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【導入事例50件を分析】人事管理システムの導入目的と決め手となった理由とは? 意外な盲点も 

最終更新日:(記事の情報は現在から934日前のものです)
HRテックの中核である人事管理システム。今回は代表的な人事管理システム8社の導入事例を分析し、何が業務課題だったのか、何が導入の決め手となったのかを調べました。企業がどんな視点でサービスを導入しているのか、実態が見えてきました。

人事担当者は他社事例に興味を引く傾向があります。会社が違っても、本質的な課題は似ており、少しでも自社に応用できそうなヒントがないかと探りたいからです。そこで、着目したのが、クラウドシステムを開発・提供する企業が公開している導入事例記事です。

これらを読み解くことで、よりリアルな企業の実態をレポートすることができるはずです。そこで今回は、人事管理システムの導入企業50社を分析しました。企業がどんな課題に直面し、人事管理システムの導入を決断したのか。そして何がサービス選択の決め手となったのかをランキング形式で見ていきます。

なにが業務課題だったのか?

まずは、代表的なサービス提供主8社(HRBrain、カオナビ、タレントパレット、ヒトマワリ、WiMS/SaaS人事考課システム、HRMOSタレントマネジメント、MINAGINE人事評価システム)の導入事例をランダムに選び、企業が直面していた課題を分析してみたいと思います。挙げられた課題を、多い順から以下にランキングしました。

第1位:従業員・組織情報管理の効率化(16社)

企業は通常、従業員に関する様々な情報を有しています。例えば、氏名や住所・連絡先などの従業員情報、配属先・役職・評価・保有資格などの組織情報です。

以前は、それらをエクセルや紙で管理するのが一般的でした。人数が少ない企業であれば、何とかやりくりができるかもしれませんが、50、100人となると困難と言わざるを得ません。何とか、従業員情報や組織情報を一元的に管理できないかと考えるのは当然と言えるでしょう。

「今まではデータが分散していたため、現状把握や分析、仮説検証というプロセスが難しかった」(外食業)
「表計算ソフトで管理をしているので時間が掛かる」(コンサルティングファーム)
「社員情報が一元管理されていない上に、人員増加によって管理状況は混乱していた」(インターネットサービス)

第2位:人事評価業務の効率化や精度向上(15社)

組織としていかに適切に人事評価を行うかは非常に重要な課題です。以前はエクセルや紙の評価シートを従業員に配布、記入してもらった後に、上長が評価したり、フィードバックしたりするのが主流でした。しかし、これでは手間が掛かる上に進捗が分かりません。評価のばらつき・偏りが生じてしまいます。この課題を解決したいという企業が多いことが分かりました。

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