[ええじゃない課Biz×BOXIL] 注目のITツールを紹介 - 2023年9月3日放送分
ええじゃない課Bizとは
「ええじゃない課Biz」は、業務効率化に役立つITツールを紹介する情報番組です。
<番組詳細>
番組名:ええじゃない課Biz
放送局:TOKYO MX(関東ローカル 東京・埼玉・千葉・神奈川・茨城およびYouTube 他)
放送日時: 2021年4月4日(日)25:35~26:05 以降、隔週放送
ジャンル: デジタル情報番組
ターゲット: 30~35歳のビジネスパーソン
本記事では、 2023年9月3日放送の番組内で紹介された注目のITツールを一気に紹介します。
DynaEye11
「DynaEye11」は、高精度な文字認識機能を備えた「AI-OCRソフトウェア」です。
医療機関での問診票や役所などでの書類は、今でも紙に手書きするものが多くあります。しかし多くの場合、手書きした紙の書類を手入力でデータ化する作業も発生します。そのため、業務が煩雑化するだけでなく、ヒューマンエラーが起きやすいという課題を抱えていました。
DynaEye11は、このように煩雑な紙の書類のデータ化をサポートします。OCRとは、スキャナーや複合機を使い、手書き文字や印刷文字をデジタルデータに変化する技術のことです。DynaEye11を導入することで、手書きで記入された文字やマークを読み取り、紙の書類を簡単にデータ化できるようになります。
DynaEye11では、特徴のある手書き文字も高精度に認識。2種類のOCRエンジンを用いており、それぞれの結果が一致することで文字の確認・修正作業を省略できるようつくられています。これにより、認識結果の確認時間を大幅に短縮できます。1枚の書類の読み取りも数十秒程度で完了します。
紙の書類のデータ化を効率化したい、情報のデータ化を進めたい企業におすすめのツールです。
エンゲージメントコンパス
「エンゲージメントコンパス」は、会社が抱える課題を数値化する「組織の健康診断」ツールです。
売上の不調や離職の増加は、組織の不調が原因であることも多くあります。エンゲージメントコンパスを導入することで、「最近、従業員の仕事に対する熱意が低下した気がする」「会社全体に活気がない」など、何となく感じる組織の不調を数字で可視化できるようになります。
エンゲージとは、従業員が自分の仕事や会社に対して持つ愛着や思い入れのことです。エンゲージメントコンパスでは、従業員に実施した46問のアンケートの回答結果を分析し会社の状態を数値化。不調の原因や対策、今後の企業の方向性の決定にも役立てられます。アンケートにより、従業員一人ひとりがどのような気持ちで仕事に取り組んでいるのかがわかります。
エンゲージメントコンパスの結果レポートには、職務に対する熱意や職場・組織に対する愛着や思い入れなどが数値で表示されています。それぞれが低ければ、離職する可能性が高いと読み取れます。さらには、結果のスコアからなぜ数値が低いのかを分析。そこから対策を講じることにより、従業員の離職防止を図れます。
組織の健康状態を可視化するエンゲージメントコンパスは利用料無料です。現状を打破したい企業は利用を検討してみましょう。
あしたのチーム
「あしたのチーム」は、人とITの力で中小企業の成長を支援するサービスです。
「会社を拡大したい」「従業員の成長を図りたい」など、将来に向かい経営に取り組んでいる経営者をあしたのチームが強力にサポート。「あしたのチーム」というサービス名には、「誰もがワクワクする未来、同じ方向に向かって、一丸となりやりがいをもち夢中になれる」チームを、さまざまな企業の中に創っていきたいという思いが込められています。
企業の成長には、従業員一人ひとりの成長が欠かせません。明確な目標設定と、目標達成時の適切な評価により従業員、ひいては企業の成長を後押しします。具体的には、人事評価制度の構築と運用を支援する、データ管理のクラウドサービスです。
従業員の成長を阻む要因の一つに、経営者の好みによって偏った評価をされてしまう、感覚であいまいな評価をしてしまうなど、明確な指標のない評価制度があります。あしたのチームは、このような課題の解消を、適切な人事評価制度の構築・運用で支援。
より公平な評価制度で従業員の成長を図りたい、企業成長のために人事評価を変革したい企業は利用を検討してみましょう。
POWERGs
「POWERGs」は、脱炭素社会の実現に役立つエネルギーマネジメントシステムです。
温室効果ガスの削減は世界的な課題として認識され、各国・各企業での対策が進められています。脱炭素社会の実現にあたっては、規模によらずすべての企業が取り組まなければならないとされている現状があるものの、「自社の取り組みが本当に脱炭素につながっているのかわからない」という企業も多いでしょう。
そこで活用したいのが、POWERGsです。POWERGsは、太陽光発電や蓄電池、電気自動車などの発電量、充電量、電力使用量、放電量などのデータを収集し数値化します。これにより、エネルギーの使用状況を分析して、改善点の発見や電力使用の効率化を図れるだけでなく、自社での取り組みが脱炭素に効果的かどうかを客観的に評価できます。
政府が掲げる2050年カーボンニュートラルの実現には、各企業や自治体による具体的なエネルギー使用状況の把握が重要です。POWERGsの導入で、企業や自治体で行っている脱炭素に向けた取り組みを数値化することで、脱炭素効果を対外的に公表できるようになります。また、POWERGsから蓄電池などの機器もコントロールできることも利点です。貯めた電力を効率的に活用できます。
将来的に環境税の一つである「炭素税」の導入が見込まれている今、将来のためにも今から脱炭素への取り組みを進めていくことをおすすめします。