オンプレミスのおすすめCTIシステム6選!クラウドとの違いは?
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CTIシステムのオンプレミスとクラウドの違い
電話機器をパソコンと連携させるCTIシステムには、オンプレミス型とクラウド型の2種類があります。オンプレミス型とは、自社のサーバーにCTIシステムをインストールして運用する形態のことです。
オンプレミス型CTIシステムのメリット・デメリットをクラウド版と比較しながら解説します。
オンプレミスのCTIシステムのメリット
オンプレミスのCTIシステムは、クラウド型に比べて、セキュリティやカスタマイズ性に優れています。
オンプレミスのCTIシステムは、自社のサーバーにインストールするため、インターネットに接続せず運用が可能です。そのため、マルウェアやサイバー攻撃のリスクがクラウドより小さく、情報漏洩のリスクを低減できます。
また、オンプレミスは自社の運用方法や規模に合わせて機能や設定を柔軟に変更できる点もメリットです。オンプレミスのCTIをカスタマイズすることで、特定の業務や業界特有の顧客に対応しやすい仕組みを構築できます。
オンプレミスのCTIシステムのデメリット
オンプレミスのCTIシステムは、クラウド型に比べて、コストやメンテナンスの面に課題があります。
オンプレミスのCTIは、自社のサーバーにインストールするため、初期投資や運用費用が高くなりがちです。ほかにも、オンプレミスのCTIシステムを導入するにはサーバーの購入や設置、ネットワークの構築など、多額の費用がかかります。
システムのバージョンアップやセキュリティ対策など、定期的なメンテナンスも必要です。また、自社でシステムの更新やトラブル対応を行わなければなりません。
初期費用や運用コストを抑えたい際には、オンプレミス型は不向きでしょう。
オンプレミスのCTIシステムに向いている企業
オンプレミスのCTIシステムの導入に向いているのは、次のような特徴をもつ企業です。
- 規模が大きく、コールセンターの運用が安定している企業
オンプレミスのCTIシステムは初期投資や運用費用が高いため、コストを回収するには長期的に安定したコールセンターの需要が必要です。たとえば、大手通信会社や金融機関などのように多数の顧客や取引先とのやりとりを行う企業には、オンプレミス型でも十分な費用対効果が見込めるでしょう。
- カスタマイズ性やセキュリティの高さを求める企業
オンプレミスのCTIシステムは自社のサーバーにインストールされるため、自社のニーズに合わせてカスタマイズできます。そのため、CTIシステムに特定の機能や設定を必要とする企業におすすめです。
また、医療機関や教育機関などのように個人情報や機密情報を扱い、セキュリティやプライバシーの保護が重視される企業でもオンプレミス型が役立つでしょう。
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オンプレミスのおすすめCTIシステム6選
オンプレミス型でおすすめのCTIシステムを紹介します。
AmeyoJは、コールセンター関連事業が盛んなインドで開発されたCTIシステムです。秒単位で課金される電話回線と、柔軟な料金体系が強みで、オンプレミス型とクラウド型から選べます。インバウンド機能・アウトバウンド機能の両方を備えているのが特徴です。インバウンド機能では、着信時に顧客情報をポップアップ表示したり、自動応答やキューイングを設定したりできます。CRM機能も搭載しており、通話履歴や受発注の記録をCRMで社内共有することができます。既に使用しているCRMとの連携も可能です。
MediaCalls(メディアコールズ) - メディアリンク株式会社
MediaCallsは、高品質な音声通話と豊富な機能が強みのCTIシステムです。クラウド型とオンプレミス型から選べます。インバウンド型コールセンターでの、業務効率化につながる機能が豊富なのが特徴です。たとえば、自動音声応答や録音、通話履歴管理などの機能を搭載しています。オンプレミス型の料金には、基本パッケージのサーバライセンス500,000円に加え、シートライセンス15,000円/1ユーザー、エージェントライセンス20,000円/1ユーザーなどがあります。
InfiniTalk - ジェイエムエス・ユナイテッド株式会社
InfiniTalkは、コールセンター運営に適したCTIシステムです。オンプレミス型と、クラウド型から選べ、オンプレミス型とクラウド型の併用も可能です。オンプレミス型は、PBX、ACD、通話録音、IVRなどの機能を搭載しています。リアルタイムモニターや統計レポートで業務やエージェントの状況を把握できる機能もあり、カスタマーサポートや、受注受付、顧客からの問い合わせ対応などの利用に適しています。オンプレミス型の料金は、一括購入の場合は10席分で298,000円から、月額サービスの場合は10席分で56,258円からです。
eSmileCall - パナソニック インフォメーションシステムズ株式会社
eSmileCallは、オペレーションにこだわった画面設計や操作性で、初めての方にも簡単に利用可能なCTIシステムです。クラウド型とオンプレミス型から選べ、両方を組み合わせることも可能です。インバウンド機能が豊富で、着信と同時に顧客を特定する機能や、FAQ検索、通話録音などの機能を搭載しています。FAQ検索機能では、応対履歴から直接FAQを登録でき、重要度評価スコアの順に表示されるため参照も容易です。さらに、入力画面は柔軟にセルフカスタマイズでき、必須入力項目や画面表示項目は業務内容に合わせて変更できます。
Open Dialer
Open Dialerは、セキュリティ対応や機能の拡張性が強みのCTIシステムです。クラウド型とオンプレミス型から選択できます。アウトバウンドに特化したコールセンターシステムで、プレディクティブダイヤル、通話録音、リスト作成・管理などの機能を搭載しています。プレディクティブダイヤルにより、電話機のプッシュボタン操作だけで自動発信を行い、相手が応答した電話のみをオペレーターにつなぎます。オンプレミス型の料金は、初期費用が100,000円に加え、最小発信数23chで8席174,000円/月からです。
Tetra
Tetraは、コールセンター運用に特化したCTIシステムです。インバウンドにもアウトバウンドにも対応でき、オンプレミス型とクラウド型が選べます。ACD、IVR、通話録音、オペレーター管理などの機能を搭載しています。CRMやSFAなど他システムとの連携にも強く、独自のサーバー連携モジュールを開発し差し込むことも可能です。留守録メッセージのメール通知や指定のリストを効率よくかけていくアウトバウンド機能など、多様なニーズに対応するオプションもあるため、自社に適したコールセンター業務が実現するでしょう。
導入形態ごとの特徴を比較してサービスを選ぶ
オンプレミス型は自社サーバーにインストールして利用するため、情報漏洩のリスクが少なくセキュリティ面に優れています。また、クラウド型と比べ機能のカスタマイズもしやすいため、自社に合わせた設定や拡張機能の追加が容易です。一方で、初期費用やメンテナンスの労力がかかるというデメリットもあります。
規模が大きく、安定的にコールセンター業務を行う企業は初期費用が回収できる可能性が高いためおすすめです。また、個人情報を扱う上に特定の機能や設定が求められるケースが多い企業にも向いています。
CTIシステムの導入を検討する際には、自社のニーズや予算に合わせて、複数のサービスを比較することが大切です。BOXILではCTIシステムのサービス資料をまとめてダウンロードできるので、ぜひ活用してください。
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