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PBXの機能を詳しく解説!ビジネスフォンとの違い・種類

最終更新日:(記事の情報は現在から46日前のものです)
PBXの機能について基本的な機能を詳しく解説します。また、ビジネスフォンとの違いやPBXの種類についても解説します。これからPBXの導入を検討している方はぜひ参考にしてください。

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PBXとは

PBX(Private Branch Exchange)は、企業内で使われる内線電話システムのことです。一般的なビジネスフォンとは異なり、PBXは複数の外線と内線を効率的に管理し、企業のコミュニケーションを円滑にするための多くの機能を備えています。

内線通話や外線への転送はPBXがなければ行えません。また、インターネット経由でPBXの機能を利用できるIP-PBXやクラウドPBXは、スマートフォンやタブレット、PCからでも通話が可能となることから近年、注目されています。

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PBXとビジネスフォンとの違い

PBXに似たツールとして、ビジネスフォンが挙げられることがありますが、それぞれに特徴や強みが異なります。それぞれの違いについて知っておきましょう。

ビジネスフォンの特徴・強み

ビジネスフォンは、1拠点内での内線通話のみ行え、外線着信の自動転送や音声での自動応答、着信拒否など外部とのやり取りをスムーズにするための機能が備わっています。

電話機は数十台〜数百台までの接続ができ、中小規模の企業に適しています。

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PBXの特徴・強み

PBXは、複数の拠点間での内線通話の利用を前提に作られています。そのため、複数の電話機をネットワーク化し、内線通話や外線通話の管理を一元化できることで、通話料金の削減や業務の効率化が図れます。

接続可能な電話機の台数は数千台と、大企業やコールセンターへの導入にも適しています。

PBXの主な機能

PBXには次のような基本機能があります。

  • 発着信の制御
  • 内線同士の通話
  • ほかの電話機への転送
  • 代表番号宛の着信接続
  • パーク保留
  • ダイヤルイン

発着信の制御

PBXは、1つの電話回線を複数の電話機に振り分ける装置のため、本来であればすべての電話機が同じ電話番号を利用します。しかし、発着真の制御機能により、同じ回線を利用しながら、別の電話番号での利用が可能となります。

内線同士の通話

同じ電話回線を利用している電話機同士で内線通話ができる機能です。複数の拠点で利用する場合でも、同じ電話回線であれば離れている場所でも内線通話ができます。

異なる場所で働いているスタッフとのやりとりも内線で行えるため、通話料が抑えられます。

ほかの電話機への転送

外線からの着信を、他の内線や携帯電話へ転送できる機能です。たとえば、不在の際に事前に設定した番号へ転送することや、着信対応のあとに保留状態で転送するなどがあります。

細かい条件で転送設定をすることで、スムーズに対応ができ、顧客からの着信の際にも待ち時間を少なく担当者につなげられます。業務効率化、顧客満足度の向上を図れるでしょう。

代表番号宛の着信接続

代表番号に複数の外線が接続され、着信を効率的に管理できる機能です。あらかじめ設定したグループの電話機に着信を振り分けられるため、効率よく電話対応が行えます。

パーク保留

受信した通話を一時保留にし、通話を再開する際に別の内線からその通話を引き継げる機能です。

ダイヤルイン

すでに契約している電話番号のほかに、追加で電話番号を設定できる機能です。テレマーケティング企業やコールセンターで複数の電話番号を設定する必要がある場合に便利です。

PBXの種類

PBXには、主に次のような種類があります。

  • レガシーPBX
  • IP-PBX
  • クラウドPBX

レガシーPBX

レガシーPBXとは、従来のアナログ回線を使用するタイプのPBXです。オフィスに機器を設置し、電話回線と電話機に接続する方法です。

レガシーPBXの場合は、電話回線を利用するため、インターネット回線がない場合でも利用可能です。インターネットを介した不正アクセスや情報漏えいなどのリスクを避けられます。

また、インターネットの回線状況に依存しないため、音声の安定性も担保できます。災害時や停電の際にも利用できるため、安心です。

一方で、機器の設置費用や購入費用がかかるため、導入初期に高額な費用が必要となることが多いです。また、メンテナンスを定期的に行ったり、古い機器は買い替えの必要があったりと、都度コストがかかります。

インターネット回線を使用せず、安定した回線を求めている場合やPBXに大きく予算を使える場合におすすめです。

IP-PBX

IP-PBXはインターネット回線を使用して、電話機を使用するタイプのPBXです。オフィスに機器を設置するタイプと、社内サーバーにソフトウェアをインストールするタイプがあります。

複数の拠点で利用でき、離れた支店やテレワーク中のスマートフォン対応も可能な点が特徴です。一方、インターネット回線を使用する場合でも、機器本体の購入や配線を行う必要があり、導入期間や費用がかかります。

また、インターネット回線を利用するため、別途セキュリティ対策も必要です。IP-PBXは、複数の拠点での内線をよく利用する場合や、テレワークの際に従業員のスマートフォンを内縁化したい場合などにおすすめです。

クラウドPBX

クラウドPBXとは、従来オフィスに設置していた電話交換機(PBX)の機能をクラウド上に構築したサービスです。インターネット回線を利用するため、場所を選ばずに内線通話や外線通話が可能になります。

クラウド上に設置するため、導入期間が短く、費用も抑えやすいメリットがあります。一方で、通話品質がインターネット回線の状況に依存することや、セキュリティ対策が必要なこと、クラウドのため、通話料以外のサービス利用料が必要になることなどに注意しましょう。

クラウドPBXは、小規模で導入したい場合や費用を抑えて手軽に導入したい場合におすすめです。

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PBXの機能を理解して業務効率化を進めよう

PBXは、ビジネスフォンと比較して、通話料金の削減や業務の効率化など、企業にとって多くのメリットをもたらします。また、セキュリティや拡張機能も充実しており、ビジネスの成長に合わせて柔軟に対応できるシステムです。

PBXには大きく分けて、レガシーPBX、IP-PBX、クラウドPBXがあり、それぞれ特徴やメリットデメリットがあります。
PBXにはさまざまなサービスがあります。必要な機能や予算を明確にして比較検討して選びましょう。

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