目標管理ツールとは?機能やメリット・選び方のポイントを解説
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- 目標管理ツールとは
- 目標管理ツールが注目されている背景
- 目標管理の手法
- MBO(Management by Objectives)
- OKR(Objective Key Results)
- 目標管理ツールの機能
- 目標設定
- 目標管理
- 評価・フィードバック機能
- 分析
- ゲーミフィケーション
- 目標管理ツールを導入するメリット
- コミュニケーションの活性化
- 従業員のモチベーションアップ
- 客観的に評価をしやすくなる
- 自己管理能力がアップする
- 目標管理ツールの選び方・比較ポイント
- 導入の目的に合っているか
- 自社の目標管理に合っているか
- 対象人数・コストは適切か
- スマートフォン・アプリ対応は可能か
- おすすめの目標管理ツール
- 目標管理ツールを導入する際の注意点
- 導入の目的や使い方の共有を徹底する
- 目標設定の内容に注意する
- 目標管理ツールで生産性向上や人事評価の適正化を目指そう
目標管理ツールとは
目標管理ツールとは、組織や個人の目標を設定・管理・達成するためのツールです。目標管理ツールを使うことで、目標の可視化、進捗の把握、フィードバックの受け取り、成果の評価などが効率的に行えます。
目標管理ツールが注目されている背景
目標管理ツールが注目されている背景には、いくつかの要因があります。
働き方の多様化により、リモートワークやフレックスタイム制などで時間や場所にとらわれない働き方が増えています。
そのため、各々の仕事の目的や成果を見える化することや、チームや他部署との連携をスムーズにするために、目標の共有や進捗の可視化が、より求められる傾向にあります。
さらに、個々のパフォーマンスの向上やモチベーション維持のためにも有効に使えることから、導入を検討する企業が増えています。
目標管理の手法
目標管理の手法には、主に次の2つがあります。
- MBO(Management by Objectives)
- OKR(Objective Key Results)
MBO(Management by Objectives)
MBOとは、経営者や上司が目標を設定し、達成に向けて部下や従業員が取り組む手法です。MBOの特徴は、目標が明確になることで、モチベーションやパフォーマンスの向上が望めることです。
一方で、マネジメントの力量が問われたり、個々の主体性が欠けたりすることなどが懸念として挙げられます。
OKR(Objective Key Results)
OKRとは、組織や個人が目標(Objective)と達成の指標(Key Results)を設定し、管理するという手法です。OKRの特徴は、会社と個人の目標をつなげることで目標達成までのプロセスがわかりやすいことです。
一方で、成果を産むためには目標設定を慎重に行わなくてはなりません。
目標管理ツールの機能
目標管理ツールの機能には、次のようなものがあります。
目標設定
目標を定義して階層化や分類化できる機能です。また、目標に対する期限や優先度、担当者、関係者なども設定できます。
目標管理
目標に対する進捗状況や達成度を数値化やグラフ化して管理する機能です。目標に紐づくタスクやスケジュール、コメントなども管理できます。
評価・フィードバック機能
目標の達成状況や成果を評価する機能です。目標に対するフィードバックやコミュニケーション目標の達成に対する報酬や認知も行えます。
分析
目標の達成に関する数値やデータ、傾向を分析できる機能です。目標の達成に対する学びや改善点も抽出できます。
ゲーミフィケーション
ゲームの要素を取り入れて、目標の達成に対するモチベーションや楽しさを高める機能です。
目標管理ツールを導入するメリット
目標管理ツールを導入するメリットには、次のようなものがあります。
- コミュニケーションの活性化
- 従業員のモチベーションアップ
- 客観的に評価をしやすくなる
- 自己管理能力がアップする
コミュニケーションの活性化
目標管理ツールの導入により、組織や個人の目標が可視化され、共有や連携ができることでコミュニケーションが活性化されます。
組織や個人のビジョンや戦略、方向性が明確になったり、信頼性が強化されたりすることで、組織としての問題解決能力や創造性の向上につながります。
従業員のモチベーションアップ
従業員の目標が明確になることで、達成に向けて自主的に行動できるようになります。目標の達成に対するフィードバックや評価も受けられるため、モチベーションが向上し、仕事への満足度や責任感のアップにもつながります。
客観的に評価をしやすくなる
目標の達成状況や成果を数値化やグラフ化できるため、スキルや実績を総合して客観的に評価できます。
人事評価の担当者の主観的な判断や偏見に影響されずに客観性のある評価ができるため、会社への信頼感や評価への納得感を高められるでしょう。
自己管理能力がアップする
目標に対する進捗状況や達成度を自身でも把握できるため、目標の達成に向けてのアクションやタスクを個人で管理できます。
タスク漏れがなくなったり、仕事への主体性が高まったりなど、日々の業務に対する責任をしっかりと持てるようになります。
目標管理ツールの選び方・比較ポイント
目標管理ツールの選び方や比較ポイントには、次のようなものがあります。
導入の目的に合っているか
目標管理ツールを導入する目的は企業によって異なります。目標設定をして新たな人事制度に活かしたい場合や、目標の精度を高めて社員が主体的に取り組める環境をつくりたいなど、導入目的によって必要となる機能が異なります。
管理や分析・評価、育成など、どのような機能を重視するかによって、選ぶべき目標管理ツールも変わってくるため、導入の目的を明確にしてから選びましょう。
自社の目標管理に合っているか
目標管理ツールを選ぶ際には、組目標管理の手法やスタイルに合っている目標管理ツールを選ぶことが重要です。
目標管理の手法によって、適した目標管理ツールは異なります。たとえば、MBOやOKRなど、どのような手法に対応しているかによって、選ぶべき目標管理ツールも変わります。
組織の目標管理の目的や手法を明確にし、それに合った目標管理ツールを選ぶことが大切です。
対象人数・コストは適切か
目標管理ツールを利用する人数やコストにも注意する必要があります。目標管理ツールの料金は、対象人数や機能の種類などによって異なります。
また、目標管理ツールの導入や運用には、時間や労力、人材などのコストもかかります。そのため、自分や組織の予算やリソースを考慮し、それに見合った目標管理ツールを選びましょう。
スマートフォン・アプリ対応は可能か
目標管理ツールは、社内にいるときだけでなく、出張先やリモートワーク時でもアクセスできることが利用です。パソコンだけでなく、スマートフォンやタブレットなどのモバイル端末でも利用できるかで利便性や定着率にも影響します。
また、目標管理ツールは、メールやカレンダー、チャットなどの他のアプリやツールと連携できるかどうかによって効率性や効果性が異なります。スマートフォン対応が可能か、アプリがあるかなども確認しておくと安心です。
おすすめの目標管理ツール
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目標管理ツールを導入する際の注意点
目標管理ツールを導入する際には、次のような注意点があります。
導入の目的や使い方の共有を徹底する
目標管理ツールは、単なる業務ツールではなく、会社としての目標管理の文化や習慣を形成するための手段です。そのため、導入する際には目的や使い方を従業員へ周知し、理解や納得を得る必要があります。
それにあたり、導入に対する意義や価値、メリットやデメリット、期待することを明確しておきましょう。また、必要に応じて目標管理ツールの使い方や操作方法、ルールやマナーなどのマニュアル作成も行いましょう。
目標設定の内容に注意する
目標管理ツールを導入する際には、目標設定の内容にも注意しましょう。
目標の設定や管理、分析や評価など目標に対するサポートするツールですが、目標達成することだけを目的として挑戦的ではない目標やあいまいな目標を定めてしまったり、反対に、難易度の高い目標を設定してノルマ化してしまったりすると、目標達成ツールの本来の目的や期待する効果が望めません。
目標は定期的に見直し、必要に応じて修正する必要があること覚えておきましょう。
目標管理ツールで生産性向上や人事評価の適正化を目指そう
目標管理ツールは、組織や個人の目標を設定・管理・達成するためのツールです。目標管理ツールを導入することで、組織や個人の成長や革新、パフォーマンスや成果、コミュニケーションや協力、モチベーションや満足度などの向上につながります。
目標管理ツールを導入する際には、自分や自組織の目的やニーズに合った目標管理ツールを選び、適切に利用し、生産性の向上や人事評価の適正化を図りましょう。