ベンチャー企業とは | 意味・定義・特徴・例・中小企業・スタートアップとの違い

ベンチャー企業とは
ベンチャー企業とは、革新的なアイデアや技術をもとにして、新しいサービスやビジネスを展開する企業を意味します。規模としては、小規模から中規模であることがほとんどです。「新興企業」という意味でもこの呼び方が使われます。
ベンチャー企業の意味や定義、特徴、中小企業やスタートアップとの違いについて解説します。ベンチャー企業への就職・転職に興味がある方は必見です。
また「転職を考えていてベンチャー企業に興味はあるけど、人に聞かないと不安」という方はエージェントを利用してみるのも手でしょう。記事内で転職・就職におすすめのサービスを紹介しているので、そちらも合わせてお読みください。
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ベンチャー企業と呼ばれるための明確な基準や定義はありませんが、一般的には、次のような企業を指すことが多いようです。
- 成長過程にある企業
- ベンチャーキャピタル(VC)など、投資機関から資金援助を受けている企業
- ベンチャー指定を受けている
特に2000年以降、IT技術の進化や規制緩和に後追されてベンチャー企業の設立が増えています。小規模でスタートしても、数年単位の短期間で上場し、規模を拡大するベンチャー企業も少なくありません。
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ベンチャー企業の特徴
ベンチャー企業は、あらたなビジネスを育てている状態です。将来的には大きく化ける可能性があっても、現段階では財政的に厳しく、投資機関から援助を受けていることが多いです。
また、大企業と違って、企業のネームバリューや福利厚生ではなく、やりがいやビジョンに共感する人を中心に求人・採用する傾向があります。
いわゆる大企業とは求める層も、適する層も異なるので、ベンチャー企業専門の求人・採用サイトもあるほどです。
スタートアップ時期には縁故採用(友人の紹介など)による人員補充も多く、優秀な人材を集めるために大企業よりもお給料が多いこともあります。それを目当てに就職・転職をする人も居ますね。
安定した事業ができると確約はされていませんが、自分の能力を活かして、会社の成長に貢献できる割合が大きいため、向上心の強い人が集まる職場です。
ベンチャー企業とスタートアップ・中小企業の違い
ベンチャー企業と似た意味で使われる言葉として、スタートアップ企業、中小企業という言葉もあります。
ベンチャー企業とスタートアップ企業の違い
スタートアップ企業は、ベンチャー企業の中でも特に「新しいビジネスを短期間で成長させる」という意味合いの強い企業のことです。
人びとの生活やビジネスに影響を与えるような、新しい価値を生み出すビジネスを開発することもあります。
既存サービスではなく、新しいビジネスという点にスタートアップ企業の特徴があります。企業と言いますが、組織形態はさまざまで定義はなく、法人設立をしていない場合もあります。
スタートアップ企業に関する詳しい解説は、次の記事をご覧ください。
ベンチャー企業と中小企業の違い
中小企業とは、そもそも会社の規模を意味する言葉。資本金額や従業員数で明確に定義が決まっています。
そのため、設立からの年数や事業の新しさは関係ありません。中小企業は経営が不安定というイメージを持たれますが、歴史ある優良中小企業も多く存在するのです。逆にいうと、中小企業よりも規模の大きいベンチャーもありますよ。
有名ベンチャー企業の例
では、具体的にどのような企業がベンチャーと呼ばれているのか、いくつかの例を見てみましょう。
出典:ベストベンチャー100 2018
サイバーエージェント

サイバーエージェントは「AbemaTV」や「Ameba」をはじめとしたメディア事業や「グランブルーファンタジー」などのゲーム事業、小学生向けのプログラミング教室事業「Tech Kids School」まで、インターネットを軸とした幅広い事業を展開しています。
新規事業コンテストを行ったり、子会社を積極的に若手に任せたりする風土があり、1つの会社でさまざまな挑戦をしたい人にとっては向いていると言えるのではないでしょうか。
じげん

じげんは自らを「ライフメディアプラットフォーム事業」の会社と定義し、仕事や旅行、住まいなどのライフイベント領域を中心に複数のビジネスを展開しています。具体的には「dジョブ」や「アルバイトEX」「転職EX」などの求人サイトや、「中古車EX」「Car-Tana(カタナ)」などの車売買・輸出ポータルサイト
を運営しています。
EXIDEA

EXIDEAは30を超えるWebメディア・Webサービスの開発・運営を行っています。従業員は47人という少数ながら、アメリカやタイ、台湾などにオフィスを構えるなど海外展開も積極的に行っています。
サービスとしてはビッグデータ・AIを用いたWEBマーケティングツール「EmmaTools™」を筆頭に、日本製品の海外展開プラットフォーム「JET-Global」や国内最大規模のインターネット回線比較のWEBプラットフォーム「プロバイダ比較NET」などがあります。
上記で紹介したベンチャーには成長のスピードが非常に早いという共通点があります。また、社会にそれまでなかった価値を生み出しているという点も、注目すべきポイントです。
ベンチャー企業への就職・転職を考えている人必見!人気転職エージェントTOP3
ベンチャー企業に就職または転職を考えている方向けにおすすめの転職エージェントを紹介します。
また、ベンチャー企業への就職メリットはこちらの記事で解説しています。
1位:リクルートエージェント
■Point1:実績No.1。転職成功者累計32万人
年間23,000人以上の転職支援を行っており、転職成功実績は累計32万人に上ります。
■Point2:業界トップクラスの非公開求人を保有
リクルートエージェントでは登録者限定で紹介される非公開求人を業界トップクラスとなる20万件以上も保有しています。求人数が多く希望の求人に出会える確率が高くなっています。
■Point3:業界に精通したアドバイザーが徹底サポート
アドバイザーは業界や企業情報に精通しており、ニーズにあった企業を見つけやすくなっています。キャリアカウンセリングを行い、プロのアドバイザーから適性の高い企業を紹介してもらえます。
リクルートエージェントの評判・口コミ|サービスの詳細と特徴はこちら
2位:パソナキャリア
■ポイント1: 1万6,000社以上の求人
パソナキャリアは、1万6,000社以上という非常に多くの求人があります。求人数も4万件以上と豊富に用意されています。
■ポイント2:オリコン顧客満足調査で2年連続総合1位を獲得(※)
オリコン顧客満足満足度調査の「転職エージェント部門」で2年連続総合1位を獲得した実績があります(2019年・2020年)。
■ポイント3: 専任アドバイザーによるサポートで年収アップ率が67.1%
専任アドバイザーによる親身なサポートで、転職者の67.1%が年収アップしているデータ(※)もあります。年収アップしたい人にもおすすめです。
パソナキャリアの転職サービス一覧や、口コミ・評判、利用するメリット・デメリットはこちら
※パソナキャリア公式サイトを参照
3位:ワークポート
■ポイント1:総合型の転職エージェントながらITに強い
ワークポートは、もともとIT業界に特化して転職サービスを提供していたこともあり、大手企業からベンチャー企業まで幅広い求人を取り揃えています。IT業界の求人数は約2万5,600件以上です。
■ポイント2:プロのスタッフが豊富な求人から紹介
経験豊富な担当者が、希望に合う求人を厳選して紹介してくれ、IT業界に精通した転職コンシェルジュによる手厚いサポートが特長です。転職相談実績は50万人以上を誇ります。
■ポイント3:システムやツールでのきちんとした管理
転職管理の「e-コンシェル」や、面談予約システムなど便利なツールで転職活動を管理でき、初めてワークポートを使う方や、転職未経験の方でもわかりやすいシステムになっています。
IT業界・エンジニアに強い転職サービスは次の記事をご覧ください。
>>IT業界・エンジニアにおすすめ転職サイトはこちら
>>IT業界・エンジニアにおすすめ転職エージェントはこちら
>>おすすめ転職サイトの評判・口コミ比較はこちら
>>おすすめ転職エージェントの評判・口コミ比較はこちら
次の記事では、ベンチャー企業に転職するメリット・デメリットを解説しています。
社会に新たな価値を生み出すベンチャー企業
一言に「ベンチャー企業」と言っても、各企業ごとに規模もビジョンもさまざま。
ただ、それぞれが社会に大きな価値を生み出したいと願っている点は共通しています。
自分の力で社会・会社に貢献したい!そういう気持ちを持つ人には、ベンチャー企業は向いている職場でしょう。
これから事業を立ち上げたい人、転職や就職を考えている人は、ベンチャー企業の意味や特質をしっかり理解して臨んでください。
ボクシルマガジンでは、下記の記事のように会社設立に関する記事やベンチャー企業に最適なサービスなども紹介しています。よろしければあわせてご覧ください。
ベンチャー企業の成長を加速するクラウドサービス紹介
以下の記事では、ベンチャー企業にも役立つクラウドサービスの人気カテゴリのシェア・市場調査の徹底解説や、無料トライアルありのサービス一覧をまとめていますので、ぜひご覧ください。
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