ID管理システムの費用相場と料金比較・おすすめソフト
ID管理システムには多くの種類があり「どれを選べばいいか」迷いますよね。後から知ったサービスの方が適していることもよくあります。導入の失敗を避けるためにも、まずは各サービスの資料をBOXILでまとめて用意しましょう。
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- クラウド型ID管理システムの費用相場
- ID管理システムの費用・料金比較表
- 費用対効果が高いID管理システム比較
- ジョーシス
- SeciossLink
- CloudGate UNO
- iDoperation
- アカンサス
- 国産クラウドID管理サービス「Keyspider」
- YESODアカウントコントロール
- GMOトラスト・ログイン
- CyberArk Privileged Access Manager
- マネーフォワード Admina
- infoScoop x Digital Workforce
- ROBOT ID
- ESS AdminControl
- 特権アクセスゲート
- DRESS CODE IT Force
- COMPANY Identity Management
- ID管理システム導入時の注意点
- 不正アクセスを防ぐセキュリティと権限管理
- 使いやすさと管理者の負担軽減
- 監査対応のしやすさ
- 幅広い環境に対応できるか
- 費用対効果の高いID管理システムを導入しよう
クラウド型ID管理システムの費用相場
クラウド型のID管理システムの費用相場は初期費用が0円〜4万円、月額利用料は1ユーザーあたり300円〜1,500円程度です。
| 内訳 | 費用相場 |
|---|---|
| 初期費用 | 0円〜4万円程度 |
| 月額利用料 | 1ユーザーあたり300円〜1,500円程度 |
ID管理システムを導入する際には、料金はプランやユーザー数などによって異なります。費用相場はシステムやサービスによっても異なるので、導入前には必ず見積もりを取るようにしましょう。
ID管理システムの費用・料金比較表
ID管理システムの比較表を紹介します。
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一覧で料金・機能を比較したい方にはBOXILが作成した比較表がおすすめです。各社サービスを一覧で比較したい方は、下のリンクよりダウンロードしてください。
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※資料数は、BOXILでの掲載状況によって増減する場合があります。
費用対効果が高いID管理システム比較
ID管理システムのなかでも費用対効果が高いおすすめのツールを紹介します。各ツールの特徴や詳しい料金プランなどを解説しているのでID管理システム選びの参考にしてみてください。
利用できる機能
ジョーシスは、デバイスやSaaSの利用状況・料金を従業員データと結びつけて一元管理するサービスです。
不要なアカウントの管理や無駄なITコストの把握が可能で、情報資産のライフサイクルを効率化します。シャドーITや削除漏れアカウントの自動検知も行い、セキュリティ対策を強化します。
ジョーシスの料金プラン・価格
要問い合わせ
SeciossLink - 株式会社セシオス
利用できる機能
SeciossLinkは、IDaaS機能とリスク検知といったセキュリティ機能を備えたセキュリティプラットフォームです。
ID管理やSSO、多要素認証、アクセス制御などに対応しています。ユーザーやグループなどのデータを、LDAPといったディレクトリーサーバー、Webサービスなどと同期し統合ID管理が可能です。
SeciossLinkの料金プラン・価格
| プラン | 初期費用 | 月額料金 |
|---|---|---|
| Standard | 無償 | 150円(税抜)/1人 |
| Enterprise | 無償 | 500円(税抜)/1人 |
| Education※ | 無償 | 60円(税抜)/1人 |
※教育機関や大学、研究機関向けライセンス
CloudGate UNO - 株式会社インターナショナルシステムリサーチ
利用できる機能
CloudGate UNOは、SSOや多要素認証、ID管理などに対応したアイデンティティ管理プラットフォームです。プロビジョニング機能を備え、新規作成したアカウントへのライセンス割り当てを自動化できます。
クラウドサービスのライセンス管理やユーザー管理を完全に自動化でき、利用さていないライセンスもムダなく利用可能です。
CloudGate UNOの料金プラン・価格
| プラン | 初期費用 | 月額料金 |
|---|---|---|
| Standard Plus | 要問い合わせ | 400円(税抜)/ユーザー |
| Enterprise Plus | 要問い合わせ | 500円(税抜)/ユーザー |
| Smart Pack | 要問い合わせ | 600円(税抜)/ユーザー |
| Super Secure Pack | 要問い合わせ | 要問い合わせ /ユーザー |
iDoperation - NTTテクノクロス株式会社
利用できる機能
iDoperationは、特権IDの安全な利用とリスクの可視化を支援する特権ID管理ツールです。管理、利用、点検に必要な機能を提供し、セキュリティ対策や内部統制、法令・ガイドラインへの対応、コスト削減を支援します。
iDoperationの料金プラン・価格
要問い合わせ
利用できる機能
アカンサスは、社内のID情報を一元管理し、各部門へのID利用点検をWeb上で進められるツールです。
オンプレやSaaSのシステムを統合管理し、社員ごとのID保有状況を確認し、退職者IDの削除漏れを防止します。Excelによる手作業から解放され、適切なID管理をサポートします。
アカンサスの料金プラン・価格
| プラン | 初期費用 | 年額料金 |
|---|---|---|
| プランS | 40,000円 | 1,260,000円 |
| プランM | 40,000円 | 2,340,000円 |
| プランL | 40,000円 | 4,500,000円 |
国産クラウドID管理サービス「Keyspider」 - Keyspider株式会社
利用できる機能
Keyspiderは、日本企業向けに開発された国産クラウドID管理サービスです。
クラウドとオンプレ社内システムをID連携し、ユーザー管理や階層組織管理、権限管理を統合します。人事異動やセキュリティ対策にも対応し、自動化IDライフサイクル管理を推進します。
Keyspiderの料金プラン・価格
要問い合わせ
YESODアカウントコントロール - 株式会社イエソド
利用できる機能
YESODディレクトリサービスは、人事・労務システムやExcelで分散管理されている情報を統合し、Web APIやCSV形式で登録可能なガバナンス強化ツールです。
部門や雇用形態に応じたアクセス権限の設定や、200以上のカスタマイズ項目を持ち、Google WorkspaceやMicrosoft 365のアカウントでもログインできます。
YESODディレクトリサービスの料金プラン・価格
要問い合わせ
GMOトラスト・ログイン - GMOグローバルサイン株式会社
利用できる機能
GMOトラスト・ログインは、クラウド利用環境のセキュリティ向上を支援するクラウド型ID管理サービスです。
ID・パスワード管理やシングルサインオンなどの機能を提供し、クラウドへのログイン環境のセキュリティを強化します。企業が抱えるID・パスワード管理の課題に対処し、利便性とセキュリティを両立させられます。
GMOトラスト・ログインの料金プラン・価格
| 料金プラン | 初期費用 | プラン価格 |
|---|---|---|
| SSOフリー | 要問い合わせ | 0円 |
| SSOプロ | 要問い合わせ | 300円/ID |
| SSOフリー+SaaS管理 | 要問い合わせ | 290円/ID |
| SSOプロ+SaaS管理 | 要問い合わせ | 500円/ID |
CyberArk Privileged Access Manager - 株式会社ディアイティ
利用できる機能
CyberArk Privileged Access Managerは、攻撃者による特権アカウントの悪用から情報漏えいや内部不正を防ぐセキュリティ対策です。
NWへの侵入後、高度な権限を持つアカウントを奪取し、不正操作を防ぎます。特権ID管理にくわえ、強固な保護を提供し、サイバー攻撃や内部不正から企業を守ります。
CyberArk Privileged Access Managerの料金プラン・価格
要問い合わせ
マネーフォワード Admina - マネーフォワードi株式会社
利用できる機能
マネーフォワードAdminaは、情報システム担当者向けの業務OSです。
主な機能は、SaaS管理やアカウント管理、SaaSの契約やコストの管理、SaaSセキュリティの維持と強化、ITデバイスの管理です。SaaS管理では、利用状況を可視化し、アカウントの発行や削除をAdmina上で容易に実施できます。
契約やコスト管理では、SaaS関連のコストを把握し、契約情報を一元管理して更新漏れを防止します。セキュリティ維持と強化では、社内で利用されているSaaSを可視化し、不要なアカウントやセキュリティリスクを検出してアラート通知します。
ITデバイス管理では、PCやスマートフォンを従業員情報と紐付けて管理し、利用ステータスや返却予定日などの情報を自動保存します。
マネーフォワード Adminaの料金プラン・価格
| プラン | 初期費用 | 月額料金 |
|---|---|---|
| スタートアップ無料プラン | 0円 | 0円 |
| 51ID以上の企業 | 0円 | 300円 |
| 300ID以上の企業 | 0円 | 要問い合わせ |
infoScoop x Digital Workforce - 株式会社ユニリタ
利用できる機能
infoScoop x Digital Workforceは、クラウドとオンプレミスの両方でシングルサインオン(SSO)とID管理を提供するIDaaSです。これにより、生産性の向上とセキュリティの強化が期待できます。
infoScoop x Digital Workforceの料金プラン・価格
【ユーザー数1,000名の場合】
| プラン | 初期費用 | 月額料金 |
|---|---|---|
| ベーシック | 要問い合わせ | 約430円/1ユーザー |
| スタンダード | 要問い合わせ | 約950円/1ユーザー |
| プレミアム | 要問い合わせ | 約1,320円/1ユーザー |
【ユーザー数3,000名の場合】
| プラン | 初期費用 | 月額料金 |
|---|---|---|
| ベーシック | 要問い合わせ | 約200円/1ユーザー |
| スタンダード | 要問い合わせ | 約400円/1ユーザー |
| プレミアム | 要問い合わせ | 約670円/1ユーザー |
【ユーザー数5,000名の場合】
| プラン | 初期費用 | 月額料金 |
|---|---|---|
| ベーシック | 要問い合わせ | 約150円/1ユーザー |
| スタンダード | 要問い合わせ | 約290円/1ユーザー |
| プレミアム | 要問い合わせ | 約610円/1ユーザー |
ROBOT ID - ブルーテック株式会社
利用できる機能
ROBOT IDは、企業向けの統合管理アプリケーションで、多くのアカウントを一元管理します。
ひとつのID/パスワードで複数のアプリケーションにログインでき、セキュリティ向上と業務効率改善が期待できるでしょう。FIDO2対応で生体認証も可能であり、2要素認証も提供されています。
ROBOT IDの料金プラン・価格
| プラン | 初期費用 | 月額料金 |
|---|---|---|
| パブリッククラウド版 | 10,000円 | 1,000円/100MB |
| プライベートクラウド版 | 要問い合わせ | 980,000円 |
ESS AdminControl
利用できる機能
ESS AdminControlは特権ID管理ソフトウェアです。サイバー攻撃における最終防衛ラインとして、特権IDをしっかりと守り、万が一侵害されても機密情報へのアクセスを許しません。
ID・パスワードで認証されるあらゆる機器とシステムを一括管理し、細やかな要件にも応えられる、ハイエンドモデルのソリューションです。
ESS AdminControlの料金プラン・価格
要問い合わせ
特権アクセスゲート - 三菱総研DCS株式会社
利用できる機能
特権アクセスゲートはリモートワークのアクセス管理を強固にするソリューションです。特権IDの管理やアクセス制御、作業ログの監査を一元的に担います。
自社作業の管理だけでなく、外部企業による開発・保守作業の管理にも活用できます。柔軟な利用形態のため必要な期間、必要な部分だけに活用でき、安価にセキュリティを強化できるでしょう。
特権アクセスゲートの料金プラン・価格
要問い合わせ
DRESS CODE IT Force - Dress Code株式会社
利用できる機能
DRESS CODE IT Forceは、企業内のIT業務全般を網羅する統合プラットフォームです。入退社時のアカウントやデバイス管理といった煩雑な業務を自動化・効率化することで、業務負担を軽減し、無駄なITコストを抑制します。
シャドーITや未利用アカウントの検知により、情報漏えいリスクを防ぎ組織全体のセキュリティを強化します。LANSCOPEやJamfといった主要MDM、また多くのSaaSと連携し、企業全体の統合的なITガバナンス強化を実現します。
DRESS CODE IT Forceの料金プラン・価格
要問い合わせ
COMPANY Identity Management - 株式会社Works Human Intelligence
利用できる機能
COMPANY Identity Managementは、大企業向けのID管理システムです。人事システムと連動し、社員の入社や異動、退職に合わせたアカウント発行や権限変更、削除を自動化できます。
兼務や出向など日本企業特有の複雑な人事異動にも対応しています。人事システムに登録がない派遣社員のIDなども、利用期間を設定して管理可能です。
COMPANY Identity Managementの料金プラン・価格
要問い合わせ
ID管理システム導入時の注意点
費用・料金だけでなく、次のポイントにも注意して導入するサービスを選びましょう。
不正アクセスを防ぐセキュリティと権限管理
ID管理システムを導入する場合、セキュリティとアクセス管理が非常に重要です。システムにアクセスするユーザーの正当性を確認し、機密情報やシステムリソースへのアクセスを適切に管理することが必要といえます。
システムが適切な認証手段(パスワード、多要素認証など)を提供し、アクセス権限の細かな設定が可能であるかどうかを確認しましょう。
アクセス権限の設定や変更の過程において、適切な承認プロセスと監査機能が備わっていることも重要です。適切なセキュリティとアクセス管理を確保することで、機密情報やシステムのセキュリティを保護し、内部外部の不正アクセスから企業を守れます。
使いやすさと管理者の負担軽減
ID管理システムを導入する際には、ユーザーエクスペリエンスと管理負担にも注目する必要があります。システムが使いやすく、ユーザーが簡単に新しいIDを作成・パスワードをリセットできることが重要です。
ユーザーがアカウントやアクセス権限を簡単に管理できる機能が提供されているかどうかも重要です。
一方で、管理者側の負担も考慮する必要があります。システムが大規模なユーザー基盤を持つ場合、ユーザーの追加や削除、アクセス権限の管理などのタスクが煩雑になる可能性があるでしょう。
適切な自動化機能や管理ツールが提供されているかどうかを確認し、管理負担を最小限に抑えることが重要です。
監査対応のしやすさ
ID管理システムは、監査対応を見据えて選ぶことも大切です。ログイン失敗やアクセス履歴、アカウント点検などを自動でレポート化できる製品は、監査時の資料作成がスムーズに進みます。
操作ログと申請情報を組み合わせて詳細なレポートを作れるものであれば、セキュリティリスクの可視化にも役立つでしょう。ログを視覚的に管理できる機能があれば、日々の監視や監査報告の手間も減らせます。
幅広い環境に対応できるか
特権ID管理システムは、クラウド・オンプレミス・ハイブリッドなど、さまざまな環境に対応できる製品を選ぶのがおすすめです。
Windows・Linux・macOSといった異なるOSや、スマートフォン、タブレットなどのマルチデバイスにも対応していれば、社内外問わず安全なアクセス管理が可能です。
費用対効果の高いID管理システムを導入しよう
ID管理システムの費用は提供形態や機能、利用ユーザー数などによって大きく変わります。
費用だけでなく、機能の選定や既存システムとの連携、サポート体制の充実度なども注意するべきポイントです。
費用対効果の高いID管理システムを導入するためには、ニーズや予算に合わせて、複数のシステムを比較検討することが大切です。

