VPS(仮想専用サーバー)とは?用途・共用サーバーとの違い メリットやデメリットも
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- VPS(仮想専用サーバー)とは
- VPSの用途
- VPSはレンタルサーバーの一つ
- 3つのレンタルサーバー比較表
- 共用サーバーとの違い
- 専用サーバーとの違い
- クラウドサーバーとの違い
- VPNとの違い
- VPSのメリット
- 低価格でサーバーがレンタルできる
- 独自に構築でき、比較的自由度が高い
- VPSのデメリット
- 他ユーザーの干渉を受ける
- サーバー運用の知識が必要
- VPSとオンプレミス仮想サーバーの違い
- オンプレミス仮想サーバーのメリット
- オンプレミス仮想サーバーのデメリット
- VPSのおすすめ比較3選
- GMOクラウドVPS
- ConoHa VPS
- さくらのVPS
- VPSはお試し期間なら無料で利用可能
- BOXILとは
VPS(仮想専用サーバー)とは
VPS(Virtual Private Server)とは、バーチャル・プライベート・サーバーの略で、物理サーバー上に利用者ごとに仮想サーバーを構築し、専用サーバーと同等の機能を持つ仮想専用サーバーを指します。
VPSの用途
VPSはメールサーバーやオンラインストレージ、Minecraft(マイクラ)などのゲームサーバーといった用途に利用されています。VPSの主な用途は以下の通りです。
- Webサーバーの作成
- VPNサーバーの作成
- メールサーバーの作成
- プロキシサーバーの作成
- バックアップサーバーの作成
- チャットサーバーの作成
- オンラインストレージの作成
- プログラム言語の実行環境の作成
- ゲームサーバーの作成
- ミュージックストリーミングサーバーの作成
- ハニーポットの運用
VPSはレンタルサーバーの一つ
VPSはレンタルサーバーの一種です。レンタルサーバーには、他に「共用サーバー」「専用サーバー」といったものがあります。
3つのレンタルサーバー比較表
| 共用サーバー | VPS | 専用サーバー | |
|---|---|---|---|
| 価格 | ◎ | ◯ | △ |
| 自由度 | △ | ◯ | ◎ |
| スペック | △ | ◯ | ◎ |
| 他ユーザーからの影響の受けやすさ | △ | ◯ | ◎ |
| 専門知識の必要性 | △ | ◯ | ◎ |
レンタルサーバーサービスを比較したい方は、下記の記事をご覧ください。
共用サーバーとの違い
VPSはサーバー内に自分専用の領域が設けられていますが、共用サーバーにはそれがありません。そのため、共用サーバーよりもVPSの方が他ユーザーの影響を受けにくく、自由度も高くなります。
専用サーバーとの違い
VPSは物理サーバーを専有できませんが、専用サーバーではそれが可能です。物理サーバーを専有することで、VPSよりもさらに他ユーザーの影響を受けにくくなり、自由度も高まります。
クラウドサーバーとの違い
VPSとクラウドサーバーは、価格やオプションに主な違いがあります。
クラウドサーバーはドライブやメモリーの拡張機能に対応している分、VPSよりも価格が高くなる傾向にあります。そして、クラウドサーバーはオプションが豊富ですが、その分専門知識も必要です。
VPNとの違い
VPSと混同されやすい言葉としてVPNがありますが、両者は全く異なるものです。VPNとは「バーチャル・プライベート・ネットワーク(Virtual Private Network)」の略で、インターネット上で仮想的に専用線を構築する技術を指します。セキュリティ上保護された経路を使うことで、盗聴や改ざんといったリスクを回避できます。
VPSのメリット
続いてVPSのメリットについて説明します。他のサーバーと比べて、主に2つのメリットがありますのでご確認ください。
低価格でサーバーがレンタルできる
VPSは「共用サーバーではリソースが不足しがちだが、専用サーバーはレンタル料が高い」といった悩みを解消します。仮想サーバーであるため、専用サーバーよりも安価にレンタルできることがメリットです。
独自に構築でき、比較的自由度が高い
共用サーバーでは、ベンダーが構築した固定の環境をレンタルするため、OSもあらかじめ決まっています。一方、VPSは独自に環境を構築できるため、比較的自由度が高い点がメリットです。
VPSのデメリット
次にVPSのデメリットを解説していきます。他サーバーと比べると2つデメリットが考えられるので確認してください。
他ユーザーの干渉を受ける
仮想サーバーを専用でレンタルすると言っても、物理サーバーを共有しているという事実は変わりません。したがって他ユーザーが高負荷な処理をしていると干渉を受けるというデメリットがあります。
サーバー運用の知識が必要
VPSは自由度が高い一方で、サーバー運用に関する知識が不可欠なため、自社に詳しい人材がいるか、もしくは独自に知識を習得することが必要です。
VPSは専用で利用できるため、共用サーバーよりはセキュリティ面で優れていますが、それでも専用サーバーには性能面で劣ります。良くも悪くも「共用サーバーと物理専用サーバーの中間的な存在」と捉えておくとよいでしょう。
VPSとオンプレミス仮想サーバーの違い
VPSもオンプレミス仮想サーバーも仮想サーバーである点は共通ですが、オンプレミス(on-premise)は「自社運用」を意味しており、サーバーを自社で運用するかレンタルするかの違いがあります。
オンプレミスでは自社サーバーに対しVMWare(ヴイエムウェア)やHyper-V(ハイパー・ブイ)などの専用ソフトを使用し、仮想環境を構築するのが一般的です。
オンプレミス仮想サーバーのメリット
オンプレミス仮想サーバーのメリットとしては次の3つが挙げられます。
- サーバー台数が減る
- リソースを一元管理
- 古い環境の延命
サーバー台数が減る
一つの物理サーバーに対し複数の仮想サーバーを構築するので、単純にサーバー台数を減らせます。
これによりサーバー費用の削減、運用業務の軽減などのメリットが得られます。
リソースを一元管理
一つの物理サーバー上で稼働している仮想サーバーはリソースを一元的に管理できるため、ここでもまた運用業務の軽減やリソースの自由な増減といったメリットがあります。
リソースを柔軟に割り当てられるメリットは、各システムのピーク時に合わせて増減が可能なのでシステムダウンを防げます。
古い環境の延命
仮想サーバーでは、最新のハードウェアに対応していない古いシステムやアプリケーションも稼働させることができます。これにより、システムを延命でき、リプレースの必要がなくなります。
次にデメリットを見ていきましょう。
オンプレミス仮想サーバーのデメリット
- 耐障害性の強化が必要
- 運用技術の問題
- 物理サーバーに性能が劣る
耐障害性の強化が必要
一つの物理サーバー上で複数の仮想サーバーを一元管理しているということは、障害発生時の影響がすべてのシステムに出るということ。したがって仮想サーバ環境では従来より耐障害性を強化しなくてはなりません。
運用技術の問題
仮想サーバーでは通常の運用技術とは異なる技術が必要なので、そのスキルを持っている社員または仮想化技術の教育が必要となります。
物理サーバーに性能が劣る
それぞれが独立した一つのサーバーとして稼働していても、物理サーバーのリソースを分割して稼働していることには変わりありません。そのため物理サーバーの性能に劣ります。
オンプレミスの注意点としては「コスト削減を追求し過ぎないこと」です。
サーバー台数を削減することで大きなコストメリットがあると感じる方も多いようですが、実際には冗長化のために追加のサーバーを用意する必要があります。
サーバー台数を削減できるのは間違いありませんが、仮想サーバー以外の一切のコストを削減できるわけではありません。
VPSのおすすめ比較3選
VPSの代表的なサービスであるGMOクラウドVPS、ConoHa VPS、さくらのVPSの3つの特徴を紹介し、比較します。
GMOクラウドVPS
- レスポンススピードが早く、高品質
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ConoHa VPS
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さくらのVPS
- パッケージインストールを無料で実行
- 複数台構成を実現
- 豊富なプランを用意
さくらのVPSはシステム規模に応じて、スケールアウトが可能です。プランのラインナップが豊富なため、用途に合わせた使い方ができます。
VPSはお試し期間なら無料で利用可能
VPSは、レンタルサーバーのひとつで、Webサーバーの作成やVPNサーバーの作成といった用途があり、共用サーバーと専用サーバーの中間の機能をもっているといえます。
VPSサービスの中には、お試し期間中に無料で利用できるものもありますので、ぜひご活用ください。
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