99名)の勤怠管理システムの費用相場は初期費用が2万円、年額費用が5万円でした。

※調査概要:インターネット調査にて勤怠管理システムの導入に携わった全国20〜60代の1,000人へ実施。そのうち、不正な値(有料サービスで0または1,000円以下、有料のSaaSで年間費用が0円)を除外し、得られた601件の回答にもとづいてデータを算出した。従業員数ごとの集計は1-99名は218件、100-999名は211件、1,000名以上は172件の回答を集計している。回答期間は2025年3月14日〜15日。「費用相場」は対象となる回答の中央値を指す。
低価格帯なら月額100〜300円/人

シンプルな勤怠管理システムで十分なら、1人あたり月額300円以内の勤怠管理システムを探すとよいでしょう。HRMOS勤怠やレコルは1人100円とかなり低価格で利用できるので、コストカットを求められている企業におすすめです。
>料金が安い勤怠管理システムを見る
中小企業向け勤怠管理システムの料金・機能比較表
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|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| マネーフォワード クラウド勤怠 | ジョブカン勤怠管理 | ジンジャー勤怠 | freee勤怠管理Plus | KING OF TIME | MINAGINE勤怠管理 | 楽楽勤怠 | HRMOS勤怠 | スマレジ・タイムカード | キンコン | レコル | CLOUZA | |
| 初期費用 | — | 0円 | — | 0円 | 0円 | — | 0円 | 0円 | 0円 | 0円 | 0円 | |
| 月額料金 | — | 200円-/月/ユーザー | 400円-/月/ユーザー | 300円-/月/ユーザー | 300円-/月/ユーザー | 30,000円-/月 | 30,000円-/月 | 0円-/月/ユーザー | 0円-/月/ユーザー | 200円-/月/ユーザー | 100円-/月/ユーザー | 200円-/月/ユーザー |
| 無料プラン | ✕ | ● | ✕ | ✕ | ✕ | ● | ✕ | ● | ● | ✕ | ✕ | ✕ |
| 無料トライアル | ● | ● | ● | ● | ● | ● | ● | ● | ● | ● | ● | ● |
| API連携できる給与計算システム | 給与奉行クラウド マネーフォワード クラウド給与 |
freee人事労務 | 給与奉行クラウド マネーフォワード クラウド給与 freee人事労務 |
給与奉行クラウド マネーフォワード クラウド給与 |
マネーフォワードクラウド給与 人事労務freee 給与奉行クラウド |
マネーフォワードクラウド給与 人事労務freee |
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| 勤怠データのエクスポート方法 | CSV形式 PDF形式 |
CSV形式 PDF形式 Excel形式 |
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CSV形式 PDF形式 Excel形式 |
CSV形式 PDF形式 Excel形式 |
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| WEB打刻 | ● | ● | ● | ● | ● | ● | ● | ● | ● | ● | ● | ● |
| スマホアプリ打刻 | — | ● | ● | ● | ● | ● | — | ● | ● | ● | ● | ● |
| アラート機能 | ● | ● | ● | ● | ● | ● | ● | ● | ● | ● | ● | ● |
| ICカード打刻 | ● | ● | ● | ● | ● | ● | ● | ● | — | ● | ● | ● |
| GPS打刻 | ● | ● | ● | ● | ● | ● | ● | — | ● | ● | ● | ● |
| 生体認証 | — | ● | ● | ● | ● | — | — | ● | ● | — | ● | — |
| 休暇管理・休暇付与方法 | ● | ● | ● | ● | ● | ● | ● | ● | ● | ● | ● | ● |
| ワークフロー機能(有給申請・残業申請) | ● | ● | ● | ● | ● | ● | ● | ● | ● | ● | ● | ● |
| 36協定対応機能 | ● | ● | ● | ● | ● | ● | ● | ● | ● | ● | ● | ● |
| 工数管理 | — | ● | — | — | ● | ● | ● | ● | ● | — | ● | — |
| シフト管理 | ● | ● | ● | ● | ● | ● | ● | ● | ● | — | ● | ● |
| 予実管理 | — | ● | ● | ● | ● | ● | ● | ● | ● | — | ● | — |
| 資料請求 | 資料を無料DL | - | 資料を無料DL | 資料を無料DL | 資料を無料DL | - | 資料を無料DL | 資料を無料DL | 資料を無料DL | 資料を無料DL | 資料を無料DL | 資料を無料DL |
一覧で料金・機能を比較したい方にはBOXILが作成した比較表がおすすめです。各社サービスを一覧で比較したい方は、下のリンクよりダウンロードしてください。
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※資料数は、BOXILでの掲載状況によって増減する場合があります。
中小企業向け勤怠管理システムの選び方
勤怠管理システムを選ぶ際は、以下のポイントを確認しましょう。
独自の就業規則で対応できるか
独自の就業規則や有給ルールがある場合は、カスタマイズ性のあるサービスを選定し、無料トライアルやデモで対応できるか、運用管理しやすい設定になっているかを確認しましょう。
- 特殊な労働時間制度(例:変形労働時間制、年間休日変動型)
- 独自の有給付与ルール(例:入社後6か月未満でも有給付与)
- 複雑な残業・休暇管理ルール(例:時間外労働の自動調整)
ジョブカン勤怠管理やジンジャー勤怠のようにワークフローが別サービスとして用意されているシステムは、ワークフロー機能に強い傾向にあります。
管理者も現場も使いやすいか
勤怠管理システムを選ぶ際、操作性や設定のしやすさは非常に重要なポイントです。管理者が簡単にシステムを設定・運用できることはもちろん、従業員がストレスなく打刻や申請を行えることも重要です。

給与計算ソフトと連携できるか
勤怠管理システムは、打刻した情報をもとに給与計算ソフトへデータを送る関係上、給与計算ソフトと連携できることが非常に重要です。1番わかりやすいのが、同じシリーズの製品で揃えるケースです。たとえば、マネーフォワード クラウド給与を導入している企業であれば、マネーフォワード クラウド勤怠が設定も楽で導入しやすいでしょう。ジョブカン勤怠管理、ジンジャー勤怠、freee勤怠管理Plusなども同様です。

続いて、API連携に強いサービスを選ぶのもおすすめです。たとえば、KING OF TIME、AKASHI、Touch On Timeなどなら、他社の製品でも連携させやすいでしょう。これら以外のケースでは、ベンダーへ自社の給与計算ソフトと連携できるか確認しておきましょう。
運送業,建設業,飲食業などに特化しているか
勤怠管理システムのなかには、運送業や建設業に特化したサービスがあります。業界特有の勤務形態や働き方の規制に対応しているので、一般的な勤怠管理システムと比較して、複雑な設定をせずに済みます。
| 業界 | サービス |
|---|---|
| 運送業 | ロジポケ、勤怠ドライバー、JICONAX、TUMIXコンプラ |
| 建設業 | 使えるくらうど建設勤怠、ShiftMAX |
| 飲食業、小売業 | MAIDO SYSTEM、ガルフCSM勤怠管理、Airシフト |
| 医療業界 | ADVANCE勤怠クラウド Hospital Edition |
| SES | キンクラ |
業界ごとに求められる機能が異なるため、勤怠管理システム選定時には自社の業界に適したツールを選ぶことが重要です。
たとえば、小売業や飲食業ではシフト管理機能が重要ですし、建設業では現場ごとの勤怠管理機能が求められます。製造業では生産ラインとの連携が必要かもしれません。業界特有のニーズに対応できるかを確認しましょう。
| 業界 | 必要な機能 | 選定時に見るべきポイント |
|---|---|---|
| 小売業・飲食業 | ・高度なシフト管理機能 ・マルチロケーション対応 ・リアルタイムの人員配置最適化 | ・シフト作成の自動化レベル ・従業員のシフト希望収集機能 ・売上データとの連携可能性 |
| 建設業 | ・GPS打刻機能 ・現場別の勤怠集計 ・協力会社別の勤怠管理 | ・モバイルアプリの使いやすさ ・オフライン対応の有無 ・マルチカンパニー対応 |
| 製造業 | ・生産管理システムとの連携 ・複雑なシフトパターン対応 ・詳細な残業分析機能 | ・既存生産システムとの連携容易性 ・変形労働時間制への対応 ・残業アラート機能の柔軟性 |
| IT・サービス業 | ・柔軟な勤務時間設定 ・リモートワーク用打刻機能 ・プロジェクト別の勤怠集計 | ・フレックスタイム精算の自動化 ・Web会議ツールとの連携 ・プロジェクト管理ツールとの連携 |
| 医療・介護 | ・24時間365日のシフト管理 ・夜勤・休日出勤の割増計算 ・資格管理機能 | ・労働基準法に準拠したシフト作成 ・複雑な手当計算の自動化 ・人員配置の最適化機能 |
| 運輸・物流 | ・GPSによる動態管理 ・運転時間・休憩時間の自動計算 ・拠点間異動の管理 | ・モバイルアプリの操作性 ・運行管理システムとの連携 ・労働時間管理の法令遵守機能 |
| 金融・保険 | ・詳細な権限設定 ・監査証跡の記録 ・高度なデータ暗号化 | ・金融機関向けセキュリティ認証の有無 ・内部統制対応機能 ・カスタマイズ性の高さ |
| 教育 | ・雇用形態別の勤怠管理 ・学期別の勤務時間集計 ・授業管理システムとの連携 | ・非常勤講師の勤怠管理の柔軟性 ・学校行事カレンダーとの連動 ・簡易な操作性 |
それぞれのおすすめサービスは次の記事で紹介しています。
| 建設業向け 詳細はこちら | 製造業向け 詳細はこちら | 運送業向け 詳細はこちら |
| 飲食業向け 詳細はこちら | 派遣会社向け 詳細はこちら | 介護業向け 詳細はこちら |
| 病院向け 詳細はこちら | ホテル業界向け 詳細はこちら | |
| 保育業界向け 詳細はこちら | 自治体向け 詳細はこちら | |
人事労務の機能も拡張できるか
勤怠管理だけでなく、人事情報管理や年末調整、マイナンバー管理など、人事・労務もデジタル化したい場合は、人事労務系の機能の有無や追加機能として設けているか確認しましょう。

KING OF TIMEは追加費用なしで人事労務や給与計算を利用できます。また、freee勤怠管理Plusやマネーフォワード クラウド勤怠は、バックオフィス全般をシリーズとして展開しているので、徐々にシステム移行したい場合にも便利です。

労働基準法通りの制度や集計方法なのであれば、多くの勤怠システムではたいていのことが実現できると思いますが、例えば、法律以上の手厚い休暇制度を導入していたり、労働時間の集計方法において、イレギュラーな集計を行っているなど、システムでは応用が利かないケースがよくあります。システムで対応できない部分について、手集計や紙申告が必要になる場合だと、逆にトラブルの原因となります。
次に、「勤怠の実態や従業員の職種・年齢層など、自社にあった使いやすさか」という点も同じくらい重要です。
例えば、シフトが頻繁に変わるような会社であれば、シフトを柔軟に変えられるシステムかどうかが重要ですし、PCを持っていなかったり、外回りが多い職種では、打刻方法が最も重要なポイントになります。
また、勤怠システムだけではなく、WEB給与明細やスケジュール管理など社員がいくつもID・パスワードを管理しなくて良いように、システムを統一することも視野に入れるべきです。
自社のルールを的確に反映し、社員が無理なく利用できるシステム選びが重要な視点だと考えます。
中小企業向け勤怠管理システム4選【システム連携に強い】
| サービス | 特徴 | 月額費用 |
|---|---|---|
| マネーフォワード クラウド勤怠 | 給与計算と会計ソフトの連携に強い | 要問い合わせ |
| ジョブカン勤怠管理 | シフト管理に強く、ワークフローの柔軟性にも優れる | 200円/人~ |
| ジンジャー勤怠 | 従業員の人事データベースを統一するのに便利 | 400円〜 |
| freee勤怠管理Plus | 給与計算と会計ソフトの連携に強い | 300円/人~ |
マネーフォワード クラウド勤怠 - 株式会社マネーフォワード
- 出退勤や休暇の管理が簡単でわかりやすい
- 勤怠入力時のGPS機能やアラートなど機能が豊富
- 管理機能も充実
- 企業の就業規則によっては複雑な設定が必要となる
- モバイルアプリの画面が少し見づらい
| 初期費用 | - | 月額料金 | 要問い合わせ |
|---|---|---|---|
| 最低利用料金 | - | ||
| 打刻方法 | Web打刻 スマートフォン打刻(GPS打刻) ICカード打刻 | ||
| API連携できる給与計算ソフト | シリーズ連携可能 | ||
>マネーフォワード クラウド勤怠の価格【導入企業に実際の費用をアンケート】
マネーフォワード クラウド勤怠は、株式会社マネーフォワードが提供するクラウド型勤怠管理システムです。BOXILが実施したアンケートにおいて、シェアが最も大きいサービスです。
マネーフォワード クラウド勤怠の特徴は、多様な働き方に対応する柔軟な機能と、他のマネーフォワード製品との連携による業務効率化にあります。基本勤務制やシフト制はもちろん、裁量労働制、フレックスタイム制、変形労働制など、さまざまな就業ルールに対応しており、企業規模や業種を問わず柔軟な勤怠管理が可能です。
リアルタイムでの勤怠確認・集計機能により、労働時間の適切な管理や急な人員配置の変更にも迅速に対応できるのが強みです。
法令遵守面では、残業上限管理機能や36協定の遵守状況管理など、労働基準法に準拠した管理が可能です。有給休暇管理も充実しており、柔軟な自動付与ルール設定や時間単位の休暇取得にも対応しています。
マネーフォワード クラウドシリーズと連携することで、労務周りの自動化が可能です。特に給与計算との連携がスムーズで、勤怠締めから給与計算まで一気通貫での業務効率化を実現します。また、人事管理や社会保険、年末調整などの関連サービスとも連携可能で、人事労務業務全体を効率化できます。
- 機能が充実しており管理がしやすい
- 構成がシンプルで入力しやすい
- 直感的で理解しやすい操作性
- 必要な機能のみ選択して価格を安くできる
- スマホからの操作性
- 有給の残りが少しわかりづらい
| 初期費用 | 0円 | 月額/ユーザー | 200円 |
|---|---|---|---|
| 最低利用料金 | 2,000円 | 無料プラン | ◯ |
| 打刻方法 | Web打刻 スマートフォン打刻(GPS打刻) ICカード打刻 指静脈認証打刻 顔認証打刻(iPad) LINE打刻/Slack打刻(連携) | ||
| API連携できる給与計算ソフト | シリーズ連携 給与奉行クラウド マネーフォワード クラウド給与 | ||
>ジョブカン勤怠管理の価格【導入企業に実際の費用をアンケート】
ジョブカン勤怠管理は、株式会社DONUTSが提供するクラウド型勤怠管理システムです。シリーズ累計の導入実績は25万社以上、有料利用ユーザー数は300万人※を突破しており、多くの企業から支持を得ています。
料金面では、中小企業向けに1ユーザーあたり月額200円~というリーズナブルな料金設定を提供しています。月額最低利用料金は2,000円で、必要な機能のみを選択して利用できるため、コスト面でも導入しやすいシステムといえます。
ジョブカン勤怠管理の特徴は、シンプルな操作性と多様な勤務形態への対応です。変形労働、フレックス、裁量労働など、さまざまな勤務形態に対応し、所属や雇用形態ごとに細かい設定が可能です。また、出勤管理、シフト管理、休暇・申請管理、工数管理といった機能を必要に応じて組み合わせて利用できる柔軟性も魅力です。
法令遵守の面では、働き方改革関連法に対応しており、年次有給休暇の5日取得義務化や時間外労働の上限規制などにも適切に対応できます。また、情報セキュリティに関する国際標準規格「ISO/IEC 27001:2013」の認証を取得しており、セキュリティ面でも安心して利用できます。
また、給与奉行クラウドやマネーフォワード クラウド給与などの、主要な給与計算ソフトとのAPI連携も可能で、シームレスなデータ連携を実現できます。
サポート面では、電話、メール、チャットによる無料サポートに加え、初期設定代行サービス(有料)も用意されています。さらに、社労士・税理士等の士業の事務所3,000以上が認定アドバイザーとして登録されており、法的な観点からのアドバイスも受けられます。
ジョブカン勤怠管理は、多様な勤務形態を採用している企業、複数拠点を展開する企業、バックオフィス業務全体の効率化を目指す中小企業に特におすすめです。シンプルな操作性と豊富な機能、リーズナブルな価格設定、充実したサポート体制を求める企業にとって、検討の価値が高いサービスといえるでしょう。
※ジョブカン「ジョブカン勤怠管理 公式サイト」2025年9月24日閲覧
- アプリを通じて、どこからでも打刻や勤怠申請が可能
- 休暇や残業申請がオンラインで簡単にできる
- カレンダーでその月の勤務状況を一目で確認できる
- 効率的なチームやグループ単位での管理が可能
- 操作画面に使いづらさを感じる部分も
- 複雑な設定に柔軟に対応できない場合もある
| 初期費用 | 要問い合わせ | 月額/ユーザー | 400円〜 |
|---|---|---|---|
| 無料プラン | ☓ | ||
| 打刻方法 | Web打刻 ICカード打刻 スマートフォン打刻(GPS打刻) | ||
| API連携できる給与計算ソフト | シリーズ連携可能 | ||
ジンジャー勤怠は、人事、労務、勤怠管理、給与計算など、人事関連の定型業務を一つのデータベースで効率化・自動化する包括的なクラウド型勤怠管理システムです。
料金は、初期費用+月額400円(1ユーザー)です。また1か月間の無料トライアルを提供しており、実際の操作感や機能を試すことができます。
ジンジャー勤怠の特徴は、多様な打刻方法と柔軟な申請・承認フローにあります。PC、スマホ、タブレット、ICカード、さらにはチャットアプリまで、さまざまな方法での打刻に対応し、最大10段階までの承認フロー設定が可能です。これにより、企業規模や業種を問わず、柔軟な勤怠管理が実現できます。
勤怠データの自動集計機能も充実しており、打刻データや申請・承認情報をもとに労働時間や残業時間を自動で計算します。また、シフト管理機能や有給休暇管理機能も備えており、複雑な勤務形態や法令遵守にも対応可能です。
使いやすさにも配慮がなされており、2ステップで打刻、3ステップで申請が完了するシンプルな設計を採用しています。また、従業員トップ画面では、打刻、スケジュール、実績、各種申請状況、お知らせ、有休残日数などを一目で把握できるようになっています。
法令遵守面では、時間外労働や年次有給休暇など、勤怠管理に関わる法改正に対応した運用が可能です。特に、2024年問題や医師の働き方改革など、建設業界や医療業界特有の法対応にも対応しています。
freee勤怠管理Plus - フリー株式会社
- 打刻に関してストレスが全く無く、スムーズに行える
- 基本的な操作で困ることがない
- 変更の申請がしやすい
- GPSを活用した在宅勤務や直行直帰の管理
- freeeのほかのツールとの連携が非常に簡単
- 残業時間や有給残日数が直感的にわかりづらい
- 他サービスとの連携が難しい
- 給与管理との連携が別アカウントになる使いづらさ
| 月額/ユーザー | 300円 | ||
|---|---|---|---|
| 打刻方法 | PC/Web打刻 スマートフォン打刻(GPS) ICカード打刻 生体認証(指紋・静脈、静脈認証) LINEWORKS打刻 | ||
| API連携できる給与計算ソフト | シリーズ連携可能 | ||
>freee勤怠管理Plusの価格【導入企業に実際の費用をアンケート】
freee勤怠管理Plusは、フリー株式会社が提供するクラウド型の勤怠管理システムです。中小企業やスタートアップ企業を中心に、多様な働き方に対応した勤怠管理ソリューションとして注目を集めています。
料金面では、1人当たり月額300円の従量課金制です。この料金体系により、中小企業やスタートアップ企業でも導入しやすく、事業規模の変化に応じて柔軟に利用できます。
勤怠管理の効率化という観点では、リアルタイムな情報共有機能が特徴です。打刻時間がリアルタイムに反映され、管理者は勤怠状況をリアルタイムで確認できます。さらに、勤怠不備に対する自動連絡機能により、従業員とのコミュニケーションが円滑化されます。
労務管理面では、固定時間制、管理監督者、裁量労働制、変形労働時間制、フレックスタイム制など、多様な労働時間制度に対応しています。36協定や有給義務化などを自動でチェックする勤怠アラート機能も搭載されており、法令遵守の徹底をサポートします。
freee勤怠管理Plusの強みは、freee人事労務との連携にもあります。勤怠データをfreee人事労務や給与計算ソフトと連携することで、給与計算業務を大幅に効率化できます。タイムカードからの転記作業が不要になり、人事労務業務全体の生産性向上に寄与します。
そのほかシステム連携に強い勤怠管理システム
中小企業向け勤怠管理システム3選【サポートが充実】
| サービス | 特徴 | 月額費用 |
|---|---|---|
| KING OF TIME | 打刻方法が豊富。給与計算込みでも300円とコスパ良し | 300円/人~ |
| MINAGINE勤怠管理 | IPOを目指している企業におすすめ | 30,000円~ |
| 楽楽勤怠 | 電話やメールでのサポートが充実 | 30,000円~ |
KING OF TIME - 株式会社ヒューマンテクノロジーズ
- 人事労務~給与計算まで全機能を追加料金なしで利用できる
- 対応できる打刻方法が豊富
- API連携にも強い
- 充実したサポート体制
- グローバル対応で海外拠点がある企業にもおすすめ
- サポートが予約制であり、問題が即時に解決されない場合がある
- 細かい時間単位での設定に対する要望がある
| 月額/ユーザー | 300円 | ||
|---|---|---|---|
| 打刻方法 | PCパスワード認証 スマートフォン打刻(GPS) Myレコーダー PCログオン・ログオフ(Windows対応) ICカード 指紋(PC接続) 指静脈(PC接続) 指静脈 顔認証(iPad専用) カメレオンコード認証(iPad専用) 入退室管理連携 アルコールチェック連携 チャット連携(WowTalk・LINE WORKS) | ||
| API連携できる給与計算ソフト | シリーズ連携可能 給与奉行クラウド マネーフォワード クラウド給与 freee人事労務 オフィスステーション | ||
KING OF TIMEは、株式会社ヒューマンテクノロジーズが提供するクラウド型勤怠管理システムです。多様な打刻方法と豊富な機能を備え、あらゆる規模の企業や業種に対応できる柔軟性を持つことから、勤怠管理システム市場で圧倒的な導入実績を誇っています。
料金面では、初期費用0円、月額300円/人(税別)というシンプルでわかりやすい料金体系を採用しています。さらに、すべてのシリーズ製品が追加料金なしで利用できるワンプライス制を導入しており、コストパフォーマンスの高さも大きな魅力です。
サポート体制も充実しており、無料の電話、チャット、お問い合わせフォーム、オンラインヘルプ、マニュアル、動画、オンラインセミナーに加え、有償のプレミアムサポートも提供しています。導入から運用まで手厚いサポートを受けられるため、初めて勤怠管理システムを導入する企業でも安心して利用できます。
KING OF TIMEの特徴は、打刻種類の多さです。PCパスワード認証、ICカード、生体認証(指紋、指静脈、顔認証など)、スマートフォンアプリ、カメレオンコード、クラウドタイムレコーダーなど、さまざまな打刻方法に対応しています。これにより、オフィスワークからテレワーク、店舗勤務まで、あらゆる勤務形態に柔軟に対応できます。
外部連携の面でも強く、人事労務・給与計算システム、健康管理、タレントマネジメント、入退室管理、決済端末、給与前払い、工数管理、アルコール検知、ビジネスチャット、PCログ、シフト管理など、さまざまなサービスとの連携が可能です。これにより、勤怠管理を中心としたトータルな業務効率化を実現できます。
| 月額料金 | 30,000円 | ||
|---|---|---|---|
| 打刻方法 | PC/Web打刻 スマートフォン・タブレットアプリ打刻 ICカード打刻 ログオン/ログオフ打刻 Slack連携打刻 | ||
MINAGINE勤怠管理は、株式会社ミナジンが提供する労務管理に特化したクラウド型勤怠管理システムです。長年の人材派遣業を通じて培った労務管理のノウハウを活かし、法令遵守と業務効率化を両立させたソリューションとして注目を集めています。
MINAGINE勤怠管理の料金体系は、月額利用料30,000円(税抜)~となっています。31名以上の場合は1名あたり300円(税抜)が加算される従量課金制を採用しています。
MINAGINE勤怠管理の最大の特徴は、労務の専門家が開発に携わっている点です。社労士が複数在籍し、法改正や複雑な就業制度にも迅速に対応できる体制を整えています。これにより、単なる勤怠管理ツールではなく、労務コンプライアンスを重視する企業にとって強力な味方となります。
また、不正打刻防止機能も搭載しており、初回の打刻データを永久保存し、上書き修正をシステム的に防止します。これにより、厚生労働省のガイドラインに準拠した客観的な勤怠記録が実現できます。
手厚い導入・運用サポートがある点も魅力です。システムの初期設定代行はもちろん、導入から運用まで専任のコンサルタントが徹底的にサポートします。さらに、担当者変更時のチュートリアル説明会なども実施しており、長期的な運用をバックアップします。
- 打刻ミスの削減と勤怠管理の自動集計による効率化
- ICカードを使用した簡単な打刻機能
- 勤怠データのリアルタイム管理と不備のアラート表示
- 交通費精算の自動化
- ユーザー数課金ではなく固定のため、他社と比較すると料金が高く感じる
- クラウド型サービスの操作性にデバイスによる差がある
| 月額料金 | 30,000円 | ||
|---|---|---|---|
| 打刻方法 | PC/Web打刻 スマートフォン打刻(GPS) ICカード打刻 | ||
| API連携できる給与計算ソフト | シリーズ連携可能 | ||
楽楽勤怠は、株式会社ラクスが提供するクラウド型勤怠管理システムです。企業向けクラウドサービスを多数展開しており、安定性と信頼性を備えたソリューションとして注目を集めています。
料金面では、月額30,000円(税抜)からとなっており、利用ユーザー数に応じて変動します。初期費用やオプション費用、打刻機器の購入費用が別途発生する場合がありますが、システム利用料、データバックアップ、バージョンアップ費用、サポートの利用料が月額費用に含まれているため、長期的な運用コストの予測が立てやすいのが特徴です。
楽楽勤怠の強みは、専任サポート体制にもあります。導入時には専任の導入コンサルタントが約3か月間サポートを行い、運用開始後も専用チームがメールで対応します。さらに、オンライン会議ツールや電話でのサポートも提供しており、手厚いサポート体制を整えています。
法令遵守面では、36協定の時間外労働上限規制や、年5日間の年次有給休暇取得管理など、働き方改革関連法に対応した管理機能を備えています。また、アラート機能により、未打刻や残業時間超過などをリアルタイムで検知し、労務リスクの事前回避をサポートします。
そのほかサポートが充実した勤怠管理システム
中小企業向け勤怠管理システム5選【低価格】
低価格で利用できる勤怠管理システムを紹介します。
- Slackから直接打刻ができる利便性
- 無料で利用できる点が小規模チームに適している
- シンプルで使いやすいUI設計
- 管理が楽で、リモートワークでも容易に勤怠管理が可能
- 有給休暇管理やメールサポートは有料プランのみ
- 一部、一括登録や編集ができない
| 初期費用 | 0円 | 月額/ユーザー | 100円 |
|---|---|---|---|
| 無料プラン | ◯ | ||
| 打刻方法 | PC/Web打刻 スマホ・タブレットアプリ打刻 ICカード打刻(交通系ICカード(Suica等)やMifare対応) QRコード打刻 LINE/Slack連携打刻 入退室システム連携(例:Akerunとの連携) 生体認証打刻(指静脈認証など) | ||
| API連携できる給与計算ソフト | マネーフォワード クラウド 給与 給与奉行クラウド | ||
HRMOS勤怠は、株式会社ビズリーチが提供する先進的なクラウド型勤怠管理システムです。従来の打刻管理にとどまらず、データ分析と人材マネジメントの観点を融合させた次世代の勤怠管理ツールとして注目を集めています。
HRMOS勤怠の特徴は、HRMOSシリーズ間での連携を利用することで、勤怠データを単なる労務管理のツールとしてだけでなく、組織や個人の生産性向上のための戦略的資源として活用できる点です。たとえば、勤務時間とコンディションの相関分析や、ハイパフォーマー分析など、従来の勤怠管理の枠を超えた機能を提供しています。
基本的な勤怠管理機能も充実しており、多様な打刻方法(PC、スマホ、ICカード、チャットツール連携など)や、柔軟なシフト管理、36協定対応、有給休暇管理など、現代の複雑な労務環境に対応できる機能を網羅しています。さらに、APIを通じて給与計算システムや人事労務システムとの連携も可能です。
HRMOS勤怠の強みは、料金体系にもあります。30名以下の企業は基本機能が無料で利用可能であり、31名以上の企業でも1人あたり月額100円(税抜)からと、非常にコストパフォーマンスに優れています。
使いやすさにも配慮がなされており、直感的に操作可能なUI設計を採用。従業員が使いやすいシンプルな設計により、導入時の抵抗を最小限に抑えることができます。また、自動集計機能やペーパーレス化により、管理者の業務負担も大幅に軽減されます。
法令遵守面では、36協定や労働基準法に対応した管理レポートを提供し、新労働基準法にも対応した残業管理レポートを生成します。さらに、アラート機能により残業超過などをリアルタイムで検知し、労務リスクの事前回避をサポートします。
| 月額/ユーザー | 100円(11名以上で料金発生) |
|---|---|
| 無料プラン | ◯ |
| 打刻方法 | Web打刻 スマートフォン打刻(GPS) 顔認証 |
スマレジ・タイムカードは、株式会社スマレジが提供するクラウド型勤怠管理システムです。単なる勤怠管理にとどまらず、給与計算、休暇管理、シフト管理、日報、プロジェクト管理など、幅広い機能を提供しています。
料金面では、基本料金+人数課金制を採用しています。スタンダードプランでは10名まで無料で利用でき、11名以上の場合は1,100円/月+100円/人(税抜)となります。初期費用は無料で、60日間の無料トライアル期間が設けられているため、導入のハードルが低いのも特徴です。
スマレジ・タイムカードの特徴は、その多機能性と柔軟性です。勤怠管理、給与計算、人事管理、労務管理など、バックオフィス業務全般をカバーする機能を備えており、特にスマレジPOSとの連携により、人件費を含めた売上分析やシフト調整が可能となっています。小売業や飲食業など、店舗運営を行う企業におすすめのサービスといえます。
打刻方法も多様で、アプリやウェブでの打刻、画面タッチまたはクリックでの打刻、写真撮影による打刻(笑顔認証機能付き)、位置情報(GPS)の記録など、さまざまな方法に対応しています。これにより、オフィスワーク、店舗勤務、在宅勤務、外出先での業務など、多様な勤務形態に柔軟に対応できます。
労務管理面では、36協定や社内規定違反の自動監視・警告機能、外国人留学生の労働時間上限管理機能など、法令遵守をサポートする機能が充実しています。さらに、法改正に合わせて自動アップデートされるため、常に最新の労働法制に準拠した勤怠管理が可能となります。
- 交通費精算が非常にスムーズに行える
- 使い方が簡単で直感的なインターフェース
- 出勤状況や勤怠データの確認が簡単
- 口コミに履歴の詳細化に関する要望あり
- カスタマーサポートの充実さ
| 月額/ユーザー | 200円 | 最低利用人数 | 5人 |
|---|---|---|---|
| 最低利用料金 | 1,000円 | ||
| 打刻方法 | ICカード打刻 アプリ打刻 チャット打刻(Slack、Chatwork、LINE WORKS) GPS打刻 | ||
キンコンは、株式会社ソウルウェアが提供する勤怠管理・交通費精算クラウドシステムです。ICカードでの打刻と交通費の自動読み取りを核とした独自の機能セットにより、中小企業から注目を集めています。
料金体系は、月額200円(税抜)/1ユーザーで、最低利用人数は5名からです。初期費用は0円で、最大2か月間の無料トライアル期間が設けられているため、導入前に十分な検討が可能です。
キンコンの最大の特徴は、SuicaやPASMOなどのIC定期券をタッチするだけで、出退勤時間と交通費情報を同時に読み取れる点です。これにより、従業員の打刻忘れや交通費の申請漏れを防ぎ、経理担当者の手入力作業を大幅に削減できます。
打刻方法も多様で、ICカード以外にもスマホアプリ、Webブラウザ、ビジネスチャットツールからの打刻に対応しています。特筆すべきは、ビジネスチャットツールでの「おはよう」や「おつかれさま」などの挨拶による打刻機能で、従業員のコミュニケーションを促進しながら勤怠管理ができる点です。
外部システムとの連携も充実しており、freee人事労務、OBC給与奉行クラウドとのAPI連携が可能です。さらに、freee会計とも連携しており、交通費精算データをそのまま会計システムに送信できます。また、kintoneとの連携により、シフト管理などさまざまな機能拡張が可能です。
| 月額/ユーザー | 100円 | ||
|---|---|---|---|
| 打刻方法 | ICカード打刻 生体認証 スマートフォン打刻(GPS打刻) PC/タブレット打刻 Slack打刻 ピットタッチ打刻 | ||
| API連携できる給与計算ソフト | マネーフォワード クラウド給与 freee人事労務 | ||
レコルは、中央システム株式会社が提供するクラウド型勤怠管理システムです。1981年の設立以来、IT技術を活用したビジネスソリューションを提供し続けてきた同社が、その経験と知見を結集して開発したサービスです。
レコルの特徴は、業界最安値水準の価格設定です。月額1人100円という驚異的な低価格で、すべての機能が利用可能です。初期費用、運用・サポート費用も無料であり、最低利用料金3,000円(税別)から利用できるため、中小企業や初めて勤怠管理システムを導入する企業にとって、非常に魅力的な選択肢となっています。
外部システムとの連携も充実しており、弥生やオービックビジネスコンサルタントなど、主要な給与計算ソフトとAPI連携やCSV連携が可能です。また、給与計算機能もリリースされており、さらなる業務効率化が期待できます。
セキュリティ面では、ISO27017認証を取得しており、Webサーバーおよびデータベースの冗長化、SSL暗号化、サービス稼働の常時監視、データの自動バックアップなど、高度なセキュリティ対策を施しています。
| 月額/ユーザー | 200円 | ||
|---|---|---|---|
| 打刻方法 | ICカード打刻 QRコード打刻 タイムレコーダー スマートフォン打刻(GPS打刻) | ||
CLOUZAは、アマノビジネスソリューションズが提供するクラウド型勤怠管理サービスです。使いやすさと低コストを重視し、多様な働き方に対応した機能を備えたシステムとして注目を集めています。
データ管理面では、過去5年分のデータを出力でき、労働基準監督署への報告資料としても活用可能です。さらに、サーバー管理はサービス提供企業に委託できるため、自社で専門の担当者を置く必要がなく、中小企業でも安心して導入できます。
セキュリティ面では、ISO27001認証を取得したデータセンターでデータ管理を行っており、遠隔地へのバックアップ保存により、大規模震災時にもサービスを継続できる体制を整えています。
そのほか低価格で利用できる勤怠管理システム
- AKASHI
- 勤労の獅子
- KINPIRA CLOUD
- oplus
- follow Smart Touch
- Shachihata Cloud
- ICタイムリコーダー
- ネクストICカード
- MosP勤怠管理
- Teasy
- オツトメ!
勤怠管理システムの導入ステップ
勤怠管理システムを導入する際は、事前準備から試験運用まで段階的に進めることが重要です。以下では、初めてシステム導入を担当する方にもわかりやすいよう、一般的な導入手順をステップごとに解説します。
ステップ1:社内課題の明確化
まずは現在の勤怠管理における課題を洗い出して、関係者間で共有します。たとえば「タイムカード集計に毎月○時間かかっている」「36協定を超える残業が年○件発生している」といった問題点を具体的な数字で示しましょう。これらの課題を可視化することで、経営層にも現状のリスクや非効率さが伝わりやすくなります。
あわせて、勤怠管理システム導入によって何を解決したいのか目的を明確に定めます。法令違反リスクの低減や集計作業の時間短縮など、導入目的を社内で共有しておくと、プロジェクト全体の方向性がぶれず経営層の理解と協力も得やすくなります。
ステップ2:要件定義
次に、自社の勤務形態や就業規則をふまえてシステムの要件定義をします。「シフト勤務に対応したシフト表管理機能が必要」「紙のタイムカード運用からスムーズに移行できるICカード打刻機能が欲しい」といった具体的な要件を洗い出します。
休憩時間設定や残業計算ルール(みなし残業や締め日など)も就業規則を反映する以上、必要なので整理しておきます。こうした要件を明確にすることで、数ある勤怠管理サービスの中から自社に合った候補を絞り込めるようになります。
ステップ3:サービス比較
要件が固まったら、市場にある複数の勤怠管理システムを比較検討します。機能面ではステップ2で挙げた必須機能を満たしているか、将来的な法改正時のアップデート対応は十分かなどをチェックします。可能であれば、自社と同規模・同業種の口コミを参考にすると失敗を避けやすいのでおすすめです。
Web上である程度情報を収集したら、資料請求をしベンダーとのやりとりを始めましょう。複数社と連絡を取ることで、料金を相見積もりでき妥当な費用感での比較を進められます。その他、調べきれなかった要件はベンダーに質問してすり合わせておきましょう。
ステップ4:無料トライアル
候補を1つから3つほどに絞ったら、本契約の前に無料トライアルで使用感を確かめます。システム管理者だけでなく現場の従業員にも試してもらい、打刻操作や申請ワークフローが業務に適合するか検証しましょう。
トライアル期間中に運用上の不明点や課題が見つかった場合は、ベンダーに相談して設定変更や回避策を提案してもらうことも大切です。このテスト運用を通じてシステム定着の妨げとなる問題を洗い出し、必要なら社内ルールの調整も行います。
ステップ5:本導入
トライアル結果をふまえて最終的に本契約を結び、管理者・従業員への操作説明やマニュアル整備を経て、段階的に全社展開を開始します。こうした準備を経ることで、勤怠管理システムをスムーズに立ち上げられるでしょう。
導入をした後も従業員の反響をもとに、設定や運用を定期的に見直しして、実務に即した勤怠管理ができるよう努めましょう。
勤怠管理システムのよくある質問
勤怠管理システムのよくある質問を紹介します。
テレワークや特定の打刻方法に対応できますか?
テレワークで在宅勤務の社員は、自宅のPCやスマホから始業・終業を記録できます。打刻時にGPSデータや本人確認情報を送信する仕組みを備えたサービスもあり、離れた場所で働く従業員の労働時間までも正確に把握可能です。不正打刻を防ぐ対策から、今の時代に沿った働き方の促進までさまざまな恩恵を受けられます。
勤怠管理システムは多様な打刻方法に対応しています。一般的なものでは、PCやスマートフォンのWebアプリからの打刻、専用ICカードや社員証を使ったタッチ式打刻、指紋・顔認証デバイスでの生体認証打刻などが利用できます。これらにより出社時だけでなく営業先や直行直帰時の打刻も可能です。
勤怠管理システムを導入すると労務担当者の負担はどれくらい減りますか?
従来、手作業で勤怠集計や残業計算を行っていた場合、勤怠管理システム導入による効果は非常に大きいでしょう。たとえば次のような事例があります。
- KING OF TIMEを導入した日本パーキング株式会社の事例では、残業時間の集計にかかる時間が2日から0に削減
- ジョブカン勤怠管理を導入した株式会社リナビスの事例では、毎月の締め作業を1日から約1時間へ短縮
- freee人事労務とKING OF TIMEを連携させた株式会社クラウンベーカリーの事例では、給与関係の作業が最短で10営業日から2営業日に短縮
こうして削減できた時間を他の人事業務に充てることで、労務担当者は長時間の残業から解放され業務効率と生産性が高まります。
労働基準法改正へシステムで本当に対応できますか?
主要なクラウド型勤怠管理システムは、法改正への反応が早く、アップデートによる迅速な対応が期待できます。実際に2023年4月の法改正で中小企業にも月60時間超の残業に対する割増賃金率50%適用が義務付けられた際には、多くの勤怠システムが即座に計算式や集計項目のアップデートを行い、新しい割増率で残業代を自動計算できるよう機能を調整しました。
クラウドサービスを運営するベンダーとしては、法改正への対応を怠ると顧客が他社システムに乗り換えるかもしれないので、オンプレミス型やパッケージ型の製品と異なり、法改正への対応が早いという事情があります。よって、自社で都度法改正を追跡したり、勤怠計算ルールを修正する手間を減らしたり、見落として違反するリスクを大きく減らせりする点をふまえると、クラウド型の勤怠管理システムがおすすめです。
中小企業でもスムーズにシステムを導入できますか?
はい、中小企業でも十分スムーズに導入可能です。クラウド型の勤怠管理システムは自社サーバーが不要で、インターネット経由ですぐ利用開始できるので、IT専門の部署がなくても扱いやすくなります。
ベンダーも中小企業向けに初期設定の代行サービスや丁寧なサポート窓口を提供しているほか、設定画面もシンプルで直感的に操作できるよう工夫しています。心配であれば、無料トライアルにて現場の従業員に操作してもらったり、サポートの対応内容をベンダーに問い合わせたりしましょう。
無料で使える勤怠管理システムでは不十分なのでしょうか?
無料の勤怠管理ツールやExcelでの自作管理には、機能面とサポート面で限界がある場合が多いでしょう。またExcelによる手作業管理では、集計ミスや計算漏れによって残業代未払いのような労働基準法違反に陥るリスクがあります。
一方、有料のクラウド勤怠管理システムは法令対応のアップデートが継続提供されるほか、打刻改ざん防止機能やデータバックアップ体制も整っており、万全のサポートを受けながら運用できます。企業の信頼性確保やコンプライアンス遵守という観点では、多少の費用をかけてでも機能とサポートの充実したサービスを利用するべきでしょう。
どうしても予算の限られる企業は、次の記事から無料の勤怠管理システムもチェックしてみてください。
>無料の勤怠管理システムの選び方やおすすめサービスを見る
その他のよくある質問は次の記事で解説しています。勤怠管理システムを導入するにあたり懸念点がある方はあわせて確認するのがおすすめです。
勤怠管理システムの比較ならBOXIL
BOXILでは、上記の勤怠管理システムのサービス資料をマイページにて閲覧したりダウンロードしたりできます。請求した資料を使い、チームメンバーや上長へURLにて共有可能です。
また、マイページにてカスタマイズできる比較表にて、料金や機能軸にてサービスを見比べられれば稟議にも役立つでしょう。













