意外と知らない「部長職」とは | 役割・地位・年収 - 会社の役職Q&A

最終更新日：2025-09-29

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部長という言葉は広く認知されていますが、その具体的な役職は意外と知られていません。部長について、Q&A形式で役割や地位、他の役職との違い、年齢・給料など基本的な内容についてまとめました。

部長についてのQ&Aを見て、部長のことをより深く知ろう！

皆さんは、部長がどのような仕事をしているか、部長という役職についてどのくらいご存じでしょうか。

どのような役割なのかについては、会社員の方でも実はあまりご存じない方もいらっしゃるのではないでしょうか。そんな方のために、ここでは実際に寄せられた質問などをもとに、Q&A形式で部長とはどのような役割なのかを紹介します。

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【役職Q&A】部長についてのあれこれをQ&A形式で解説

部長Q&A1：部長の役割ってなんですか？

部長の役割は大きく分けて次の3つです。

1．会社員には成果を上げることが求められます。しかし部長になると、個人の成果だけでなく、部署全体の成果を上げることも求められるようになります。

2．部長は、部署の成果を上げるだけでなく、経営戦略など会社全体のことを考える必要もあります。そのため、経営会議をはじめとした多くの会議に出席する機会も増えるでしょう。

3．部長は、現在ある仕事で成果を出すだけでなく、新たな業務を生み出すことも求められます。新しい商品やサービスの企画だけでなく、既存の業務プロセスに課題があれば、会社全体を巻き込んで業務改善や新たなプロセスの構築も行います。全体を見渡す視点が求められます。

部長Q&A2：部長は会社の中でどれぐらいの地位なの？

会社によっても違いますが、会社の役職は上から会長、社長（代表取締役）、専務、常務、監査役、本部長、事業部長、部長、次長、課長、係長、主任といった順番になります。

会長、社長（代表取締役）、専務、常務、監査役までが役員である場合が多いです。これはあくまでも大企業の一般的な役職順であり、中小企業では社長や専務の次に部長が来ることも少なくありません。

役員は、会社の方針を決定したり、戦略を練ることが主な役割です。部長は、その戦略の立案段階から関与する、より経営に近いポジションです。立場としては、役職者の中でも比較的上位のポジションとなります。

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部長Q&A3：部長と係長の仕事や役割はどう違うの？

次の質問は、部長と係長の違いについてです。役職の序列としては、部長の方が上位となります。

係長はどちらかというとプレイングマネージャー、いわば作業リーダーのような存在です。通常、部下への仕事の割り振りや指示・命令をする権限は持っていません。部下とともに仕事やプロジェクトを実行していくイメージです。

一方で、部長は部下に仕事を割り振るなど、指示や命令を行う権限があります。また、決裁権を持ち、部署全体の仕事やプロジェクトの管理を担います。部長が部署の責任者、係長が現場のリーダーという位置付けです。その間に課長が配置されている場合もあります。

部長Q&A4：部長と課長の仕事や役割はどう違うの？

次の質問は課長と部長の違いについてです。役職としては部長の方が上です。

会社によって異なりますが、課長はこれまで経験し、習熟した仕事を任され、それらで成果を上げることが求められます。

また、自分が習熟している仕事を課内の部下やメンバーに指導し、成長を促すことが主な役割です。それに対して、部長は必ずしも得意ではない業務や、習熟していない分野に対しても管理する必要があります。仕事のポイントを押さえて課長に伝え、指導することが重要となります。

部長Q&A5：部長になれる年齢は何歳ぐらい？

次の質問は、部長になれる年齢についてです。近年、課長に昇進する年齢は早まっていると言われていますが、これは一部の企業の場合です。実際の部長の平均年齢は50歳前半程度であり、昇進するのも40代後半が一般的です。多くの方は20～30年以上会社に勤めた上で部長に就任します。おおよそ、係長は30代、課長は40代、部長は50代というイメージです。

また、大手企業では外国人の登用も進んでおり、部長に昇進できるのは全体の1～2割程度とも言われています。女性管理職も増加傾向にあるため、今後は男性が部長に昇進する割合もさらに低くなると考えられます。

部長Q&A6：部長のお給料はいくらぐらい？

次の質問は、部長の給与についてです。部長の年収は、大企業で約1,000万円、中小企業では約600万円と言われています。平均すると、およそ800万円程度です。

これは、一般的な会社員の平均年収が500万～600万円程度であることから、部長の年収は平均よりも高くなっています。部長は経営戦略も担う会社の中心的存在であり、役員を兼務しているケースも多いため、年収も高くなる傾向にあります。また、中小企業では給与はやや低いものの昇進が早く、大企業では給与が高い分、昇進には時間がかかる場合が多いです。