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小売業向けERPのおすすめ5選 | 選び方やメリット、解決できる課題

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【比較表】ERP(基幹システム)
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この記事では、小売業向けのERPを紹介しています。ERPを活用することで解決できる小売業の課題、導入メリットや選び方、サービス比較を解説。導入する小売業向けのERPを探している方はぜひ参考にしてみてください。

ERP(基幹システム)には多くの種類があり「どれを選べばいいか」迷いますよね。後から知ったサービスの方が適していることもよくあります。導入の失敗を避けるためにも、まずは各サービスの資料をBOXILでまとめて用意しましょう。
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ERPとは

ERPは「Enterprise Resource Planning(企業資源計画)」の略称で、企業が業務全体を統合的に管理するためのシステムです。企業内の部門やプロセスを統合し、情報の一元管理に貢献することで、業務効率や経営判断の精度を高めます。

小売業界の課題とERPの必要性

消費者の購買行動が多様化し、オンラインとオフラインの垣根が薄れる現代の小売業界では、柔軟でスピーディーな対応が求められています。
こうした環境下で従来の業務管理だけでは課題の解決が難しくなりつつあり、より統合的な業務システムであるERP(基幹業務システム)の導入が注目されています。

小売業界が抱える課題と、それに対してERPがどのように解決策を提供するのかを解説します。

小売業界が抱える主な課題

近年の小売業では、インターネットの普及にともない購買行動や消費者のニーズ、価値観の変化が顕著です。それにともない、バックオフィス全体を、システムを用いずに最適化することは困難です。これらの課題は、ERPの導入により解決が可能です。

顧客動向や需要予測が難しい

小売業ではインターネットの普及により顧客の購買パターンを把握しにくくなりました。また、オンライン販売と店舗販売の連携、顧客データの一元管理も難しくなっています。オンラインとオフラインが入り交じる今日、両者のデータを統合・活用する仕組みが求められています。

ERPなら販売データを統合し、リアルタイムで顧客の動向を把握できます。これにより、需要予測や在庫管理の精度が向上し、顧客満足度の向上が見込まれます。

ニーズの多様化に応えられない

価値観やニーズの多様化により、従来の一括りのサービスでは多様な要求に応えられなくなっています。たとえば、消費者は高品質な商品を求める一方で、価格を重視する顧客もいます。顧客情報や購買履歴を管理できていなければ、リピート率が低下するおそれがあります。

ERPの導入により顧客データの一元管理や分析ができれば、ニーズに合わせた効果的なマーケティングが可能です。効果的なマーケティングが行えれば、大きな費用をかけずに売上を伸ばすことが可能です。

オムニチャネル化による管理の煩雑さ

小売業では、オンラインとオフラインを区別せず運営する「オムニチャネル化」が管理の煩雑さに悪影響を及ぼす要因となっています。従来の店舗販売に加えて、オンラインストアやモバイルアプリなど複数の販売チャネルを運営するのは、中小企業にとって大きな負担です。

ERPでは異なる販売チャネル間でのデータを統合することで、リアルタイムでの在庫管理や顧客対応が可能になります。これにより、チャネルを問わない業務管理が実現し、非効率の削減に貢献します。

ERP導入が注目される背景

小売業界では、IT技術の進化と市場競争の激化が進む中、業務の効率化や経営の可視化がこれまで以上に重要になっています。
従来のように部門ごとに個別のシステムを運用していると、情報の分断や二重入力、人的ミスなどが発生しやすく、迅速な意思決定や柔軟な経営判断を妨げる原因となります。

こうした課題を解消する手段としてERP導入が注目されています。ERPは販売、在庫、会計、購買、顧客管理など複数の業務を統合管理できるため、情報の一元化が実現し、リアルタイムな経営状況の把握が可能になります。

また、業務プロセスの標準化や自動化によって属人化を防ぎ、人的コストやミスの削減にも寄与します。

さらに、コロナ禍を経て非対面・非接触の消費行動が定着しつつある中、オンラインとオフラインを連携させたオムニチャネル対応の重要性が増しています。

ERPはこのオムニチャネル運営を支援し、複数チャネルを横断した在庫・売上・顧客情報の統合管理を可能にします。これにより、柔軟で効率的な店舗運営や顧客対応が実現可能となります。

小売業でERPを導入するメリット

小売業でERPを導入することで、次のようなメリットが得られます。

情報を一元管理

ERPの導入により、情報が一元管理されます。現在はデータが複数のシステムへ分散していたとしても、ERPならそれらを統合できます。

たとえば在庫や売上データ、顧客情報を一元化することで、従業員がリアルタイムで情報を把握できるようになります。その結果、共有に時間がかかったり、参照するデータが異なっていたりするトラブルを避けられます。

入力にかかる工数を削減

ERPを活用することで、業務の自動化や効率化が可能です。基幹システムが分散されている状況では手作業で入力したり、データが重複したりしていたため、多くの工数を投じたにもかかわらず、不正確な情報が蓄積されていました。

ERPを導入すれば在庫管理、発注プロセス、会計処理などが自動化され、ミスも減らせます。

経営判断の精度・スピード向上

ERPを導入すれば、経営判断の精度とスピードが向上します。従来の手法では、点在したデータを集計するのに工数がかかっていたほか、古い情報を参照するために現状の把握が困難な状況でした。

しかしERPを活用することで、リアルタイムでのデータ収集と分析が可能になります。管理者は情報を手間なく取得し、迅速に意思決定できます。

小売業向けERPの選び方

ERPを選定する際には、自社のニーズや課題を的確に把握し、それに適したシステムを選定することが重要です。 適切なERPを選ぶことで、業務効率が向上し経営課題を解決できます。ERPを選定する際のポイントをいくつか紹介します。

導入形態をいずれにするか

ERPの導入形態は、クラウド型とオンプレミス型の大きく2つに分かれます。

厳密にはクラウド型のなかでもいくつかタイプはありますが、導入時の費用やセキュリティ要件に応じてどのような導入形態にするかは、事前におおよその方針を検討することをおすすめします。

SaaSとIaaS、オンプレミスの違い

各導入形態の特徴については下図のとおりです。SaaSは中小企業でも導入しやすいのが特徴です。IaaSやオンプレミスはカスタマイズをしやすいものの管理コストも相応にかかるので、管理担当者を配置できる会社での導入が望まれます。

SaaSとIaaS、オンプレミスの特徴

課題に適した機能を搭載しているか

ERPを選ぶ際には、課題やニーズに適合しているかどうかが重要です。

たとえば、業種や規模によって必要な機能は異なるため、ERPがそれに適しているかを吟味する必要があります。具体的な課題やニーズを明確にし、それに対応できるERPを選ぶことが成功の鍵です。

導入後のサポートは充実しているか

ERPを選定する際には、導入後のサポートが充実しているかに気を配りましょう。

導入後のトラブルシューティングやシステムのアップデートなどは、適切なサポートがなければ業務に支障をきたす可能性があります。どのようなサポートが提供されているのか、サポート窓口の対応時間や対応方法はどのようになっているかを確認しましょう。

セキュリティや内部統制の対策は十分か

小売業向けERPを選定する際には、セキュリティ対策や内部統制の備えが十分かを確認すべきです。小売業は顧客情報や取引データを取り扱うため、セキュリティの確保が欠かせません。

ERPがデータの暗号化やアクセス制御、セキュリティポリシーの遵守といった対策を講じているかを調べましょう。あわせて内部統制に関連した第三者認証を取得しているかチェックするのもおすすめです。

小売業におすすめのERP5選

小売業界におけるERPの導入は、業務効率化や在庫最適化、顧客満足度向上など多くのメリットがあります。しかし、各ERPには機能や特徴、対応できる業務範囲に違いがあるため、自社に適したシステム選定が重要です。

Oracle NetSuite - 日本オラクル株式会社

Oracle NetSuite
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Oracle NetSuiteは、グローバルレベルの財務会計機能を備えたERPです。Oracle NetSuiteには次のような特徴があります。

  • マーケティングや顧客管理、財務会計などを一元管理
  • 柔軟なクラウド基盤により、企業規模を問わず対応可能
  • 多通貨、多言語に対応し海外展開をサポート

Biz∫(ビズインテグラル) - 株式会社NTTデータ・ビズインテグラル

Biz∫(ビズインテグラル)は、グループでの会計・経理業務を統合管理できるERPです。

本社と各店舗の仕訳、残高、月次状況などのデータを一元管理でき、製品別や顧客ごとに損益情報を把握できます。ショッピングセンターの精算管理をはじめ、多様な店舗形態に対応可能です。Biz∫(ビズインテグラル)には次のような特徴があります。

  • フランチャイズ店舗やショッピングセンターなど多様な店舗形態に対応
  • 豊富な分析コードにより、細かな損益データを把握可能
  • 本社と店舗間の会計・経理業務を統合管理

GRANDIT

GRANDITは、小売業特有の業務処理や要件にも対応したERPです。GRANDITには次のような特徴があります。

  • 店舗POSシステムや物流ハンディーターミナルと連携
  • 店舗別の売上日報やリアルタイムでの在庫照会
  • サイズ別や色別に在庫管理できるアパレル向けの機能あり

SMILE V 2nd Editionは、販売・在庫管理を含むERPパッケージであり、バックオフィス業務を統合的に支援するDXソリューションです。小売業を含む幅広い業種の基幹業務システムとして活用されています。SMILE V 2nd Edition には次のような特徴があります。

  • 伝票の入力・チェック機能で人的ミスを防止
  • 管理帳票や各種報告書を作成し、多角的にデータを分析
  • インボイス制度に対応し、返品や取引後の値引きも処理可能

CHAINS Z

CHAINS Zは、サポートが充実した小売業向けERPです。CHAINS Zには次のような特徴があります。

  • 本部と現場がシステムを使いこなせるよう、運用ノウハウを提供
  • 年2回以上のバージョンアップ
  • 商品マスタや特売マスタ、特売数決定などで小売業に特化

小売業向けのERPを導入しよう

小売業向けのERPから自社に最適なサービスを選ぶには、ニーズや予算に合わせて複数のシステムを比較検討することが大切です。

下のボタンからはBOXILが厳選したサービスの資料を無料でダウンロードできます。ぜひサービス選定の参考にしてください。

本記事で紹介しきれなかったサービスについては、下の記事で解説しています。より多くのサービスを比較検討したい方は、あわせてご覧ください。

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