タブレット対応の在庫管理システム10選!効率化できる業務・メリットと注意点

目次を閉じる
- タブレット活用で効率化できる在庫管理業務
- 棚卸業務
- ピッキング業務
- 発注業務
- 在庫管理にタブレットを活用するメリット
- 持ち運びしやすく場所を問わずに使える
- 直感的に操作できる
- ハンディターミナルの費用を抑えられる
- タブレット対応の在庫管理システム10選
- zaico
- スマートマットクラウド
- FLAM
- eeeCLOUD在庫管理システム - テックポート株式会社
- Connected Linc - 株式会社コネクテッド
- 助ネコ 在庫管理
- MieLU
- ユビレジ
- ロジクラ
- Square
- 在庫管理システムをタブレットで行う際の注意点
- タブレットのOSでシステム操作が可能か
- 使用予定の環境下で操作が可能か
- タブレット対応の在庫管理システムで業務を効率化
タブレット活用で効率化できる在庫管理業務
在庫管理業務は、タブレットを導入することでさまざまな在庫管理業務を効率化できます。主に効率化が期待できる業務を3つ紹介します。
- 棚卸業務
- ピッキング業務
- 発注業務
棚卸業務
棚卸業務とは、定期的に倉庫内の在庫の実数を数え、在庫管理システムの数値と照合する作業です。従来は、紙の帳票に手書きで記入する方法が主流でしたが、タブレットを活用することで、棚卸業務を大幅に効率化できます。
データ入力と同時に在庫数の差異をシステム上で確認できるため、棚卸業務にかかる時間を短縮できます。タブレットで在庫管理システムに直接入力することで、転記ミスや計算ミスなどのヒューマンエラーも防げます。
棚卸業務の効率化は、従業員の負担軽減や人件費削減につながり、業務全体の生産性向上に貢献します。
ピッキング業務
ピッキング業務とは、出荷指示に基づいて必要な商品を集める作業です。従来は紙のリストを見ながら商品を探していましたが、タブレットを導入することで、ピッキング作業の効率化とミスの削減が可能です。
タブレットに表示される商品情報や保管場所を参考に、従業員はスムーズに商品をピックアップできます。バーコードリーダーと連携することで、商品をスキャンするだけでピッキングリストに反映されるため、作業の正確性も高められるでしょう。
ピッキング業務の効率化は、出荷までのリードタイム短縮や顧客満足度向上につながります。
発注業務
発注業務とは、在庫状況を確認し、必要な商品を適切なタイミングで仕入れる作業です。従来は在庫管理システムのデータを元に、担当者が発注書を作成していました。タブレットを導入することで、発注業務を自動化し、業務効率を改善できます。
在庫管理システムと連携したタブレットで、リアルタイムな在庫状況の把握が可能です。また、システムが自動的に発注量を計算し、発注書を作成してくれるため、担当者の業務負担を軽減できます。
発注業務の効率化は、在庫切れや過剰な在庫を抱えるリスクを抑え、適切な在庫管理を実現します。
在庫管理にタブレットを活用するメリット
在庫管理にタブレットを活用することで、業務効率化やコスト削減など、さまざまなメリットを得られます。タブレット導入によって得られるメリットには主に次の3つが挙げられます。
- 持ち運びしやすく場所を問わずに使える
- 直感的に操作できる
- ハンディターミナルの費用を抑えられる
持ち運びしやすく場所を問わずに使える
タブレットは小型軽量で持ち運びしやすいため、倉庫をはじめ在庫管理を行う場所で手軽に使用できます。
従来のデスクトップPCでは、オフィスから離れた場所で在庫管理を行うのは困難でした。タブレットを活用することで、在庫のある場所で直接データ入力や確認を行え、業務効率が向上します。
直感的に操作できる
タブレットは、スマートフォンと同様に直感的な操作が可能です。そのため、PC操作に不慣れな従業員でも、容易に在庫管理システムを使いこなせるでしょう。
シンプルな操作方法により、従業員のトレーニングにかかる時間やコストを削減できるだけでなく、入力ミスをはじめとするヒューマンエラーの減少も期待できます。
ハンディターミナルの費用を抑えられる
タブレットのカメラ機能を使ってバーコードの読み取りができるシステムを導入すれば、ハンディターミナルを購入する必要はありません。また、タブレットは1台で在庫管理システム以外の用途にも使用できるため、費用対効果が高いといえます。
タブレット対応の在庫管理システム10選
タブレットでの操作に対応している在庫管理システムを紹介します。これから導入を検討している方はぜひ参考にしてください。
- 外部ツールと連携して在庫データを自動反映、転記なしで点在する情報を一元管理できる
- 発注点アラート機能を搭載し、欠品や機会損失を防ぐ
- 在庫確認時間や棚卸最大誤差を99%削減した事例あり※
zaicoは、ブラウザとモバイルアプリの両方に対応した、タブレットでも扱いやすい在庫管理システムです。在庫情報をリアルタイムに更新する機能が搭載されており、少ない手間で正確な在庫状況を把握できます。
※出典:ZAICO「zaico|クラウド在庫管理システム(アプリ)」(2024年11月26日閲覧)
スマートマットクラウド - 株式会社エスマット
- マットを活用することで、在庫管理や発注、棚卸などの業務を効率化
- マット同士を連携させてモノの流れをデータ化し、工程のボトルネックを特定
- タブレットで在庫を確認しながらその場で発注できる
スマートマットクラウドは、重さで数を数える新しい在庫管理システムです。マットの上に在庫を乗せるだけで、リアルタイムで実在庫数を把握できます。
- タブレットでも操作しやすいメニュー画面で、外出先でも見積もりや在庫確認ができる
- 機能のカスタマイズが可能で、スタッフの負担軽減と業務効率化を実現
- スピードを追求した設計で、1,000行の明細も一瞬で表示
flamは、初期費用無料、月額10,780円(税込)からの低コストで運用できる在庫管理システムです。カスタムフィールドやセット商品登録などの機能が搭載されており、柔軟に在庫を管理できます。
eeeCLOUD在庫管理システム - テックポート株式会社
- 自由にカスタマイズでき、イメージどおりの在庫管理を実現
- データ登録数無制限にもかかわらず、月額2万円から利用可能
- ハンディターミナルやラベルプリンターを併用し、検品ミスを防止
eeeCLOUD在庫管理システムは、低コストで使いやすいクラウド型在庫管理システムです。シンプルな画面構成で初心者でも扱いやすく、クラウド型のためタブレットからでも利用できます。
Connected Linc - 株式会社コネクテッド
- カスタマイズすることでタブレットでもハンディターミナルに対応できる
- 商品と保管場所を紐づけて管理し、ピッキング時に効率的な動線を計算
- 標準機能で複数倉庫管理に対応
Connected Lincは、クライアントに合わせて最適な運用を実現する倉庫管理システムです。入庫から出荷まで、倉庫での一連の作業をシステム化し、正確な在庫管理を実現します。
- ECに特化したシステムで、カスタム次第で幅広い使い方ができる
- モールごとのコードを紐づけられるため、各モールの商品コードがバラバラでもOK
- 実在庫数とは別にモールに反映させる在庫数を設定でき、売り越しを防ぐ
助ネコ 在庫管理は、機会損失の防止に役立つクラウド在庫管理システムです。在庫の自動連動や在庫増減表、発注アラートなどの機能が搭載されており、欠品や機会損失を防ぎます。
MieLU
- 自社の業務に合わせて柔軟にカスタマイズできる
- 倉庫業務における人とモノの動きを一元管理し、在庫管理を効率化
- 倉庫業務のある企業や自社で在庫管理をしている企業におすすめ
MieLUは、倉庫業務を一元管理できる倉庫管理システムです。入荷・入庫予定の登録や出荷指示の引当て、在庫の移動、ABC分析などの機能が搭載されており、業務の品質とスピードを高められます。
- バーコードの読み取りやラベル作成など、在庫管理を効率化する機能が充実
- 在庫切れアラート搭載で欠品や機会損失を防ぐ
- 顧客管理や予約管理などのシステムとの豊富な連携で、店舗業務をトータルサポート
ユビレジは、iPadがPOSレジになるPOSレジシステムです。クラウドで在庫管理や発注管理をサポートするアプリを提供しており、POSレジと同じ端末から在庫管理ができます。
- スマートフォンやタブレットからバーコードの読み取りが可能
- 実店舗と倉庫の在庫情報と統一管理でき、オムニチャネル展開にも役立つ
- ShopifyやRakutenなどとの充実した連携で、ECの在庫管理にも強い
ロジクラは、ブラウザとアプリでタブレット利用ができる在庫管理システムです。ロット管理や有効期限管理、保管場所管理などの機能が搭載されており、在庫管理を効率化します。
- 在庫の管理や数量調整、売り切れアラートなど、基本的な在庫管理機能を搭載
- タイプが異なる3種類のキャッシュレス決済端末を提供
- サブスクリプションの支払い受付やオンラインショップの構築も可能
Squareは、実店舗・オンラインのキャッシュレス決済を中心に、さまざまなツールを提供するサービスです。在庫管理機能も搭載されており、オフライン・オンラインの店舗業務を幅広くサポートします。
在庫管理システムをタブレットで行う際の注意点
在庫管理システムをタブレットで行う場合には次のことに気をつけて導入してください。
タブレットのOSでシステム操作が可能か
タブレットのOS(iOS、Android、Windowsなど)によって、利用できる在庫管理システムの対応状況が異なります。システムが特定のOSに最適化されている場合、そのOSでスムーズに動作することが保証されますが、異なるOSでは互換性の問題が生じる可能性があります。
特に、在庫管理システムがクラウドベースである場合、OSごとのアプリのバージョンや、必要な機能がサポートされているかを確認することが重要です。システム導入前に、使用予定のタブレットのOSがサポート対象であるかをチェックすることをおすすめします。
使用予定の環境下で操作が可能か
タブレットを使用する環境によっても、システムの操作性が変わります。倉庫や店舗など、ネットワークが不安定な場所や、照明が不足している場所では、操作に支障をきたすことがあります。
さらに、作業環境によっては、タブレットを手に持った状態で操作することが多くなるため、画面が見やすく、操作が簡単である必要があります。防水や耐衝撃性が必要な環境であれば、そうした仕様を備えたタブレットを選択することが重要です。
また、タブレットのバッテリーの持ち具合も確認し、長時間の使用に耐えられるかどうかをチェックすることが求められます。
タブレット対応の在庫管理システムで業務を効率化
タブレットを導入することで、場所を選ばずに在庫管理業務を行えるだけでなく、直感的な操作で業務効率化を促進できます。また、ハンディターミナルに比べて導入コストを抑えられる点も大きなメリットです。
タブレット対応の在庫管理システムを導入する際は、自社の業務内容や規模に合ったシステムを選びましょう。無料トライアルやデモ版などを活用し、実際にシステムを操作してみることで、使い勝手や機能を具体的に確認できます。