BIツールのシェア・市場規模を解説!一番選ばれている人気サービスは?
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BIツールの市場規模
株式会社富士キメラ総研が2022年に発表したレポート※1によると、BIツールの市場規模は2021年度時点で約442億円という調査結果が出ています。その内訳としては、パッケージ型が約351億円、SaaS型が約91億円となっています。
2026年度には約479億円規模に成長するようです。
※1 出典:富士キメラ総研「ソフトウェアビジネス新市場 2022年版」
BIツール市場の成長率は?
同レポートによると、BIツール市場は毎年1.6%程度成長を続けると予測されています※2。
BIツール市場の成長の要因として、情報システム部門による分析・レポーティングを目的とした導入が進められ、市場が拡大した点が挙げられます。
また、分析機能や分析結果を基にした意思決定の支援等のニーズが高まったほか、2020年以降はテレワークが増加し、SaaS市場が成長したことも理由の一つです。
労働人口の減少に伴い、業務効率化が進められているため、引き続きデータ活用に取り組む企業は増加しており、堅調な市場拡大が進むと考えられます。
※2 出典:富士キメラ総研「ソフトウェアビジネス新市場 2022年版」
BIツールのシェア率
BOXILが実施したBIツールの利用ユーザー50人を対象にしたアンケート※3によると、BIツールのシェア率は、Tableauが30%でトップでした。次点でPower BIが22%、Geckoboardが12%と続いています。
※3 集計期間 2022年3月24月~4月21日 「会社で利用経験のあるBIツールに関する簡単なアンケート」をもとにスマートキャンプで集計
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シェア率と併せて口コミ・ユーザー満足度もチェック
シェア率だけでなく、各サービスの口コミやユーザー満足度を確認しておくことで、自社にあったサービス選びができるようになります。BIツールのランキングも併せて参考にしてください。
ここからは、シェア率の高いサービスはなぜ選ばれているのか、アンケートで得た回答をもとに解説していきます。
Tableau - 株式会社セールスフォース・ジャパン(Tableau)
- データのビジュアル化に強み
- ドラッグ&ドロップを中心とした操作で利用可能
- 分析データの組み合わせや形式変換、クリーニングもサポート
Tableauが選ばれている理由としては、特に機能面が挙げられます。
膨大なデータから必要な情報を引き出し分析・レポーティングすることが容易だった、膨大なデータ量であっても処理が高速、グラフや散布図などの表現方法が多彩で綺麗、という声が数多く見られました。
その他にも、説明書を熟読せずに使用できる、使用しているデータを基に推奨のデータが自動的に出てきて視座が広がる、ダッシュボードのレイアウトとグラフの編集を独立したシートで行えて便利、と評価する口コミが数多く見られました。
- Excelと似た操作感かつノンプログラミング
- Microsoftのサービスと連携しやすい
- 少人数での利用がしやすい価格
Power BIが選ばれている理由としては、特に費用面が挙げられます。
すでにMicrosoft365を導入しライセンス契約のみで実施が可能でハードルが低かった、想定していた金額よりも安価、信頼性の高いMicrosoft のサービスであり無料で始めることができた、手軽に使用し始めてその操作感をトライアルできた、という声が数多く見られました。
その他にも、メンテナンス等の対応は社内IT部署で可能な事が多く取り回ししやすい、マイクロソフト製品を中心に環境構築し上位ライセンス契約中なので必然的にPower BIも利用可能だった、と評価する口コミが数多く見られました。
- 80以上のデータソースと統合可能
- トライアルでもわかる操作性
- 大画面で見やすいダッシュボード
Geckoboardが選ばれている理由としては、特に使いやすさが挙げられます。
トライアルでいくつか導入した際に各機能が使いやすかった、携わる人はBIツールの知識に疎く金額が張っても使いやすさや覚えやすさを優先した、親会社が使用していたので試してみたらスムーズに使えてとても安心した、という声が数多く見られました。
その他にも、導入しているシステムとの連携に必要な機能が揃っていて安心した、トライアルでいくつか導入した際に各機能が便利だったと評価する口コミが数多く見られました。
シェア率だけでなく機能で比較しよう
BIツールを選ぶ際に重要なのは「自社の状況に合った機能が備わっているかどうか」です。あわせて各サービスの口コミなども見ておくと良いでしょう。