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IP電話とは | 仕組み・特徴・メリット・デメリット - PBX・ビジネスフォンの違いも

最終更新日時:
記事の情報は2017-05-08 21:16時点のものです。
今さら聞けないIP電話とは?インターネット回線の利用によって通話料の削減を実現する「IP電話」(IPフォン)。IP回線の仕組みや、導入のメリット、050の電話番号について解説します。さらに、内線電話を効率化する「PBX」や「ビジネスフォン」も紹介します。

「聞いたことはあっても、詳しくは知らない…」、もしくは「利用しているけれど一体どういう仕組みなんだろう」という方のために、意外と知られていないIP電話とは何かを詳しく解説します。

IP電話の導入を検討している方向けにIP電話のサービスを比較しています。IP電話の基礎を把握したのちに、あわせてご覧ください。

今さら聞けないIP電話とは?

IP電話とは、インターネットプロトコル(Internet Protocol)と呼ばれる技術を利用して通話を行う電話サービスのこと。わかりやすく簡単に表現するならば、インターネットを通じた電話ができるサービスを指します。

従来の電話は基地局を経由して音声を届けていたものの、IP電話はメールと同じように声をデジタルデータにして相手に届けます。その際データから声を復元することで、通常の音声通話と同じような品質を維持しています。

IP電話サービスはインターネットへの接続を行うプロバイダによって提供されており、携帯電話や固定電話でも利用できます。一般的な電話は音声の通話のみですが、IP電話ではテレビ電話のような動画の通信も可能です。

IP電話の例として挙げられるのは、LINE・Skype・Facebookメッセンジャーなどが代表的です。

IP電話とひかり電話の違い

似ている言葉に「ひかり電話」がありますが、これはIP電話とは異なります。光ファイバーを利用することからひかり電話と呼ばれており、NTTや電力会社など通信インフラを所有する回線事業者が提供しているサービスです。

IP電話の仕組み

IP電話にインターネットの技術が使われていることはわかりましたが、一体どのような仕組みで実現されているのでしょうか。IP電話の仕組みを理解しやすくするために、まずアナログ回線の仕組みを説明します。

アナログ回線の場合

アナログ回線の固定電話は、電話線で電話局とつながっています。電話をかけると電話局にある交換機が中継し、相手側へと音声を届けます。

電話線と中継を行う交換機によって通話を実現させているのが、アナログ回線を利用した電話の仕組みです。

IP電話の場合

IP電話の仕組み

IP電話の仕組みを簡単にまとめると、「IP電話の場合、音声はデジタル化され、ネットワークを介して相手に届く。そして相手側でアナログ音声を再現する」ということになります。

より詳しく説明すると、IP電話では音声を届ける仕組みをIPネットワーク上で実現しています。

まず、電話線の代わりに利用されるVoIPゲートウェイと呼ばれる装置が、音声をデジタル化した「音声パケット」をつくります。

次に、VoIPゲートウェイが音声パケットを通話相手へ送信。音声パケットは、ルーターを通して目的地に届けられます。

相手側のVoIPゲートウェイへ届いたら、そこで音声パケットが再構成されます。その情報が電話機へ送られ、ようやく音声として聞こえるようになるのです。

IP電話を利用する際に必要な電話交換機

IP電話を利用する際は、PBXに代表される「電話交換機」と呼ばれる機器が必要です。電話交換機とは、電話回線を希望する相手の電話機に接続する機器のことです。

回線のIP化に加え、優れた電話交換機を導入することで、自社の電話業務を劇的に効率化できます。

PBXのサービスを検討している方はこちらから、各サービス資料がまとめてダウンロードいただけます。ぜひ参考にしてください。

大企業向け電話交換機「PBX」

PBX(Private Branch eXchanger)とは、社内に設置される電話交換機のことを指します。

主な機能は次のとおりです。

  • 外線電話を、定められた内線番号に転送する
  • 各電話機を外線につなぐ
  • 内線同士の通話を無料でつなぐ

音声信号をデジタル処理するデジタルPBXが主流ですが、最近ではIP化して構内通信網(LAN)と統合するIP-PBX、クラウド上で電話交換を行うクラウドPBXも登場しています。

IP-PBX

IP-PBX(Internet Protocol PBX)は、既存のLAN上で機能するPBXです。内線接続を物理的に配線するのではなく、各端末(電話機やパソコン)にIPアドレスを割り当てることで、LANケーブル上に内線のネットワークを構築します。

クラウドPBX

構内にPBX機器を設置するのではなく、クラウド上で電話交換を行います。インターネットやVPNサービスなど、ネットワークを用いたサービスなので、ネットワークにつながってさえいれば、どこでもPBX機能が使えます。

拠点となる場所にPBXを設置する必要がなく、毎月の使用料だけで済むため、IP-PBXよりも安価なコストで導入できるのが魅力です。

またモバイル端末の内線化機能を提供しているサービスも多く、日頃から使っている携帯電話をそのままPBXの内線電話機として利用することもできます。そのためリモートワークやテレワークにも適したサービスといえるでしょう。

PBXについてさらに詳しく知りたい方は次の記事もお読みください。

中小企業向け電話交換機「ビジネスフォン」

ビジネスフォンとは、簡単にいうとPBXの機能を内包した電話機のことです。PBX(電話交換)の役割を果たす主装置と、通話を行うための専用電話機が必要になります。

PBXと比較すると、次のような違いがあります。

  • 接続可能な電話機数が少ない
  • 内線網よりも、外部との通話に注力している
  • 遠隔の拠点間同士を内線でつなげない

このように、ビジネスフォンはPBXよりも機能が制限されます。その分コストを低く抑えられるため、大規模な電話回線を必要としない中小企業に向いているでしょう。


PBXの導入を検討している方は次の記事もお読みください。

IP電話の特徴

IP電話の特徴やIP電話で音声が届く仕組みが理解できたところで、次はIP電話の特徴をみていきましょう。

050の電話番号が付与される

IP電話では、050から始まる11桁の電話番号がプロバイダから付与されます。よって、プロバイダを変更した際には、通常の電話番号のように同じ番号を使い続けることはできず、番号を変更しなくてはいけません。

近年ではプロバイダフリーやIP電話アプリといった、プロバイダにとらわれないサービスも登場しています。

着信番号に050が表示されている場合は、発信元がIP電話を利用しているということです。

IP電話対応機器とは

IP電話を利用するには専用の機器が必要です。IP電話対応の機器は「VoIPアダプタ」とも呼ばれ、いくつかの種類があります。プロバイダによって推奨機器や動作確認済みの機器が異なるため、購入する場合は必ず事前に確認をしましょう。またNTTでは機器のレンタルも行っています。

IP電話と固定電話との違い

IP電話の通信方式は上述の仕組みで解説しましたが、仕組みの違いから固定電話とは異なる点が多数見受けられます。

大きな違いは、インターネット技術を利用するため、電話交換機との接続工事がない点です。

またテレビ電話など音声以外の通信ができるため、機能の充実している機器が多いのも特徴です。

一方、IP電話は緊急通報や特殊通話には対応しておらず、通話自体ができない電話番号もあります。大規模なネットワーク障害が発生すると通話ができなくなり、回復にも時間がかかるケースが多いといわれています。

IP電話のメリットとデメリット

どのような商品にもメリットとデメリットは必ずあります。IP電話もその例外ではありません。導入の効果を得るためにも、機器を選ぶ前にIP電話のメリットとデメリットをしっかり確認しておきましょう。

メリット

電話番号が簡単に手に入る

一般の固定電話では電話加入権を購入しなければならないですが、IP電話では必要ありません。購入しなくても、固有の電話番号が付与されます。

基本料金が安い

IP電話サービスを提供しているプロバイダで、基本料金を設定している会社はほとんどありません

設定されている場合でも数百円程度です。機器をレンタルしている場合はレンタル料金が必要ではありますが、通話の有無に関わらず基本料金が必要な固定回線と比べ、月々の料金は安くなることが一般的です。

従来のPBXと比べると大幅にコストを抑えて導入できるので、小規模な事業所でも導入しやすいサービスといえるでしょう。

無料通話があることも

IP電話同士の通話の場合、プロバイダ間で提携があれば通話料金がかかりません

電話代が大幅に抑えられるため、個人はもちろん企業でも多く利用されています。国内でIP電話サービスを提供している事業者は多く、たとえばOCNのIP電話では2020年11月19日時点で、約270事業者との提携があります。無料通話の機会がそれだけ多いということです。

通話料が安い

IP電話の通話料金は、ほとんどのプロバイダで一律料金を採用しています。

金額も3分で8円程度のものが多いです。相手の端末によって変動する場合でも固定電話より低い価格設定のところが多く、通話をする機会が多い人は特にIP電話のメリットを感じられるでしょう。

既存の固定電話との併用も可能

IP電話を導入しても、既存の固定電話を解約する必要はありません。着信も発信も用途によって切り替えて使用できます。どちらか一方に限定せず、柔軟に利用できる点も大きな魅力です。

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デメリット

停電時には利用できない

IP電話とはインターネット接続が必要な通話なので、停電が起きるとネットワークの接続に必要な機器へ電力が供給されません。そのためIP電話も利用できなくなります。

電話番号が変わる

IP電話では050から始まる番号が割り当てられています。そのため現在使用している電話番号をそのまま使用できません。

光ファイバーを利用した電話サービスの名称に「IP電話」の用語が含まれている場合があり、そのサービスでは既存の電話番号を使うことが可能です。ただし、ここで説明しているIP電話とは仕組みが異なるため、「既存の電話番号は使用できない」と理解しておいて良いでしょう。

かけられない電話番号がある

IP電話では一部の電話番号へ電話をかけられません。緊急通報(110/118/119など)のほか、フリーダイヤル(0120)や特殊番号(0570/0990など)への発信もできない仕様になっています。

前述のひかり電話であれば、こういった緊急通報も可能です。場合によって使い分ける必要があるでしょう。

高速での移動中は通話が途切れる

走行中の電車の中など、高速で移動している状態では通話の品質が悪くなります。音声が途切れることが多くなるため、高速での移動の際に使用するには不向きです。

通信回線が切り替わると電話が切れる

接続している回線が切り替わると電話が切れてしまいます。

Wi-Fi接続からモバイル回線へ切り替わる際など、ネットワークが瞬間的に遮断されることが原因です。そのため室内から屋外へでるときや、複数のWi-Fiを使用している広いオフィスなどで移動しながら通話をする場合には注意が必要です。

IP電話本体(電話機)をお求めの方はこちら

IP電話の本体は通販サイトから購入することができます。さまざまな機種があるため、必要な機能や利用シーンに応じて最適な商品を選ぶことをおすすめします。

IP電話機を取り扱っている通販サイト

Amazon
どの機種にするかすでに決まっている場合は、Amazonからすぐに購入できます。

価格.com
必要な機能やメーカーを確認しながら選びたい場合は、価格.comでじっくり検討してから購入できます。

IP電話を正しく理解し、サービス導入検討を

これまで「IP電話とは何か」わからず、導入に踏み切れなかった方。IP電話を利用しているが、PBXについては知らなかった方。電話業務を効率化し、コスト削減を実現するために、ぜひ新しいサービスの導入を検討してみてください。

▼IP電話サービスの詳細を知りたい方はこちら

そのほかPBXも比較したい方には次の記事がおすすめです。

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