中小企業向け「会計ソフト」おすすめ11選!選定のポイントと導入のメリットを解説!
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- 会計ソフトとは
- 中小企業が抱える会計業務の課題
- 紙やExcelでの複雑な計算と属人化
- 手作業によるミス増加
- 財務状況の把握に時間がかかる
- 中小企業における会計ソフトの必要性
- 業務効率化の実現
- 専門人材不足をカバーできる
- IT補助金を活用できる
- 中小企業投資促進税制を受けられる
- 中小企業が会計ソフトを導入するメリット
- データ連携やAIにて工数を削減
- 人間による誤入力を防止
- 決算書やレポートを簡単に作成
- 中小企業が会計ソフトを選定する際のポイント
- 業種・業態に適しているか
- 財務会計と管理会計のどちらか
- 現場の従業員が操作しやすいか
- 中小企業におすすめの会計ソフト11選
- マネーフォワード クラウド会計
- SuperStream
- freee会計
- PCAクラウド 会計
- ジョブカン会計
- 弥生会計 オンライン
- HANJO 会計
- 勘定奉行クラウド
- フリーウェイ経理Pro
- かんたんクラウド会計
- 会計王
- サービス選びは比較して検討しよう
- BOXILとは
会計ソフトとは
会計ソフトとは、会計業務を効率化できるソフトウェアのことです。導入により、経費の計算がしやすくなるほか、現金出納帳や損益計算書などの書類作成・出力が可能となります。
搭載されている機能はソフトにより異なるものの、たとえば、次のような機能が搭載されています。
- 自動仕訳
- 入金管理
- 支払管理
- 財務諸表・帳簿作成
- 資金管理
- 予実管理
- 決算書作成
- 人事システムや勤怠システムなどとのデータ連携
- 経営分析・レポート出力
- 法改正に合わせたバージョンアップ
- 電子帳簿保存法・インボイス制度への対応
会計ソフトを導入すれば、上記の機能により、取引を迅速かつ正確に記録できます。
中小企業が抱える会計業務の課題
会計ソフトを導入していない中小企業が財務会計業務で抱えている課題についてまとめていきます。あなたの企業でも同様の課題を抱えていれば、中小企業向けの会計ソフトで解決できる可能性が高いです。
紙やExcelでの複雑な計算と属人化
中小企業では、従業員が手作業やExcelにて複雑な計算を行うため、作業が担当者に依存しやすくなります。これにより、業務の停滞リスクが高まります。たとえば、担当者の変更に際して情報共有がなされず、業務の停滞につながる可能性が考えられるでしょう。
手作業によるミス増加
手作業による会計処理では、人為的なミスが生じやすく誤ったデータを入力する可能性が高まります。そのため、正確な会計データでなくなり、信頼性に影響を与える恐れがあるでしょう。たとえば、数字の転記ミスや計算ミスが生じ、誤った決算書を作成する可能性が考えられます。
財務状況の把握に時間がかかる
手作業やExcelを利用した会計処理では、データの集計や分析に時間がかかります。経理担当者が煩雑な作業に時間を費やすため、財務状況の報告が次第に遅れます。たとえば、月次のレポートが遅れ、判断を誤るケースがあるでしょう。
中小企業における会計ソフトの必要性
中小企業が会計ソフトの導入が必要な理由として、次の4つが挙げられます。
- 業務効率化の実現
- 専門人材不足をカバーできる
- IT補助金を活用できる
- 中小企業投資促進税制を受けられる
業務効率化の実現
会計ソフトを利用すると、日々の帳簿付けから決算書の作成まで、会計業務の効率化が可能です。
会計処理をExcelで行っている場合、手入力が多く時間と手間がかかります。また、手入力によるミスの発生にもつながりやすくなります。
しかし、会計ソフトでは、クレジットカードの明細や銀行の入出金データを、直接ソフトに取り込める連携機能を搭載していることが多いです。そのため、手作業でデータを転記する必要がなくなり、手間の削減やミスの防止になります。ソフトによっては勘定科目を推測して自動仕訳してくれる機能があるため、仕訳作業の自動化も可能です。
そのため、人材不足やリソース不足で悩みがちな中小企業では、会計ソフトを導入する必要性は高いといえるでしょう。
専門人材不足をカバーできる
会計ソフトは、ITの専門知識がなくても利用できるため、専門人材の不足を補えるのもメリットの1つです。
近年労働人口の減少が進んでおり、経理やITといった専門知識をもつ人材の不足に悩む企業が増えています。しかし、会計ソフトは、経理やITの専門知識がなくとも使いやすいため、専門知識のある人材不足の改善に役立ちます。
会計ソフトは、誰にでもわかりやすいユーザーインターフェースを採用し、操作性に優れているものが多いです。会計ソフトの利用には最低限の簿記の知識が必要なものの、簿記の初心者でも簡単に業務が行えます。ソフトを使って実務を行いながら知識を身につけるといったこともしやすいため、専門人材不足のカバーにつながります。
IT補助金を活用できる
会計ソフトは、IT補助金の利用により実質的に割引価格で導入できます。
IT導入補助金は、中小企業や小規模事業者にITツールの導入費用を補助する制度で、会計ソフトの導入も対象です。補助金は大きく分けて4種類あり、会計ソフトの導入は「インボイス枠(インボイス対応類型)」または「通常枠」で申請が可能です。
「通常枠」はデジタル化推進のためのITツール導入費用を補助する枠ですが、「インボイス枠(インボイス対応類型)」は会計ソフトのほかにハードウェアの導入にも利用できます。
IT導入補助金を利用すれば、実質的に最大80%が割り引かれた価格で会計ソフトを導入できるため、導入にあたりコストを懸念している企業には大きなメリットとなるでしょう。
中小企業投資促進税制を受けられる
中小企業投資促進税制は、中小企業者が生産性向上のための設備投資を行った場合に、特別償却、もしくは税額控除が受けられる制度です。
ソフトウェアも対象設備に含まれており、「ソフトウェアの取得価格が1つあたり70万円以上」、または「導入するソフトウェアの合計額が70万円以上」のものが適用対象となります。
優遇措置には「特別償却」と「税額控除」の2種類があり、どちらかを選択可能です。特別償却は、通常の減価償却費にくわえて取得価額の30%を追加償却できる優遇措置です。一方、税額控除は、資本金3,000万円以下の中小企業者が対象で、取得価額の7%を法人税額から直接控除できます。税額控除は法人税額の20%が限度となるものの、1年間は繰越が可能で、節税効果が期待できます。
中小企業が会計ソフトを導入するメリット
中小企業が会計ソフトを導入して得られるメリットは次のとおりです。
データ連携やAIにて工数を削減
会計ソフトでは、データの連携やAIを活用することで、業務の効率化が図れます。基幹システムとの連携により、手作業での入力ミスを削減可能です。さらにAIの自動処理にて煩雑な分析を迅速かつ正確に行えます。これにより、経費精算や売上集計が簡略化されるでしょう。
人間による誤入力を防止
会計ソフトでは、人間による誤入力を防ぐ仕組みが備わっています。データチェックやエラー通知により、入力ミスを事前に検知し修正します。たとえば、勘定科目の選択肢が自動で提示され、ユーザーが間違った科目を選択しないよう防止が可能です。結果として、正確なデータにより信頼性を確保できるでしょう。
決算書やレポートを簡単に作成
会計ソフトでは、決算書やレポートをすみやかに作成します。テンプレートや集計機能により、適切なフォーマットで文書化できます。たとえば、クリック数回で月次の決算書を作成し、経営者へ迅速に提出可能です。これにより、財務レポートや税務申告書の作成作業にかかる労力を削減できます。
中小企業が会計ソフトを選定する際のポイント
業種・業態に適しているか
会計ソフトを選ぶ際には、業種や業態に合った製品を選びましょう。法律で決められている帳票や運用上必要な処理を、会計ソフトが機能としてもちあわせていれば、運用が楽になります。たとえば、製造業では原価計算が重要です。業種特有の会計が必要なのか、それを搭載している会計ソフトなのかを調べましょう。
財務会計と管理会計のどちらか
会計ソフトを選ぶ際には、財務会計と管理会計のどちらに対応しているかを確認しましょう。会計に特化している会計ソフトであれば基本的には財務会計に対応しているものの、会計機能が付属しているような場合には管理会計のみの機能かもしれません。上場企業であれば財務会計が必須なので、注意すべきです。
現場の従業員が操作しやすいか
会計ソフトを選ぶ際には、作業を担当する従業員にとって操作しやすいかを確かめましょう。会計ソフトは入力やチェックの回数が多い仕組み上、操作画面やショートカットキーで使い勝手が異なります。無料トライアルをしているサービスならば、担当者に操作してもらい所感を聞いておきましょう。
中小企業におすすめの会計ソフト11選
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また、一覧で料金・機能を比較したい方にはBOXILが作成した比較表がおすすめです。各社サービスを一覧で比較したい方は、下のリンクよりダウンロードしてください。
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※ダウンロード可能な資料数は、BOXILでの掲載状況によって増減する場合があります。
中小企業におすすめの会計ソフトを紹介します。
マネーフォワード クラウド会計 - 株式会社マネーフォワード
- 銀行口座や電子マネー、POSレジなどの取引明細を取得
- 1度登録した仕訳の内容をAIが学習し、以降は仕訳を提案
- インボイス制度の経過措置適用の仕入税額控除に対応
SuperStream - 株式会社WorkVision
- 過去伝票複写やパターン、Excel一覧入力など豊富な仕訳入力
- 最大5つの償却台帳にくわえてグリッドやExcelに出力させる独自アレンジも
- ユーザー単位にて多言語対応
- 個人事業主から大企業まで、規模やニーズに合わせて選べるプラン
- AIにより会計知識がなくても操作しやすい
- 専用スマホアプリによってパソコンがなくても作業可能
PCAクラウド 会計 - ピー・シー・エー株式会社
- PCAFinTechサービスで取引明細を取得し、自動で仕訳作成
- PCA Hub eDOCとの連携で電子帳簿保存法やインボイス制度に対応
- 遠隔操作や電話とメールのサポートあり
- サービス開始以来値上げせず、低価格を維持
- クラウドなので法改正へ無料でアップデート対応
- 同社提供の勤怠管理や経費精算のおかげで拡張しやすい
- 数人規模の小規模企業にとくにおすすめ
- 簿記の知識がなくても日付と金額を入れるだけで取引を入力
- 見やすいグラフでレポートや残高試算表をすぐに作成
HANJO 会計
- 飲食店の経理に特化したクラウド型のソフト
- スマホでレシートを撮影するだけの簡単仕訳
- 過去の利益を入力すると会計データをグラフで表示
勘定奉行クラウド - 株式会社オービックビジネスコンサルタント
- 証憑をアップロードするだけで、仕訳伝票の起票まで完了
- 基幹業務システムの老舗メーカーで、現場ノウハウを反映した操作画面
- 担当のインストラクターが現場で直接導入支援、導入後もオンラインや電話でサポート
フリーウェイ経理Pro
- オンライン接続は必要なときにおさえて繁忙期もさくさく入力
- 会計データは端末とサーバーに保存し会計データ数が増えても料金が一定
- ネットバンキングやクレジットカードと連携して明細データ取得し仕訳
かんたんクラウド会計
- 給与仕訳や各種明細との連携、画像読み取りで手間を省略
- 簿記初心者からベテランまで簡単に入力
- 会計事務所と同じデータの共有が可能
会計王
- MoneyLink機能で金融機関や電子マネーから明細取り込んで仕訳作成
- 専属オペレーターサポートや問い合わせた内容のデータベース化
- 業種を選ぶだけで初期導入設定や他社会計ソフトのデータ取り込みが可能
サービス選びは比較して検討しよう
会計ソフトを選ぶ際に重要なのは「状況に合った機能が備わっているか」他システムとの連携、運用コストなどを踏まえて検討することが重要です。あわせて各サービスの口コミも見ておくとよいでしょう。
中小企業におすすめの会計ソフトのうち最適なサービスを選ぶには、ニーズや予算に合わせて、複数のシステムを比較検討することが大切です。下のボタンからはBOXILが厳選したサービスの資料を無料でダウンロードできます。ぜひサービス選定の参考にしてください。
本記事で紹介しきれなかったサービスについては下の記事にて解説しています。より多くのサービスから検討したい方はあわせてチェックしましょう。
BOXILとは
BOXIL(ボクシル)は企業のDXを支援する法人向けプラットフォームです。SaaS比較サイト「BOXIL SaaS」、ビジネスメディア「BOXIL Magazine」、YouTubeチャンネル「BOXIL CHANNEL」、Q&Aサイト「BOXIL SaaS質問箱」を通じて、ビジネスに役立つ情報を発信しています。
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