メールリレーサービスおすすめ比較9選!仕組みとメリット・導入のポイント
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- メールリレーサービスとは
- STMPとメールサーバー
- STMPとスパムメール
- メールリレーサービスの選び方
- 自社のサービスに合っているか
- 安定したサービスを提供しているか
- サポート体制は充実しているか
- セキュリティ対策は万全か
- メールリレーサービス9選
- blastengine
- アララ メッセージ
- Amazon Simple Email Service
- WEBCAS メールリレーサービス
- Curumeru
- SendGrid
- Customers Mail Cloud
- ベアメール
- SENDMAGIC
- メールリレーサービス導入のポイント
- 解決すべき課題を明らかにする
- 段階的な導入を行う
- システムの連携を考える
- メールリレーサービスのメリット
- メールを確実に届けられる
- スムーズなメール送信が可能になる
- 運用コストの削減ができる
- リアルタイム分析やレポート機能が使える
- メールリレーサービスで効率的なメールマーケティングを
- BOXILとは
メールリレーサービスとは
メールリレー(Mail Relaying)とは、サーバーからサーバーへとメールを送信することをいい、送受信するメールを他のSMTPサーバーに中継し安定したメール送信を可能にするシステムです。
この仕組みを利用して短時間に大量のメールを配信できるサービスを提供する事業者が増えており、メールリレーサービスを活用することでメールを使った効率的なマーケティングが可能になります。
メールリレーと呼ばれるように、バケツリレーのように次から次へメールをサーバーに渡すところをイメージするとわかりやすいでしょう。
STMPとメールサーバー
メールの送受信を担うメールリレーサーバーは、送信を担当するSMTPサーバーと受信を担当するPOP3サーバーの分業体制になっており、さらにアドレスのドメインから宛先のサーバー上のIPアドレスを探し出すDNSサーバーがあります。
メールサーバーはいわば郵便局のような役割をもっており、クライアントからメールの送信依頼を受けると、DNSを使って該当するメールサーバーを特定し、メールを送信する仕組みです。
この仕組みに関して詳しくは、次の記事を参考にしてください。
STMPとスパムメール
本来、メールはSMTPを利用すればだれでも送信が可能ですが、セキュリティがぜい弱なSMTPサーバーやその設定に誤りがある場合などは、身元不明の第三者から送信されたメールも中継してしまうケースがあります。
そういったサーバーはスパムメールの大量送信に利用されてしまう可能性があり、さらにサーバー自体の能力も低下して本来の役割に支障が出てしまうこともあります。
そのため一定時間内に送信可能なメール数を制限しているプロバイダが多く、ビジネスで大量のメールを配信したい企業にとっては足かせになるケースは少なくありません。
そこでメールリレーサービスを導入し、信頼できる第三者機関を通すことで短時間での大量のメール配信を可能にしている企業が増えているのです。
メールリレーサービスの選び方
メールリレーサービスを比較して選ぶときに知っておきたいポイントを紹介します。メールを使ったマーケティングを成功させるためにも、しっかり確認しておきましょう。
自社のサービスに合っているか
なぜメールリレーサービスを利用するのか、目的を明確にすることが大切です。メールをリレーするだけでよいのか、他にも追加の機能が必要になるのかなど、目的を実現させるために欲しい機能をリストアップしておくとよいでしょう。
また、既存のメール配信システムがある場合は、連携可能であるかどうかも重要です。連携ができない場合は、単独で使用できるサービスを選ぶ選択肢も考えられます。
安定したサービスを提供しているか
動作が安定して信頼性が高いサービスであるかどうかも必ず押さえておきたいポイントです。価格が安くてもトラブルが多く、休止してばかりのサービスでは、マーケティングの機会損失の方がマイナスが大きくなります。
このようなリスクを避けるためにも、安定したサービスを提供しているメールリレーサービスを選びましょう。口コミやサービス提供を開始してからの長さなど、事前に情報を仕入れて複数のサービスを検討することをおすすめします。
サポート体制は充実しているか
配信が停止してしまった場合も含め、急なトラブルが起こったときにすぐに対応してもらえるかどうかも大切です。自社で対応しきれないケースが多いため、サポート体制が充実しているサービスと選ぶことをおすすめします。
その他、サービスを導入している企業数も把握しておきましょう。導入企業が多ければその分対応しているトラブルも多いと考えられます。ノウハウが蓄積されているため、トラブル解決までのプロセスも短期間である可能性が高いと言えます。
セキュリティ対策は万全か
メールアドレスは重要な個人情報です。そのため、万全なセキュリティ対策が行われていることは必要不可欠です。万が一、個人情報が流出することになれば、信頼もなくしてしまいます。
システムから配信サーバーまで、さまざまなところでセキュリティ対策をしているメールリレーサービスを選ぶことが大切です。
また、地震のような自然災害によりサーバーが停止した場合の対処方法もチェックしておきましょう。急なサーバーダウンで大事な情報がすべて消えてしまった場合、損失は計り知れません。これら両方の観点からセキュリティ対策について確認することが大切です。
メールリレーサービス9選
それでは、代表的なメールリレーサービスを紹介していきます。気になるサービスがあれば、ぜひ問い合わせや資料請求をしてみましょう。
本記事で紹介しているメールリレーサービスのさらなる詳細はこちらから無料ご覧になれます。ぜひご活用ください。
blastengine - 株式会社ラクスライトクラウド
- 1アカウントでAPI連携、SMTP連携を併用可能
- 月額3,000円からの最安価格帯
- 電話、メール対応の国内サポート体制
blastengineは、システム連携に特化したエンジニア向けメール配信システムです。AWSやGCPなどの外部システムからのメール配信、SMTPサーバー経由でのメール配信が可能です。宛先ごとにカスタマイズされた独自配信エンジンにより高いメール到達率を実現できます。
- テンプレートは100種類以上、HTMLエディタで簡単にHTMLメールの作成が可能
- 送信先ドメインごとの最適なチューニング対応で高速かつ高到達率を実現
- 効果測定やステップメール、メール配信APIなどを標準プランに搭載
アララ メッセージは、到達率向上や自動化、効果測定で円滑なメールマーケティングを実現するメール配信システムです。メール配信に必要な「大量配信」「高速配信」「到達性」をカバーするのはもちろん、メール配信に必要なあらゆる機能を搭載し、マーケティング担当者やエンジニアの工数削減につながります。
Amazon Simple Email Service
- 独自のコンテンツフィルタリング機能
- 既存のアプリケーションとの統合が可能
- 利用料金は実際に使った分のみ
AMAZON SESは、企業のマーケティング担当者やアプリ開発者のために設計されたクラウドベースのEメールプラットフォームです。独自のコンテンツフィルタリング機能をもち、既存のアプリケーションとの統合もスムーズです。Amazon EC2 でホストされているアプリから送信すれば、毎月最初の62,000通分のメールについては無料で送信可能です。
WEBCAS メールリレーサービス
- メールリレーサーバーのクラウドサービス
- 簡単設定ですぐに導入が可能
- わかりやすい料金設定
WEBCAS メールリレーサービスは、大量一斉配信の配信性能を強化するクラウド型のメールリレーサービスです。企業のメール送信をWEBCAS環境の配信エンジンにリレーすることで、パソコン向け・携帯向けのメール配信サービスの高速化を実現します。
Curumeru - 株式会社ラクス
- メール配信から配信結果までAPIで実行可能
- 高い到達率のメールを大量送信
- キャリヤやプロバイダの受信ブロックを回避
Curumeruは、メールの大量配信を可能にする、メールリレーサービスです。CurumeruとAPI連携することで、ログインせずにメールの配信や結果の受け取りが可能。既存システムにメール配信機能を組み込みたいときに活躍します。また、プロバイダの受信ブロックを防ぐため、メール到達率の高さも魅力です。
- 月間300億通以上の配信実績
- 接続先をSendGridに変更しリレーサーバーとして活用可能
- 永続的に利用できるトライアルバージョン
SendGridは、現在月間で300億通以上の配信実績を誇るクラウドタイプのメール配信サービスです。ほぼすべての機能を利用できる無料トライアル版があるので、実際に使って納得してから有料版に切り替えられます。また、別途追加料金はかかりますが、リストの作成や配信、A/Bテストなどをブラウザ上で行える機能の付加も可能です。
Customers Mail Cloud - HENNGE株式会社
- SMTP・APIで連携
- 充実した配信レポート
- ドメイン認証とメール送信の暗号化をサポート
Customers Mail Cloudは、クラウド環境で簡単かつ確実にメール送信ができる配信サービスです。メルマガや一括送信メールの作成に適しており、既存サーバーにリレー設定をするだけで簡単に使えます。高精度なエラー解析によりバウンス率の減少に寄与します。
- クラウド型のメールリレーサービス
- 1時間あたり200万通の送信が可能
- コントロールパネルによる簡単設定
ベアメールは高いメール到達率を実現するクラウド型のメールリレーサービスです。顧客の会員登録の自動返信メールや商品購入時の確認メールなど、適切なタイミングでメールを届けたい場合に有効です。送信数にしたがって細かい料金プランが定められており、自社に適したプランを柔軟に選択できます。
SENDMAGIC
- 自動IP切り替え機能搭載
- 安全性が高いセキュリティ対策
- メールの割り込みで優先的な配信が可能
SENDMAGICは、20年以上の運用実績があるメール配信サービスです。プロバイダやキャリアで受信をブロックされた場合、自動的にIPを切り替えて速度を落とすことなくメール配信を続けます。メールの改ざん防止や個人情報保護など何種類ものセキュリティ対策を行い、高い安全性を誇っています。
上記のAMAZON SES、SendGrid、ベアメールは次の記事で徹底解説しているので、こちらもあわせてご覧ください。
メールリレーサービス導入のポイント
メールリレーサービスについて紹介したところで、最後に自社ビジネスにメールリレーサービスを導入する際に注意すべきポイントについて解説します。
解決すべき課題を明らかにする
効率的なメールマーケティングのためには、それを支える安定した配信システムが不可欠です。
しかし、メールリレーサービスを導入するだけではビジネス上の問題が解決するわけではありません。あくまでもリレーサービスは手段なので、自社が解決すべき課題を明らかにし、それを解決するためのメールシステムという位置づけを忘れないようにしましょう。
段階的な導入を行う
メールリレーサービスの多くは、単に安定したメール配信を可能にするだけでなく、さまざまな付随的な機能をもっています。しかし、たとえ優秀な機能を導入しても結局使わずに無用の長物になっているケースは珍しくありません。一度にすべてを使いこなそうとせず、段階的に必要な機能を取り入れていくことが重要です。
システムの連携を考える
既存のシステムとの整合性や連携について考えておく必要があるでしょう。工夫次第ではコストをかけて新しいサービスを導入しなくても事足りるケースもあるため、盲目的にサービスを取り入れる前に、自社環境でできることはないか考えることも大切です。
メールリレーサービスのメリット
メールリレーサービスを利用するメリットとしては、次のような点が挙げられます。
メールを確実に届けられる
1対1のメールは問題ないとしても、メルマガやシステム上での一斉メール配信などの場合、受信側のサーバーが迷惑メールと判断してブロックしてしまうケースも。
そこで、主要なサーバーへの送信ノウハウをもつメールリレーサービスを活用し、短期間で大量のメールを確実かつ効率的に届けられる体制を築いている企業が増えています。ビジネスメールに特化しているサービスも多く、配信結果の分析やA/Bテストを実施できるものもあります。
スムーズなメール送信が可能になる
自社サーバーから大量のメール配信をする場合、サーバーやネットワークに負荷がかかる場合があり、それが原因で送信遅延が発生するケースは少なくありません。メールリレーサービスを利用すれば、そういったシステム上の負荷を軽減できるようになります。
運用コストの削減ができる
自社でメールサーバーを運用するコストを削減でき、本来の業務に人員を割り当てられるようになります。特にメールマーケティングに関する細々とした作業をシステムに代行させられるため、費用対効果の高い人材運用が可能になります。
リアルタイム分析やレポート機能が使える
多くのサービスはメール配信にのみ特化したものですが、サービスによってはリアルタイムの配信状況とその分析、レポート機能が使えるため、戦略的なメールマーケティングが可能になります。
また、APIといった、さまざまなシステムとの連携が可能なものも多いため、自社ですでに使っているシステムに付随するかたちで機能強化を図れる場合もあります。
メールリレーサービスで効率的なメールマーケティングを
メールリレーサービスについて、基本的な説明と代表的なサービスの紹介をしてきました。メールを活用したマーケティングが当たり前になっている昨今、それを支える優れた配信サービスが多数登場しており、無料で使えるものも少なくありません。
ただ、機能的に優れているからといって自社に合ったサービスとは限らないため、まずはお試しで導入してみて、本当に自社のビジネス環境に整合するかどうかをしっかりと確認することが重要です。
BOXILとは
BOXIL(ボクシル)は企業のDXを支援する法人向けプラットフォームです。SaaS比較サイト「BOXIL SaaS」、ビジネスメディア「BOXIL Magazine」、YouTubeチャンネル「BOXIL CHANNEL」を通じて、ビジネスに役立つ情報を発信しています。
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