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無料で使えるおすすめのセールスイネーブルメントツール3選!ツールの特徴と選ぶ際のポイント

最終更新日:(記事の情報は現在から193日前のものです)
この記事では、無料で使えるおすすめのセールスイネーブルメントツールを紹介しています。有料・無料ツールの違いや選ぶ際のポイントなどをわかりやすく解説しています。導入するセールスイネーブルメントツールを探している方はぜひ参考にしてみてください。

【厳選】おすすめセールスイネーブルメントツールをまとめてチェック!
セールスイネーブルメントツールの比較表
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おすすめセールスイネーブルメントツールの資料を厳選。各サービスの料金プランや機能、特徴がまとまった資料を無料で資料請求可能です。ぜひセールスイネーブルメントツールを比較する際や稟議を作成する際にご利用ください。

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セールスイネーブルメントツールとは

セールスイネーブルメントツールとは、営業活動に必要な施策を一貫して設計・実行・検証・改善まで行うことで営業活動を効率化し、成果を向上させるためのシステムです。これらのツールは、営業チームが顧客との関係構築や商談プロセスを円滑に進められるよう支援します。

主な機能には、営業資料の管理・共有、顧客情報の一元管理、営業活動の進捗追跡、パフォーマンス分析などがあります。

無料のセールスイネーブルメントツールを利用することで、コストを抑えながら営業プロセスを改善し、生産性の向上が可能です。とくに、中小企業や新規事業部門にとっては、初期投資を抑えつつ営業力を強化できる有効な選択肢となります。

セールスイネーブルメントについて、詳しくは次の記事で紹介しています。気になる方は、参考にしてみてください。

セールスイネーブルメントとは?意味やメリット・営業力強化の方法
セールスイネーブルメントとは、営業活動において継続的に成果を上げていくことを目的とした、営業組織の強化や改善のため...
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セールスイネーブルメントツールを無料で使う方法

セールスイネーブルメントツールを無料で使いたい場合は、次の方法を選択しましょう。

無料版の活用

多くのセールスイネーブルメントツールは、無料版やフリープランを提供しています。これらの無料版は、基本的な機能を備えており、小規模なチームや個人の営業担当者にとって十分な場合が多いです。

無料版を利用する際は、各ツールの公式サイトで提供されている機能や利用制限を確認しましょう。多くの場合、ユーザー数や保存できるデータ量を制限されていますが、核となる機能は無料でも使えることが一般的です。無料版を効果的に活用することで、コストをかけずに営業プロセスを改善可能です。

無料トライアル期間の活用

有料プランを提供しているツールでも、多くの場合14日から30日程度の無料トライアル期間が設けられています。この期間中は、有料版の全機能を無料で試せます。

トライアル期間を最大限に活用するためには、事前に使用目的や検証したい機能をリストアップすることが重要です。また、チーム全体で試用することで、さまざまな視点からツールの有用性を評価できます。

トライアル期間終了後も継続して使用したい場合は、無料版への移行や有料版の契約を検討しましょう。

オープンソースツールの利用

セールスイネーブルメントの分野でも、オープンソースのツールが存在します。これらは完全に無料で利用でき、必要に応じてカスタマイズも可能です。ただし、オープンソースツールの利用には技術的な知識が必要な場合もあり、サポートも限られていることがあります。

そのため、社内にIT人材がいる場合や、テクノロジーに詳しい営業チームの場合にとくに適しています。

オープンソースツールを選ぶ際は、コミュニティの活発さやドキュメントの充実度も確認しましょう。長期的な運用を考える場合、これらの要素が重要になってきます。

無料ツールの組み合わせで独自に構築する

複数の無料ツールを組みあわせることで、より包括的なセールスイネーブルメント環境を構築可能です。たとえば、無料のCRMツールと文書管理ツール、分析ツールを連携させることで、有料の統合ソリューションに近い機能を実現できます。

この方法の利点は、各ツールの得意分野を最大限に活用できることと、必要に応じて柔軟にツールを追加・変更できることです。ただし、ツール間のデータ連携や一貫した使用感の維持には工夫が必要です。

APIやWebhookを活用したり、定期的なデータ同期の仕組みを構築したりすることで、スムーズな運用が可能になります。

この方法は、カスタマイズ性を重視する企業や、段階的に機能を拡張したい場合に適しています。また、オープンソースツールを導入するほどのIT技術を保有していない場合も、比較的導入しやすいのが特徴です。

無料のセールスイネーブルメントツールを選ぶときのポイント

無料のセールスイネーブルメントツールを選定する際は、いくつかの基準が存在します。次に、代表的な基準について解説します。

営業資料の管理と共有ができるか確認する

効果的な営業活動には、適切な資料管理と共有が不可欠です。無料ツールを選ぶ際は、営業資料を一元管理できる機能があるか確認しましょう。

フォルダ構造の作成、ファイルのバージョン管理、チーム内での共有設定など、基本的な機能が揃っているかがポイントです。また、クラウドベースで外出先からもアクセスできるか、セキュリティ設定は十分かなども重要な判断基準となります。

さらに、顧客へのファイル共有機能や、閲覧状況のトラッキング機能があれば、より効果的な営業活動が可能になります。

無料版でも営業資料のカテゴリー分けやタグ付け、検索機能、メールやチャットでの共有などができるツールを選びましょう。

パフォーマンスの分析と改善ができるか確認する

無料ツールでも、基本的な分析機能は備えていることが多いです。営業活動のKPIを設定し、進捗を可視化できるダッシュボード機能があるか確認しましょう。

たとえば、商談の成約率、平均商談期間、顧客接触頻度などの指標を追跡できるものがおすすめです。また、個々の営業担当者のパフォーマンスを比較できる機能や、時系列での推移を確認できるグラフ機能なども有用です。

これらの分析結果をもとに、営業プロセスの改善点を特定し、効率的な営業戦略の立案につなげられます。

無料版でもダッシュボードやレポート、コーチング機能などが利用できるツールを選びましょう。

導入と運用が簡単か確認する

無料ツールの大きな利点の一つは、導入のハードルが低いことです。複雑な設定や専門知識を必要とせず、短時間で利用開始できるツールを選びましょう。

ユーザーインターフェースがシンプルで直感的であること、モバイルデバイスにも対応していることも重要です。また、日本語対応しているかどうかも確認しましょう。

さらに、充実したヘルプドキュメントやチュートリアル動画が用意されているか、サポート体制はどうなっているかも見るのがおすすめです。

使いやすさは長期的な運用にも影響するため、慎重に評価することが大切です。

拡張性と連携機能を確認する

無料ツールを選ぶ際は、将来的な拡張性も考慮に入れましょう。現在の規模や需要にあわせつつ、事業成長に伴ってスケールアップできるかどうかが重要です。

たとえば、無料版から有料版へのスムーズな移行が可能か、データの引き継ぎは簡単にできるかなどを確認しておきましょう。また、他のツールとの連携機能も重要なポイントです。

CRMやMAツール、会計ソフトなど、既存のシステムとデータ連携ができるかどうかを確認しましょう。APIの提供や、Zapierなどの連携ツールに対応しているかも確認すると、より柔軟な運用が可能になります。

データセキュリティとコンプライアンスを確認する

無料ツールであっても、データセキュリティとコンプライアンスへの配慮は欠かせません。とくに顧客情報を扱う場合、データの暗号化、アクセス制御、バックアップ機能などが提供されているかは大切です。

さらに、データの所有権がどこにあるのか、サービス終了時のデータ取り扱いポリシーはどうなっているかなども確認するべきポイントです。

無料サービスのなかには、利用者のデータを広告目的で使用するものもあるため、利用規約やプライバシーポリシーを十分に理解したうえで選択しましょう。

無料で使えるおすすめのセールスイネーブルメントツール

セールスイネーブルメントツールのなかでも、無料で使えるおすすめのツールを紹介します。無料の範囲でできることや機能制限などを解説しているので、セールスイネーブルメントツール選びの参考にしてみてください。

Handbook - アステリア株式会社

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Handbook Xは、商談やコラボレーション、フォローアップ活動を支援するデジタルコンテンツプラットフォームです。 写真や動画、PDFファイル、Webサイトなどさまざまな形式のコンテンツをアプリにまとめて整理し、魅力的なビジュアルの「ブック」を作成できます。

無料トライアルは30日間で用意されており、期間中はすべての機能を試せます。

DocTrack ‐ 株式会社ジーシー

DocTrackは、営業資料のWeb化、閲覧状況のトラッキング、自動アポイント機能などが利用できるサービスです。 営業資料をPDFファイルでアップロードするだけで、Webコンテンツに変換し、顧客に送付できます。

顧客の閲覧状況や興味度をリアルタイムで把握できるため、効果的なフォローアップが可能です。 また、顧客の閲覧タイミングにあわせて、自動でアポイントを打診する機能もあります。

無料で利用できる機能

無料プランでは次の機能に制限がかかる、または利用できません。

機能 制限
タグ数の上限 3
テンプレート数の上限 3
スコアリング数の上限 1
登録できるPDFファイル数の上限 1
問い合わせフォーム連携 使用不可
MA連携 使用不可
広告表示 あり

無料トライアルを実施しているおすすめのセールスイネーブルメントツール

次に、無料トライアルを実施しているおすすめのツールを紹介します。

DealPods ‐ 株式会社マツリカ

DealPodsは、営業資料のWeb化や閲覧状況のトラッキング、自動アポイント機能などが利用できるセールスイネーブルメントツールです。 営業資料をPDFファイルでアップロードするだけで、Webコンテンツに変換し、顧客に送付できます。

顧客の閲覧状況や興味度をリアルタイムで把握できるため、効果的なフォローアップが可能です。 また、顧客が資料を見ているタイミングで自動的にアポイントの打診を行えます。

無料トライアル、無料デモのどちらも用意されており、導入前にじっくりと使用感を試せます。


自社にあうサービスを選ぶには、各サービスの内容を比較することが重要です。気になるサービスの資料をダウンロードして、自社にあうのか検討してみましょう。

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セールスイネーブルメントツール比較!選び方・導入メリット・おすすめサービス
セールスイネーブルメントツールは、営業資料やナレッジの作成や共有ができる便利なツールです。営業プロセス支援や営業人...
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無料と有料の違いは?よくある機能制限と注意点

セールスイネーブルメントツールの無料版と有料版には、機能や利用範囲に大きな違いがあります。無料版は基本的な機能を提供していますが、多くの場合で使用量や機能に制限があります。

よくある制限と注意点は、主に次のとおりです。

作成・保存できる営業資料数の制限

無料版では、作成・保存できる営業資料の数を制限されているのが一般的です。たとえば、プレゼンテーション資料やセールスシートなどの数が10〜50個程度に制限されていることがあります。

この制限は、小規模なチームや個人ユーザーには十分かもしれませんが、大量の資料を扱う大規模な営業チームには不十分になりがちです。とくに多くの商品やサービスを提供する場合は、資料数不足になる可能性があります。

アップロードや保存できるデータ容量の制限

無料版では、アップロードや保存できるデータ容量の上限が極端に低い場合も多いです。たとえば、無料版では1GBまでしか保存できないといった制限です。

これは、テキストベースの資料であれば十分かもしれませんが、高解像度の画像や動画が含まれた資料を多く扱う場合には、容量不足になる可能性があります。データ量の多い業種や、マルチメディア資料を多用する営業スタイルの場合は、この点をとくに注意して検討しましょう。

アポイント機能の制限

無料版では、アポイント管理機能が制限されていることもあります。アポイント機能とは、営業資料を送信した後に、見込み客とのアポイントを取るための機能です。

たとえば、月間で設定できるアポイント数に上限があったり、高度なスケジュール調整機能が利用できなかったりすることがあります。営業活動の頻度や規模に応じて、必要な機能を見極めましょう。

サポート体制の有無

無料版と有料版の大きな違いの一つが、サポート体制です。無料版では通常、オンラインヘルプやFAQといったセルフサービスのサポートのみが提供されます。一方、有料版では専任のカスタマーサポート担当者による電話やチャットサポート、優先的な問題解決、定期的なレクチャーなどが含まれることも多いです。

また、有料版では導入時のコンサルティングや、カスタマイズのサポートを受けられることもあります。とくに、ツールの運用に不安がある場合や、迅速なサポートが必要な場合は、サポート体制の違いが重要な検討ポイントになります。

カスタマイズと統合機能の制限

無料版では、ツールのカスタマイズや他システムとの統合機能が制限されていることも多いです。

たとえば、ユーザーインターフェースのカスタマイズ、独自フィールドの追加、ワークフローの設定などが限定的であったり、できなかったりすることがあります。また、CRMやMAツールなど、他のビジネスツールとの統合機能も制限されている場合があります。

業務プロセスにあわせたツールの調整が必要な場合は、この点を重視して検討しましょう。

無料のセールスイネーブルメントツールを選ぶメリット

無料のセールスイネーブルメントツールには、有料版とは異なる独自のメリットがあります。次に、主なメリットを詳しく説明します。

コスト削減と予算の効率的な利用

無料ツールの最大の利点は、いうまでもなくコスト面です。とくに、スタートアップや小規模ビジネスにとって、初期投資を抑えられることは大きなメリットです。

営業部門の予算を他の重要な分野、たとえば人材育成や市場調査に振り向けられます。また、複数の無料ツールを組みあわせることで、有料の統合ソリューションに近い機能を実現できる可能性もあります。

ただし、将来的なスケールアップの際のコストも、考慮に入れて選択することが重要です。

リスクの少ない試験導入

無料ツールは、新しい営業手法やプロセスを低リスクで試せます。有料版への投資を決定する前に、実際の業務でツールの有効性を検証できるため、ミスマッチによる損失を避けられます。

また、複数のツールを並行して試用し、比較検討することも容易です。チーム内での受け入れ度合いやユーザビリティを確認したうえで、本格的な導入を検討できるため、より確実な意思決定が可能になります。

柔軟な運用と迅速な導入

無料ツールは一般的に、導入や設定が簡単で、すぐに使い始められます。複雑な契約プロセスや長期的なコミットメントが不要なため、急な需要にも迅速に対応可能です。また、使用を中止したり、別のツールに切り替えたりする際のハードルも低いです。

この柔軟性は、変化の激しい営業環境や、プロジェクトベースの短期的な取り組みに適しています。必要に応じて素早くツールを変更できるため、常に最適なソリューションを使用可能です。

チーム全体での活用と教育

無料ツールは、チーム全体で広く活用しやすいといった利点もあります。たとえばユーザー数に制限がある場合でも、複数のアカウントを作成することで対応できることは多いです。

これにより、営業チーム全体でツールの使用方法を学び、デジタルスキルの向上機会を提供できます。また、新入社員や異動してきた社員の教育にも活用しやすく、組織全体のデジタル化を促進する足がかりとなります。

将来的に有料版や他のツールへ移行する際も、この経験は活きてくる要素です。

イノベーションの促進

無料ツールは、最新のテクノロジーやトレンドを取り入れやすいといった特徴があります。多くのスタートアップ企業が革新的な機能のある無料ツールをリリースしており、これらを積極的に活用することで、最新の営業手法や顧客対応のアプローチを試せます。

また、オープンソースの無料ツールを使用する場合、必要であれば商品化されたセールスイネーブルメントには存在しないカスタマイズも可能です。

これにより、自社独自のニーズにあわせたソリューションを構築したり、新しいアイデアを実験的に導入したりでき、営業プロセスのイノベーションを促進できます。

無料のセールスイネーブルメントツールが向いている企業

無料のセールスイネーブルメントツールは、すべての企業に適しているわけではありません。無料ならではの恩恵を受けやすい企業タイプは、主に次のような企業です。

スタートアップや小規模ビジネス

スタートアップや小規模ビジネスは、無料のセールスイネーブルメントツールの恩恵を最も受けやすい企業群です。これらの企業の多くは、限られた予算のなかで最大の効果を追求する必要があります。

無料ツールを活用することで、初期投資を抑えつつ、効率的な営業プロセスを構築できます。また、成長に応じて徐々にツールの利用範囲を拡大したり、有料版にアップグレードしたりすることも容易です。

さらに、多くのスタートアップは柔軟性が高く、新しいツールの導入や運用方法の変更にも迅速に対応できるため、無料ツールの特性を最大限に活かせます。

限定的な営業規模の企業

営業部門の規模が小さい、または取引量が限られている企業にとって、無料のセールスイネーブルメントツールは理想的な選択肢となります。

たとえば、数名程度の営業チームや、月間の取引数が数十件程度の企業では、多くの無料ツールで提供される機能や容量制限内で十分に業務を遂行できる可能性が高いです。

このような企業では、高度な分析機能や大容量のデータストレージよりも、基本的な顧客管理や営業資料の共有機能が重要となります。無料ツールを使用することで、必要最小限の機能を効果的に活用しながら、コストの抑制が可能です。

デジタル化を始めたばかりの企業

従来の手法から脱却し、デジタル化を推進し始めた企業にとって、無料のセールスイネーブルメントツールは良い入り口となります。これらの企業では、社員のデジタルリテラシーにばらつきがある場合も多く、複雑な有料ツールを一気に導入するのはハイリスクです。

一方無料ツールは機能が限られているため、ユーザーインターフェースも直感的になりやすく、学習しやすいといったメリットがあります。そのため、社員が徐々にデジタルツールの使用に慣れていくのに適しています。

また、無料ツールを使って基本的なデジタル営業プロセスを確立した後、段階的により高度なツールへ移行することで、スムーズなDX化を実現可能です。

プロジェクトベースの営業を行う企業

短期的なプロジェクトや季節性の強い事業を展開している企業にとって、無料のセールスイネーブルメントツールは柔軟性の高い選択肢です。これらの企業では、年間を通じて一定の営業活動を行うわけではないため、高額な有料ツールへの投資を正当化しにくい場合があります。

無料ツールを使用することで、プロジェクトの期間中だけ集中的に活用し、必要がなくなれば使用を中止または休止できます。また、プロジェクトごとに異なるツールを試すことも容易なため、各プロジェクトの特性に最適なツールを選択できるといった点もメリットです。

有料ツールを検討するべきケース

企業の状況やツールに求めていることによっては、無料ツールでは叶えられないケースが存在します。次のような場合は有料ツールを検討したほうが良いため、参考にしてみてください。

営業資料の共有機能が必要な場合

大規模な営業チームや複雑な商品ラインナップをもつ企業では、高度な営業資料の共有機能が不可欠です。有料ツールでは、大容量のファイル共有、詳細なアクセス権限設定、バージョン管理機能などが提供されます。また、クライアントとの安全なファイル共有や、閲覧状況のトラッキング機能も充実しています。

たとえば、特定の顧客セグメントに応じた資料の自動推奨機能や、資料の使用状況にもとづく効果分析など、より高度な機能が利用可能です。これらの機能は、営業プロセスの効率化と、より戦略的な資料活用を可能にし、最終的には成約率の向上につながります。

しかし、無料版のセールスイネーブルメントツールでは、共有機能が制限されている場合もあります。営業資料の共有機能が必要な場合は、有料版がおすすめです。

営業資料の分析機能が必要な場合

営業資料の効果を測定するためには、分析機能が必要です。しかし、高度な分析機能は多くの場合、有料ツールでのみ提供されます。ここでの分析機能とは、営業資料の閲覧数や時間、クリック数などのデータを収集し、見込み客の反応や興味を分析する機能です。

他にも有料ツールでは資料の使用頻度、顧客エンゲージメント率、商談成功率との相関など、詳細なデータ分析が含まれます。また、AIを活用した予測分析機能により、どの資料がどの段階で最も効果的かを予測したり、顧客の反応にもとづいて最適な資料を推奨したりも可能です。

これらの高度な分析機能が必要な場合は、有料版を選びましょう。

営業活動の効果測定をしたい場合

詳細な効果測定には、通常、有料ツールの機能が必要です。有料ツールでは、個々の営業活動から全体的なキャンペーンまで、多層的な効果測定が可能になります。

たとえば、顧客接触から成約までの全プロセスを追跡し、各段階での効果を数値化できます。また、リードスコアリング機能を使って見込み客の質を評価したり、商談のステージごとの転換率を分析したりも可能です。

さらに、営業担当者のパフォーマンス評価や、地域別、商品別の売上分析など、多角的な視点での効果測定ができます。これらの機能はROIの最大化や、リソースの最適配分に欠かせないため、効果測定を行いたい場合も有料版を検討しましょう。

大規模なチームや複雑な組織構造がある場合

大規模な営業チームや複雑な組織構造をもつ企業では、有料ツールの高度な管理機能が必要となります。有料ツールでは、詳細な役割ベースのアクセス制御、複数の部門やチーム間でのデータ共有設定、階層的な承認プロセスの設定などが可能です。

また、大規模な組織に対応できるユーザー数の拡張性や、複数の地域や言語に対応したインターフェースも提供されます。さらに、企業独自のワークフローにあわせたカスタマイズ機能や、既存の社内システムとの高度な統合機能も利用できます。

組織全体の一貫性を保つためにも、大規模組織の場合は有料版の導入がおすすめです。

高度なセキュリティとコンプライアンス対応が必要な場合

金融、医療、法律など、厳格なデータ保護やコンプライアンス要件がある業界では、有料ツールの高度なセキュリティ機能が欠かせません。

有料ツールでは、エンドツーエンドの暗号化、多要素認証、詳細なアクセスログ管理などの高度なセキュリティ機能を提供しているのが一般的です。また、定期的なセキュリティ監査やペネトレーションテストの実施、インシデント対応サポートなど、包括的なセキュリティ対策が含まれていることも多いです。

大量の顧客データを扱ったり、企業秘密を保存したりする場合は、高度なセキュリティ対策をしている有料版のツールを選びましょう。

サービスを比較しましょう

自社にあうサービスを選ぶには、各サービスの内容を比較することが重要です。気になるサービスの資料をダウンロードして、自社にあうのか検討してみましょう。

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