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製造業の人的資本経営改革、従業員エンゲージメント向上から一歩ずつ -「ラフールサーベイ」導入事例

最終更新日:(記事の情報は現在から44日前のものです)
大手部品メーカー日本プラスト社では、人的資本経営に取り組む中、サーベイを通じて従業員エンゲージメントを可視化し、現場改善を重ねています。「BOXIL SaaS AWARD 2025」導入事例セクション中堅企業部門1位受賞につながったSaaS活用事例を紹介します。

事例概要

株式会社ラフール(以下、ラフール)が提供する「ラフールサーベイ」の活用事例です。

ラフールサーベイ - 株式会社ラフール

ラフールサーベイ
ラフールサーベイ
導入事例セクション | BOXIL SaaS AWARD 2025
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提供企業様でご不明点がある方はこちら

ラフールサーベイは、組織の課題や強みを明確化し、具体的な対策を通じて組織改善を支援するためのSaaSツールです。従業員満足度調査に基づき、AI解析を活用して約2億のデータから本質的な改善策を提案します。表面的な満足度向上ではなく、課題解決に重点を置き、効率的な施策の実施をサポートする点を強みとしています。

サービス導入企業

  • 企業名:日本プラスト株式会社(以下、日本プラスト)
  • 設立年:1948年
  • 所在地:静岡県

受賞部門

この事例が評価され、「ラフールサーベイ」は下記を受賞しています。

「BOXIL SaaS AWARD 2025」導入事例セクション中堅企業部門1位

※対象
従業員数301〜2000名の企業の生産性向上に貢献した事例を対象とする。業界は問わない

導入前の課題

1. エンゲージメントの実態把握不足

日本プラストは、自動車の内外装部品および安全部品を製造する大手部品メーカーで、国内外に拠点を持つグローバル企業です。2018年、「働き方改善委員会」を立ち上げ、フレックスタイム制やテレワーク導入などの改革を進めてきましたが、これら施策のエンゲージメント向上に関する実態を把握できず、その効果測定に課題を抱えていました。

2. メンタル不調の増加と組織への影響

製造業の特性上、高い品質基準が求められる中、特に中高年社員を中心にメンタル不調による休職者が増えるという新たな課題が発生していました。組織のパフォーマンスを低下させるリスクを孕んでおり、個人の健康状態を可視化し、適切な対応を行うための仕組みが急務と考えていました。

導入による効果

そこで2023年、「ラフールサーベイ」を導入しました。半年に1回のディープサーベイと月1回のショートサーベイを実施しています。

多層的なサーベイによる組織全体の可視化

具体的には、組織全体の状態を把握するディープサーベイを半年に1回、個人のケアに重点を置いたショートサーベイを毎月実施しています。ディープサーベイでは組織の状態を可視化し、各部署で改善計画を立案・実行しています。また、月次のショートサーベイで個々の変化を早期に検知し、人事が迅速に対応することで、面談実施者の約7割でスコア改善、メンタル不調の予防と、職場環境の全体的な向上につなげました。

褒める文化の浸透

サーベイを続ける中で「成功体験の少なさ」という課題が浮き彫りとなりました。製造業特有の「できて当たり前」文化に由来すると考え、管理職を中心に意識改革を行い、褒める文化を育成することで、社員のモチベーション向上を目指しました。

具体的には、ブレインストーミングなどの参加型活動を通じて、新たな評価体系を導入し、全社的な成功体験の共有を促進しました。この取り組みは購買部門で大きな成果を上げ、ベストプラクティスとして他部署にも共有されています。

現場との信頼関係構築

工場では回答率が課題でしたが、改善に取り組み九州工場では回答率が35%から80%に。外国籍社員も多いため多言語対応も重要な要素です。現場の声を積極的に集約し、工場長と密にコミュニケーションを取りながら、フィードバックを重視した改善策を実行することで、組織全体での信頼関係が強化されました。

導入から1年以上を経て、スコアの改善はもちろん、組織全体に大きな変化が表れてきました。特に「褒める文化」の醸成は、大きな成果の一つと考えているとのこと。今後も長期的な視点で、組織改善に向けた取り組みを続けると意気込んでいます。

※本記事は、 ラフール「社員のケア・エンゲージメント向上から、人的資本経営の実現を目指す製造業の組織改革:日本プラスト株式会社のラフールサーベイ活用事例」(2025/2/13確認)をもとに作成しています

BOXIL SaaS AWARDとは

「BOXIL SaaS AWARD(ボクシル サース アワード)」は、SaaS比較サイト「BOXIL(ボクシル)」を運営するスマートキャンプが、優れたSaaSを審査、選考、表彰するイベントです。年1回、SaaSの日(※)を記念して発表するほか、Spring、Summer、Autumn、Winterの四半期ごとにも、直近の口コミ評価をもとに優れたSaaSを表彰しています。

「BOXIL SaaS AWARD 2025」は、エントリー式で審査する「導入事例セクション」と、「BOXIL」上の口コミデータをもとに定量評価する「BOXILセクション」を設けています。各セクションの選考基準にのっとり部門ごとに部門1位を選出し、その中から総合1位を「Best SaaS in Japan」として表彰します。

「BOXIL SaaS AWARD 2025」公式サイトはこちら

※スマートキャンプが独自に定めた記念日で、毎年3月4日です

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