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課長の役割とは?さらに昇格できるリーダー「2つの特徴」

最終更新日:(記事の情報は現在から1430日前のものです)
課長は課全体を統括・管理する役職で、会社の中枢的ポジションです。課長には部下のマネジメントをはじめ、大きく分けて7つの役割があります。課長の役割や、管理職に昇格する人の特徴を解説していきます。

課長とは

課長とは1つの課を取りまとめる職のことを指します。

労務行政研究所が2010年に実施した調査によると、大学新卒者が課長に昇進する平均年齢は33.9歳だといいます。係長、部長のそれぞれの平均昇進年齢が29.5 歳、 40.1 歳だということを考えると、順調に行けば5年ごとに昇進の機会があると言えるでしょう。

しかし、ベンチャー企業では年齢にとらわれず、実力に応じて昇進・昇格できる機会が多いので、若くしてマネージャーを務めるということも珍しくはありません。

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課長は会社における中枢的ポジション

課長は会社の成長を支える、中枢的ポジションだといえます。

会社ごとに若干の違いはありますが、一般的には、上から順に次のような役職が存在しています。

  • 社長
  • 専務や常務といった役員
  • 本部長
  • 部長
  • 次長
  • 課長
  • 係長
  • 主任

課長は上記の役職にしたがえば、ちょうど真ん中に位置しています。また、課全体のマネジメントをしつつ、将来の部長や役員といったポジションのために実績を作る期間でもあることから、会社を支える重要な役職といえるでしょう。

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課長が果たすべき7つの役割

課長には主に7つの役割があります。部下のマネジメントが仕事の中心になるといってもいいでしょう。

課長の主な役割は課の業務を遂行し目標を達成させることです。そのため課長は課の目標を設定し、達成するための方法を部下とともに考え実行していくことが求められます。そして、その達成には課で協働する部下の貢献が欠かせないため、課長は課全体をまとめ目標に向けてマネジメントしなければなりません。

また、企業の存続・成長には変革が求められることがあります。課長は部下を通じて新たな価値観を吸い上げ、管理層を説得し企業を変革させていくという役割も担っているのです

(1)部下のマネジメントと管理

部下のマネジメントと管理は課長にとって欠かせない業務です。

部下のマネジメントの基本は勤怠管理です。課では所属メンバー全員で仕事を進めていくため、まずは部下全員がきちんと会社にきて仕事を行う必要があります。メンバーの勤怠をしっかり管理することは課全体の成績にも関わる重要業務です。

部下のモチベーション管理も重要な役割の1つです。たとえ会社に来ていたとしても、モチベーションが低くては成果が出ません。顔色が悪かったり、落ち込んでいたりしている部下のケアはもちろん、ときには自ら課全体のモチベーションを上げて仕事に臨むことも大切です。

(2)部下への教育や指導、仕事の指示

部下のスキルアップや成長は、課全体や会社の成長につながります。成果を上げるためには部下の成長は必須のため、課長は部下の成長を導く必要があります。

また、適材適所で部下に仕事を振り、ベストパフォーマンスを発揮できる環境をつくるのも課長の役割です。そのためには、部下一人ひとりの能力や性格を把握しなければいけません。つねにコミュニケーションを取ることを意識し、部下が不安・不満に思っていることを解決していきましょう。

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(3)部下を公平に適切に評価する

評価は、その人にとって給料や昇進などに関わるとても大事なことです。会社によって、課長に部下の評価の最終決定権があることもあれば、さらに上の上司という場合もあるでしょう。

課長の評価したものが重要視されることに違いはないため、普段から部下の成績や状態をきちんと把握し、コミュニケーションを取るようにしましょう。

部下をきちんとした指標に基づき評価することで、モチベーションアップにつながる可能性も十分考えられます。

(4)部下の相談に乗れる関係を築く

課長の役割は、部下の仕事の管理だけではありません。プライベートの相談も受ける、いわばカウンセリングのようなことをする必要があります。部下から信頼されているがゆえに、プライベートの相談も受けられます。

課長と部下に信頼関係がある課は自然と仕事の効率が上がります。ただし、そのためには普段から部下一人ひとりと密接にコミュニケーションを取らなければいけません。また、部下に適切なアドバイスをするためには、自らの成長も必要です。つねに自らの成長も心がけましょう。

(5)課全体の仕事を管理する

課長は部下個々の管理だけでなく、課全体の仕事の管理をする必要があります。いくつかのプロジェクトが同時に進行しているといったことも少なくありません。

進捗を管理し、うまくいっていなければ原因を追求し、軌道修正を指示するのも課長の役目です。部下個人の仕事を把握する目と、課全体の仕事を把握する目の2つが必要なことをつねに意識していきましょう。

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(6)会社や課の代表として対外的な仕事をする

「対外的な対応」も課長の役割です。進行中のプロジェクトで、取引先など外部の人と交渉することも多くあるでしょう。

もし、何か対外的な問題があったときや迷惑をかけたときは、課の責任者として謝罪や問題解決にあたります。部下に責任を押し付けたら、部下との信頼関係が一気に崩れてしまいます。

また、社内の別の課との交渉も課長の役目です。縦割りにならないよう、普段から他の課長ともコミュニケーションを取りましょう。

(7)新しい仕事を創り出す

課長の役目は、今ある仕事で成果をあげることだけではありません。新しい仕事や価値を創出してこそ、会社を支える課長といえるでしょう。日々の業務のなかで新しい商品、サービスを創り出し、課として会社に貢献することも考える必要があります。

また、会社全体の業務プロセスに改善点があれば改善案を提案・実施したり、ときには新しい業務プロセスを創り出したりすることも求められます。課長自身だけでなく、課全体や部下も会社から評価されることにつながるでしょう。

昇格できるリーダーに共通する2つの特徴

課長に限らず、管理職に昇格する人には

  • 信頼されている
  • 決断力・判断力が優れている

という2つの特徴があります。

以下、それぞれ詳しく解説します。

周りの人から信頼されている

部下のみならず、上司に頼られる人は昇格しやすいと言われています。仕事はお客さま・社内の人間同士の信頼関係で成り立っていると過言ではありません。周りから信頼されていることで、多くの仕事を任せてもらえ、昇格できるチャンスが拡がります。

また、信頼されるためには、普段の態度・行動も重要です。「あの人についていきたい」と思われるような毅然とした態度・積極的な行動を見せていきましょう。

決断力・判断力が優れている

プレッシャーを感じながらも、いざというときに判断・決断できる人は将来昇格候補として有望と言えるでしょう。会社のなかで上の立場になるにつれて重要な判断・決断する機会が増えます。会社全体を動かすプロジェクトを任されることも珍しくありません。

したがって、普段からスピード感を持って意思決定をすることが重要です。失敗を恐れないで、臨機応変・迅速に対応していく力を身につけましょう。

周りから信頼・期待される人間になろう

課長は部下のマネジメントをしながらも、自身の目標に向かっても頑張らなければいけない大変な時期です。信頼を獲得できれば、課長昇進後も周りの人が助けてくれ、励みになります。

仕事ができ昇格するリーダーになるためにも、信頼力、判断・決断力を鍛え、会社を引っ張っていける存在になりましょう。

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