契約書管理システムの関連情報

コピー完了

記事TOP

契約書を袋とじ(製本)する方法は?契印の押印位置やとじ忘れの場合

最終更新日:(記事の情報は現在から116日前のものです)
契約書を袋とじ(製本)する理由とは何か、袋とじの方法について説明します。契約書の割印と契印の違い、法的意味についてもわかりやすく解説しています。

契約書を袋とじ(製本)する理由

契約書を袋とじ製本する理由は、契印の押印箇所を減らせるからです。

複数枚にわたる契約書を作成する場合、ページの差し替え・改ざんを防止するために、契約書を袋とじ製本して契印を押印します。

契約書を袋とじにしなかった場合、すべてのページの見開き部分に契印の押印が必要です。しかし、袋とじにした場合には、表紙か裏表紙のどちらかに押印するだけで済むため契約手続きが楽になります。また、きれいに製本すれば、契約書の体裁も整うため契約相手に与える印象も良くなります。

契約書の割印と契印の違い

割印とは、2つ以上の契約書にまたがった位置に押印することで、同一または関連する契約書であることを証明する押印のことです。

契印は、1つの契約書の枚数が2枚以上にわたる場合、ページが後から差し替えられるのを防ぐための押印のことです。契約者が2者の場合は2つの印鑑を、連帯保証人を含め契約者が3者の場合は3つの印鑑を押すこととなります。

契印は、割印と同様に印影が書類で分割されるため、割印と呼ばれることもありますが、厳密には契印と割印は異なります。

袋とじした契約書の契印の位置

ボクシル編集部にて作成

袋とじした契約書の契印は、袋とじ部分と契約書面にまたがるように押印します。場所について明確なルールはありません。ただし、契約書の「表面」「裏面」「表面と裏面の両方」の3つのパターンがあります。

割印と契印の違いや押印の位置については、こちらの記事でさらに詳しく解説しています。

割印とは?契印との違いや位置と押し方・使える印鑑・契約書としての法的効力【Q&A集】
契約書に押す「割印(割り印)」の意味、間違えやすい「契印」との違いや位置(場所)と押し方、目的、契約上の正しいマナ...
詳細を見る

契約書をきれいに袋とじ印刷する方法

契約書をきれいに袋とじするためには、A3の用紙に2ページ分を印刷し、印刷した面が表になるよう2つ折りにする方法が一般的です。また、印刷した文章が読みにくくならないよう余白の設定も必要です。

たとえば、Wordで袋とじ印刷をする際には、「ページ設定」ダイアログボックスを開き、次のように設定します。

  • 「用紙」タブで用紙サイズに「A3」を指定
  • 「余白」タブで印刷の向きを「横」に設定
  • 余白を設定
  • 「印刷の形式」から「袋とじ」を選択
  • 「印刷」を行う

この設定を行うことでA3用紙1枚に2ページ分が印刷されるため、用紙を半分に折り、契約書を袋とじして製本化が可能です。

契約書の袋とじ方法

契約書の袋とじ方法には、紙と製本テープを使ったやり方があります。製本テープを使った方が、簡単に失敗せずに製本できておすすめです。

1.契約書の帯を準備する

最初に契約書を固定するために使用する、を準備しましょう。契約書よりも一回り大きなサイズの紙があると作りやすいです。

今後も袋とじの契約書を作る予定がある場合は、製本テープがあると帯を準備する手間が省けます。製本テープはオンラインショップや文房具屋でも手軽に手に入りますし、非常に安価なので、よく契約書の袋とじを作る人には非常に役に立ちます。

2.契約書をそろえてホチキスで止める

契約書をそろえて、ホチキスで留めましょう。端から5~6ミリくらいのところで止めるとページを広げるときに見やすい状態になります。

3.帯か製本テープで固定する

次に、準備した帯で製本をするように契約書の背面を留めます。契約書の背面とはホチキスで留めた場所を指します。のりを薄くぬってしっかりと留めれば、契約書の袋とじは完成です。

製本テープを用いて固定する場合には、上下にテープを折り込む余白が必要なため、製本テープを契約書の上下より1〜2cm程度長めに切るようにします。

そして、製本テープの剥離紙を半分はがして折り込む方が表になるよう契約書に貼り付けます。一気に行うのではなく、5cm程度ずつ貼り付るようにすると、きれいに貼り付けられるでしょう。テープの端をカットし折り込んだら、残りの剥離紙をはがし折り返して貼り付けます。製本テープの余った部分をカットして完了です。

契約書の袋とじを忘れた場合

契約書の袋とじをするかどうかは契約になんら影響はありません。契約書を袋とじにしても、ホチキスで留めているだけだったとしても、契約書としての効力は同じです。

同様に、契印や割印を押さなかったとしても、契約の効力になんら影響はありません。

電子契約なら契約書の袋とじと押印が不要に

電子契約では、電子化した文書のみで契約を行うため、書類の真正と契約者の本人性が電子的に担保されるので、袋とじ作業や割印や契印の押印は不要です。

また、電子契約システムを導入すれば、複数の契約書に収入印紙を貼る必要がなくなり、印紙税が節約できます。収入印紙にまたがって押印する消印の手間も不要になり、企業にとっては大きなメリットとなります。

たしかに、分厚い紙の契約書をきれいに製本すれば、契印の手間が削減され体裁も良くなるでしょう。ただ、さらにスマートな電子契約では、契約書の作成から締結までデジタルでスムーズに行え、収入印紙の印紙税も節約できます。

契約書業務の効率化とペーパーレス化に向けて、電子契約の導入を検討してみましょう。

BOXILとは

BOXIL(ボクシル)は企業のDXを支援する法人向けプラットフォームです。SaaS比較サイト「BOXIL SaaS」、ビジネスメディア「BOXIL Magazine」、YouTubeチャンネル「BOXIL CHANNEL」、Q&Aサイト「BOXIL SaaS質問箱」を通じて、ビジネスに役立つ情報を発信しています。

BOXIL会員(無料)になると次の特典が受け取れます。

  • BOXIL Magazineの会員限定記事が読み放題!
  • 「SaaS業界レポート」や「選び方ガイド」がダウンロードできる!
  • 約800種類のビジネステンプレートが自由に使える!

BOXIL SaaSでは、SaaSやクラウドサービスの口コミを募集しています。あなたの体験が、サービス品質向上や、これから導入検討する企業の参考情報として役立ちます。

BOXIL SaaS質問箱は、SaaS選定や業務課題に関する質問に、SaaSベンダーやITコンサルタントなどの専門家が回答するQ&Aサイトです。質問はすべて匿名、完全無料で利用いただけます。

BOXIL SaaSへ掲載しませんか?

  • リード獲得に強い法人向けSaaS比較・検索サイトNo.1
  • リードの従量課金で、安定的に新規顧客との接点を提供
  • 累計800社以上の掲載実績があり、初めての比較サイト掲載でも安心

※ 日本マーケティングリサーチ機構調べ、調査概要:2021年5月期 ブランドのWEB比較印象調査

新選び方ガイド:契約書管理システム選び方ガイド_20240201.pptx.pdf
契約書管理システム
選び方ガイド
この記事が良かったら、いいね!をしてください!最新情報をお届けします!
御社のサービスを
ボクシルに掲載しませんか?
累計掲載実績700社超
BOXIL会員数130,000人超
編集部のおすすめ記事
契約書管理システムの最近更新された記事