2020年9月、ボクシルで資料ダウンロード数が最も増加したカテゴリは?【BOXILマンスリーレポート】
SaaSマーケティングプラットフォーム「BOXIL SaaS」では、前々月と前月における資料請求数をもとにSaaS市場動向を考察した「BOXILマンスリーレポート」を2020年4月より発行しています。
・2020年9月に資料ダウンロード人数が最も増加したカテゴリは「オンライン商談ツール」
・9月に資料請求数が急増したサービスは「タスクワールド」
2020年9月 資料請求数が増加したカテゴリTOP10
8月と比較して、9月に資料請求数が増加したカテゴリとその増加率は次のとおり。増加率が同じ場合は資料請求人数の実績に応じて示しています。
- 1位 オンライン商談ツール 前月比125%増
- 2位 eKYC(オンライン本人確認) 前月比100%増
- 3位 オーダーエントリーシステム 前月比100%増
- 4位 文書管理システム 前月比97%増
- 5位 会議室予約システム 前月比87%増
- 6位 会員管理・入金管理 前月比86%増
- 7位 デジタルサイネージ 前月比50%増
- 8位 リスティング広告 前月比50%増
- 9位 ピアボーナス®※1 前月比45%増
- 10位 インフルエンサーマーケティング 前月比33%増
※小数点以下は四捨五入
※1「ピアボーナス®」はUnipos株式会社の商標です。商標権者から使用許諾を得ています。
2020年9月 資料請求数が減少したカテゴリTOP10
8月と比較して、9月に資料請求人数が減少したカテゴリとその減少率は次のとおり。
- 1位 経営企画・マーケティング 前月比94%減
- 2位 福利厚生サービス・代行 前月比94%減
- 3位 ウイルス対策・不正アクセス対策 前月比94%減
- 4位 リモートアクセス 前月比93%減
- 5位 購買管理システム 前月比92%減
- 6位 パート・アルバイト・インターン採用サイト 前月比92%減
- 7位 アドネットワーク広告 前月比86%減
- 8位 ECサイト構築 前月比83%減
- 9位 労務管理システム 前月比83%減
- 10位 レンタルサーバー 前月比82%減
※小数点以下は四捨五入
2020年9月、最も資料請求数が伸びた注目サービス
2020年9月に最も資料請求人数が伸びたサービスは、プロジェクト管理ツールの「タスクワールド」でした。
プロジェクト管理領域のサービスは、必要性が認識されながらも緊急度が低く、突出した増加は見られません。ただニーズは引き続き堅調で、企業活動が本格的に再開される中、永続的なテレワーク環境を構築するにあたり導入検討が進んだと考えられます。
資料請求数変化からみる市場動向
急速に経済活動再開が進んだ9月。Go To キャンペーン効果か、4連休の人出は全国的に大幅に増加しました。人の往来が戻りつつあることを実感した方も多いのではないでしょうか。「デジタルサイネージ」の資料請求人数増加はまさに、外出機会が増えたことを反映していると考えられます。
ほかには、「文書管理システム」「会議室予約システム」といった、オフィス業務前提のツールに動きが見られました。緊急事態宣言解除後、出社に戻したり、リモートワークとオフィス出社を組み合わせる「ハイブリッドワーク」を取り入れたりして、出社機会が増えたことが伺えます。
減少カテゴリでは、セキュリティ関連ツールが目立ちます。緊急的な対応が落ち着いたと推察されるものの、コロナ禍でサイバー攻撃のターゲットが変わり、オフィスよりぜい弱な家庭のネットワークや、BYOD(私用端末の業務利用)などのリスクが高まっています。従業員への教育を含めた対策が引き続き必要です。
調査概要
- 期間:2020年2020年8月1日〜31日、9月1日〜30日
- 対象:自然検索経由でボクシル上から資料ダウンロードされたすべてのカテゴリ
※9月1日、BOXILでは資料請求時にダウンロード対象サービスを確認できる仕様をリリースしました。これにともない、今月より集計対象を資料請求人数へと変更しています
次回のBOXILマンスリーレポートの公開は11月2週目を予定しています。
BOXILマンスリーレポートバックナンバー
過去のBOXILマンスリーレポートはこちら。
2020年8月レポート
2020年7月レポート
2020年6月レポート
2020年5月レポート
2020年4月レポート
※調査結果の引用・転載について
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