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データセンターとは?クラウドとの違いと定義・メリット・利用方法を解説

最終更新日時:
記事の情報は2020-06-10時点のものです。
データセンターとは、IT機材を集約して保護する専用施設であり、クラウドサービスにも欠かせない存在です。混同されがちなそれぞれの定義や特徴を解説し、企業の要件にあわせた、最適な利用方法を紹介します。

データセンターの利用を検討する際、「データセンター」を選ぶべきなのか「クラウドサービス」を選ぶべきなのか、迷われる方も多いかと思います。

データセンターやクラウドというと、言葉だけはよく耳にするサービスですが、違いがよくわからないという方も多いようです。そんなデータセンターとクラウドの違いをわかりやすく解説します。

本記事で掲載しているデータセンターの具体的サービス事例を詳しく知りたい方は、こちらから資料が無料でダウンロードできます。参考にしてみてください。

データセンターとは

データセンターとは、サーバーやメインフレームを含むコンピューター機器、データ通信・ネットワーク装置などのいわゆるIT機器を、設置して管理・運営する物理的な施設のことです。

自社のIT機器を社内に設置し、日常業務で使用するさまざまなアプリケーションやシステム、データベースなどをサーバーで動かしている企業も多いでしょう。

しかし、スペースやセキュリティの問題でこれらを社外に準備するケースもあり、その際に利用する施設がデータセンターになるのです。

データセンターのメリット

それでは、多くの企業が利用するデータセンターには、どのようなメリットがあるのでしょうか。

災害対策

データセンターの利用目的として筆頭に挙げられるのは、地震・火事などの予期しない災害から、企業のITシステムを守ることです。

災害時にはサーバーの倒壊や、その設置場所の建物の倒壊などによって破損やデータ消失といったケースが散見されます。

そこで、多くのデータセンターでは建物自体に耐震構造・制震構造を採用し、地震による損害を最小限にするという対策が取られています。。

また、サーバーを収納するラックを免震装置に乗せるという対応をしているデータセンターもあり、建物自体の耐震構造・制震構造に加えた地震対策を採り、建物内部に設置されたIT機器の破損をより防ぐという対応をとっているところもあります。

データセンターでは施設自体が耐震性に優れた構造をしていることが多く耐震性はオフィスよりも優れています。

火災対策

火災でスプリンクラーが作動した際に、IT機器に甚大なダメージがあることが予想されます。データセンターでは、このIT機器が水に弱いという性質に対応し、火災が発生した場合にも中に設置されている機器を極力痛めないよう、通常のスプリンクラーではなく二酸化炭素やフロンガスによる消火設備を有しています。

このため、データセンターは災害に弱い立地を避け、耐震構造を備えるなど、万全の自然災害対策がとられています。

継続稼働

停電などでIT機器の稼動がストップしてしまわないよう、24時間365日継続して電力や通信機能が供給できるように、UPS(無停電電源)や自家発電装備され、そのための燃料も常備されています。

セキュリティ対策

利用者のIT機器や情報保護のため、入/退館時の厳しいチェックや監視カメラ設置など、万全の警備体制がとられています。

温度/湿度対策

大量のサーバーが設置されるデータセンターでは、IT機器から常に発生する熱対策のため、施設全体の温度を効率よく効果的に調整する空調設備が備えられています。

IT機器は高温は低温にも弱いので温度管理は重要です。さらに、結露が生じると故障してしまう原因になります。データセンターでは、IT機器に適した空調管理を行うことで、温度・湿度管理が万全です。

これらの環境をオフィスで用意するのは非常に難しく、システム運用に最適な環境を築くことは容易ではありません。

電力供給が途絶えた場合の緊急対応が可能

停電で電力供給がストップすると、IT機器に甚大なダメージを与えることがあります。重要なデータが消失してしまうこともありえます。データセンターでは、電力供給がストップした場合にも、データの保存やIT機器にダメージを与えないように、稼動できるだけの非常用発電機や無瞬断電源装置をなどを完備していることがほとんどです。

セキュリティ対策

自社内にサーバーを置いている企業からすると、重要なデータが入ったサーバーからデータを盗まれる危惧もあるかと思います。

データセンターではセキュリティ対策として、監視カメラやフラッパーゲートなど複数のセキュリティ設備を設置し、人の出入りや建物内での行動を監視・制限して安全性を高めている点がメリットと言えます。

また、静脈認証や顔認証といった最新の認証のシステムを導入してセキュリティの精度を高めているデータセンターもあります。

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通信回線がすぐに利用可能

それに対して、データセンターでは、通信事業者の光ファイバーなどの通信回線を大量に利用可能となっているため、通信回線をすぐに利用可能です。また複数の通信業者の通信回線を利用することも出来ます。

24時間365日体制での運用対応が可能

自社内にサーバー設備を持っているシステム担当者の悩みの1つに、サーバー不調時に会社に呼び出されて対応が必要ということがあるかと思います。この点、データセンターでは専門の管理者を設置しており、24時間365日体制で運用対応を行えます。

コストの最適化、平準化を図ることが可能

データセンターでは、自社の使用量に応じたサーバーをレンタルすることも可能となり、また自社サーバーを一括で購入する必要もないためデータセンターの使用料金という形での支払いを可能にし、コストの最適化や平準化を図れるでしょう。

しかし、システム運用をデータセンターに委託すれば、必ずしもコスト削減につながるわけではないのです。

たとえばシステムを正常稼働させるために最低限必要な運用をするのであれば自社で運用する方がコストメリットがあると思います。最も認知されているメリットではありますが、企業によりメリットの幅があるので注意が必要です。

データセンターとクラウドの定義

データセンターとはコンピューター機器などのIT機器を設置・管理・運営する物理的な施設のことを指します。

他方、クラウドとはサービス提供者が所有するITリソースを、ネットワーク経由で必要な分だけ利用するサービスを指します。

データセンターの利用方法

データセンターでは、単にサーバーや通信機器などのIT機器を預けるだけでなく、次の利用方法が提供されています。

  • ハウジングサービス
  • マネージドサービス
  • ホスティングサービス

それぞれの利用方法について説明します。

ハウジングサービス

ハウジングとは、サーバーやネットワーク機器一式をデータセンターに預け、自社で運用を行うスタイルであり、IT機器を設置する場所とバックボーン回線などの環境を事業者が提供するサービスです。

場所の提供という意味で、コロケーション(Collocation)サービスともいわれます。

自社の要件にあわせ、自在な機材の選定と組み合わせが可能であり、サーバーなどの所有権も自社が持つことになります。

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マネージドサービス

ハウジングサービス同様、自社機材をデータセンターに預けますが、セキュリティ設定やネットワークの最適化、Web/メールサーバーの運用などを事業者に委託するスタイルです。

自社要件にあわせた機材が必要な反面、業務負担軽減や運用コスト削減で、業務効率化をはかりたい企業に最適です。

ホスティングサービス

事業者が用意するサーバー領域をレンタルし、自社データをホスティングすることで利用するスタイルです。
このため、レンタルサーバーと呼ばれることもあります。

ホスティングには、サーバーをまるごと占有できる「専用ホスティング」と、サーバー領域を複数企業でシェアする「共有ホスティング」があり、用途とコストに応じて使い分けが可能です。

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クラウドとは

クラウドとは、正確にはクラウドコンピューティングのことを指します。

データセンターとの比較でいうと、自社で物理的なIT機器を所有せずにサービス提供者が所有するITリソースなどのネットワーク経由接続をして、必要な分だけ利用するサービスのことです。

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クラウドコンピューティング(IaaS / PaaS / SaaS)

クラウドは「SaaS」「PaaS」「IaaS」の3種類に大きく分類され、それぞれサービス内容は異なります。

IaaS

IaaSは、「Infrastructure as a Service」の略です。ホスティングサービスに加えて、「サーバー運営に必要な資源を利用料に応じて課金する」サービスのこと。CPU、メモリ容量、ストレージ容量など、サーバー運営のインフラと言える資源を柔軟に利用できます。

IaaSについてはこちらをご覧ください。

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PaaS

PaaSは、「Platform as a Service」の略です。IaaSに加えて、「アプリケーションの開発環境や稼働環境も提供する」サービスのことです。

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SaaS

SaaSは、「Software as a Service」の略で、「アプリケーションを提供する」サービスのことです。必要な機能を必要な分だけサービスとして利用できるようにしたソフトウェアのことを言います。

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クラウドの特徴

クラウドの特徴は次の2つです。

  • サーバー拡張の自由度が高い
  • サーバーやネットワークが不要

それぞれの内容について説明します。

サーバー拡張の自由度が高い

クラウドサービスの場合、サーバーが仮想化されているため、用途に応じて自由に拡張できます。必要なときだけ都度サーバーを拡張できるため、ダウンすることがありません。

また複数のユーザーでリソースを共有するレンタルサーバーと違い、CPUの処理能力やメモリなどの容量を必要に応じて増減できます。

サーバーやネットワークが不要

自社でCPUやメモリ、ストレージ、データ通信・ネットワーク装置などの、物理的なIT機器を所有する必要がありません。

データセンターとクラウドの違い

データセンターとクラウドの違いを、利用者側とサービス提供者側の視点からみると、次のようになります。

データセンター
クラウド
利用者側 IT機器を保管・運営する物理的な場所 他社ITサービスを利用するオンライン上の場所
サービス提供者側 自社ITサービスを保管・管理する物理的な場所 自社ITサービスを保管・管理するオンライン上の場所

利用者側

データセンターは、自社のIT機器を物理的に保管・運営してもらう場所です。クラウドは、自社で機器を所有することなく、ITサービスを利用するものとなります。

クラウドでは同じシステムやサービスを、大企業、中小企業を問わず、だれもが共有できます。

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サービス提供者側

サービスを運営するための膨大なデータと、それを管理する高性能のIT機器が必要となるクラウドサービス提供者も、データセンターを利用しています。

つまり、クラウドサービスの利用者は間接的にデータセンターを利用しているのです。

データセンターを利用すべき場合

データセンターを活用にあたり、どの範囲まで自社で管理し、どの範囲から他社サービスに任せるのかによって活用方法が変わってきます。自社でのデータセンター利用の目的に応じて、最適なサービスがあるので、見ていきましょう。

機器は所有して運用も自社で行うが、サーバーを置く場所だけ確保したい

コロケーション(ハウジング)サービスとは、データセンター内のサーバーを置くスペースの提供を受けるといったサービスです。

データセンターの災害対策や温度・湿度対策をメインに据えたサービスということが出来ます。

すでに自社でサーバー等のIT機器を保有し、専任のシステム担当者がいるという場合に使い勝手の良いサービスと言えます。

所有する機器を置く場所を確保から運用まで任せたい

マネージドサービスとは、データセンター内のサーバーを置くスペースの提供を受けるといったサービスに加えて、機材の入手・設置からOSなど基本的なソフトウェアのインストール、運用中の死活監視、障害発生時の再起動、機材故障時の交換、24時間365日体制での運用までのサービスです。
運用のサービスについては、それぞれ運用をどこまで任せるかについて種類があります。

システム担当者はいるもののサーバー等のIT機器運用を一手に担えるほどの人的リソースは持っていないものの、すでに自社でサーバー等のIT機器を保有している場合には使い勝手の良いサービスと言えます。

データセンターが所有・運営する機器を利用したい

ホスティングサービス、クラウドサービスクラウドとは、自社でサーバー等のIT機器を保有することなくデータセンターが保有するサーバー等を利用するもので、機材の入手・設置からOSなど基本的なソフトウェアのインストール、運用中の死活監視、障害発生時の再起動、機材故障時の交換、24時間365日体制での運用については所有者であるデータセンターが行うというものです。

自社でサーバー等のIT機器を保有していない、またはIT機器の更新時期において、IT機器使用におけるコストの最適化、平準化をメインの目的にする場合に使い勝手の良いサービスと言えます。特に企業において、サーバーなど高額な設備の購入を一括で行うことを回避し、月々の使用料ということでコストの平準化が図ることが出来るというのは大きなメリットといえます。

データの保管・バックアップ先として利用したい

バックアップサービスとは、企業の重要なデータをネットワーク経由でデータセンターにバックアップするサービスです。自社内でのシステム担当者によるサーバー運用を行っている会社において、万が一に備えて、重要なデータをデータセンターにバックアップしたいという場合に、使い勝手の良いサービスと言えます。

バックアップを行う場合にはかなりのデータ容量が必要であり、また、自社内での保有では災害時にバックアップデータをも消失してしまうという恐れがあるので、遠隔地であるデータセンターにバックアップを取ることは災害時におけるデータ消失リスクを軽減可能です。

データセンターは施設・クラウドはサービス

データセンターとクラウドの違い、おわかり頂けたでしょうか?

会社の目的や業態により、物理的なデータセンターを利用した方が良いのか、仮想的なクラウドを利用したほうが良いのか、充分に検討する必要があるでしょう。

いまや、ITインフラは企業の命綱ともいえますから、将来の事業拡張やビジネス形態の変化の可能性も考慮して、検討していただければと思います。

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