【2024年最新】ATS(採用管理システム)比較12選 メリット・選び方 | 機能・価格比較表
採用業務を効率化できるATS(採用管理システム)の市場は、拡大を見せています。「Excelでの管理をやめたい」「属人化しがちなので“見える化”したい」「複数の求人媒体やエージェントとのやり取りが煩雑なので、一元管理したい」といった理由から、クラウド採用管理システム導入を検討する企業は増加傾向に。
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採用管理システムとATSとは
採用管理システムとは、ATSとも呼ばれる募集から採用までのプロセスを一元管理できるサービスのことです。ATSとは「Applicant Tracking System」または「Applicant Tracking Software」のことで、応募者が採用のどの段階にいて、どのような評価を受けているか追跡するシステムを意味します。
ATS(採用管理システム)は、求人の作成、応募者の情報管理、面接の評価や進捗といった選考状況の管理を一つのシステムで行え、採用業務の効率化に役立ちます。
ATS(採用管理システム)の機能
具体的には、ATS(採用管理システム)は次のような機能を搭載しています。
・複数の求人広告を一括管理
・求人媒体と連携させた応募者の一元管理
・応募~面接までを自動化
・履歴書を含む応募者の情報を一元管理
・メールをはじめとしたコミュニケーションをツール内で実行
・面接評価の入力
・選考の進捗状況を可視化
・効果分析、レポート機能
ATS(採用管理システム)のメリット
ATS(採用管理システム)を活用すれば上記のようなトラブル発生を抑制し、スムーズな採用活動が可能になります。採用管理システムを導入するメリットとしては具体的に次のようなポイントがあります。
- 応募者情報の一元管理
- 採用業務の自動化
- 応募者対応の迅速化
- 採用力の向上
ATS(採用管理システム)の選び方
ATS(採用管理システム)は、次のポイントに気をつけて自社にあったサービスを選ぶようにしましょう。
- 新卒、中途、アルバイト・パート採用のどれがメインか
- 連携している求人媒体は何か
- 料金体系
- どの採用業務を効率化したいか
- 導入にあたってのサポート体制
- セキュリティは安全か
新卒、中途、アルバイト・パート採用のどれがメインか
自社の採用が、新卒、中途、アルバイト・パート採用のどれがメインかによって、それぞれに適した採用管理システムを選ぶようにしましょう。新卒採用と中途採用では、求める人材や母集団が異なるため、採用業務やアプローチも変わってきます。
たとえば新卒採用では、大量の学生と接する必要があるので、応募者管理や選考管理に優れたもの、学生が普段から利用しているLINEでチャット連絡ができるものが良いでしょう。
中途採用では、複数の求人媒体や人材紹介会社を利用すること多いため、求人管理やエージェント管理に優れたもの、リファラル採用に強みがあるサービスが良いでしょう。
アルバイト・パート採用がメインの場合は、24時間エントリー可能なもの、Web面接や動画面接機能があると便利でしょう。
複数の求人媒体・人材紹介会社を利用することの多い中途採用なら求人管理に長けたものなど、求められる機能も変わってきます。
連携している求人媒体は何か
採用管理システムでは、それぞれの連携している求人媒体からの応募者情報を自動で取り込めます。採用管理システムによって連携している求人媒体は異なるため、自社が利用する求人媒体が連携しているか、既存のタレントマネジメントシステムと連携できるか確認しましょう。
料金体系
採用管理システムの料金体系は、応募人数でステップアップするもの、無制限のもの、サービスや機能によるものなどさまざまです。まずは、システムの推奨採用規模が自社と合っているかを確認し、必須機能がオプションとして別料金にならないかを確かめておきましょう。
このほか、応募種別を問わず管理したいのか、運用を担う社員は何人くらいかなど、目的や使い方に応じて選定する必要があります。こうした操作性や有用感を見極めるには、採用管理システムの事例を調べたり、無料トライアルを利用したりするとよいでしょう。
どの採用業務を効率化したいか
ATS(採用管理システム)はさらに細分化すると、求人管理、応募者管理、選考管理の3種類に分類できます。
求人管理:各媒体に掲載している求人情報を一括で管理するシステム
応募者管理:応募者と個別に連絡を取り合うためのシステム
選考管理:面接の日程調整や選考情報を主に社内に共有するためのシステム
システムによってどの管理機能が強い、弱いがあるし、企業の採用上の課題によっても採用すべきシステムは異なります。自社の採用課題を分析したうえで、どの機能に強いシステムを導入すれば良いのかを考えてください。
導入にあたってのサポート体制
導入にあたってのサポート体制も考慮しなければなりません。採用管理システムの中にはほとんどマニュアルを必要とせずに直感的に使用できるシステムも多いものの、システム同士の連携や採用ページの作成など一部使いこなすのが困難な機能が含まれている場合もあります。
使用していく中で何かしたトラブルが発生した場合は、どのようなサポートが受けられるのかについても合わせてチェックしてください。
セキュリティは安全か
ATS(採用管理システム)は個人情報を保管することもあるのでセキュリティ対策機能も確認するべきです。とくにクラウド型採用管理システムの場合は他社がサーバーを管理しているので、社内でデータをすべて管理しているオンプレミス型と比較すると一定のリスクがあります。
IDやパスワードの管理方法、管理者による権限制限、ログ監査機能、暗号通信機能などどのような機能でセキュリティを担保しているかを確認してください。