司会進行が圧倒的に上手くなるコツ | 開会・乾杯・締め・閉会挨拶【文例・例文テンプレあり】
司会進行に求められる業務とは
社運を賭けた行事や会議などを先頭に立って進めることを司会進行と言い、進行する役割を担う司会者はただ着々と終わりまで進めれば良いということにはなりません。
全体をまとめたり、時間を把握してタイムスケジュールとおりに終わらせたり考えることは多く、かかるプレッシャーもかなりのものですが、しっかりと勤められば会社での評価も上がること間違いありません。司会進行に悩んで不安を感じている方は参考にしてください。
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司会進行を滞りなく進めるコツを覚えよう
司会進行のときには「舵取り」をイメージ
ファシリテーターという言葉を知っているでしょうか。日本語訳だと「舵取り」の意味をもち、参加者全員をゴールという到達点へ導くためにイベント全体をうまく制御して舵をとる役割をもつ人のことを言います。日本では司会者がファシリテーターに相当する役割を担っていることが多いです。
たとえばプロの司会者は活発に参加していない人を含め会議に参加している人全員のきちんと聞いたうえで司会進行をします。一部の意見だけを聞いてしまうと意見としては偏った状態になってしまい、良い会議とは言えません。定期的に舵がとれているか確認しながら司会進行しましょう。
時間通りに終わらせることは司会進行の基本
司会進行においていろいろ大事な要素はありますが、あらかじめ決めた時間に終わらせることは司会者が遵守しなければいけない鉄則です。会議やイベントに参加している人誰もが、その後の予定があります。時間がずれ込んでしまうことはその後の予定もずれ込むことを意味し、例え数分であっても今後の予定に大きな影響が出る可能性がないとは言い切れません。
時間を決めているからこそ、進行スケジュールが立てやすくもあるので司会者は必ず時間を意識するようしてください。時間を確認できるものをそばにおいておかないのは司会者失格です。
司会進行のシミュレーションや準備は忘れずに
どんな大物で場数をこなした司会者でも緊張しないことはないし、トラブルが起きないとも限りません。確かにプロは堂々とした態度で緊張していないように司会進行をしていますが、それは普段の準備があるからこそできているというのを忘れないようにしましょう。
どうしても不慮の事態を起こす可能性を0にはできません。しかし、事前に司会進行のシミュレーションやスタッフと打ち合わせしておくことで、トラブルが起きたとしても極力進行が不可能になる事態を避けられます。円滑な進行は入念な準備の元にあるのです。
感情を込めて司会進行せよ、身振り手振りも効果的
司会者は場を淡々と進めるだけでは上手にできているとは言えません。その場に合った雰囲気作りも大事な仕事です。だらだらと話していては場もだらけてしまい、良いものにはならないでしょう。逆に場が緊張しきってしまい、進行に支障がでると懸念されれば場を和ませる必要もあります。
そのためには口で話す言葉だけでは足らず、顔や手を使った身振り手振りが効果的です。たとえば進行の区切りには笑顔で応えて、良いことを参加者がしてくれたら拍手するなど、ジェスチャーを加えて気持ちを込めると一体感を作り上げられます。
司会者は姿勢を正して堂々と見栄え良く進行しよう
司会者は先頭に立って場の参加者を導いていく存在です。その人が猫背で下ばかり向いて司会進行をしていたら周りの方はどう思うでしょうか。おそらく司会者を頼りなく感じて参加者だけで場を進めてしまうでしょう。それでは司会者のいる意味がありません。
服装はフォーマルなものを着用することはもちろんのこと、姿勢はまっすぐ正して胸を張り、あごを少し引くと見栄えが良くなります。普段から背中が丸くなりがちの方は全身鏡などで姿勢を確認しておいてください。
毎日の発声と笑顔を作る練習を忘れないこと
司会者は身振り手振りも合わせて参加者達を言葉でまとめていく存在です。その声がごもっていて何を言っているか聞き取れないようでは進行も円滑に進まないでしょう。話すことが好きな方はそれほど問題にならないかもしれませんが、そうでない方は日ごろの発声練習が有効です。
また表情も緊張のあまりぎこちなくなっていないかも確認してください。司会進行をする日の朝は必ず表情筋をマッサージしてほぐしておくようにしましょう。声も顔もすべて場の雰囲気作りには欠かせないものです、確認を怠ってはいけません。
司会者はあくまで添え物であってメインではない
司会者は先頭にたって場をまとめる存在ではあるものの、会議やイベントを作り上げるのはあくまで参加者だということを忘れてはいけません。司会者はただ司会進行をして舵取りをするだけの存在であることを肝に命じておきましょう。
肩入れするのは場が停滞状態のときにそっと背中を押してあげる程度のものです。場をコントロールできる強力な権限をもった司会者の意図をその場に入れてしまうと、公平性が著しく損なわれてしまいます。司会者も人ですから肩入れしたい気持ちは察しますが、ぐっと我慢してください。
すぐ使える!司会の挨拶例文テンプレート
司会の挨拶として正しい例文を状況別に紹介します。
- 開会の言葉
「本日はお集まり戴き有難うございます。お待たせいたしました。これより、〜を始めさせていただきます。本日司会・進行をさせていただく〜と申します。よろしくお願いします。」
- 上司の挨拶
「まずはじめに、〜より、ご挨拶をいただきます。〜よろしくお願いします。」
※「〜」には役職名まで入れてください。
- 寸志をいただいた場合
「ありがとうございました。〜よりご厚志を頂戴しておりますので皆さまにご報告いたします。」
- 乾杯
「それでは乾杯の音頭を〜にお願いしたいと思います。各自グラスのご用意をお願いします。」
※音頭は基本的に会の中で3番目に偉い人ですが、適宜確認するようにしましょう。
- 食事・宴会
「では、ゆっくりとお食事ご歓談とお楽しみください。」
- 締めの挨拶
「宴たけなわではございますが、お時間のほうがまいりましたので、締めの挨拶を〜にお願いしたいと思います。〜よろしくお願いします。」
「〜様、ありがとうございました。」
- 閉会挨拶
「本日はお忙しい中をお集りいただきましてまことにありがとうございました。それでは、この辺で歓送迎会をお開きにさせていただきたいと思います。皆さま、お忘れ物などありませんようお気をつけください。なお、二次会として〜の方に予約をとってありますのでぜひご参加ください。」
司会進行は慣れれば怖くない
司会者は参加者の前に立って話さなければいけないので、慣れないうちは緊張して上手く進行ができないかもしれません。
司会者は、どんなに場数をこなしても事前の準備を怠ってはいけません。何年経っても初めての経験はあるもので、学ぶことも多いです。
不測の事態に対応するためにも入念な準備をすることが司会進行を円滑にすすめるコツと言えるでしょう。
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