目次を閉じる
- そもそもSIMとは
- SIMフリーiPhoneとは
- SIMフリーiPhone 登場の背景
- 大手携帯キャリアによる顧客流出防止策
- SIMロック解除が義務化
- SIMロック解除の方法
- SIMロック解除の確認方法
- SIMロック解除の条件
- auの場合
- ドコモの場合
- ソフトバンクの場合
- SIMフリーiPhoneのメリット
- 格安SIMを使える
- 海外SIMカードの利用も簡単
- 売却が高額
- SIMフリーiPhoneのデメリット
- 購入時の割引なし
- 手数料なし分割払いが困難
- キャリアの動作保証なし
- SIMフリーiPhoneでお得に
- 待たずに買える!最新iPhoneを公式オンラインショップで購入する方法
- docomoオンラインショップ
- auオンラインショップ
- Softbankオンラインショップ
- 今さら聞けないiPhoneの使い方徹底解説【完全ガイド】
- iPhoneの機種変更基本ガイド
- iPhoneの最新機種・最新iOS徹底解説
- iPhone便利機能の使い方
- iPhone裏ワザ・テクニック・アクセサリーまとめ
そもそもSIMとは
SIM(SIMカード)とは、「Subscriber Identity Module Card」の略です。簡単にいえば、通話やデータ通信に必要なICチップのことを指します。SIMには端末の電話番号や、契約者情報が記録されています。
これまで、SIMは購入段階で契約したキャリアのものしか使用できませんでした。これがいわゆるSIMロックと呼ばれる状態です。
SIMフリーiPhoneとは
最近は上記のSIMロックを解除できるスマートフォン端末が増えています。また、iPhoneでもSIMロック解除できるものが出てきました。そのiPhoneをSIMフリーiPhoneと呼んでいます。
SIMロック解除の端末はSIMフリー版(SIMフリー端末)と呼ばれ、どのキャリアのSIMも自由に使えます。
SIMフリー版のiPhoneは転売防止のために一時は販売停止されたものの、今では販売が再開されており、AppleStoreから購入できます。
SIMフリーiPhone 登場の背景
SIMフリー版のiPhoneはなぜ登場したのでしょうか?その背景について簡単に解説します。
大手携帯キャリアによる顧客流出防止策
そもそもSIMロックとは、ドコモ、ソフトバンク、auの大手携帯キャリア3社が自社の契約者を他のキャリアに流出させないために設定したものです。
3社は、iPhoneの本体価格を大幅に下げる代わりにユーザーと2年契約を結び、顧客を長期に渡って確保していました。
SIMフリー端末は契約から2年以内でもキャリアを乗り換えられるため、顧客流出につながります。顧客流出を防ぐために考案されたのがSIMロックでした。SIMロックされた端末を「キャリア版」と呼ぶのはこのためです。
SIMロック解除が義務化
2015年5月以降のiPhoneは「SIMロックを解除した状態で販売すること」が総務省によって義務化されました。その背景には、格安SIM業者の「MVNO(Mobile Virtual Network Operator = 仮想移動体通信事業者)」を通信業界に参入しやすくする目的があるとされています。
MVNOとは携帯電話の通信インフラを他社から借りて、格安でユーザーに提供している事業者のことです。
MVNOが販売しているSIM(格安SIM)を挿入した端末は、大手携帯キャリアのSIMと比べて低価格でかつ契約の縛りも少なく、安くiPhoneを利用したい人にとって非常に便利です。
政府は通信費が高額となっている業界の活性化とともに、安く使えるMVNOの活性化も進めています。このため、SIMロック解除の義務化へ踏み切ったともいわれています。
SIMロック解除の方法
それでは、端末のSIMロック解除について具体的な方法や条件を解説します。
店頭で約3,000円ほどの手数料を支払えばロックは解除してもらえます。大手携帯キャリアのウェブサイトから自分で解除可能です。まずは、自分のiPhoneがSIMロックされているか調べましょう。
SIMロック解除の確認方法
SIMロックの確認方法について最も確実なのは、契約しているキャリアのショップに出向くことです。
自分で解除されているか見分ける方法もあります。他キャリアのSIMカードを挿入して、iPhoneの情報画面にキャリア名が表示されていれば、SIMロックは解除されています。他のキャリアのSIMカードがある場合は簡単に確認できるので、ぜひ試してみましょう。
SIMロック解除の条件
キャリア別のSIMロック解除の条件について解説します。SIMロックを解除できる条件は、機種購入日から100日が経過しているか否かで変わるので注意しましょう。
auの場合
auの場合、2015年4月23日以降に発売されたSIMフリー対応端末で、ネットワーク制限中でなく、かつ購入日から101日以降であればロック解除が可能です。
また、機種購入日から100日以内でも、次の場合は解除が可能となります。
- 割賦残債がない場合(一括でのご購入・一括での残債精算済みなど)
- SIMロック解除をご希望の端末でご利用のau回線において、前回SIMロック解除受付日※1から100日経過した場合
※1 2017年7月11日以降に受け付けしたSIMロック解除が対象です。- SIMロック解除をご希望の端末の割賦代金および、紐づく回線のauご利用料金のお支払いをクレジットカードに設定いただいている場合
au「SIMロック解除のお手続き」より
ドコモの場合
ドコモの場合、ネットワーク利用制限をはじめとしたロックがかけられていないこと、機種購入から101日目以降であることがロック解除の条件ですが、次の場合は100日以内でも解除手続きが可能になります。
ドコモ「SIMロック解除」より
- 当該回線において、過去にSIMロック解除※1を行っており、その受付から100日経過した場合
- 当該機種を一括払いでご購入、または分割払いでご購入され、その分割支払金/分割払金のご精算をされた場合
- 当該回線(解約済み回線を含む)または一括請求の代表回線において、ドコモの携帯電話料金のお支払い方法を「クレジットカード」に設定いただいた場合
ソフトバンクの場合
ソフトバンクは購入から101日以上が経過、代金を一括で支払い、現在契約しておりクレジットカードにて支払い、のいずれかを満たしていればSIMロック解除が可能です。
また、購入日から100日が経過しておらずクレジットカードで支払っていない場合でも、次の条件を満たしていればSIMロックを解除できます。
ソフトバンク「SIMロック解除をする場合、手続き方法を教えてください。」より
- 機種代金を一括清算した場合
※ 一括清算の申請方法についてはこちらをご確認ください。- 過去にご購入した機種のSIMロック解除から101日目以降であること
- 同一のご契約者さまが所持する他機種のSIMロック解除から101日以降であること
SIMフリーiPhoneのメリット
SIMフリーiPhoneを利用するメリットには、主に以下の3つが挙げられます。
- 格安SIMを使える
- 海外SIMカードの利用も簡単
- 端末の売却が若干高額に
格安SIMを使える
SIMフリーiPhoneにするとMVNO提供の格安SIMを利用できます。
大手携帯キャリアの利用料は月額数千円以上かかりますが、MVNOでは月額1,000円未満の利用料に抑えることも可能です。
無料通話やパケット量の選択もでき、毎月の利用状況によって最適なプランを選択できるのは魅力です。
海外SIMカードの利用も簡単
SIMフリー版ならば、海外に行く際、現地でSIMカードを購入・レンタルしてすぐに利用できます。
空港でのSIM販売も、増えており、現地の回線で快適に通話やデータ通信ができます。キャリア版でも、海外データ通信サービスは提供されていますが、現地でSIMカードを購入・レンタルした方が割安です。
売却が高額
SIMフリー版iPhoneは、どのキャリアでも使用できる優位性からキャリア版よりやや高額で売却可能な点もメリットです。端末を頻繁に買い換える人は、使わなくなった端末を高く売れます。買取価格が、約5,000円違うこともあるほどです。
SIMフリーiPhoneのデメリット
続いて、デメリットについて解説します。
購入時の割引なし
大手携帯キャリアは、通話やデータ定額プランに加入してもらう代わりに、端末の値段を割引いています。SIMフリー版iPhoneでは、この割引を受けられません。
たとえば、Apple Storeから端末を購入する場合、大手携帯キャリア実施の「実質0円」のような契約はできません。SIMフリー版を手に入れるには、端末購入料金がかかります。
手数料なし分割払いが困難
キャリア版のiPhoneは、実質0円でなくとも、利息を抑えて分割で払えることが多いです。そのため、まとまったお金がなくてもその場で端末を手にできます。
しかし、SIMフリー版を購入する場合、利息なしの分割ではなくローンとして扱われます。キャンペーンによっては無利息でローンを組めるケースもあるようですが、基本的に一括で購入するか、手数料が発生するローンで購入するか、しかありません。
キャリアの動作保証なし
大手携帯キャリアは、SIMフリー版iPhoneについて動作の保証を明言していません。
キャリア版のiPhoneは、初期設定やトラブルの際にサポートを利用できます。一方、SIMフリー版はMVNOの選択や手続きを自分でやる必要があり、トラブルの対処も基本的に自分でやらなければなりません。

SIMフリーiPhoneでお得に
SIMフリーiPhoneについて、SIMの仕組みをはじめ、基本的なところから解説しました。海外旅行に行く人にとっては、現地の回線を利用できるのは非常に便利です。
ただし、回線の安定度や、OSアップデートで不具合が生じることもあります。メリット・デメリットを理解し、自分の使い方に適した方を選択しましょう。
待たずに買える!最新iPhoneを公式オンラインショップで購入する方法
「新しいiPhoneが欲しいけど、並ぶのは嫌だし、お店まで行く時間もない…」と悩むアナタは、公式オンラインショップでの購入がオススメです。
キャリアが運営するオンラインショップなので、偽物や不具合のあるiPhoneを購入する危険性もありません。
docomoオンラインショップ
docomoオンラインショップは、店頭で必要な契約時の事務手数料が無料とお得に購入できます。
また「質問したいけど、コールセンターにつながるまで待たされるのが嫌だな…」という人向けにチャットで相談できるサービスも用意されています。いつでも気軽に相談できます。
さらに購入時にはdポイントを1ポイント=1円で利用して、端末やオプション品の購入ができます。
auオンラインショップ
auオンラインショップは、2,500円以上の購入で送料無料です。さらに最短で購入の翌日には届きます。
「急に壊れてしまったけど店に行く時間はない・・」と急ぎの人にはピッタリです。
他にも、auユーザー限定の「三太郎の日」や「auスマートパス」でお得に買物もできます。
Softbankオンラインショップ
Softbankオンラインショップでは、Tポイントを使ってiPhoneを購入できます。
さらに、ヤフーショッピングでのポイントがいつでも10倍です。お得にネットショッピングできます。
今さら聞けないiPhoneの使い方徹底解説【完全ガイド】
iPhoneの機種変更基本ガイド
- 機種変更時は「バックアップ」を忘れずに やり方と復元方法
- 初期化/リセットから復元の方法まで
- 指紋認証の設定方法
- iTunesと同期できない場合の対処法
- Apple ID作成方法・手順まとめ
- Apple IDの変更方法と事前準備完全まとめ
- iPhoneの再起動と強制再起動の方法・やり方と解決しない場合の対処法
- 【決定版】絶対に入れておきたい厳選アプリ
- パスコード/パスワードを忘れてしまったら?
- 通信制限にかかってしまったら?解除方法と対策4選
iPhoneの最新機種・最新iOS徹底解説
iPhone便利機能の使い方
- テザリングの方法とできないときの対処法
- iPhoneに音楽を入れる方法をわかりやすく解説
- こんなに高性能!?プロ並みの撮影ができるカメラの使い方
- iPhoneを大画面で!ミラーリングのやり方
- iPhoneのマナーモード設定とバイブ切り替え設定を完全解説
- スクリーンショットとサムネイルでの編集方法
- Bluetoothでペアリングできないときの対処法
- ショートカット割り当てで超便利に?AssistiveTouch使い方
- iPhoneの「機内モード」設定と効果的な活用方法7選
- 「おやすみモード」設定と使い倒す方法
iPhone裏ワザ・テクニック・アクセサリーまとめ
- iPhoneの着信音を好きな音楽に変更する方法
- 充電できないときには本体・付属品・バッテリーをチェック
- iPhoneが重いときに試したい12の方法
- iPhone「書類とデータ」3分でできる削除方法まとめ
- SIMフリーのiPhoneを使いたい!ロック解除の方法は?
- 容量が足りない!?ストレージ不足解消方法
※順次追加予定
※記事執筆時点の情報のため、最新ではない可能性があります。
※本記事は、一部アフィリエイトプログラムを利用し、編集部で「ユーザーに薦められる」と判断したサービスを紹介しております。商品に関するお問い合わせは、サービス提供企業へ直接ご連絡ください。万が一、当サイトをご覧いただき、サービス利用をされた場合でも、発生したトラブルに関しては一切の責任を負いかねます。あらかじめご了承くださいますようお願いいたします。