中途採用を効率化するために知るべきメリット・デメリット

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- 中途採用とは
- 新卒採用と中途採用の違い
- 中途採用と新卒採用の採用基準
- 第二新卒とは
- 中途採用(転職)市場の現状
- 求人数の増加
- 未経験者のチャンスは増えたのか?
- 中途採用のメリット
- 即戦力の確保
- 通年採用
- 他分野・他業種の知識とスキルの獲得
- 人材の広い範囲がカバー可能
- 人材投資コストが削減可能
- 新卒採用と比べたリスクの低さ
- 中途採用のデメリット
- 企業の社風や方針に合わない可能性がある
- 人材が定着しない可能性
- 採用コスト
- 即戦力にならないケース
- 中途採用(転職)サービス紹介
- OpenWorkリクルーティング (中途)
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中途採用とは
2008年のリーマン・ショックによる急激な経済の冷え込みにより、多くの企業が採用数を絞らざるを得ない状況でしたが、ここ数年の好景気により急速に採用を拡大した結果、売り手市場と言われ、特に優秀な理系学生の採用が困難な状況になっています。
その中で、採用を絞った結果発生した一部の年代層の薄さを補う目的で中途採用を行ったり、急速な成長を遂げている企業などは、即戦力を求めるために中途採用を行ったりするケースがあります。
売り手市場の中で、新卒採用がうまくいっていない経営者・人事採用担当者の方向けに、新卒採用を補完し会社に新しい価値観をもたらす中途採用のメリットと注意点を説明したいと思います。
採用活動全体でのソリューションが知りたい方は以下の記事も合わせてお読みください。

新卒採用と中途採用の違い
新卒採用とは、高校・大学を卒業する学生を対象に、1年に1度の定期的な採用であり、4月1日入社で社員となる者を採用するシステムです。
新卒採用では、その人の能力やスキルではなく、主に将来の成長を期待して採用を決定することになります。
他方で、中途採用とは、一般的に不定期な採用であり、主に社会人ないし高校・大学を卒業した者を採用するものです。中途採用では基本的にはその人が行ってきた業務経験・実績やスキルをみて、採用を決定することになります。

中途採用と新卒採用の採用基準
新卒採用が主に将来の成長可能性に着目するのに対して、中途採用が主に現在・過去の業務経験・実績やスキルに着目することから、中途採用と新卒採用の採用基準は異なります。
新卒採用の採用基準が将来の成長可能性の有無で判断されるのに対して、中途採用の採用基準は会社がその採用で求める力があるかどうかで判断されます。つまり中途採用では、将来の成長可能性ではなく、即戦力になれるかどうかがみられるというものです。
第二新卒とは
中途採用の中で語られることが多い第二新卒とは、主に大学卒業後3年以内の者を指します。この第二新卒を新卒採用の対象とする企業もあります。
第二新卒では、中途採用で求められるレベルでの現在・過去の業務経験・実績やスキルを持っていることは少なく、企業としても新卒採用同様に将来の成長可能性の有無を採用基準にしていることが多いです。
中途採用(転職)市場の現状
中途採用市場においては、今まで採用を絞ってきた年代の人材補充と即戦力の需要が高いため、2018年も求人数が豊富な状況が続いています。転職希望者にとっては売り手市場であるといえます。
求人数の増加
新卒採用が売り手市場のために十分な採用ができず、4月入社の採用計画充足のために、第二新卒や社会人経験10年目までの若手社員の採用にも力を入れる企業が多く、転職市場の求人需要が高まっています。
また、人材教育に時間をかけるよりも中途採用で即戦力を取ろうという動きも大企業を中心に活発となっています。
未経験者のチャンスは増えたのか?
売り手市場という影響で、本来即戦力を求める中途採用の転職市場においても、未経験者でも構わないといった企業が増えています。
一般的な社会人経験があり、スキルを持っている者であれば、採用後に教育を行い戦力化を図るというものであり、企業の教育力がしっかりとしていれば未経験者にもチャンスといえます。
中途採用のメリット
企業にとって、中途採用を行うメリットはいくつもあります。
上記で述べた即戦力の獲得や、新卒採用を絞った年代の補充、専門知識・スキルを持った者の確保などです。以下で詳しく解説していきます。
即戦力の確保
たとえば、社内で新しい事業を行おうというときに、1から人材を育てていたのではビジネスチャンスを逃してしまうでしょう。そんな時にその新しい事業分野経験のあるものを中途採用することで、即戦力化するということが考えられます。
新卒採用では1人前になり、会社の利益に貢献するまでに時間がかかりますが、中途採用では採用後すぐに会社の利益に貢献することが期待できることがメリットです。
通年採用
中途採用では新卒採用と異なり、通年での採用が可能で、人材が必要となったタイミングで人材確保が可能です。また、急に退職者が出てしまった場合にも、その退職者の穴を埋めることが可能です。
他分野・他業種の知識とスキルの獲得
中途採用では自社が持っていなかった他分野・他業種の知識やスキルを取り入れることができます。
これは、その分野・業種に事業を拡大しようという企業はもとより、その分野・業種に事業を拡大しようとまでは考えていない企業においても、さまざまな知識・スキルをもつ社員を抱えることが多様性を持ち、その企業の強みになると考えられます。
人材の広い範囲がカバー可能
中途採用では、企業が必要とするさまざまな人材をカバーすることが可能です。管理職や専門的業務を行うもの、一定年代を補充するため30代半ばの採用など、ターゲットを絞った採用ができます。
人材投資コストが削減可能
新卒採用のように1から社員教育を行う必要がないため、人材投資コストの削減が可能です。管理職や専門人材などを1から育てるには、大きなコストと時間がかかりますが、中途採用ではそのコストと時間を削減することができます。
新卒採用と比べたリスクの低さ
中途採用では現在・過去の業務経験・実績やスキルに着目するため、新卒採用のように将来の成長可能性を期待したものの期待外れであったということは少ないといえます。
さらに、中途採用では採用者も社会人経験があり、企業を見る目があるので新卒採用のように、実際の業務とのギャップがあったなどで退職してしまうことが少なく、採用のリスクが低いと言えます。
中途採用のデメリット
中途採用のメリットをあげてきましたが、当然ながらデメリットも存在します。
メリット、デメリットを知ったうえで、メリットを最大化し、デメリットを最小化することが企業の経営者・人事採用担当者には求められます。
企業の社風や方針に合わない可能性がある
中途採用者の場合、前職などで教育を受けて前職での社風・方針が刷り込まれているために、中途採用した企業の社風や方針に合わない可能性があります。
この可能性を排除するため、中途採用においては希望者としっかりとすり合わせを行うことが求められます。
人材が定着しない可能性
一概には言えませんが転職市場にいる応募者の中には何度も転職を繰り返し、キャリアアップを志向するという応募者もいます。
そのような方を採用してしまうと、せっかく時間とコストをかけて採用しても、すぐに退職されてしまっては意味がないので、自社に定着するかどうかを見極める必要があります。
採用コスト
中途採用では、人材紹介会社を使用することも多く、その場合には採用時に紹介料として採用する者の想定年収の30%などの紹介料を支払う必要があるなど、それなりの採用コストがかかります。
特に中途採用では、新卒採用に比し、多くの採用者を確保するものではないため、1人あたりの採用コストは高くなる傾向にあります。

即戦力にならないケース
他業種からの転職のケースなどでは、他業種の経験や実績が転用・使用することができず、または陳腐化しており、即戦力とならないというケースもあります。
即戦力を求める中途採用の場合には、応募者の経験や実績、スキルが自社で活用することができるかどうかをしっかりと見極める必要があります。
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中途採用をキチンと知ることで正しい活用を
これまで解説してきたように昨今は中途採用の活用が企業の発展に欠かせない鍵となってきています。
経営者・人事採用担当者としては企業の発展のためにも、中途採用に対する理解をしっかりと深めることで、メリットを最大化しデメリットを最小化することが重要となってくるでしょう。
また、そのためには中途採用サービスの活用も視野にいれることも必要になってくるかと思います。
この記事を読んだことでその助けとなれば幸いです。
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