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2017-07-06

PaaSとは?仕組みやIaaS/SaaSとの違いを解説!

本記事では、いわゆる「クラウド」の利用形態の一つであるPaaSの概要を説明し、似た言葉であるIaaSやSaaSとの違いを解説していきます。一見難しく思われるかもしれませんが、これらの違いに注目すれば、簡単に理解できます!
PaaS
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PaaSとはソフトウェア開発に関するサービスの利用形態の一つとして知られていますが、ITの技術面についてあまり詳しくなければ具体的にはどういうもののことだかピンと来ないという人も少なくないでしょう。さらに似た言葉としてSaaSIaaSといった用語もあり、この若干のややこしい感じが言葉の理解へのハードルを一段と上げています。

そこで今回は、PaaSの基本的な説明からIaaSやSaaSとの違いについて、できるだけ分かりやすく説明します!

PaaSの意味とは?

まずはPaaSの概要について説明します。

PaaSとは?

PaaS(Platform as a Service)とは一般的に「パース」と読み、コンピュータ上で利用する様々なアプリケーションを実行するための基礎部分について、特にインターネットを通じて提供するサービス全般を表す言葉です。つまりPaaSはクラウドサービスのうちの一つになります。


PaaSと似た言葉「クラウド」を確認したい方は下記の記事を参考にしてください!SaaSやIaaSはもちろん、ASPなどとも比較しているのでより理解が深まると思います。どちらも図解をしているので、わかりやすくなっています。

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このアプリケーションの土台となる基礎部分をプラットフォームといいますが、ほとんどのアプリケーションはソフトとして提供される前に、それを実行するためのプラットフォームを用意する必要がありました。具体的にはそれを提供するサーバの設置やネットワークの設定、あるいはアプリ自体を実行可能な環境に関する部分です。

元来、そういった土台がなければ開発者はアプリケーションをユーザーに提供することができなかったわけです。しかしPaaSの登場によって、一般的に莫大なコストが必要であったプラットフォームの開発や、定期的なメンテナンスにかかる費用を削減することができるようになりました。その結果、開発者は低コストでソフトウェアの提供ができるようになったのです。

PaaSのイメージ

PaaSはアプリケーションにかかるプラットフォーム一式をインターネット経由で提供する形態ですから、開発者にとってはその「開発環境」が提供されるということを意味します。たとえば、顧客に提供するビジネスブログのシステムを一から構築することを考えてみましょう。開発言語としてPHPなどが使用されることになるはずですが、サーバーサイド言語の実行環境を自前で準備するとなると、思った以上に手間がかかってしまいます。仮想サーバを準備して諸々の設定を行う必要がありますし、データの管理システムとしてSQL用のデータベースなども用意しなければならないでしょう。

ですがPaaSを利用する場合は、わざわざサーバの準備をする必要はありません。また、PHPやSQLといった開発言語に関しては、既に設定済みのものを利用することができます。その結果、開発者はシステム開発のみに専念できます。PaaSでは、このような開発環境を大規模なデータセンタに準備して利用者に開放するシステムが一般的になっており、主にアプリケーションの開発者である企業が、そのサービスを利用して開発を進めるという流れになっています。

より具体的なサービスは次の記事で紹介しています。ぜひ参考にしてください!また、この記事はSaaS、PaaS、IaaSの違いも図を使って説明しているので、後の解説文の参考にもなります。

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SaaSとの違い

PaaSと似たような概念にSaaS(Software as a Service)というものがあります。違いをよく理解して、適切に使い分けられるようにしましょう。

SaaSの仕組みとは?

SaaSは「サース」と呼ばれることが一般的であり、これまでインストール型のパッケージとしてユーザーに提供されていたソフトをインターネットを介して提供する形態のことをいいます。いわゆる「クラウド型」として一般的なインターネットユーザーが利用している様々なアプリケーションは、このSaaSによって提供されているわけです。たとえば、近年ユーザー数を急激に伸ばしているGoogleドキュメントやGmail、クラウド型の会計ソフトはSaaSの範囲に含まれます。

詳しくSaaSについて知りたい方は次の記事を参考にしてください。100サービスを有に超えた業界地図もあるので、SaaSの概要に加え、SaaSの具体的なサービスも知ることができます。

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PaaSとSaaSの違い

SaaSは基本的にソフトウェアやそれに付随するサービスの提供がメインですから、ミドルウェアも含むアプリケーションやプログラムの開発環境を提供するPaaSとは明確な違いがあります。SaaSのユーザーはサーバやプログラムに関する専門的な知識がなくても、すぐにサービスを利用を始めることができます。今ではインターネットを介してクレジット決済をした瞬間に、すぐに利用できるものも多いです。

一方、PaaSは提供された環境を利用してさらにソフトウェアやWEBサービスなどを開発するためのものですから、当然ユーザーは自らの提供するソフトを開発するための専門知識を有している必要があります。

SaaSのイメージ

上述のPaaSの例でいえば、ビジネスブログのシステム開発者はPaaSによってその開発環境を提供している業者からサービスを受け、自らの開発したブログシステムを顧客にサービスとして提供することになります。そして最終的にそのブログを使って集客を考えているエンドユーザーは、その開発者からブログシステムをSaaSとして提供してもらうことになります。

クラウドタイプの会計ソフトの開発者はPaaSによって提供された環境でソフトを開発し、それを同じようにクラウド環境で一人ひとりのユーザーにSaaSとして提供していることになるわけです。

IaaSとの違い

続いてIaaS(Infrastructure as a Service)の説明と、PaaSとの違いについて説明します。

IaaSの仕組み

IaaSは「イァース」もしくは「アイアース」と呼ばれ、ユーザーに対してネットワークのインフラを提供する形態を意味します。主にクラウド上で仮想サーバを提供するサービスが一般的です。ネットワークの基点となる仮想を含めたサーバなどの機材や、ネットワークそのものの利用をサービスとして提供しているわけです。いわゆる「ホスティングサービス」との違いについて言及されることが多いですが、実質的な違いはほとんどありません。

ホスティングサービスについては次の記事でより詳しく解説しています。ぜひ参考にしてください!

ホスティングとは?意味・種類・違い・サービスを解説 | ボクシルマガジン
ビジネスパーソンならば知らないと恥ずかしい、ホスティングを徹底解説!ハウジング、データセンター、レンタルサーバーな...

ただし、Iaasはあくまでもサービスとしてユーザーに提供されているものですから、ユーザーはハードウェアの構成を選んだり、OSやストレージの容量などを自らのニーズによってカスタマイズすることができます。

PaaSとIaaSの違い

PaaSは、これまで説明してきたように、ソフトウェアの開発環境をサービスとして提供するものであり、IaaSはさらにその土台となるネットワークインフラを提供するものです。

例えるなら、PaaSが工業製品をつくるための工場を提供するものだとすれば、IaaSはその工場を建てるための土地を提供することだと考えればわかりやすいでしょう。そして、その工場でつくられた一つひとつの製品をエンドユーザーに提供するのがSaaSということになります。当然、それらは工業製品のように運送会社が直接運ぶのではなく、あくまでもインターネットという媒体を通じてユーザーに提供されることになるわけです。

IaaSのイメージ

これも上述のビジネスブログの例に従って考えればわかりやすいでしょう。ブログというシステムの開発環境を提供するものがPaaSであり、その開発されたブログシステムをインターネットを介して利用する形態がSaaSです。そして、この開発環境のベースとなるネットワークインフラを提供するサービスがIaaSということになります。
まずIaaSという土台があって、その上にPaaSという個々のサービスの開発環境があり、さらにその上にSaaSという提供形態があるというイメージで考えればよいでしょう。

PaaS・SaaS・IaaSの違いを押さえておこう!

「PaaS」の概要からイメージ、そして類似概念である「SaaS」や「IaaS」との違いについて理解は深まりましたでしょうか。これらはどれも私たちのコンピュータ上で動く様々なアプリケーションソフトウェアを提供するための形態であり、それを段階によって分類したものに過ぎません。こういったIT用語はなんとなく難しそうな印象で、専門家以外には分かりにくいと思われがちです。ですが、その多くは誰にでもすぐ理解できるものですので、この機会にしっかりと意味を知っておきましょう!

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