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RPAの導入に失敗する原因と対策 | 事例も紹介

最終更新日時:
記事の情報は2021-02-28時点のものです。
RPAは業務効率やコスト削減に役立てられる反面、導入に失敗すると使いこなせずに終わるケースも多々あります。そんなRPAの導入に失敗した原因や事例、導入および運用の際の注意点、そして失敗しないための対策を解説。

近年市場が急成長しているRPAの概要と導入するメリット・デメリットに関しては次の記事で詳しく解説しています。あわせて参考にしてください。

RPAとは - AIとの違い | メリットやデメリット、導入手順を紹介
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RPAの導入時に失敗する原因

単純業務を機械化できることから注目が集まっているRPAツール。しかしせっかくRPAツールを導入しても、うまくいかず、失敗に終わってしまった事例も増えています。なぜRPAツールの失敗例が増えているのでしょうか。

導入の目的を整理していない

RPAを使う目的が整理されていないと、現場は導入意図を理解できずにツールを運用します。これでは自動化させる業務がわからずRPAはまともに活用されません。

多くの企業が、RPAで業務効率化やコスト削減に成功しているのは事実です。ただし、他社が導入しているからという理由で導入しても、成果はなかなか得られないでしょう。まずは、導入の目的を明らかにし導入推進者と現場の間にて目的の共有が必要です。

良い例 悪い例
xxxxの業務を自動化したいから導入する RPAが便利そうだから導入する

業務の棚卸しができていない

自動化させるべき業務が具体化および視覚化されないままRPAを導入してしまい、効率化できないケースが多く存在します。

導入前には、業務を棚卸ししてどの作業を自動化させるのか明らかにすべきです。業務を可視化するために、作業フローを図に起こして整理するのもよいでしょう。

業務の棚卸の際には、現場スタッフから丁寧に聞き取り、どのような点をRPAツールに任せたらよいか意見を取り入れることも大切です。実際に業務にあたるのは、現場で働いているスタッフ。実際の業務に役立つよう、しっかりと情報収集を行いましょう。

良い例 悪い例
現状の業務がこれだけある中でこの業務を自動化したい 工数が足りないからとりあえず自動化したい

自動化できない業務を依頼している

自動化できない業務を、RPAによって自動化させようとしていて失敗するケースもあります。

RPAで自動化できる業務は、基本的に作業手順がルーティン化されている業務です。Excelデータを基幹システムに登録したりクライアントから送られたメールをSFAに転記したりといった定型業務の自動化に役立ちます。しかし、都度人間の判断が必要となる複雑な業務は状況によって作業手順が変わるため、RPAがうまく機能しません。

良い例 悪い例
単純作業や反復作業を自動化したい 意思決定や状況判断を自動化したい

RPAの運用時に失敗する原因

RPAをうまく活用するには、導入時だけでなく運用時にも注意が必要です。導入時に失敗する原因をチェックしたら、次は導入後に注意すべきポイントを押さえておきましょう。

メンテナンスを怠る

RPAのメンテナンスを怠るとツールの不具合や誤作動につながります。そのため、社内にRPAのメンテナンスができる人材を確保し、定期的に改修しましょう。

RPA導入時にはメンテナンス方法をはじめ、トラブルが起こった際の対応マニュアルを作成するのがおすすめです。また、万が一問題が起きた場合に素早く対応できる人材を確保しておくと安心です。

また、定期的に現場スタッフにRPAツールの稼働について聞き取りを行うのもよいでしょう。トラブルの対処はもちろんですが、プロジェクトによってはカスタマイズを行った方が、うまく業務が進む場合もあります。できればプロジェクトごとに、どのようなカスタマイズが必要になるか、シミュレーションしておくとよいでしょう。

良い例 悪い例
エラーや不具合を都度対処 作成したらすべて自動化できるので放置

必要な知識が不足している

RPAの運用に必要な知識が不足していると、想定しているとおりには導入の効果を得られません。自動化の鍵であるロボットの作成方法や、運用のノウハウが必要だからです。

そのため、RPAを操作する現場の社員には一定のITスキルが求められます。ロボットの作成はシステム開発の経験者が望ましく、プログラミングの知識をもっているに越したことはありません。導入にあたっては研修の工数もあわせて計算しておきましょう。

良い例 悪い例
プログラミングできる人または研修を受けた人が運用 導入前後いずれにおいても知識を習得していない人が運用

運用が属人的である

RPAの運用が属人的になると、担当社員の異動や辞職によってRPAの運用が停止してしまいます。RPAは一定以上のスキルを有しているのが好ましく、一朝一夕で担当できるわけではありません。

そのため、担当者がいつ交代してもいいようにRPAを運用する可能性のある社員に向けて、研修の実施や運用マニュアルの作成といった形で体制を整えましょう。

良い例 悪い例
担当者が複数在籍。担当者がほか社員へやり方を共有 担当者1人のみがメンテナンスを実施

RPA導入に失敗しないための対策

RPAの導入を成功させるための対策を検討していきます。企業によって取るべき施策は多少異なりますが、少なくとも次の点は押さえておきましょう。

業務を整理し自動化できるか確認

導入前に対象業務を整理し自動化が可能かどうか確認しましょう。たとえば、状況によって業務手順が変わってしまう作業はRPAでの自動化に向きません。業務フローを可視化して、イレギュラーが発生しえないか発生したとしてもRPAで対応できる範囲かを客観的に判断しましょう。

自動化できるか整理する例

業務 自動化の可否
定例会議の資料作成 グラフ出力は◯, 分析は×
稟議書のチェック 記載漏れの指摘は◯。承認の判断は×
勤怠の月末締め 該当者のチェックやメールの送信は◯
新事業の企画 ×

メンテナンスにかかる工数を把握

RPAは、導入後も定期的なメンテナンスが必要です。メンテンナンスにあたっては、知識およびスキルのある人材を雇用しなければいけません。そのため、メンテナンスにかかる工数や費用を事前に計画に組み込み、保守点検を担う社員を育成しましょう。企業によっては、新たに人材を雇い入れる必要があるかもしれません。

簡単で小規模な業務から自動化

RPAをいきなりすべての業務に導入するのではなく、まずは簡単かつ小規模にてシステムを導入し自動化しましょう。狭い範囲の業務から徐々に適用範囲を拡大していけば、結果的に失敗しづらい形で業務効率化を実現できます。

RPAは人員も作業もスモールスタート 失敗しづらいRPAの運用体制

まずは狭い範囲でRPAを導入し、活用方法を確認したりシナリオ作成の経験を積んだり起こりうる問題を確かめたりしておきましょう。スモールスタートで、試行錯誤を繰り返しながら現場に浸透させるのが重要です。

RPAの失敗事例

RPAは、定型的で反復作業の多い業務へ活用すると、仕事の効率化が図れます。しかし、RPAやITに関する知識が不足していたり導入目的を明確にしていなかったりしたために、思うような成果を得られていない企業があるのも事実。そのような、実際にRPAを導入して失敗した企業の事例を紹介します。

RPAの成功事例は次の記事で紹介しています。

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ITリテラシーが不足していた

RPAは、Excelのマクロ機能のように専門知識を直接は必要としませんが、自動化を制御するには相応のリテラシーが求められます

RPAを導入する企業のなかには、派遣社員やパート社員にRPAの運用を依頼する場合もあるかもしれません。しかし、RPAを利用する場合は、ITの知識やプログラミングのスキルを持ち合わせているのが好ましく、不慣れな方が操作すると使いこなせるようになるまで時間がかかるでしょう。

▼実際にボクシルに寄せられた口コミ

ボクシルでの評判
4/5
トライアル利用含め、他社のものも何社か使ってみました。結局、RPAはかんたんと思っていたのですが、部門のITリテラシーそこそこのメンバーしか使えず、派遣さんやパートさんは使えない状況でした。 battonさんの場合はツールもめちゃくちゃカンタンなんですが、うちの部署のKPI設定から上司への報告まで(笑)していただき、本気でうちの業績が上がるようにサポートしてくれている感じでした。
投稿者プロフィール
利用状況 : 利用中
投稿日 : 2020/12/08
利用アカウント数 : 1件
業界 : コンサルティング・専門サービス

複雑な作業を自動化の対象にした

RPAを導入しても、自動化する作業が不明確だったり複雑な作業を自動化させたりする場合では、それほど効率化につながりません。

近年はAIによって、非定型業務も自動化ができるよう進化しつつあります。ただ、現状のRPAでは繰り返しの作業を自動化させるのが主流です。人間の判断が必要な場合やイレギュラーが発生する作業は、RPAに任せづらいので注意しましょう。

▼実際にボクシルに寄せられた口コミ

ボクシルでの評判
3/5
思ったより人の作業をさせることが出来なかった。単純作業での多量な取扱いについての工数削減は出来た。思ったよりも使えなかったという印象。やらせることを、明確にして出来る事が多いなら導入の意味があると思う。
投稿者プロフィール
利用状況 : 利用中
投稿日 : 2020/09/10
利用アカウント数 : 2件〜10件
業界 : 小売/流通/商社系

RPAは手順を踏まえて導入

RPAを導入する際は、まず自動化すべき業務範囲を明確にし導入目的を全社で共有するのが重要です。闇雲に購入すると導入に失敗し、現場へ浸透しない可能性があります。導入目的を明らかにしたうえで、次のようなステップを踏みましょう。

  1. RPAツールを最小限の規模で導入
  2. RPAツールを評価
  3. RPAツールを継続するか入れ替えるか判断
  4. (入れ替える場合は)RPAツールの要件詰め
  5. RPAツールの選定
  6. RPAツールのトライアル
  7. RPAツールの再導入

すぐに現場へ浸透させるのではなく、狭い範囲から自動化しPDCAを回しながら徐々に対象を拡大させましょう。

どのようなRPAツールがあるのか確認したい方や自動化する業務を整理できている方は、次のボタンよりサービス資料をダウンロードしてさっそく選定に移りましょう。

RPAツールをより多く比較したい方は、次の記事をチェックするのもおすすめです。

RPAツール比較14選 - おすすめの価格や機能 | クラウド【比較表2021年版】
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