ホスティングとは?意味・種類・違い・サービスを解説
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会社の中で保管しなければならないデータが増えてきたときに必要になるのがデータを管理するサーバー。自社専用のサーバーを購入し、利用している会社も多くあると思いますが、専用のサーバーを購入するには、かなりの導入費用と維持費が必要です。
そんなときに活用してほしいのがホスティングサービス。自社専用のサーバを購入しなくてもいいので、かなりのコストダウンにつながります。ホスティングとは何か、意味を正しく理解してもらうために、混合しやすい言葉比較しながら徹底解説しました!
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1.ホスティングとは?
ホスティングの定義
ホスティングとは、一言で表すと「サーバを借りること」です。レンタルサーバーと呼ばれることもあります。もう少し詳しく説明すると、インターネットサービスプロバイダが顧客にサーバーを貸し付ける契約をし、そこにメールサービスやウェブサービスを預けておくことを言います。自社サーバーだと社内でしか使えないことが多いですが、ホスティングを利用し外部のサーバーに預けておけば、遠隔地での利用が可能になります。
また、このサーバーを置いておく場所のことを「データセンター」と呼びます。データセンターをもっと詳しく知りたい方はこちらから。
ホスティングの種類
ホスティングには、大きく分けて2つの種類があります。「共有ホスティング」と、「専用ホスティング」です。それぞれ、「バーチャルウェブ」と、「インテグラル」と呼ばれることもあります。
共有ホスティングとは、複数のユーザーが1つのサーバーを共同で利用することで、専用ホスティングとは、1ユーザーで1つのサーバーを専有している状態です。
共有ホスティングは安価で利用できますが、機能上いくつかの制限があり、大きな負担には耐えられません。一方、専用ホスティングでは会社専用のサーバーなのでカスタムは自由自在、比較的大きな負荷にも対応可能ですが、コストは高くなっています。
2.ホスティングとハウジング(コロケーション)サービスとの違い
似たような言葉でよく使われるのがハウジングサービスです。ホスティングとハウジングはどちらもサーバーを利用するという点では同じですが、ホスティングとは違い、ハウジングではサーバーを置く場所を提供するという明確な違いがあります。
そのため、ハウジングサービスを利用する際には自社専用のサーバーが必要です。ハウジングを利用する目的は、災害対策をはじめとするBCPやセキュリティ対策、社内スペースの有効活用などが挙げられるようです。
つまり、ホスティングサービスとハウジングサービスの違いは、前者は会社専用のサーバーの購入は必要なく、レンタルで済ませられ、後者は会社専用のサーバーが必要で、その置き場所を提供している、というところです。
こちらの記事ではハウジングとは何か、利用するメリットは何なのかをさらに詳しく解説しています。
仮想専用サーバーが主流に
近年、ホスティングは仮想専用サーバー(VPS)が主流となってきています。仮想専用サーバーとは、仮想化技術を用いて利用者ごとに仮想サーバーを構築し、専用サーバーのような機能を持たせたもののことです。
メールサーバーやWebサーバーの構築に利用されることが多くなっています。
3.ホスティングとクラウドサービスとの違い
ホスティングとクラウドサービスとの違いを説明していきます。そもそもクラウドサービスには、「SaaS」「PaaS」「IaaS」の3種類があります。
- SaaS(Softwere as a Service):Gmailのようにインターネットに接続するだけで利用できるサービス
- PaaS(Platform as a Service):システム開発などの際に必要になる基盤を提供するサービス
- IaaS(Infrastrucure as a Service):システム基盤を作成するためのインフラを提供するサービス
以上3種類がクラウドサービスの種類ですが、最も大きな違いはクラウドサービスには「サーバーが必要ない」ということです。クラウドはその言葉のとおり、「雲」のように実体のないことを指し、データを保存するのにサーバなーどのハードウェアを必要としていません。
次の図が、機能の面から見たホスティングとクラウドの違いです。
画像引用:ボクシル編集部にて作成
SaaSとは何かさらに詳しく知りたい方はこちらの記事を参考にしてください。図解で直感的に理解できます。
正しくホスティングを理解し業務効率化に役立てよう
ホスティングとは何かを正しく理解できたでしょうか。現代では、自社専用のサーバを購入しなくても、レンタルサーバや、クラウドサービスを活用することによってコストを抑えて利用できます。賢く使って業務効率化を目指しましょう。
ホスティングサービスや、サービスの比較はこちらをご覧ください。
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