中途採用向け求人サイトおすすめ比較!選び方のポイントや掲載メリット
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求人サイト(求人媒体)とは?
求人サイト(求人媒体)とは、企業が新卒や中途、アルバイト人材などを募集する際に利用するインターネット上のプラットフォームのことです。企業が求人情報を掲載し、求職者が自分に合った仕事を見つけるために利用されます。
求人サイトでは、企業の特徴や事業内容、業務内容、求める人物像、条件などをサイト上に掲載して、求職者からの応募を受け付ける仕組みです。サイトによってはスカウト機能を利用し、特定の求職者に企業が直接アプローチできます。
求人サイトは幅広い求職者にリーチできるうえ、採用プロセスを効率化できるツールとなるため、多くの企業が中途採用活動で利用しています。
中途採用で求人サイトに掲載するメリット
中途採用で求人サイトに掲載する主なメリットを3つ紹介します。
母集団形成に役立つ
中途採用で求人サイトに掲載するメリットの一つが、母集団形成に役立つことです。母集団とは自社に応募する採用要件にマッチした求職者のことで、採用活動を効率的かつミスマッチなく進めるためにはこの母集団形成が重要です。
求人サイトは、広範な求職者にリーチできるため、企業が求めるスキルや経験をもつ候補者を効率的に集められます。また、求人サイトの検索機能やマッチング機能を利用することで、企業の要件に合致する候補者を絞り込めます。
これにより、採用プロセスの初期段階で多くの適した候補者を集め、最終的な採用成功率を高められます。
効率的な採用活動ができる
求人サイトは、多くの登録者を抱えているため、企業が短期間で多くの求職者にリーチできます。これにより、スピーディーに求職者を集められ、採用活動の長期化を抑えられます。
さらに、求人サイトの管理機能を利用することで、応募者の履歴書や職務経歴書の管理、応募者との連絡、面接スケジュールの調整など、採用プロセス全体を効率化できます。
これにより、企業は時間とコストを削減しながら、採用活動を最適化可能です。
特定の属性にアプローチできる
中途採用で求人サイトに掲載することは、特定の属性にアプローチできるメリットもあります。
求人サイトは、多様な検索条件やフィルタリング機能を提供しているため、企業は特定のスキルや経験をもつ求職者を絞りやすくなります。スカウト機能を活用すれば、とくに適した人材にはスカウトメールを配信し企業が直接アプローチできます。
また、近年では、エンジニア向け、20代の若手向け、女性向けなど属性特化の求人サイトが続々と登場しており、自社が求める採用要件に適した媒体を選択することで、求める人材像に近い求職者を集めやすくなっています。
中途採用に求人サイトが向いているケース
中途採用の方法は、求人サイト掲載の他にも人材紹介やダイレクトリクルーティング、リファラル採用などさまざまあるものの、それぞれ得意・不得意があります。
中途採用の際に求人サイト掲載が向いているケースを紹介します。
募集人員が多い
大量採用が必要な場合、求人サイトはその広範なリーチ力と迅速な情報拡散力が強みです。多くの求職者がアクセスする求人サイトに掲載することで、短期間で大量の応募者を集められ、募集人員が多い場合でも効率的な採用活動ができます。
また、求人サイトは一度に多数の求人情報を掲載でき、各求人に対する応募状況をリアルタイムで管理できるため、採用担当者の負担を軽減します。
さらに、コスト面においても求人サイトは人材紹介と異なり、掲載期間に応じた料金制であることが多く、掲載期間中の採用人数が多ければ多いほど費用対効果を高められます。
ターゲット属性の採用難易度が高くない
ターゲットとする求職者の属性が一般的で、特定のスキルや経験をもつ人材が多く存在する場合、求人サイトが有効です。たとえば、営業やマーケティング、バックオフィス系の職種の求職者は、転職市場において母数が多いため、求人サイトで一定数の応募が見込めます。
反対に、たとえば大企業での部長職以上の経験者や、高難易度資格の保有者のようなターゲットとする人材のスキルや経験が稀有な場合、該当する求職者がそもそも転職市場で少なく、受け身型の求人サイトに登録していない恐れがあります。
ターゲット属性が一般的である場合は、求人サイトのコストパフォーマンスが高く、短期間で多くの候補者を集めることができるため、効率的な採用活動ができます。
採用活動のリソースを確保できる
採用活動には時間、労力、費用がかかります。採用サイトを活用することで多くの求職者を集められますが、その一方で求職者の書類選考や面接、採用管理などのリソースが候補者が多ければ多いほど必要になります。
そのため、採用活動のコストやリソースを十分に確保できる場合は求人サイトが有効です。
ただし、属性に特化した求人サイトや、採用に至った人数に応じた課金制の求人サイトなど、小規模の採用数でもリソース・コスト面で負担を抑えて利用できる求人サイトが増えています。
自社のリソース状況や求める人材にマッチした求人サイトを活用することで、リソースや費用を最小限に抑えた効率的な採用活動が可能でしょう。
中途採用求人サイトの選び方
中途採用向け求人サイトを選ぶ際には、次の3つのポイントを押さえて比較・検討しましょう。
- 中途採用求人サイトのタイプを確認する
- 中途採用求人サイトの機能・サービスを確認する
- 中途採用求人サイトの費用相場を確認する
それぞれ解説します。
中途採用求人サイトのタイプを確認する
中途採用求人サイトには、おおまかに汎用性が高いタイプと属性・領域特化タイプの2つがあります。それぞれのタイプの特徴は、次のとおりです。
タイプ | 詳細 |
---|---|
汎用性が高いタイプ | 幅広い年代、職種の登録者を抱えている求人サイト。登録者数が多く、さまざまな求職者にリーチできる。一般的な職種で幅広い候補者を集めたい企業におすすめ |
属性・領域特化タイプ | 20代やIT業界、女性など特定の属性や領域に特化した登録者を抱える求人サイト。求める人材や職種に該当する求職者にリーチできる。求める人材の属性が絞れている企業におすすめ |
中途採用求人サイトの機能・サービスを確認する
次に 中途採用求人サイトで具体的にどのような機能やサービスが利用できるかを確認しましょう。求人サイトによって異なるものの、一般的に利用できる機能やサービスは次のとおりです。
機能・サービス | 詳細 |
---|---|
求人原稿テンプレート | 求人原稿を作成する際のテンプレートを利用できる機能 |
画像・動画掲載 | 求人内に画像や動画を埋め込み、会社や仕事の雰囲気・内容を掲載できる機能 |
タグ設定 | 急募求人、未経験歓迎などタグを設定できる機能 |
スカウト・DM | 登録者にスカウトやDMを企業から送れる機能 |
転職ステータス表示 | 登録者・応募者の転職意欲を「すぐに転職希望」「半年以内の転職希望」といった形で可視化する機能 |
候補者レコメンド | 求人とマッチする候補者をシステムが自動推薦する機能 |
応募者・選考管理 | 応募者の選考ステータスや申し送り事項、面接日程、応募書類を一元管理できる機能 |
効果レポート | 閲覧数や応募率など求人の反響をレポーティングする機能・サービス |
求人原稿作成代行 | 求人原稿の作成を求人サイト側が代行するサービス |
面接日程調整代行 | 候補者との面談・面接日程の調整を求人サイト側が代行するサービス |
求人サイトによって、求人作成や面接日程調整、選考フローの設計代行などさまざまなサポートサービスが提供されています。機能やサービスの比較で迷う場合は、サポート内容で比較するのもおすすめです。
すべての機能やサービスが公開されていない場合があるため、気になる求人サイトがあれば問い合わせやサービス資料からチェックしておきましょう。
中途採用求人サイトの費用形態を確認する
中途採用求人サイトの費用形態は、サービスによってさまざまです。主に用いられている費用形態は次のとおりです。
費用形態 | 詳細 |
---|---|
掲載期間型 | 初期費用+求人広告の掲載期間に応じた料金が発生する |
クリック課金型 | 求人広告がクリックされた数に応じて料金が発生する。初期費用は発生しないことが多い |
成果報酬型 | 採用に至った人数に応じて料金が発生する。初期費用は発生しないことが多い。費用は1人あたりの固定金額のケースや、内定者の想定年収×○%で決まるケースがある |
掲載期間型は、採用の有無に関係なく料金が発生するものの、期間中であれば何人採用しても費用は変わらない点がメリットです。
クリック課金型は、初期費用や掲載費用がかからない点がメリットであるものの、クリック数は多いけれど応募が増えないといった場合は費用がかさんでしまうため、運用を調整する手間がかかります。
成果報酬型は、採用に至るまではすべて無料で利用できる場合が多いものの、採用人数が多くなると費用が高額になるケースがある点に注意が必要です。
そのため、採用したい人数や運用体制を考慮して、高い費用対効果が見込める求人サイトを比較・検討しましょう。
中途採用向け求人サイトおすすめ9選【汎用性が高い】
Indeed PLUS - 株式会社DYM
- indeedをはじめ、タウンワークやリクナビNEXTなど国内主要求人に求人票が掲載される
- 求人票や応募書類を共通フォーマットで一元管理できる
- 求職者のクリック数に応じた料金体系で、予算設定が可能
- 20~30代の一般職をはじめ、軽作業・物流希望者多数
- 動画掲載機能やしごと体験・職場見学機能でマッチング度向上
- 原稿作成や効果改善のサポートが充実
ジョブポスト(JOBPOST) - 株式会社ピーエイ
- 全国展開の地域密着型求人サイト
- 正社員やアルバイトなど多様な雇用形態に対応
- 「急募求人」「主婦・主夫歓迎」などさまざまな特徴を設定できる
マイナビ転職
- 会員数756万人、スカウト登録者428万人の豊富な求人ネットワーク※
- ビッグデータを活用したスカウトエンジンがスカウト会員を自動推薦
- 全国53か所に拠点を構え、サポートが充実
※出典:マイナビ「【公式】マイナビ転職掲載のご案内|求人広告・中途採用支援のマイナビ転職 お問い合わせ窓口」(2024年7月31日閲覧)
リクナビNEXT
- 日本最大級の求人登録者を誇る老舗求人サイト
- 専門スタッフがヒアリングのうえ、求人原稿を作成
- 料金体制は原稿情報量によって変動し、180,000円~※
※出典:リクルート「【公式】リクナビNEXTへの求人広告掲載|中途採用なら採用成功ナビ」(2024年7月31日閲覧)
- 従業員100名以下のベンチャー・中小企業が多数利用
- 登録者は採用ニーズの高い職種・年齢層が多い
- 100,000円~1,800,000円の価格帯で利用できる※
※出典:パーソルキャリア「【中途採用をお考えの企業様】求人募集・中途採用ならdoda」(2024年7月31日閲覧)
エン転職 - エン・ジャパン株式会社
- 毎月7万人の新規登録、総計1,100万人を超える会員登録者※
- 登録者の66.1が35歳以下の若手層が中心※
- 求人専門のディレクター&コピーライターによる広告作成
※出典:エン・ジャパン「エン転職をお考えの企業・法人様へ【公式】」(2024年7月31日閲覧)
- AIマッチング機能により、採用したい人材に自社求人が届く
- 1回分の料金で2職種までの求人作成が可能
- 申し込みから最短8営業日で掲載開始
スタンバイ
- LINEヤフー株式会社とビズリーチを運営するビジョナル株式会社の合弁事業会社が運営
- Yahoo! JAPANの検索画面にも表示される
- 掲載料・初期費用なし、クリック数に応じた課金制
中途採用向け求人サイトおすすめ10選【属性・領域特化】
- 社員の友人の友人にアプローチできるスカウト型キャリアSNS
- スカウト返信率が約30~40%※
- 候補者の転職意欲を4段階で可視化
※出典:YOUTRUST「<企業様向け>YOUTRUST|日本のキャリアSNS」(2024年7月31日閲覧)
- 正社員経験のあるスキル・対応力の高い「しゅふ」が多数登録
- 「応募課金」「掲載課金」「採用課金」の3つのプランから選べる
- 大手企業をはじめ28,000社以上での導入実績※
※出典:ビースタイル メディア「トップページ - 【公式】しゅふJOB求人掲載・掲載料のご案内|主婦/主夫採用・求人料金」(2024年7月31日閲覧)
RISE for Business - 株式会社ウイルテック
- IT・機電・建設専門の日本語が堪能な外国人エンジニアを採用できる
- 完全成功報酬型でサービス内容に応じた3つのプランから選択
- 会社説明会やセミナーを開催できるイベント開催サービスも展開
バイトルPRO - ディップ株式会社
- 医療・介護・保育・美容など有資格者・専門職向けの求人サイト
- 職種ごとに適した求人原稿テンプレートを搭載
- 担当者に代わって、応募対応~面接日程調整を自動で行う便利な「面接コボット」
a-unConnecT(アウンコネクト) - 株式会社ピーエイ
- 販売や調理、ドライバーなど職種ごとに特化した全7つの求人サイト
- 採用設計から原稿改善までトータルサポート
- 掲載後の応募対応や面接設定などを代行するサービスあり
- 建築業界の人材特化でユーザー数20万人突破※
- 求人広告に加え、ダイレクトリクルーティングが可能
- 何人採用しても変わらない料金形態
※出典:助太刀「<企業様向け>建設業特化の採用・求人なら助太刀社員|若手から熟練の職人まで」(2024年7月31日閲覧)
- マーケティング・広報・宣伝・クリエイティブ職専門の求人サイト
- 即戦力人材が多数登録
- 成果報酬型で入社が確定するまで無料
- バックオフィス・管理部門人材特化
- 成果報酬プランとスタンダードプランから選べる
- スカウト機能や求人作成代行、自動気になる機能などサポート・オプションが充実
- 女性向けの転職求人サイト
- 事務・医療・ファッション・美容などの幅広い領域をカバー
- 地域・掲載期間・職種によって料金プランを柔軟に選択できる
- 会員数230万人の第二新卒や20代特化求人サイト※
- カスタマーサクセスが掲載内容や選考フローの設計をサポート
- カジュアル面談機能や合同企業セミナー「転職博」など直接面談できる機会が充実
※出典:学情「Re就活 | 株式会社学情|20代即戦力採用のミソはここにある。」(2024年7月31日閲覧)
中途採用に苦戦しているなら求人代行サービスもおすすめ
中途採用にかけるリソースが不足している、採用できない状況が続いているといった場合は、求人代行サービスを利用するのも一つの方法です。
求人代行サービスは、採用戦略のプランニングや求人広告の作成、媒体選定、広告運用、効果検証といった煩雑なプロセスを代行してくれます。サービスによっては、選考や採用管理といった採用業務もあわせてサポートしています。
bサーチの採用コンサルティング - 株式会社bサーチ
- Indeedの正規認定パートナー
- 紙・Web広告と運用型広告の効果測定データを分析し、最適化プランを提供
- Webマーケティングを活用し、ミスマッチを防止
求人サイトの活用で効果的な中途採用へ
中途採用向け求人サイトに掲載することで、企業が求める条件を満たす候補者の母集団を効率的に形成でき、応募管理機能で採用プロセス全体を効率化できます。また特定の職種や経験年数など、求める属性の人材にアプローチしやすい点が特徴です。
中途採用向け求人サイトを選定する際は、次のポイントに注意して選ぶことをおすすめします。
- 中途採用求人サイトのタイプを確認する
- 中途採用求人サイトの機能・サービスを確認する
- 中途採用求人サイトの費用相場を確認する
中途採用向け求人サイトのサービスをより深く検討したい方は、サービス資料を請求し比較するとよいでしょう。