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メール配信システムの仕組みとは?特徴や機能・種類

最終更新日:(記事の情報は現在から16日前のものです)
メール配信システムは、大量のメールを効率的に配信し、開封率やクリック率などの配信効果を分析する機能を備えたメールマーケティングに役立つシステムです。本記事ではメール配信システムの仕組みや機能、種類について詳しく解説します。

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メール配信システムとは

メール配信システムは、大量のメールを効率的に配信し、配信効果を分析できるシステムです。ビジネスやマーケティングの観点から、メールキャンペーンや顧客への情報提供などに広く利用されています。

従来のメールソフトでは、一通ずつメールを作成・送信する必要があり、大量のメール配信には非効率です。その点、メール配信システムでは、メールリストを作成し、テンプレートを用いて簡単にメールを作成・配信が可能です。

さらに、それぞれのシステムでメールの到達率が高くなるような工夫を施しているため、ユーザーの手元にメールが届かない事態を減らし、効果的な配信を行えます。

開封率やクリック率などの配信効果を分析する機能も備えおり、メールマーケティングの効果測定にも役立ち、効果的な運用を目指せます。

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メールサーバーの仕組み

メール配信システムのメリットとして到達率の高さが第一に挙げられます。メールマーケティングを効率的に行うにあたり、大切なことは迷惑メールと判断されずに、ユーザーのもとへ届けられることです。

迷惑メール対策が強化されているなかで、メール配信システムで配信するメールはどのような仕組みで到達率の高さを実現しているのかを、メールサーバーの仕組みの面から解説します。

送信用サーバーと受信用サーバー・DNSサーバー

メールサーバーは、SMTP (Simple Mail Transfer Protocol)と呼ばれる送信用サーバーと、POP3 (Post Office Protocol 3)と呼ばれる受信用サーバーで構築されています。

近年は、サーバー上でメールを閲覧や管理を行えるIMAP (Internet Message Access Protocol)サーバーが使われることも多いです。

IMAPサーバーの場合は、端末にメールを保存せず、サーバー上でメールの保存と同期を行えるため、複数のデバイスで同じメールを管理できます。

メールサーバーは、DNS (Domain Name System) サーバーと連携して、ドメイン名からIPアドレスを割り出します。これにより、メールの送信先を特定します。

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メール送受信の流れ

メール送受信は次のような流れで行われます。

  1. 送信元の端末内メールソフトからSMTPへメールを転送する
  2. DNSサーバーで送信先のIPアドレスを割り出す
  3. 送信元SMTPから送信先SMTPへメールを転送する
  4. 送信先SMTPから送信先のPOP3もしくはIMAPへ転送する
  5. 受信する端末がアクセスすることでメールを受け取る

大量配信による懸念

メールマガジンの配信や大量の一斉送信は、SMTPサーバーに負担がかかり、サーバーダウンの恐れがあります。メールの送信処理がうまくできずに、配信の遅れが生じます。

さらに、大量配信していることから、ISP事業者からスパムや迷惑メールとみなされてしまう場合もあります。

メール配信システムの仕組み

メール配信システムは、メールサーバーと連携して動作します。大量配信が可能になるだけでなく、スピーディーな配信と高い到達率を実現できることも特徴です。

メール配信システムの仕組みとしては、高性能のMTA(メール転送エージェント)を採用していることが大きなポイントです。

MTAは、SMTPサーバー内にあるプログラムで、送信先の宛先を正しく仕分けます。性能の高いMTAの場合は、処理速度が高く、大量配信を行ってもサーバーに負担がかかりにくいため、高速配信が可能です。

さらに、複数のIPアドレスの取得によってメール配信数を調整したり、エラーメールアドレスの管理をしたりすることで、ISP事業者から信頼してもらえるように働きかけます。

メール配信システムでは、これらの仕組みや対策によって大量配信のほか、高速配信や高い到達率を実現できます。

メール配信システムの特徴

メール配信システムには、メールの大量・高速配信や高い到達率以外にも次のような特徴が挙げられます。。

  • メールマーケティング必要な機能が揃っている
  • セキュリティ対策が万全

メールマーケティング必要な機能が揃っている

メール配信システムには、セグメント配信、A/Bテスト、配信効果の分析など、効果的なメールマーケティングに必要な機能が備わっています。

ほかにも、メールリストの作成や豊富なテンプレート、HTMLエディタやドラッグアンドドロップ機能などを用いて簡単に効果的なメールを作成できることも特徴です。

セキュリティ対策が万全

メール配信システムは、スパムメール対策や不正アクセス対策などのセキュリティ対策が万全です。

スパムメール対策としては、ブラックリストやホワイトリストを用いたフィルタリングや、画像認識技術を用いたスパムメール判定などがあります。

不正アクセス対策としては、パスワード認証や多要素認証、ファイアウォールなどのセキュリティ対策が施されています。メールの暗号化、認証、不正アクセス対策など、セキュリティに配慮した仕組みが整っているため、不特定多数にメールを送る際にも安心して利用できます。

メール配信システムの種類

メール配信システムには、大きく分けてクラウド型とオンプレミス型の2種類があります。それぞれの特徴について解説します。自社の規模や理想の運用方法に合わせて適切なものを選んでください。

クラウド型

クラウド型メール配信システムは、インターネット環境を介して利用するタイプのシステムです。サーバーの設置や管理は不要で、初期費用を抑えられます。

一方で、プランによって配信上限数が設けられていたり、従量課金制であったりとランニングコストが必要となるため事前に確認しましょう。

オンプレミス型

自社内にサーバーを設置して利用するタイプのシステムです。セキュリティやカスタマイズ性を重視する場合に選ばれます。オンプレミス型メール配信システムは、サーバーの管理は自社で行う必要がありますが、セキュリティ面や必要なカスタマイズなどを事前に行えるため、運用しやすいメリットがあります。

一方、初期費用が比較的高額になりやすいため、予算を踏まえて検討する必要があります。

おすすめのメール配信システム

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メール配信システムを導入してメールマーケティングを強化させよう

メール配信システムは、メールマーケティングを成功させるために欠かせないツールです。メール配信システムを導入することで、メール配信の効率化や配信効果の分析が可能となり、顧客コミュニケーションの円滑化や、売上アップも期待できます。

メール配信システムの導入を検討している方は、自社のニーズに合ったシステムを選ぶことをおすすめします。メール配信システムは、サービスによって機能や特徴、導入形態などが異なります。導入する際は、各サービスを比較検討して自社の要件を満たしているシステムを選びましょう。

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